Nintendo Switch 2では遊んでいないけど、Nintendo Switch 2で遊べるソフト(タ行~ワ行)を簡易レビュー




 前のブログを書いていた頃は、Nintendo Switch 1の時代だったので、

・Nintendo Switchで今まで遊んだ全ソフトを簡易レビュー
・Nintendo Switchでは遊んでいないソフトを簡易レビュー

という2つの記事を1年に1回書いていました。


 元々「Nintendo Switchで遊んだゲームを全部まとめてレビューしておきたいな」と前者の記事を始めたのですが……
 Steam等でゲームを遊ぶようになって&Nintendo Switchに過去の名作などがたくさん移植されるようになって、「私はNintendo Switch以外の機種で遊んだけど、Nintendo Switchでも遊べるゲームもまとめてレビューしておこうかな」と後者の記事を始めました。


 さて、そして新ブログを始めたタイミングで、時代はNintendo Switch 2の時代になります。 Switch 2では基本的にSwitch 1のゲームが遊べるため、その2つの記事で紹介したゲームのほとんどが遊べるワケで……
 どうしようか考えた結果、両方の記事を統合して「私はNintendo Switch 2以外の機種で遊んだけど、Nintendo Switch 2でも遊べるゲームをまとめてレビュー」の記事を立ち上げることにしました。

 ただし、昨年は何も考えずに2つの記事を統合した結果、ものすごい量の記事になってブログ上で編集するのも重くなってしまったんですね。
 なので、今年は「Nintendo Switch2では遊んでいないゲーム」のレビューは「ア行~サ行」と「タ行~ワ行」に分割して、更に「Nintendo Switch2で遊んだゲーム」のレビューを別記事に書くことにします。要は、3つに分割したんですね。


 この記事は「Nintendo Switch2では遊んでいないゲーム」のレビューは「タ行~ワ行」編です。「遊んだのが昔すぎて覚えていないゲーム」とか「もう起動する環境がなくてスクショのないゲーム」もたくさんありますが、裏レビュー記事として軽い気持ちで読んでもらえるとありがたいです。


 ※ クリックすると、そのソフトの簡易レビューに飛びます
-ここから別記事を開きます-

アスタブリード
あつまれ どうぶつの森
あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス
ANIMAL WELL 
ABZÛ

Among Us
Ultimate Chicken Horse
アルティメット フィッシング シミュレータ 

Unpacking New!
inbento 

オード New!



ゼルダの伝説 夢をみる島 

-ここからは記事内で移動します-
ダライアスバーストCSコア + タイトー/セガ パック New!



忍者じゃじゃ丸くん MSX New!

FINAL FANTASY Update!






LIMBO


OneShot: World Machine Edition
1-2-Switch

-ここからは別記事を開きます-
-Nintendo Switch2で遊んだゲーム-
☆ カービィのエアライダー New!
◇ 中毒パズル レベルス+ Update!
◇ バンドリ! ガールズバンドパーティ! for Nintendo Switch
◇ ひみつのアイプリ あつめて!シークレットメモリーズ Update!
◇ マドリカ不動産 New!


 Nintendo Switch(2)以外の機種でもどの機種で遊べるかはなるべく記載してきたのですが、この機会に「流石にもう現行機とは言えないだろう」というものは記載しないようにレギュレーションを変えました。具体的には、Wii U、ニンテンドー3DS、プレイステーション3、プレイステーションVita、Xbox360あたりです。
 また、これは以前と変わらない方針なのですが、「日本のストアで販売していない」「日本語ローカライズされていない」ものは基本的には記載していません。悪しからず。



↓smasp↓



◇ 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』
 <Nintendo Switch
 <2D多人数対戦アクション+(オンライン)対戦+豊富なコレクション要素>

<画像はNintendo Switchソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』より引用>

 格闘ゲームが「覚えゲー」になっていたころ、そのアンチテーゼとして「4人対戦」「ダメージ蓄積量でふっとぶ距離が変わる」「様々なギミックのステージ」「ランダムで現れるアイテム」といったカンジに偶発的な要素を多分に含んだ「アドリブゲー」として生まれた乱闘ゲームの第5弾です。

 今作は「全員参戦」をキーワードに過去作に登場したファイターが全員使えるようになり、過去作のステージも多数収録、ローカルプレイならその全てのステージで8人対戦が可能になりました(オンラインでは4人対戦まで)。
 また、『Splatoon』のイカちゃんや『どうぶつの森』のしずえさん、『悪魔城ドラキュラ』のシモンやリヒターなどの人気キャラに加え、早期購入特典(現在は有料DLC)として『スーパーマリオブラザーズ』のパックンフラワーも使えるようになりました。だ、誰得!


 更に今作は1人用のモードが長く遊べるようになっていて、歴代任天堂作品+参戦シリーズのキャラの「スピリッツ」を収集するモードが収録されています。これはWii版『X』のシールに近いのだけど、単に収集して装備できるだけでなく、「『スマブラSP』のファイターで疑似的に再現」した夢の対決が1つ1つの「スピリッツ」に用意されているのが熱いのです。

 例えば、『斬撃のレギンレイヴ』の「フレイ&フレイヤ」のスピリッツ戦は、「こちらが巨人になって相手を蹂躙する」という戦いになっていたり。『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の「マリア・ラーネッド」のスピリッツ戦は、相手が「原作のサブウェポン四聖獣を従えてくる」という戦いになっていたり……元ネタを知っている人がニヤリと出来るシチュエーションになっているのです。

 ただし、アクションゲームとしては「ガチ」です。
 『Splatoon』同様にポップな見た目で「パーティゲーム」と誤解してしまうかも知れませんし、実際「大乱闘」は偶発的な要素も多いので初心者が上級者に勝つこともあるのですが……『スマブラ』には『スマブラ』の「勝つコツ」がありますし、1人用の「アドベンチャーモード」なんかは運だけではどうにもならない難易度でした。
 正直なところ、“絶対倒さなければならないボス”はここまでの強さにしなくても良かったんじゃないのと思わなくもないですし、ラスボス戦は長すぎると思いました。『ブレス オブ ザ ワイルド』でも思ったことなので、世界的にこういうものが好まれているという統計データでもあるのかなぁ……

こういう人にはオススメ!
 「色んなゲームのキャラが集まった夢の競演」にワクワク出来る人

こういう人にはオススメできない!
 このゲームを格闘ゲームだと思っている人


(動画リスト:『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をゲームが下手な人でも楽しく遊ぶ配信
↓Downwell↓



◇ 『Downwell』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamMicrosoft StoreiOSAndroidOS
 <2Dジャンプアクション+下スクロール+自動生成>

<画像はNintendo Switch版『Downwell』より引用>

 世にも珍しい下スクロールアクションゲームです。
 横スクロールアクションゲームは黎明期の『パックランド』や『スーパーマリオブラザーズ』の頃から「走る=ダッシュする」ことが可能で、それはやはり広大になったマップを一気に駆け抜けられる爽快感のためだと思うのですが……当然、ダッシュをすると緻密な操作が難しくなってミスするリスクも背負います。そのため、『スーパーマリオブラザーズ』なんかは「Bダッシュをすることのリスクとリターンの切り替えのゲーム」と言えるのです。

 この『Downwell』は常に下に重力がかかっているため、何もしないとダッシュ状態のような高速スピードで下に落ちていってしまいます。その高速落下をガンブーツを発射して緩めるということで……『スーパーマリオブラザーズ』が「アクセルを踏み込むゲーム」なら、『Downwell』は「(常にアクセルは全開なので)ブレーキでスピードを緩めるゲーム」なのです。

 それ故に「マリオはBダッシュをしない方が簡単」とか言っている自分のような人間には難しく、結局ラスボスまでたどり着くことも出来なかったのですが……自動生成+死んだら最初から+プレイする度に手に入るアイテムなんかが変わるローグライクのシステムとの相性が抜群で、ついつい死んでも「もう1回!」と遊んでしまうゲームでした。

こういう人にはオススメ!
 高難度のアクションゲームと聞いてテンションが上がる人

こういう人にはオススメできない!
 高速の2Dアクションには目と指が追い付かないという人


(レビュー漫画:『DOWNWELL』週イチゲームがたり(ない)
↓takeshihiroshi↓



◇ 『タケシとヒロシ』
 <Nintendo Switch
 <アドベンチャー+タワーディフェンス>

<画像はNintendo Switch版『タケシとヒロシ』より引用>

 ゲームはビジネスモデルに縛られるもの。
 アーケードゲームなら連コインさせるために難しくなるし、ゲーム機用のゲームならば中古に売られないように長くなるし、基本無料のスマホゲーもずっと続けてもらうために延々とストーリーが続くし……基本的にゲームは、ユーザーからお金を多くとるために「難しくなる」か「長くなる」宿命だったんですね。

 しかし、このゲームは元々「月額600円で指定のゲームが遊び放題になるApple Arcade」用に作られたゲームです。そのため「長く遊ばせる」ような要素はなく、普通に遊べば一晩でクリア出来てしまうボリュームしかありません。
 でも、それでイイじゃんって思うんですね。可処分時間の少ない大人にとっては、クリアまでに100時間かかるゲームにはなかなか手が出せないだろうけど、このゲームくらい短いゲームなら手が出せると思うんです。

 ……と思ったら、2024年10月にApple Arcade版が配信終了になってしまい、現在はNintendo Switch(2)でしか遊べないゲームになってしまいました。ダウンロードで買っておくって大事なんだなぁ。



 ゲームとしては人形アニメで語られるストーリーを眺めながら、それぞれのチャプターで「タワーディフェンス」のゲームを遊ぶというものです。ゲームが大好きな弟ヒロシのために、主人公であるタケシは「ギリギリの難易度でヒロシがクリアできる」よう調整して敵を送り込まなくちゃなりません。

 ストーリーもゲームシステムも、「ゲームは人を楽しませるものだ」ってゲームの可能性を全肯定してくれるのがイイんです。今現在ゲームが大好きな人はもちろん、最近ゲームやっていないなーという人にも是非遊んでもらいたい作品です。

こういう人にはオススメ!
 「ゲームは人を笑顔にするんだ」と思える人

こういう人にはオススメできない!
 1日でクリアできちゃうゲームじゃ嫌だって人

↓drubur↓



◇ 『ダライアスバーストCSコア + タイトー/セガ パック』
 <Nintendo Switch
 <2D横スクロールシューティングゲーム>

<画像はSteam版『DARIUSBURST Chronicle Saviours』より引用>

 元々は2009年にPSP用ゲームとして発売された『ダライアスバースト』というゲームがあって、この時のメインはアーケードモードだったみたい。
 その1年後に、アーケードゲームでこのゲームを発展させた『DARIUSBURST ANOTHER CHRONICLE』が稼働開始して、この際に「クロニクルモード」という大ボリュームのモードが追加されて―――
 2016年にはその家庭用移植版と言える『DARIUSBURST CHRONICLE SAVIOURS』が、PS4、Vita、PC(Steam)で発売されました。私がプレイしたのはこちら。「アーケードモード」だけでなく、「クロニクルモード」をベースにした「CSモード」が搭載されているのが特徴です。

 Nintendo Switchで遊べるのは、そのアーケードモードの最終アップデート版とも言える
アナザークロニクルEX+』
と、「CSモード」に新規要素を加えたこの『CSコア + タイトー/セガ パック』って認識でイイのかなぁ……シリーズファン以外を置き去りにする気満々の商品展開すぎる!!!!


 私は「CSモード」しか遊べなかったので、そちらだけレビューします。
 『スーパーマリオワールド』のようにマップ上からステージを選んで中に入るのだけど、1ステージごとに「6面連続でクリアする(もちろんコンティニューは出来ない)」みたいな内容で、更にプリセットの自機の性能も違うので……ちがうシューティングゲームが百本くらい入っていると言って過言ではないくらいのボリュームがありました。

 ステージが無限に湧くし……
 難易度も高いし……

 なので、4ヶ月くらいかけてプレイしたけどクリアできずにギブアップしました。

 「ステージが無限に湧いてくる」とは言っても、雑魚敵もボス敵もステージ構成もずっと同じものの組み合わせを変えているだけなのであまり変化がなく、そのせいで「今が終盤なのか中盤なのか」も分からないのもつらかった。私は結局、全体の何%くらいまで進んでいたんだ???(解放したミッションは78ステージでした)
 
こういう人にはオススメ!
 永久に『ダライアス』を遊んでいたい人

こういう人にはオススメできない!
 シューティングだからすぐに終わるだろって思った人


↓Warfare↓



◇ 『ダンジョン・ウォーフェア』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <タワーディフェンス>

<画像はNintendo Switch版『ダンジョン・ウォーフェア』より引用>

 実際に遊べばムチャクチャ楽しいのに、「スクショ」でも「ゲーム実況」でもなかなかその魅力が伝わらないゲームジャンルの代表がこの「タワーディフェンス」だと思います。
 恐らく、この記事を読んでいる皆様も、このゴチャゴチャしたスクショ1枚見ただけで「もうイイや……」となっていることでしょう! 実際に自分で遊べば「おもしれーーーー」となるかも知れないのに、それが勿体なさすぎる!

 「タワーディフェンス」というジャンルを一言で説明すると、「大量に押しよせてくる敵の軍勢」を「罠やユニットを設置することで撃退してもらう」ゲームです。上のスクショで言えば、あのゴチャゴチャしている罠は全部私が考えて設置した罠です。
 「ここに溶岩があるから、敵を向こう側に押し出す罠を壁に設置しよう」「逆に、こっちには溶岩に引きずりこむワイヤーを置こう」「ルートが交わるところには複数方向から来た敵を同時に攻撃できる回転ノコギリ」「そこで足止め食らわせている床からはトゲを出そう」といったカンジに、使う罠を自分の考えた通りに配置できるのが最高に楽しいのです。

 そして、「このゲーム、これアリなの!?」と思ったのが、上のスクショで木箱のように見える「バリケード」という罠です。これ自体に攻撃能力はないのですが、これを設置することによって敵の本来の進路をふさいで、自分の狙った通りの進路に変えることが出来るんです。これがムチャクチャ楽しい!
 このおかげで、広いマップのどこを使って押しよせてくる大量の敵を一網打尽にしてやろうか、その自由度が跳ね上がっているんですね。


 タワーディフェンスが苦手な人のために「経験値は減るけどクリアしやすくなるモード」に切り替えることも出来れば、一度クリアしたステージを「縛りプレイのようにして経験値がガッポリ手に入るモード」で遊ぶことも出来ます。Nintendo Switch版にもゲーム内に「実績」のようなシステムがあって、私は全ステージクリア後も実績コンプのためにその後も遊び続けてしまったくらいにハマりました。

 皆さんも「タワーディフェンス沼」へようこそ!

こういう人にはオススメ!
 自分の設置した「罠」に人がハマるのを見るのが楽しい人

こういう人にはオススメできない!
 新たな「沼」にハマるのが怖い人

  ↓deemor↓



◇ 『DEEMO -Reborn-』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamiOSAndroidOS
 <3D脱出ゲーム+リズムゲーム>

<画像はSteam版『DEEMO -Reborn-』より引用>

 『DEEMO』は元々2013年にスマホ用ゲームとして配信されたリズムゲームで、リズムゲームでありながら「記憶喪失の少女アリス」が元の世界に帰ろうとする物語性も高い作品でした。
 2015年にはプレイステーションVita用に『DEEMO~ラスト・リサイタル~』が発売、主人公のアリスにボイスが付き、ストーリーをアニメで再現するなど新しい要素を取り込んでいました。2017年にはNintendo Switch版が発売、こちらはVita版ではなくスマホ版の移植で、こちらはこちらでボタン操作に対応するなど独自要素を取り込んでいました。

 2019~2020年には、フル3Dリメイクされた『DEEMO -Reborn-』がプレイステーション4、Steam、Nintendo Switchで発売されて、私がプレイしたのはこのSteam版です。最初のスマホ版やNintendo Switch版に比べて楽曲数は相当減っているけど、その分だけ謎解きに重きを置かれているらしいです。

 私は物理ボタンでのリズムゲームが苦手で、Steam版はPCのキーボードで操作できるので多少はマシになったとは言え、イージーモードでもフルコンを取れたのは6曲くらいまで。レベル5以上になると手も足も出ないというカンジでした。とは言え、別にフルコンを取らないとゲームが進まないワケでもないので、リズムゲームはオマケ程度に捉えても、脱出ゲーム(アドベンチャーゲーム)として楽しめました。


 3Dで作られた空間を歩き回って謎を解いていく脱出ゲームパートは、雰囲気抜群で面白かったです!
 解法が分からなくていくつか攻略サイトを見ちゃったところはあるので「簡単だった」とは言いませんが、美しいグラフィックで作りこまれた城を歩き回る脱出ゲームはとてもリッチなゲーム体験でした。
 脱出ゲームって、どうしても「低予算で作られる」ものが多いですからね……スマホ版のスクショと見比べてみると、絵本のイラストみたいだった「原作」の部屋を見事に3Dで再現していたんだなぁと感心しました。スマホ版の人気(+売上)があったからこその、このリッチなゲームなんでしょうね。

こういう人にはオススメ!
 幻想的なグラフィックでの脱出ゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 本格的なリズムゲームを遊びたい人(は、原作の方をやろう)


(動画:プレゼントで頂いた『DEEMO -Reborn-』の冒頭だけ実況
↓desire↓



◇ 『DESIRE remaster ver.』
 <Nintendo SwitchDMM Games
 <アドベンチャー+マルチサイト>

<画像はセガサターン版『DESIRE』より引用>

 元は1994年に発売されたPC用の18禁ゲームで、1997年に18禁要素を削ってセガサターンに移植、2004年にはPS2にも移植、2017年には「リマスター版」としてVitaとPC用に発売され、2019年にNintendo Switchにも移植されました。名作アドベンチャーゲームの常だけど、移植頻度が高い……!

 ちなみに「リマスター版」のPC版には18禁バージョンもあるらしく、FANZAなどでも買えます(リンクは貼りません、興味がある人は自分で検索してください)。


 コマンド総当たりで進める一本道のテキストアドベンチャーゲームで、ストーリーにSF要素が強く組み込まれているのが特徴です。一つの研究所を舞台に「その取材に来た記者:アルバート編」と「技術主任である研究者:マコト編」という2人の主人公の話が前後編のようになっていて、同じ事件を別の主人公で体験することで多角的に事件を見ることができるんですね。
 ただし、『街』や『428』のように主人公をザッピングして切り替えるのではなく、アルバート編をクリアしたらマコト編が遊べるみたいなカンジです(バージョンによってはどちらからでも遊べるものもあったらしいけど、リマスター版はアルバート編からで固定されていたはず)


 世間的な評価では、この斬新なシステムも『DESIRE』の頃にはまだ斬新なだけで、作者の次の作品『EVE burst error』で完成される―――と言われていますね。『EVE burst error』をプレイした今なら、それもよく分かります。運悪く最後のオチをネタバレ喰らっちゃったという事故も大きかったですが、『DESIRE』はそこまでオススメするほどでも……という感想です。

 「アルバートとマコトは恋人同士」という設定はなかった方が良かったんじゃないかと思うんですよねぇ。そのせいで、アルバートもマコトも「恋人がいるのに他の女(男)に手を出す禄でもないやつ」という悪い印象しか持てなかったので。この辺は1990年代の倫理観が今遊ぶと合わないということかも知れませんが……

こういう人にはオススメ!
 ナンパな男主人公が好きな人 or 寝取られるのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 コンプライアンスとか気にする人
 
↓dmlc↓



◇ 『デスマッチラブコメ!』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamDMM GAMES
 <アドベンチャー+マルチエンディング>

<画像はWii U版『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』より引用>

 元々は2013年に500円のスマートフォン用に発売されたアドベンチャーゲームで、2014年にはDLC全部込みで1080円のWii Uダウンロード専用ソフトとして発売されました。私がプレイしたのはこちら。
 その後、amphibianさんが『レイジングループ』で大ブレイクしたことで、こちらの作品も2020年に3000円くらいのゲームとしてフルリメイクされました。Nintendo Switchで遊べるのはこちらで、「シナリオチャート」のような便利な機能だったり、『レイジングループ』のキャラがほんのちょっとだけ登場したりという追加要素があるらしいです。


 設定的には、「黒髪ロングのお嬢様」「背の小さい暴力ツンデレ娘」「主人公と馬鹿話で盛り上がれる悪友」「面倒見の良いクラスメイト」「おっとりおっぱい」「クールメガネ」……という超王道キャラが揃った学園ラブコメみたいですが、主人公は何故か「告白されると大爆発を起こす」という体質なため、告白されるのを何とか防ごうとする“王道学園ラブコメのアンチテーゼ”のような作品になっています。

 デスゲームものをたくさん書いてきたamphibianさんなので、デスゲームとしての側面も強いのだけど、学園ラブコメらしい明るいノリがあるのでシリアス一辺倒にならないのが良さだと思います。美弥様、可愛いよ美弥様。

こういう人にはオススメ!
 予測不能なストーリーを楽しみたい人

こういう人にはオススメできない!
 突然うんこうんこ言い出す主人公は苦手という人


(記事:ストーリーが面白いんだから、それでイイじゃないか!『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』紹介
↓tetris99↓



◇ 『テトリス99』
 <Nintendo Switch
 <落ちものパズルゲーム+オンライン対戦専用+バトルロイヤル>

<画像はNintendo Switch用ソフト『テトリス99』より引用>

 Nintendo Switch Onlineの有料会員特典で配布された、オンライン対戦専用『テトリス』です。

 『テトリス』とは、落ちてくるブロックをプレイヤーがコントロールして狙ったところに落として「横一列」が全部埋まっていたら消えるというパズルゲームなんですが……これを今流行りの「バトルロイヤル」のゲームのシステムに落とし込んで、99人対戦を実現したのがこのゲームです。
 ちゃんと「バトルロイヤル」のゲームらしく、「序盤は目立たないように潜む」とか「中盤は武器(バッジ)をたくさん持っているプレイヤーを攻撃して武器を奪う」とか「終盤は集めた武器(バッジ)の火力がモノを言う」といったバトルロイヤルゲームの文法に従っているのが面白いです。
 Nintendo Switch Onlineの有料会員なら誰でも遊べるゲームだから99人の対戦もさっと実現できるのだし、「基本無料の課金ゲーム」にはしづらい『テトリス』ですし、この方式以外では成功しなかったと思いますね。発想の勝利ですわ。

 また、アプデで「パスワードを入力すればフレンドでなくても同室で対戦できる」パスワードマッチが追加されたため、ゲーム実況で気軽に視聴者と対戦できるようになったのも最高です。この機能『マリオ35』の方にも欲しかったぜ……

こういう人にはオススメ!
 気軽に遊べるオンライン対戦のゲームを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 BPSが発売したファミコンの『テトリス』の操作(Aボタンで落下)しか認めない人


(動画:【初見歓迎】『テトリス99』で視聴者のみんなとバトルロイヤルじゃー!
(動画:【乱入歓迎】『テトリス99』で視聴者のみんなと画面共有しながらバトル!
(動画:【特別企画】『テトリス99』「視聴者さん+実況者でパスワードマッチ99人集まれー!!」に視聴者のみんなと参加実況
(動画:『TETRIS 99』スーパーマリオコレクションコラボ祭 みんなで一斉に100ポイント目指そう実況
↓debug↓



◇ 『デバッグ彼女』
 <Nintendo SwitchSteam
 <ノベルパート+2D横スクロールアクションRPG>

<画像はSteam版『デバッグ彼女』より引用>

 高校の同級生だったヒロインと再会してひと夏を過ごす「ノベルゲーム」パートと、そんな彼女がデバッグを手伝いながら遊ぶ「アクションRPG」パートが組み合わさったゲームです。

 「ノベルゲーム」パートは男性主人公視点、「アクションRPG」パートはヒロイン視点で進行していくために、男女両方の視点から「まだ付き合っていない距離感の男女」のストーリーが読めたのは良かったです。


 ただ、ヒロインの立ち絵が……デフォルトの服以外(デートの時の服など)があまり安定していなかったり。イベントスチルもほとんどなかったり。背景がフリー素材や有料素材を組み合わせたものなのでシチュエーションに合っていなかったりで、限られた素材でやりくりして、「何とかゲームとして仕上げた」というだけのゲームに思えてしまいました(実際、大学生が勉強とバイトの合間に作ったらしい)。

 それでも、アクションRPGパートが面白かったら文句を言わなかったんだけど……これが、正直「雑な調整」の低予算ゲーで厳しかった。
 能力強化でHPを上げまくっても、雑魚敵の一撃でHPの8割持っていかれるの、最初バグだと思ったくらいですよ!(それでいて回復アイテムはクールダウンが必要なくせに2~3割くらいしか回復しない)
 かといって、『The Messenger』みたいな高難度ゲーかというと、そうでもなくて……ラスボスも溶岩を降らせている間に懐に潜り込んで斬りまくっていたら瞬殺で終わってしまいました、敵も味方も防御力が低すぎるだけなんですね。


 そして、何よりの不満点が……
 このゲームの売りは「主人公とヒロインのひと夏の物語」と「主人公が作ったアクションゲームの物語」の2つが同時並行で語られるところにあるはずなのに……その2つが特にシンクロしていないところです!

 例えば、ゲーム内容が「彼女を励ますメッセージになっている」とか、「彼女とのデートで起こったイベント」がゲームのストーリーに反映されるとかがあったならば、その2つがつながっていると思えたのだろうけど……マジでなんも関係していなくて、ゲームの中にただ別のゲームが入っているだけなんですよ。

 素材は用意したけど、料理はしなかったみたいなゲームだったなぁ……と思いました。


こういう人にはオススメ!
 恋人未満の男女のやり取りにニヤニヤしたい人

こういう人にはオススメできない!
 しっかりしたアクションゲームを遊びたい人




◇ 『天穂のサクナヒメ』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamEpic Gameストア
 <2D横視点アクションRPG+稲作シミュレーション>

<画像はNintendo Switch版『天穂のサクナヒメ』より引用>

 日本の同人サークルによる開発ながら、日本でも海外でもヒットして「令和の米騒動」と呼ばれたアクションRPGです。拠点の田んぼで稲を育てつつ、島中を探索して敵と戦って様々なを食料を持ち帰り、それらの材料を組み合わせて料理する―――というゲームサイクルは、『ルーンファクトリー』シリーズに近いかなと思います。

 ただ、個人的には……グラフィックや雰囲気作りは素晴らしいと思ったものの、ゲームの根幹部分にはあまりハマれませんでした。「面白くないゲーム」というより、「自分のツボにハマらなかった」というか、どうしても全盛期の『ルーンファクトリー』シリーズと比べてしまったところがあるのかなぁと。


 まず稲作部分なんですけど、最初は細かい設定ができる(水の調整とかも自分で決める)ことに感動したんですが、毎年毎年作るのは米しかないので3年目くらいになると飽きてきちゃうんですね。『ルーンファクトリー』シリーズの「秋になったことで○○が作れるようになったから、これであの料理やあの料理も作れる!」といった変化がほとんどなくて。
 そもそもこのゲーム、「○○の料理を作るにはこの材料が必要です」というレシピを見ることが出来なくて、手持ちの食材で作れる料理が表示されるだけのため―――あの材料がとうとう手に入ったぞー!という喜びに欠けると思うんです。

 アクション部分は、この手のゲームには珍しく「ガード」がなく、羽衣を使って敵の攻撃をかわすことが主で。更に回復アイテムを持ち歩いて使うことも出来ないため(ジッとしていると回復できるのですが、戦闘中はジッとしていられない)、敵の攻撃をとにかく1発でも喰らわないように「ヒット&アウェイ」を繰り返す戦法になるんですね。
 これが、「コンボ」とか「武技」とかと相性が良くなくて、ひたすら耐える立ち回りになりがちで、ほとんど爽快感が味わえませんでした。Twitterに動画アップしてたんで、見てもらえれば私の悪戦苦闘っぷりが分かると思います。立ち回りの上手い人なら、またちがう戦い方が出来るのかなぁ……


 とにかく時間を経過させて「○年目」を進めればそれだけレベルアップしていくゲームなんで、アクションゲームが下手な人でもいつかはクリアできるというレビューもよく見かけたんですけど。「それで楽しいのか」を考えると、アクションゲームが苦手な人にオススメするようなゲームじゃないかなーと私は思います。

こういう人にはオススメ!
 敵との立ち回りをしっかりと考えるタイプのアクションゲームが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 農業だけやっていたい人


(動画:【本日発売】『天穂のサクナヒメ』を序盤だけ実況!
↓doukyusei↓



◇ 『同級生リメイクCSver』
 <Nintendo Switchプレイステーション4
 <恋愛アドベンチャー+シミュレーション>

<画像はFANZA版『同級生(オリジナル版)』より引用>

 元々は1992年にPC98用に発売されたアダルトゲームです。
 21日間の夏休みを自由に歩き回って女のコ達を攻略していくナンパゲームの系譜ながら、「14人いるヒロインそれぞれがバックボーンを持っている」「最終的に、主人公もプレイヤーも1人のヒロインを選ぶ」点が、後に『ときめきメモリアル』(1994年~)によって家庭用ゲーム機でも市場が作られる「ギャルゲー」の系譜につながったと言われています。

 そのため、先輩であるはずのこの『同級生』も、アダルトシーンをカットしてPCエンジンやセガサターンにも移植されました。

 1999年にはWindowsに対応して「当時の基準」で恋愛ゲームとして作り直されたアダルトシーンのある「Windows版」が発売され、これはWindows10対応でFANZAで今も購入可能です(Windows11で動くかは知りません)。
 2007年には、原作のPC98版準拠でシナリオやエンディングなどがそのままな「オリジナル版」がFANZAで発売され、私がプレイしたのはこちらです。
 そして、2021年には「Windows版」をベースに絵柄を現代風にして遊びやすくした「リメイク版」がFANZAで発売されました。

 流石、歴史に残るエロゲー。
 3つのバージョンが今でも遊べるという……


 そして、そして、その「リメイク版」からアダルトシーンを抜いた「CSver」がNintendo SwitchとPS4でも発売されています。バージョンが多すぎて、何がなんやら分からん!

 この手の「アナタの思ったように遊んでイイよ」という自由度の高いゲームは、本当に思ったように遊ぶと何もイベントが起こらなかったり、お金が足りなくなって詰んだりしがちなのですが……このゲームは適度に色んなイベントが起こって、最後までノンストレスで遊ぶことが出来ました。
 全ヒロインEDコンプは面倒くさいですが、コンプしたところで何かあるワケじゃないし、狙ったコだけは最低限攻略するくらいの遊び方がイイかも。

 「このゲームは何でもできる!」と言う割にはSEXの一つも出来ないオープンワールドゲーなんかよりも、私のやりたいことがたくさん出来て凄く楽しかったです。このゲームを進化させたオープンワールドエロゲーってないのかなぁ。これからの夏を満喫したい人にもオススメです!

こういう人にはオススメ!
 健全じゃない青春をもう一度ロールプレイしたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームの「攻略」とか面倒くさいって人


(記事:『同級生』レビュー/21日間を自由に歩き回れる夏休みシミュレーション
  ↓doukoku↓



◇ 『慟哭そして…』
 <Nintendo Switchプレイステーション4
 <脱出アドベンチャー+恋愛+サスペンス>

<画像はセガサターン版『慟哭 そして…』より引用>

 元々は1998年にセガサターン用に発売されたゲームで、私が実況したのもセガサターン版ですが色々あってアーカイブは削除してあります(最初に1つの動画がYouTubeから「エロイからダメ!」と警告されて、慌てて他の動画も全部削除して、警告に対して「いやこれ別に18禁ゲームとかじゃないっすよ」と異議申し立てをしたら「ホントだ!じゃあイイよ」と警告が撤回されたのだけど、他の動画は既に全部削除しちゃってたという……)

 当時はセガサターンでしか出ていないゲームなのに根強い人気があったからなのか、2018年にPS4とVitaでデジタルリマスター版が発売されて、2019年にNintendo Switchにも移植されました。


 ゲームのジャンルとしては、『密室からの脱出』のようにアイテムを探して使う脱出ゲーム+女のコとフラグを立てて個別エンディングに進める恋愛アドベンチャーゲーム+『かまいたちの夜』のように自分の行動によって犠牲者や事件解決が変わっていくサスペンス要素もあるというテキストアドベンチャーゲームとなっています。

 私は全然知らなかったのですが、1995年にエルフから発売された18禁PC用ゲーム『遺作』が似たようなシステムで、メーカーは違うのだけどキャラクターデザインに同じ人を起用するなど『遺作』の流れを汲む作品と言ってイイのかも。そのせいか、セガサターンオリジナルであるこの『慟哭 そして…』も「エロゲーからの移植」と誤解されることも多かったのだとか。

 脱出ゲームの場合、「何をしてイイか分からないと話が進まない」ことはよくあると思うのだけど……このゲームの場合は、ヒロイン達を助ける行動を取っていないと次々とヒロイン達が殺されていきます。その難易度も高く、ノーヒントで初見全員生還エンドはかなり難しいでしょう。元々はデータイーストのゲームですからね。
 この「自分の行動のせいでヒロインを死なせてしまう」緊張感と、それでいて各ヒロイン達はしっかり恋愛対象として収まる「グッドエンド」が用意されているマルチエンディングの融合が見事。ただし、周回前提でエンディングを埋めていくタイプのゲームとして考えると、「既読スキップ」みたいな機能がない上にフラグ管理が難しいのが難でした。リマスター版だとその辺が修正されているそうなんで、今から遊ぶならリマスター版の方がイイかな。

こういう人にはオススメ!
 緊張感抜群の脱出ゲームを味わいたい人

こういう人にはオススメできない!
 このゲームを実況しようと思っている人(リマスター版は最序盤以外は実況禁止です)

  ↓tokimemo↓



◇ 『ときめきメモリアル 〜forever with you〜 エモーショナル』
 <Nintendo Switch
 <恋愛シミュレーション>

<画像はセガサターン版『ときめきメモリアル 〜forever with you〜』より引用>

 原作は1994年にPCエンジンの拡張機器SUPER CD-ROM2用のソフトとして発売されたゲームです。そこから口コミによって大きく広がり、翌年からプレイステーションやスーパーファミコン、セガサターンと移植されていき、大ヒットしていきます。

 長らく現行機種では遊べなくなっていたところ(PCエンジンminiには収録されていましたが)、今年5月8日にNintendo Switchで待望のリメイク版が発売されました!
 『ときめきメモリアル2』で採用された「自分のつけた名前をヒロインが呼んでくれるシステム:EVS」が搭載されているだけでなく、グラフィックやフォントを現代風にしたり、当時のままにしたり変更できるようになりました。


 このゲームを遊んだことのない人が抱くパブリックイメージと大きく異なることに、このゲームは後に主流となる「恋愛アドベンチャー」ではなく、「シミュレーションゲーム」なんですね。
 高校生活3年間、勉強したり部活に励んだりして「自分を育成する」一方で、休日にはヒロイン達を誘って様々なところにデートに行き好感度を上げていくと……卒業の際に、そのヒロインから告白されるかもというゲームなのです。

 文章にすると、むちゃくちゃ気が長い話だな!
 『同級生』の主人公なんて、夏休みの21日間に片っ端からSEXしまくっているのに!


 なので、『ときメモ』って健全ゲーなんですよね。
 えっちなシーンは女風呂を覗く選択肢くらいです。

 「デートシミュレーションか?」というくらい、ヒロインの数×季節ごとにちがう私服×デートスポットの数のバリエーションが多く、とにかくデートの計画を立てるのが楽しい一方……休日をデートに使っちゃうと自分のパラメーターを上げる「育成」ができないというリスクとリターンがしっかりした「ゲーム」なんですよね。

こういう人にはオススメ!
 健全な青春をもう一度ロールプレイしたい人

こういう人にはオススメできない!
 ノベルゲー以外のギャルゲーは遊べない人


  ↓daifukkatsu↓



◇ 『怒首領蜂大復活』
 <Nintendo Switch(ダウンロード版は販売終了、パッケージ版は現在も販売中)、SteamiOS
 <縦スクロール2Dシューティング+弾幕>

<画像はSteam版『怒首領蜂大復活』より引用>

 元々は2008年に稼働開始したアーケードゲームで、2010年にはスマホ版(iOS版)とXbox360版が発売され、翌2011年にはXbox360で『怒首領蜂 大復活 ブラックレーベル』が発売されました。2016年にはXbox360で出た2作をまとめたバージョンがSteamで発売され、2021年にはNintendo Switchにも移植されました。

 怒首領蜂シリーズは以下の通り。
 開発会社がちがう『怒首領蜂II』は、シリーズ作に数えないこともあります。

・1995年『首領蜂』…まだ弾幕シューティングではない
・1997年『怒首領蜂』…弾幕シューティングの金字塔
・2001年『怒首領蜂II』…開発はケイブではなく、台湾の会社
・2002年『怒首領蜂 大往生』
・2008年『怒首領蜂 大復活』← コレ
・2012年『怒首領蜂 最大往生』


 とてつもない弾幕と、その敵弾を打ち消せるハイパーカウンターモードが特徴のゲームです。こちらの攻撃方法も多彩、ステージも「裏ステージ」や「隠し要素をこなすことでの2周目」など豊富で、更に様々なゲームモードがあって、遊び尽くせる気がしないほどです。
 初心者向けの「NOVICE」モードがあるので、私はとりあえずこれの「表2周クリア」を目指そうかなと思っていたのですが……2周目に突入する条件が難しくて、攻略サイトを見てもなかなか達成できずに力尽きてしまいました。

 とは言え、「NOVICE」1周クリアくらいなら私でも出来たので、初心者から上級者までカバーする超盛沢山のシューティングゲームです。

こういう人にはオススメ!
 豪華な弾幕シューティングゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームはシンプルな方が良いという人


(動画:Steamで頂いた『怒首領蜂大復活』の初見プレイを実況!
↓dq↓



◇ 『ドラゴンクエスト』
 <Nintendo Switchプレイステーション4iOSAndroidOSamazon appstore
 <コマンドバトルRPG>

<画像はWii版『ファミリーコンピュータ ドラゴンクエスト』より引用
 このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
© 1986 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.>

 元々は1986年に発売されたファミコン用のRPGで、1993年に『I・II』とセットでスーファミでリメイク、2004年にはスーファミ版をベースに大幅に作り替えられた携帯電話アプリ版があり、2013年には携帯電話版を画面縦長・バーチャルパッドにしたスマホアプリ版が配信されて、2017年にスマホ版をベースにした3DS版・PS4版が配信されて、2019年にはNintendo Switchにも移植され―――

 更には2025年には『II』とセットにしてHD-2Dリメイクされた『ドラゴンクエストI・II』も発売されました(Nintendo SwitchNintendo Switch2プレイステーション5Xbox Series X|S&PCSteam)。出すぎ!!!!

 私が直近でプレイしたのはファミコン版のWii移植ですが、そういう経緯なのでNintendo Switchで遊べるバージョンとはグラフィックやバランスが別物と言ってイイでしょう。

 1980年代前半、海外で大ヒットしていたRPG(『Wizardry』や『Ultima』など)に影響を受けた日本人が次々とPC向けにRPGを作っていたのだけど、そんな中でもファミコン用のRPGとして「分かりやすく」嚙み砕いて発売されたのがこの作品でした。少年ジャンプにて大きく取り上げられたこともあって大ヒットし、国民的なゲームシリーズとして社会現象を起こしていきます。


 堀井雄二さんとしては、作りたかったのは『III』のような自由なパーティ編成が出来るRPGだったのだけど、いきなりそんなものを出されてもファミコンを遊ぶこども達はついてこられないぞと、「1vs.1」のシンプルな戦闘のRPGにしたのだとか。
 『スーパーマリオブラザーズ』の1-1と並んで「教科書のようなレベルデザイン」と言われていて、自然にゲームのシステムを把握できていくマップ・成長要素・敵配置などがお見事。ただし、あくまで「RPGを遊んだことのないこどもが右往左往しながらクリアを目指す」ことを想定しているため、RPGに慣れた人がプレイするとサクサク進めてしまう分だけ「レベルが足りずに延々とレベル上げをしなくちゃならない」ことになったりもします。

 その辺は多分、後のリメイク版や移植版では緩和されていると思います。

こういう人にはオススメ!
 「伝説の原点」を体感したい人

こういう人にはオススメできない!
 ファミコン版・スーファミ版のベタ移植が遊びたい人

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◇ 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』
 <Nintendo Switchプレイステーション4iOSAndroidOSamazon appstore
 <コマンドバトルRPG>
<画像はWii版『スーパーファミコン ドラゴンクエストII』より引用
 このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
© 1993 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.>

 元々は1987年に発売されたファミコン用のRPGで、1993年に『I・II』とセットでスーファミでリメイク、2005年にはスーファミ版をベースに大幅に作り替えられた携帯電話アプリ版があり、2014年には携帯電話版を画面縦長・バーチャルパッドにしたスマホアプリ版が配信されて、2017年にスマホ版をベースにした3DS版・PS4版が配信されて、2019年にはNintendo Switchにも移植され……

 更には2025年には『I』とセットにしてHD-2Dリメイクされた『ドラゴンクエストI・II』も発売されました(Nintendo SwitchNintendo Switch2プレイステーション5Xbox Series X|S&PCSteam)。ほぼコピペ!


 1作目の頃は徐々に人気が出ていったため、2作目は発売直後から品切れが続出、堀井さんも「人気を実感したのは2作目から」と仰っていましたね。
 その反面、開発期間が相当短かったそうで調整不足なところも多く、ファミコン版はシリーズ屈指の難易度と言われています。スーファミ版以降は遊びやすく調整されているので、個人的には『ドラクエ』シリーズで一番好きです。

 1作目からの最大の進化は、「敵も味方も複数人」になったことです。
 最初は主人公1人旅だったのが、2人パーティになり、3人パーティとなり、2人目・3人目はレベルアップで魔法を覚えていくので、「ゲームが進むごとに戦い方がガラリと変わっていく」のが飽きさせないんです。船入手後の「さぁ、どこにでも行くがよい!」と、広大な世界が広がっている感覚もすごく好き。私がプレイしたのはスーファミ版でしたが、攻略サイト等を使わなくても全クリ出来たくらいのバランスも見事でした。

こういう人にはオススメ!
 広大になった世界を冒険したい人

こういう人にはオススメできない!
 ファミコン版・スーファミ版のベタ移植が遊びたい人(コピペ)

  ↓dq3↓



◇ 『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』
 <スマホ版ベース:Nintendo Switchプレイステーション4iOSAndroidOSamazon appstore
 <コマンドバトルRPG>

<画像はNintendo Switch版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(HD-2Dリメイク)より引用
このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX>

 元々は1988年に発売されたファミコン用のRPGで、1996年にスーファミでフルリメイク、2009年にはスーファミ版をベースに大幅に作り替えられた携帯電話アプリ版があり、2014年には携帯電話版を画面縦長・バーチャルパッドにしたスマホアプリ版が配信されて、2017年にスマホ版をベースにした3DS版・PS4版が配信されて、2019年にはNintendo Switchにも移植されました。ほぼコピペ!

 そして、2024年―――シリーズを「HD-2D」グラフィックにして現代基準でグローバルに展開できるように蘇らせようというプロジェクトが始まり、まずは『III』が真っ先にリメイクされました。



 前作が発売直後から品切れが続出したためか、発売日前日から徹夜で並ぶなどの大行列が出来て、学校をサボる人や恐喝事件などが多発して社会現象化しました。

 シリーズ初のバッテリーバックアップを採用したことで(『II』まではパスワード制)、『Wizardry』のようなパーティを自由に編成できるシステムが実現できました。現実の世界地図に似たワールドを冒険できること、まだ見ぬ父の背中を追うこととなるストーリーなど、完成度の高い内容で「シリーズ代表作」どころか「日本のゲームの代表作」としてポジションを確立しました。

 堀井さんが元々作りたかったのが『III』のようなゲームで、それを作ってしまった後の『IV』以降は「新しい路線」としてキャラクター重視だったりストーリー重視だったりにシフトしていくため、自分でキャラメイクして自由にパーティを編成して世界を冒険するドラクエって実は『III』くらいしかしばらくはなかったというのは面白い話ですよね(マルチプレイ前提の『IX』や『X』まで)。

こういう人にはオススメ!
 当時の王道RPGを味わいたい人

こういう人にはオススメできない!
 やっぱりスーファミ版のベタ移植が遊びたい人(三度目)

↓dq7↓



◇ 『ドラゴンクエストVII Reimagined』
 <Nintendo SwitchNintendo Switch2プレイステーション5Xbox Series X|S&WindowsPCSteam
 <コマンドバトルRPG>

<画像はニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストVII』より引用
このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
© 2013 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/ARTEPIAZZA/SQUARE ENIX All Rights Reserved.


 元々は2000年にプレイステーション用に発売されたRPGで、2012年にはニンテンドー3DSで1度目のリメイクが、2015年には3DS版をベースにしたスマホ版が、2025年には2度目のフルリメイクで各機種で発売されました。

 私がプレイしたのは最初のプレステ版のみで、3DS版は母のために購入したけど私はプレイしていません。

 ロト三部作だった『I』~『III』や、天空三部作だった『IV』~『VI』が終わり、プラットフォームもプレステになって「新たに仕切り直したドラゴンクエスト」という印象で、石板を集めて「世界を広げていく」のが特徴的でした。

 その石板集めと世界を広げていく作業がものすごーーーーいボリュームで、寄り道などをしなくても100時間くらいはかかるし、その1つ1つのシナリオも重いものが多く、育成要素も膨大な種類の転職の選択肢があるなど……「確かに前作から結構待たされたとは言え、こんなに遊びきれんわ!」というものになっていました。

 その辺が問題点としてよく挙げられるので、リメイク版ではテンポが改善されて遊びやすくなっている……という評判だけど、どうだろう。


 個人的には今作から始まった「仲間といつでも会話できるシステム」が好きで、最先端のグラフィックとか斬新なシステムとかではない、ちょっとした一工夫で「仲間といっしょに冒険している」感が味わえるのがドラクエらしくてイイなぁと思いました。

 その反面、「石板によって世界が区切られている」以上……ストーリーや冒険が「短編」を次々とクリアしていく「短編集」みたいで、初期ドラクエに感じたような「広大な世界に冒険に出て、次はどっちに行こうかワクワクする」感覚があまりないのが残念でした。


こういう人にはオススメ!
 王道に留まらない新しいドラクエが遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 マリベルのツンデレに魅力を感じない人
↓donkeyr↓



◇ 『ドンキーコング リターンズ HD』
 <Nintendo Switch
 <2D横スクロールアクション+2人協力プレイ>

<画像はWii Uダウンロード版『ドンキーコング リターンズ』より引用>

 元々は2010年に発売されたWii用の2Dアクションゲームで、この時期のWiiは『NewスーパーマリオブラザーズWii』、『毛糸のカービィ』、『カービィWii』など、複数人で遊べる2D横スクロールアクションを連続で出していたんですよね。Wii初期の3Dアクションゲームがあまり売れなかったことで、2Dアクションゲームに活路を見出そうとしていたのかも知れません。

 
 スーパーファミコンで発売された『スーパードンキーコング』1作目を彷彿とさせる、ドンキーとディディーが島中を駆け巡る冒険に出ます。
 美しいグラフィックと、ステージごとに異なる多彩なギミック、それでいてアクションゲーマーを唸らせる歯ごたえ―――と、スーパーファミコン時代の特徴はそのままに、そこにオートセーブや救済措置といった現代的な遊びやすさも合わさって。難しかったのは難しかったですが、一応私でもエンディングまでは到達できました(それ以降はムリ)。

 非常に高い評価を受けた作品だったためか、2013年にはニンテンドー3DS用に移植され、そして2025年にNintendo Switch用に再リメイクされました。ドンキーコングは何度でも蘇る!
 Wii版以上のグラフィックになっているのはもちろん、3DS版で追加された要素もしっかり入っている決定版となっている模様です。

 逆に言うと、それ以上の追加要素はあまりないとも言えるのですが……


こういう人にはオススメ!
 何度でもやり直す骨太のアクションゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 Wii版を飽きるほど遊んじゃった人

↓hajipro↓



◇ 『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』
 <Nintendo Switch
 <プログラミング学習+様々なゲームをダウンロード>

<画像はNintendo Switch用ソフト『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』より引用>

※ モーションIRカメラを使ったプレイにはSwitch1のJoy-Conが必要です

 『プチコン4』では結局マトモにゲームを作れずに挫折した私でも、ノードンを繋げるだけでゲームが完成する―――と、ゲームプログラミングのハードルを極限まで下げたソフトです。私でも一応、4つ目までゲームを作りました!

 ただ、その後の「5つ目」を作る際にアドベンチャーゲームみたいなものを作ろうとしたところ、テキストノードンは8枚しか使えないことが分かって頓挫、ゲームを作る気力を完全に失ってしまいました。「そんなのリファレンスに書いてあるじゃん」とも言われて、そういうものを調べずに「作ってみてから考えよう」と動き出しちゃう自分にはプログラミングは向いていないなとも思い、ゲームを作ることは諦めました。


 そもそもこのゲーム、作ったゲームをアップしても「誰が遊んでくれたか」も「楽しんでもらえたか」も何も分からないので、アップするモチベーションがなかなか湧かないんですね……
 それは「アップロードしたゲームをダウンロードして遊びたい」と思った時もそうで、ランキングとか新着とかもないから、TwitterなどのSNSで検索して面白そうなゲームを自力で探さなくちゃなりません。私はブログやTwitterをやっているので「はじプロで作った面白いゲームを募集します!」と募集して実況で遊んでムチャクチャ面白いゲームに出会えたけど、大半の人はそうはいかないでしょうからね。

 どうしてこんな面倒くさい仕様になっちゃっているのか分かりませんが……恐らく『マリオメーカー』の頃に「いいねくれたらいいね返します!」みたいなコースがランキング上位を占めちゃったみたいなことがあったし、テキストも画像も使える今作だと卑猥なものとか出会い系みたいなヤツとかもにも使えちゃうしで、任天堂としては他のメーカーが普通にやっているような「投稿されたゲームのランキング表示」なんてことも出来ないのかなぁと。

 誰かひょいとタイムリープして、「いいねくれたらいいね返します!」のコース作ろうとしてた人達のWii Uを片っ端から壊してきてください!

こういう人にはオススメ!
 あらかじめ説明書を隅々まで読んで理解できる人

こういう人にはオススメできない!
 承認欲求なしでは創作活動ができない人


(動画:【本日発売】『はじめてゲームプログラミング』で今度こどゲーム作るのを目指す実況
(動画:【#1】『はじめてゲームプログラミング​』で遊べるオススメ投稿ゲームを12本ご紹介!【6月・第2週】
(動画:【どれも神ゲー】『はじプロ』で作られた、すっごいゲームをみんなに紹介がてら遊んでいく配信
↓jajamarumsx↓



◇ 『忍者じゃじゃ丸くん MSX』
 <Nintendo Switch
 <2Dアクションゲーム>

<画像はファミリーコンピュータ版のWiiバーチャルコンソール版『忍者じゃじゃ丸くん』より引用>

 元々1984年10月に稼働したUPLのアーケードゲーム『忍者くん -魔城の冒険-』というゲームがあって(こちらもアケアカで遊べます)、そのファミコン版移植がジャレコから1985年5月に発売されました。

 その後、そのジャレコからまったく同じデザインの主人公のゲーム、『忍者じゃじゃ丸くん』がファミコンで発売され……『忍者くん』と『じゃじゃ丸くん』は別の会社の別のシリーズとして展開される上に、その後しばらくUPLのゲームがジャレコから発売されることはなくなるため……
 『忍者くん -魔城の冒険-』の移植に使ったデータを流用して、UPLに無断でジャレコが立ち上げたのが『じゃじゃ丸くん』と思っている人が多かったみたいで、検索しても事実のように語る人がいるのだけど。

 当然のことながら、無断で作ったワケではなくて。ジャレコが正式にUPLに許諾を取って作った「別物のシリーズ」で、それでも『忍者くん -魔城の冒険-』の開発者からすると「負けてなるものか」と思って続編の『忍者くん -阿修羅ノ章-』を作った(そのファミコン移植版はジャレコではなくUPL自社から出した)ってことなのかなと思います。
 この辺のPOSTを参照しました。ちなみに『阿修羅ノ章』もアケアカで遊べます。すごい。


 さて、そんな経緯で生まれた『忍者じゃじゃ丸くん』は『スーパーマリオブラザーズ』ブームに発売されたこともあって100万本以上を売り上げる大ヒットになります。Nintendo Switch Online有料会員なら「Nintendo Classics」で遊べます。
 その後、「じゃじゃ丸くん」シリーズはジャレコの看板作品としてジャンルを変えて様々なゲームが出るのですが……それらをまとめたコレクション作品もSwitchPS4で発売しています。

 更に、2025年6月にジャレコのMSXソフト『忍者じゃじゃ丸くん』『シティコネクション』『フォーメーションZ』を移植してダウンロード販売するプロジェクトでMSX版が単品販売されました。ファミコン版と比べてグラフィックはどうしても見劣りするものの、プレイ感覚はしっかり『じゃじゃ丸くん』になっているらしい。


 私がプレイしたのはファミコン版ですが、ファミコンのアクションゲームの中でもかなり上位に来るお気に入り作品です。
 敵に直接触ってもミスにならず、敵に弾かれたり、逆に踏んづけて気絶させたり。ブロックの中から1面に1つアイテムが出てくるのでそれを探す遊びや、「○○を集めるとこういうことが起こる」といった要素も多くて楽しいのです。

 限られたエリアの中で様々な遊びができるので「自由に遊べる」のは、『マリオブラザーズ』なんかの発展形ってカンジがしますね。2人同時プレイは出来ないけど。


こういう人にはオススメ!
 シンプルだけど奥深くて面白いアクションゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 『忍者くん』原理主義の人


↓Labo↓



◇ 『Nintendo Labo Toy-Con 01:Variety Kit』
 <Nintendo Switch
 <ペーパークラフト+ミニゲーム集+ラジコン+ゲーム作成>


※ プレイにはSwitch1のJoy-Conが必要で、Switch2で遊ぶと本来のゲーム体験と異なります

 Nintendo Switchのコントローラには「HD振動」や「IRカメラ」といった様々な機能が組み込まれているのに全然使われていない―――と言っていた人達を唸らせた突然変異のゲーム。ゲーム、なのかこれは……?

 一言で言えば、「段ボールを組み立ててNintendo Switchのコントローラをセットして遊ぶ体感ゲーム」なのだけど、その段ボールを組み立てる過程も遊びにしてしまい、出来上がったコントローラで遊ぶのももちろん遊びだし、何なら自分で遊びを考えるのも遊びだよねと、「あぁ、任天堂はこういう会社だったぜ……」と懐かしく思い出させられる商品でした。
 この『Nintendo Labo』が思ったようなヒットにならなかったみたいに言う人もいるんですが、こういう商品ってファミコンのロボットとかスーファミの『マリオペイント』みたいな異質な商品であって、これが『マリオ』や『ゼルダ』ほど売れなかったから失敗だというのは違うと思うんですよ。『Wii Fit』が例外中の例外なだけであって。

 段ボールを組み立てるのはムチャクチャ楽しかった一方、完成したコントローラで遊ぶには「入っているゲーム」があまり面白くなく、自分でゲームを考えるのも面倒くさくて私はそこでやめちゃったんですけど……コンテスト上位の人達の楽しそうなムービーを見ると、この商品が「失敗だった」なんて断じて思わないです。  個人的に好きなのは「視力検査」「トイレットペーパーゲーム」「ARルイージマンション」あたり。「テレビゲーム4」もズルイ(笑)。

こういう人にはオススメ!
 ゲームとは「遊ばせてもらう」のではなく「自分で遊ぶもの」だという人

こういう人にはオススメできない!
 家が狭い人


(動画リスト:ゲームが下手な人が作る『Nintendo Labo』
↓rivercitygirls↓



◇ 『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteamEpic Games
 <ベルトスクロールアクション>

<画像はNintendo Switch版『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』より引用>

 シリーズが消滅したワケじゃないだけマシだけど、どうしても「ファミコン時代の延長」のような作品しか出せていなかった『くにおくん』シリーズを、『シャンティ』シリーズを作っているWayForwardが一から再構築!

 ゲーム自体は昔と変わらずベルトスクロールアクションなんですが、主人公は女の子達(くにおたちの挽歌のヒロイン達)で、ポップなグラフィックに明るいノリのストーリーと雰囲気は一新されました。
 キャラクターの性格なんかも随分と変わっちゃったので「原作への冒涜だ」という声もあったみたいですが、私は「パラレルワールドのつもりでこれくらい大胆に変えてくれた方が面白い」と大賛成でした。欲を言えば、メジャーどころのキャラはもうちょっと登場させて欲しかったですけど……


 難易度はなかなか高めで1面のボスのみすずすら倒すのが超大変なんですけど、原作を考えれば「みすずが強い」のは嬉しい再現だと言えるし……中盤以降は回復アイテムを買いまくってゴリ押しも出来るし、イザとなったら2人協力プレイで仲間を生き返らせながら戦うのもアリだと思います。

 売上も好調だったのでしょう。続編が発売されて、そちらは念願の日本語音声が付いてきました。やったー!

こういう人にはオススメ!
 頭の悪いノリノリなストーリーが大好きな人

こういう人にはオススメできない!
 原作のイメージを大事にしたい人


(動画:本日発売になったばかりの『熱血硬派くにおくん外伝 リバーシティガールズ』の冒頭だけ実況プレイ
(レビュー漫画:『River City Girls』週イチゲームがたり(ない)
↓nozomu↓



◇ 『ノゾムキミノミライ』
 <Nintendo SwitchSteam
 <美少女+育成シミュレーション>

<画像はNintendo Switch用ソフト『ノゾムキミノミライ』より引用>

 1人暮らしをしている女子大生の部屋の座敷童になり、彼女を導くことで20通りの未来へと導くマルチエンディングのゲームです。彼女にはプレイヤー(=座敷童)の存在が見えないので、無防備に動きまくるヒロインのあられもない姿が見放題! と興奮できるのは最初だけで、あまりにずっと無防備だとすぐに見飽きるんだなと悟ってしまいます。

 就職活動に悪戦苦闘しているヒロインに、座敷童として部屋にあるものを触らせることでパラメータ変化して、それだけで“就職先”が変わってしまうというアイディアはとても良かったと思います。20種類あるエンディングは、マトモなものからネタっぽいものまで網羅していて、ちょっと感動するものもあったりで楽しかったです。

 ですが、そもそも「20周遊ばせる設計」にはなっていない!
 何も分からない1周目はそこそこ楽しいけど、厳密にパラメータ管理をしてエンディング埋めをしようとするとただの作業になってしまいます。アプデで倍速モードなんかが追加されたけど、そこじゃないんだよ、そもそも周回プレイが楽しくないんだよ! 「つまらない時間を短くしました」じゃなくて「つまらないのを何とかして欲しい」んだよ!


 そして、これは私がどう遊んだかという話なのですが……
 当時はアプデもされる前でしたから、なるべく短時間でこのゲームを攻略しようと、“複数のエンディング”を見られる「共通セーブデータ」を作ったんですね。
 終盤まで「必要なメモ」と「共通のパラメータ」で留めておいてそこでいったんセーブ、そこから何度もロードして効率よくエンディングを取っていったんです。例えば、最後のチャプター10から何度もロードして「今回は体力と女子力を上げて2番目のエンディングを狙おう」「今回は知力と自尊心を上げて3番目のエンディングを狙おう」とする、みたいに。

 しかし、この方法を使うと「エンディングコンプ」は出来ても、「周回回数によってもらえるクリア特典」が二度と埋まらなくなる仕様だったんですよ。セーブデータを使わずにまた最初からやり直しても、一度でも「共通セーブデータからやり直してエンディングを複数取る」とクリア特典が絶対に埋まらないという。

 どうしてそんなイヤガラセみたいな仕様にしてるの……?

 結局アプデでもこれは修正されなかったので、これはバグではなく仕様なんだと思うのですが。とすると、開発会社的には「ズルをしたオマエが悪い」ってことなのかなぁ。でも、そんなのマルチエンディングのアドベンチャーゲームなら普通にやることじゃないんですか? 流石に、セーブデータを完全削除して1周目からまた始めるのはイヤなのでずっと放置しています。

こういう人にはオススメ!
 同じような展開を20周ループするのに耐えられる人

こういう人にはオススメできない!
 コンプリートしないと気が済まない人


(動画:神になるゲーム『ノゾムキミノミライ』初見1周目だけ実況プレイ
  ↓bio↓



◇ 『biohazard HD REMASTER』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteam
 <アクションアドベンチャー+サバイバルホラー>

<画像はプレイステーション版『バイオ・ハザード ディレクターズカット』より引用>

 原作は1996年に発売されたプレイステーション用のゲーム『バイオハザード』で、大ヒットしたことによりセガサターン移植版、同じプレステで『ディレクターズカット』『ディレクターズカット デュアルショックver.』を経て、2002年にはゲームキューブにてフルリメイクされます。
 このゲームキューブ版をベースにしたWii移植版、更にそれをHDリマスターしたものが据置ハードならほぼ全ての機種で発売されているため―――「バイオハザードが遊べる機種は、バイオハザードが遊べない機種より多いのでは?」なんて言われるほど。

 私がプレイしたのはプレステの『ディレクターズカット』で、Nintendo Switch2で遊べるHDリマスター版とはグラフィックはもちろんゲーム内容もかなり変わっています。ゲームキューブ版が出た当時『バイオ1』は散々遊び尽くされたゲームだったので、敢えて「オリジナルとはゾンビの配置を変える」などしてプレイヤーに初見プレイの感覚を味わわせたんですね。

 とは言え、ゲームの骨格部分は変わっていないと思います。
 館の監視カメラを覗いているようなカメラアングルと、それに合わせた「ラジコン操作」で、こちらも思ったように動かせなければ敵のゾンビもゆっくり動くというバランス。銃の弾も回復アイテムも有限だからこそ、敵の出現に恐怖を感じるなど……「ゲームシステム」が「ホラー要素」と見事にマッチしたゲームなんですね。

 それでいて、遊び慣れた人には「クリア時間を短くするタイムアタックをやろう!」とか「もう1人の主人公でもう1周しよう!」といった遊び方も出来ます。1996年は、プレステで『バイオ1』、64で『マリオ64』、サターンで『サクラ大戦』が出たというトンデモない年です。「天下三分の計」じゃないけれど、シェア争いが拮抗するとどの機種からも歴史に残る神ゲーが生まれるもんなんですよねぇ。

こういう人にはオススメ!
 有限な回復アイテムにヒリヒリするような緊張感が好きな人

こういう人にはオススメできない!
 キビキビ操作できるキャラじゃないとアクションゲームはイヤだって人


(記事:『バイオハザード』レビュー/あの時代が生んだサバイバルホラーの完成形!
(動画リスト:初代『バイオハザード』にゲームが下手な人が挑戦する
  ↓bio4↓



◇ 『biohazard 4』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteam
 <アクションシューティング+サバイバルホラー>

<画像はSteam版『Biohazard 4 (2005)』より引用>

 元々は2005年にゲームキューブで発売されたゲームで、後にプレイステーション2など様々な機種で発売されました。
 2023年にはフルリメイク作『BIOHAZARD RE:4』が、プレイステーション4&5Xbox Series X|SSteamで発売されるなど、現在でも高い人気と評価を誇りますね。

 ホラーゲームとして一時代を築いた人気シリーズ『バイオハザード』を大胆に方向転換させた作品で、背中越しのカメラアングルにTPSのようなエイミング操作が加わって、アクションシューティングの側面が強くなりました。様々なカメラアングルを活かした様々なシチュエーションが次々とやってくる「遊園地みたいなゲーム」になっていて、これが後の『アンチャーテッド』シリーズとかにつながっていくのだと思われます。

 敵の本拠地に捕まっているヒロインを助け出し、いっしょに逃げ回るストーリーとシチュエーションも、王道でワクワクしました。

 移植版は「最低難易度のAMATEUR」が追加されているため、難易度を一番下にまで下げれば3Dアクションゲームが大の苦手な私でも楽しく遊べた反面……「遊園地みたいに」次々とやってくるミニゲームやQTEは難易度を下げようがないようで、私はそこでばっかりゲームオーバーになってしまいました。
 それでも「コンティニューは直前から」になっているし、セーブ回数すら決められていた『1』と比べると遊びやすいエンタメに振り切っているんだなぁと思いました。

こういう人にはオススメ!
 ハラハラドキドキできるアクション映画を自分でプレイしたいって人

こういう人にはオススメできない!
 おどろおどろしいホラー映画を自分でプレイしたいって人


(動画リスト:3Dアクションの時点で怖いのに『バイオハザード4』を遊ぶ
  ↓bio-pro↓



◇ 『バイオプロトタイプ』
 <Nintendo SwitchSteamEpic Games
 <アクションゲーム+デッキ構築>

<画像はSteam版『バイオプロトタイプ』より引用>

 2022年12月にアーリーアクセスが始まり、2023年4月に正式リリースが開始したいわゆる「ヴァンサバライク」ゲーです。

 とは言え、『ヴァンサバ』とは別物。『スーパーマリオブラザーズ』と『マリオブラザーズ』くらい別物です。
 『ヴァンサバ』は様々なステージを「探索」して、得たものを積み上げて「次のプレイにつなげる」RPGのような要素が強いんだけど。
 『バイオプロトタイプ』はステージはどれもほぼ一緒、ただ出てくる敵の見た目と硬さがちがうだけで、「死ねばすべて失う」2Dシューティングのようなゲームです。


 その分『バイオプロトタイプ』には「自分で器官を組み合わせて自分なりのブキを作れる」という最大の特徴があって……なんですが、これが「数字に弱い」「プログラミング的な思考ができない」私には全然ピンと来なくてクリア出来ませんでした。


 例えば「3秒に1回発射する効率600%」が、ものすごく威力が高い割になかなか発射されないから数字ほど頼りにならなくて。

 「0.8秒に1回発射する効率90%」のブキに、「その弾が敵に当たったら無条件で発動するけど効率20%」のブキに、「その弾が効果を失ったら発射されて必ずクリティカルになる効率40%」のブキに、「その弾がクリティカルになるから必ず発動する効率150%」のブキを繋げたほうが―――さっきの効率600%のブキより強くなる理屈がピンと来ないんですよ!

 器官8つ使って「0.8秒に1回発射する効率150%」のブキを作るより、「3秒に1回発射する効率600%」をたくさん付けた方が強くない!?


 このゲームは最終WAVEまで遊ぶと1時間強かかり、ゲームオーバーになると残るものは何もないので、このがんばった1時間が運によって消し飛ぶのがつらくなってしまい……33時間ほどプレイしたらしいものの、最終ステージの最終WAVEで「過去最高に上手くいったビルド」ですらほぼダメージを与えられずに散ったので心が折れてギブアップしました。ゲームが上手くなりたい!

 みんな、私の仇を討ってくれ!


こういう人にはオススメ!
 プログラミングを自分で構築するのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 『ヴァンサバ』の「探索」要素が好きだった人


(動画:【ヴァンサバキメラ】Steamで頂いた『バイオプロトタイプ』初見プレイ実況
↓hakuai↓



◇ 『白衣性愛情依存症』
 <Nintendo SwitchSteamDMM GAMESDL Site
 <恋愛アドベンチャー+百合>

<画像はNintendo Switch版『白衣性愛情依存症』より引用>

 老舗のゲーム会社:工画堂スタジオが送る、ゲーム機用ソフトでは珍しい百合ゲーです。「百合」とは「女性同士の恋愛を題材にした作品」という意味ですね。

 現在では百合モノのアニメなんかも増えているのでそれなりに市民権を得ていると思うのですが、そうした数多ある百合作品の中でもこのゲームが特殊なのは「どうやら男というものが完全に絶滅した世界っぽい」ところです。メインキャラが全員女性なのは言うまでもなく、「父親」や「弟」みたいな単語も出てこなくて、「ナンパ男」とか「酔っ払い」とか「○○の売人」のポジションのキャラも女性です。この世界ではiPS細胞によって女性同士で子供を作るのが普通なので、男性が存在しなくても全く困らないんですね。

 主人公達は「看護師を目指す看護学校の生徒」で、前半はその看護学生としての日常が描かれ、後半はそれまでの好感度によって各ヒロインごとの個別ルートに進むというカンジです。
 個人的には「看護学生としての日常」の描写がすごく好きだったので、それを後半の個別ルートにも活かして欲しかったなとは思うのですが……個別ルートに入ってからの展開も「オイオイ、何だったんだよアレは」と人と語りたくなるようなものが多くて、とても記憶に残るゲームでした。
 
こういう人にはオススメ!
 キャラの絵柄が気に入った人

こういう人にはオススメできない!
 刺激の強いものにはメンタルが耐えられない人

↓scout↓



◇ 『パズル探偵スカウト 失われたデータの陰謀』
 <Nintendo SwitchSteamEpic Games
 <推理アドベンチャー+ペンシルパズル>

<画像はNintendo Switch版『パズル探偵スカウト 失われたデータの陰謀』より引用>

 一言で言うと、『逆転裁判』リスペクトのテキストアドベンチャー+イラストロジック(任天堂ユーザーには『ピクロス』と言った方が伝わりやすいかも知れない)なゲームです。「私の好きなもの」+「私の好きなもの」が合わさったゲームだから「私の大好きなもの」になるにちがいない、と思ったら「別々に遊ぶのが一番」となったゲームです。

 探偵もののテキストアドベンチャーでよくある、画面を探して証拠品を集めてストーリーが進行していくゲームなんですが……証拠品を見つける度にストーリーが中断されて「イラストロジック」が始まって、完成してようやく「これは○○だ」と明らかになる順序のため、「イラストロジック」をプレイしている間にストーリーの流れを忘れちゃうんですね。
 序盤はそんなに時間がかからないけど、中盤以降は15×15の大きな盤面になってとにかく時間がかかるのでストーリーのテンポも悪くなってしまいます。

 「イラストロジック」のおかげで「テキストアドベンチャー」が面白くなっている部分がほとんどなくて、「イラストロジック」のせいで「テキストアドベンチャー」の面白さを削いでいるというか。


 そのストーリーも割とヒドイ……
 『逆転裁判』リスペクトなので、「○○だと思ったら、何と実は××だったんだよ!」という驚きの展開をやりたいのは分かるんですが。

 主人公「とりあえず○○さんが怪しい! 拘束してください!」
→ 警察「分かった、署まで来い」
→ 更に証拠を集めていたら、別の人が怪しくなる
→ 主人公「やっぱ○○さんじゃなくて、××さんが犯人です!」
→ ○○「俺、無実なのに警察に拘束されたんだけど?」
→ 主人公「うるさい!」
→ ××を問い詰めるとあっさり自供
→ 主人公「私、探偵の才能があるかも。探偵になるわ」


 マジでこんな展開がずっと続くんですよ……
 『逆転裁判』みたいに、伏線と伏線がガチっとハマって「そういうことだったのかー」と気持ち良くなる要素はありません。日英共同開発らしいんですけど、日本語ローカライズもあまり良くないし。その他にも不満点もたくさんあるんですが……「テンポ命のテキストアドベンチャー」に「テンポを阻害するペンシルパズル」を混ぜたのが、やっぱり一番の不満点になっちゃうかなーと。

こういう人にはオススメ!
 「イラストロジック」が遊べればなんでもいい人

こういう人にはオススメできない!
 冤罪に敏感な人

↓meku-ru↓



◇ 『バトルスポーツ めく~る』
 <Nintendo Switch
 <(オンライン)対戦アクション>

<画像はNintendo Switch用ソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 旧ハドソンの人達を中心に設立されたベンチャー企業OVER FENCEが、Nintendo Switchの影も形もない頃から「恐らくWii Uの後継機はこういう機種になるだろうから、それに合わせたゲームを作ろう」と予想して開発した結果、Nintendo Switch本体発売翌々月に早くも出てきた(オンライン)対戦アクションゲームです。

 使う操作は「左スティックで移動」と「ジャンプ」の2つだけ。
 「ジャンプ後の着地でパネルをめくる」「めくられているパネルの上に相手が乗っていると吹っ飛ぶ」という仕様のおかげで、シンプルな操作でも熱いバトルを実現したゲームになりました。パネルの色を取り合う陣取り合戦の要素は『Splatoon』っぽいところもありますが、4人までの対戦が出来る点やパワーアップアイテムでガンガン強化していく様は『ボンバーマン』っぽいなとも思いました。これが旧ハドソンのDNAなのだろうか。

 2人対戦だとちょっと微妙だけど、3人対戦・4人対戦はムチャクチャ面白いです。
 以前の福袋EVOで「やった!とうとうたかまるさんに勝った!」とガッツポーズをしてたら負けてたという伝説を作りましたが、最後の最後の1フレームで逆転ということがありえるゲームなんですよねぇ。

 欠点は「対戦相手がいないとどうにもならない」ことです。
 CPU戦はゲームが下手な私からしてもあまりに弱いと思うほどですし、オンライン対戦したくても野良ではまずマッチング出来ません。ストーリーモードのようなものもないので、オンラインでもローカルプレイでも「一緒に遊ぶ友達」がいないとかなりつらい。

 このゲームが売れなかったからなのかは分かりませんが、OVER FENCEは後に破産。今だったらSteam版なども出してクロスプラットフォームで対戦できるようにする手もあると思うんですが、それも叶わず。ゲームとしては間違いなく面白いのに、「オンラインに特化したゲームが売れないとこんなことになる」と痛感させられました。哀しい。

こういう人にはオススメ!
 オンラインでもローカルプレイでもイイから「一緒に遊ぶ友達」が2人以上いる人

こういう人にはオススメできない!
 友達がいない人


(動画:ゲーム下手が実況で『バトルスポーツ めく~る』を初見プレイ-1(ログ)
(動画:12月24日だったのでみんなでわいわいゲームを遊んだよ2:バトルスポーツ めく~る編
(動画:第1回福袋EVO2日目『バトルスポーツ めく~る』1回戦の第1グループ(のアーカイブ)
  ↓paranorma↓



◇ 『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <テキストアドベンチャー+ホラー>
<画像はSteam版『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』より引用
© SQUARE ENIX
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。>

 2023年3月に発売されたスクウェア・エニックスによるダウンロード専売のテキストアドベンチャーゲームで、『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズなどで知られる石山貴也さんがディレクターを務めています。冒頭から、「想像してたゲームとちがうぞ……?」とどんどん引き込まれていきます。

 恐らく1980年代前半の東京都墨田区を舞台にした作品で、この地にまつわる「本所七不思議」を題材とした人を呪い殺せる能力を手にしてしまった者達による群像劇です。同じように「人を呪い殺せる能力者」を能力によって殺せば霊力的なものが溜まっていき、死んだ人を生き返らせられる―――

 つまり、バトルロイヤルものなんですよ!


 また、ある程度ストーリーが進むと、このゲームは「主人公が1人」ではなく「能力を得てしまった者達を切り替えながら進むザッピングシステム」なことが分かります。「怪談もの」「オカルトホラー」でありながら、「バトルロイヤルもの」でもあるし、その戦い合う者達をザッピングしながら進む「群像劇」でもあるんですね。

 私は「ホラー」はあまり好きではないんですが、「群像劇」が大好きなので「バトルロイヤルものをザッピングで切り替えながら進む」のが無茶苦茶楽しかった……
 考えてみたら、『街』や『428』のシステムは「バトルロイヤル」のストーリーに無茶苦茶合うんですね。キャラクター達も魅力的でテキストも面白いです。キャラクターデザインは老若男女をしっかり描き分けていて、女のコもちゃんと可愛いし。


 キャラクターボイスはありませんが、立ち絵が2人並ぶ構図ではなく「キャラクターが向かい合っているように見せる」構図など手が込んでいて、それを活かした演出・ゲームシステムになっているのもイイですね。相当作り込まれたゲームなのに、定価が1900~1980円というインディー価格なのもすごいです。

こういう人にはオススメ!
 「群像劇」か「バトルロイヤルもの」が好きな人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームにストーリー性を求めていない人

↓panpan↓



◇ 『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』
 <Nintendo SwitchSteamiOS
 <謎解きアドベンチャー+雰囲気ゲー>

<画像はNintendo Switch版『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』より引用>

 一言で言うと、「500円で遊べる戦闘のない『ゼルダ』」です。
 『ゼルダの伝説』の謎解き部分だけを遊べるようなゲームで、『ゼルダ』は大好きだけど敵との戦闘が大嫌いな自分にとっては「そうそう!これが遊びたかったんだよ!」というゲームでした。

 宇宙船が墜落したので、未知なる惑星を歩き回ってパーツを集めていく―――というストーリーなのだけど、文字による説明はなく、ポップな絵柄と幻想的なBGMに浸れる作品ではあります。移動はちょっと遅いと思うけど、操作性は良好です。
 個人的にはそれを短所とは言いたくないのだけど、ヒント機能のようなものはないので謎解きに詰まったりどこに行けばイイのか分からなくなったりするとどうしようもないです。「そこをうんうん唸って考えるのが楽しいんじゃん」という人か、「それはキツイなー」と思う人かで評価は分かれちゃうんでしょうね。

こういう人にはオススメ!
 じっくりと解法を考えてうんうん唸るのが楽しい人

こういう人にはオススメできない!
 サクサクとゲームを進めたい人


(動画:やまなしさんが『PAN-PAN~ちっちゃな大冒険~』の冒頭だけ実況プレイ
↓hifuki↓



◇ 『火吹山の魔法使い』
 <Nintendo Switch
 <ゲームブック+アドベンチャー+シミュレーション>

<画像はNintendo Switch版『火吹山の魔法使い』より引用>

 原作は1982年に刊行されたイギリスのゲームブックです。1974年に『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が発売されて以降テーブルトークRPGが人気だった時代に、1人で冒険が楽しめるゲームブックとして作られて世界中で大ヒットしました。

 本作はその伝説的なゲームブックを現代のゲームグラフィックで再現した作品で、Steam版もあるのですがそちらは公式に日本語化されていません。日本語化されているのはNintendo Switchだけで、発売当初は翻訳がヒドイと言われていたそうなんですが、アプデによって修正されたのか私がプレイした時にはそこまで問題があるとは思いませんでした(と思っていましたが、無料DLC部分はヤバかった……)。

 選択肢を選んで、主人公をダンジョンの奥へと進めていくので……RPGというよりも「テキストアドベンチャー」に近いと思います。それでいて、敵との戦闘はマス目を移動しながら立ち回るのでターン制の「シミュレーションゲーム」っぽいかな。アクション要素は一切ないので、アクションゲームが苦手な人でも楽しめると思います。

 ランダム要素のある場面もなくはないのですが、基本的にはダンジョンは何度入っても同じ構造なので、「こっちの選択肢を進むとこうなる」とメモに取りながらダンジョンのマップを作っていく遊び方がオススメです。1周でのクリアは難しいでしょうが、2周目以降はダンジョンの構造を把握できてくるので、喰らうダメージが少なくなり、効率的なプレイができるようになって面白いという。


 精巧に作られたボードゲームのようなグラフィックも無茶苦茶良いし、原作の絵が挿入されるのも雰囲気ありますね。
 古典ファンタジー作品だからこそオーク、ゴブリン、そしてドラゴンなど、超王道なモンスター達が次々と登場して立ちふさがってくるのもクソ熱いです。『ウィザードリィ』(1981年)→『ドラゴンクエスト』(1986年)とはちがう系譜なので、スライムが凶悪なモンスターなのも面白いですね(スライムは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では強敵だったのだけど、『ウィザードリィ』では弱い敵だったため『ドルアーガの塔』や『ドラゴンクエスト』で最弱の敵として日本で知られるようになってしまった)

 Nintendo Switchで遊べる比較的マイナーなゲームの中では、オススメしたいゲームです!

こういう人にはオススメ!
 紙とペンを持って手動マッピングするのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 古典的名作に興味が湧かない人


(動画リスト:名作ゲームブックのリメイク『火吹山の魔法使い』初見実況
 <2DアクションRPG>

<画像はSteam版『百英雄伝 Rising』より引用>

 コナミの『幻想水滸伝』シリーズを手がけたスタッフが集まって作ったコマンドバトルRPG『百英雄伝 -HUNDRED HEROES-』が2024年4月に発売されているのだけれど、そのゲームの発売よりも前に「前日譚」として発売された外伝がこちら。

 主人公もちがければ、ゲームジャンルもちがうのだけど、世界観は共通なようで、更にどちらも「拠点を繁栄させる」システムがあるのだとか。
 「拠点」と「ダンジョン」を往復して「住民のクエストに応えて街を発展させていく」のが、「一人一人のモブ」の人生まで垣間見えてむちゃくちゃ楽しかった。エンディングまでは、すべてのサブクエをクリアしたほどに。


 ただ、その反面……
 私は「育成をしっかり考えないとアクションの難易度が跳ね上がるアクションRPG」がかなーり苦手で、このゲームもずっと資金難に苦しんで、その辺の雑魚敵相手でも「2発喰らったら死ぬ」みたいなピーキーな難易度で遊び続けることとなってしまいました。


 また、アクションゲームと言っても、実は「実質ターン制アクションゲーム」のものも世の中には多いです。このゲームもそうなんですね。
 こちらの攻撃は連打をしても「3発打ったらクールダウン」するし、敵には「今から攻撃しまっせ」という攻撃前モーションがあって、どの味方キャラにも「一定時間回避」「一瞬だけ防御」みたいなアクションがあるので……敵の動きを見切って、隙が出来たらこっちの攻撃を叩き込む的な操作が求められているのですが。

 でも、実際には雑魚敵は1匹ずつではなく何匹もが同時に出てきて、ちょっとずつズレたタイミングで攻撃してくるので、全然隙がないんですよ。なんなら同じ場所に複数の敵が重なった状態で攻撃してくるから、攻撃モーションもよく見えないし。
 そのため、どうしても敵のダメージは喰らっちゃうのが前提で、回復アイテムで回復しながらゴリ押しでクリアしました。

 うーん……この手の横スクアクションRPGって、どうやって遊ぶと面白いんだろう。私は未だにこのジャンルが楽しめたことがない気がする……


こういう人にはオススメ!
 ターン制アクションゲームが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 育成要素でいつも間違った選択肢ばかりとってしまう人

↓pinchi50↓



◇ 『ピンチ50連発!!』
 <Nintendo SwitchSteam
 <2D横スクロールアクションゲーム+死に覚えゲー>

<画像はニンテンドー3DSダウンロードソフト『ピンチ50連発!!』より引用>

 元々は2014年にニンテンドー3DS用に発売されたアクションゲームで、2024年にNintendo SwitchとSteamで復活しました。

 地続きの全50面をひたすら右に進んで突破していくのですが、「こちらからの攻撃手段」とか「お助けアイテム」などは一切なく、トラップ・ギミック・迫りくる敵を身一つで回避して突破していくという骨太なゲームとなっています。『スーパーマリオブラザーズ』にだって敵を踏んづけて倒したり、キノコを取れば一撃喰らっても大丈夫になったりとかする要素があったのに……!
 分岐要素とか探索して何かを集める要素とかも一切なし。やりこみは如何に早くクリアするかというクリアタイムのランキングだけという潔さ!

 なのに、全ステージを通したリプレイ機能があって、死んだシーンも含めて再生できるんですよ。頭出しとかコマ送りとかもできるし、500円ちょっとのゲームに入っているとは思えないしっかりとした機能、何。


 1発でクリアできるゲームではなく、何度も死んで、トラップを覚えて、解法を考えて……という死に覚えゲーです。10年くらい前に3DS版をクリアした私ですが、714回死んだらしい。
 この10年でゲーム実況文化が定着して、こういう高難度ゲーに挑戦するのをみんなで見守る―――みたいなのが増えたからこそ、現行機で遊べるように復活したのでしょう。公式サイトにも「配信者大募集!」って書いてあるの面白い。


こういう人にはオススメ!
 死に覚えゲーが苦にならない人

こういう人にはオススメできない!
 アクションゲームは頭を使わないと思っている人
↓Firewatch↓



◇ 『Firewatch(ファイアー・ウォッチ)』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|S・PC・Cloud GamingSteam
 <1人称視点アドベンチャー+ウォーキングシミュレーター>

<画像はNintendo Switch版『Firewatch』より引用>

 海外で絶賛された1人称視点のアドベンチャーゲームです。
 FPSのように「主人公の目線=カメラ」で歩き回るゲームですが、敵との戦闘などはなく、地図を見ながら指定された場所に行くことによってストーリーを進めていきます。

 主人公は妻の介護に断念して、人間のいない森林公園の監視員になった中年男性です。監視塔を「秘密基地」のようにして、トランシーバーで話す女上司とちょっとだけイイカンジになって、森を守るために走り回るのだけど得体の知れないことが起こって―――といったカンジの話です。

 クリアした直後は「なんじゃこりゃ、なんでこれが海外で絶賛されてるんだ?」と私にはピンと来なかったのですが……「妻の介護に挫折した中年男性が主人公」という設定だったり、エンタメ性の欠片もないある意味でリアルなストーリーだったり、「主人公以外誰もいない森」を1人称視点で歩き回るゲームにしたことで人間のモデリングをしなくて済んでいるところだったり、こういうゲームも存在していいんだという「新たな表現方法としてのインディーゲーム」の道筋を作ったことでの絶賛だったのかなと思いました。

こういう人にはオススメ!
 敵が出てこない森の中をただ一人で歩き回りたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームにエンタメ性を求める人


(動画:今日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Firewatch(ファイアー・ウォッチ)』の冒頭だけ実況プレイ(のアーカイブ)
↓fog↓



◇ 『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Steam
 ※Nintendo Switch版は配信元が変わり、再配信されています
 <2D対戦格闘ゲーム+ネタゲー>

<画像はNintendo Switch版『Fight of Gods』より引用>

 2017年にPC向けに「アーリーアクセス版」として登場した格闘ゲームが、2018年の年末にNintendo Switchで登場です。キリスト、仏陀、天照大御神などの世界中の神々が戦う2D格闘ゲームで、賈船がローカライズしたNintendo Switch版は天照大御神に日本人声優を起用するなど気合の入ったローカライズとなっていました。

 が、賈船との契約が切れたのか販売終了してしまいました―――というのが以前の情報だったのですが、2021年4月に開発元が直々に発売し直し、賈船版を持っている人は無料ダウンロードできるようになりました(賈船版も普通に起動できます)。


 ということで、両方を遊び比べてみたのですが……モードの追加とかはありませんでした。Steam版やPS4版にある(らしい)オンライン対戦も追加されず、代わりに「賈船がローカライズした際に起用された天照大御神の日本人声優」がカットされていて、恐らくはSteam版同様の棒読み台詞になっていました。

 ただただ劣化しただけで残念……
 ありとあらゆる意味で「一発ネタ」と騒がれていた頃が華だったなぁ……

こういう人にはオススメ!
 旬のすぎたネタゲーに哀愁を感じられる人

こういう人にはオススメできない!
 志の高いゲームを求めている人
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LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」


 原作は1987年12月に発売されたファミリーコンピュータ用のRPGで、シリーズ1作目です。この時点でも既に「そこそこ売れている」作品でしたが、シリーズを重ねていくことで、『III』で100万本以上の売上、『V』で200万本以上の売上、『VII』では社会現象レベルの売上を記録しました。

 そのため、シリーズ1作目だけど「ちゃんと遊んだことはない」って人も多いと思います。私も昨年初めてちゃんとプレイしました。

 『I』の移植は1989年にMSX2版が出て、1994年に『II』とセットの『I・II』がまたファミコンで出て、2000年には初リメイクとなるワンダースワンカラー版が出て、2002年にはその移植となるPS1版が出て、2004年にはその移植となるガラケー版が出て、同年には『II』とセットの『I・II』がゲームボーイアドバンスで出て、2011年にはそれをベースにしたPSP版が出て、更にスマートフォン版も出て、2015年にはニンテンドー3DS版も出て……

 むちゃくちゃ移植されてるーーーー!


 現在Nintendo Switch(2)で遊べるのは、2021年から各機種で展開されている「ピクセルリマスター版」です。
 「ピクセルリマスター」はシリーズの1作目から6作目までを、当時のままのゲームバランスを残したまま、グラフィックやセーブ機能などを強化して遊びやすくしたものですが……『FF1』はリメイクを重ねてようやくゲームバランスが完成された感のある作品だからか、ゲームボーイアドバンス版をベースに、原作通り魔法は「回数制」、ジョブチェンジ後のグラフィックも原作準拠にしてあるカンジですね。


 今では「スクウェアと言えばRPG」という印象ですが、当時の社内では「ファミコンでRPGなんか出しても売れるワケがない」と支持を集められず、仕方なく坂口博信さんが面接して採用した石井浩一さんと河津秋敏さんの2人がゲームの根幹部分を企画したそうです。

 その2人のコンビが絶妙で、「RPGとはかくあるべし」という固定概念を持たない石井さんは「サイドビューの戦闘画面」など斬新なアイディアを次々と生み出し、TRPGもPCのRPGも大好きだった河津さんが『D&D』や『ウィザードリィ』『ウルティマ』が元ネタと思われる要素を次々と入れていき……
 素直に『ドラクエ』と同じような感覚で遊べる「遊びやすさ」と(原作の難易度は忘れる)、『ドラクエ』にはないサイドビューなどの「新しさ」と、『ドラクエ』以前のRPGから元ネタを引っ張ってきている「大人っぽさ」を全部備えたゲームが生まれたのです。


 原作の難易度は相当に高かったのですが、Switchで遊べるピクセルリマスター版はちょうどよい難易度になっているし、敵が落とすお金や経験値を4倍にすることも出来ます。

 『ドラクエII』のようにしっかりレベル上げをして、ダンジョンをちょっとずとちょっとずつ進みながら引き返しながら奥へと向かうRPGの面白さもあれば、ダンジョンの奥にいるボスとのハラハラする戦いも楽しめる……RPGのいいとこどり!

 むちゃくちゃ面白かったー! 大好きな1作!


こういう人にはオススメ!
 ドキドキしながらダンジョンを探索するのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 セーブするのにいちいちお金払って宿屋に泊まらないと気が済まない人

↓ff4↓



◇ 『FINAL FANTASY IV』
 <ピクセルリマスター版:Nintendo Switchプレイステーション4Xbox Series X|S&Cloud Gaming&PCSteamiOSAndroidOSAmazon appstore
 <3Dリメイク版:SteamApple ArcadeiOSAndroidOSAmazon appstore
 <コマンドバトルRPG>

 元々は1991年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された人気シリーズ第4弾で、同年に海外で出たバージョンをベースにした『イージータイプ』も発売され、1997年にはプレイステーション用に移植、2002年にはワンダースワンカラー版が発売され、2005年にはゲームボーイアドバンス版が出て、2007年には3DになってフルリメイクされたニンテンドーDS版が出て、2011年には後日譚『月の帰還』などを含めた『ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション』がPSPにて発売されて、2012年と2013年にはDS版をベースにしたスマホ版が配信されて、2021年には2Dで作り直した『ピクセルリマスター』がSteamとスマホで発売されて、2023年にはそれがNintendo SwitchとPS4に移植されました。

 出すぎ!!

 何回移植されるんだよ!
 ということで、Nintendo Switch(2)で遊べるのは『ピクセルリマスター』版で、私が遊んだのはプレステ移植版です。

 原作はスーパーファミコン1年目に発売されたRPGで、システム自体はオーソドックスなものの、クオリティの上がったグラフィックやサウンドで「様々な仲間との出会いと別れを描くドラマチックなストーリー」が印象的でした。戦闘がリアルタイムに進行する「アクティブ・タイム・バトル」が採用されたのも、この『IV』からです。

 キャラクター人気やシナリオの評価が高いためか、今作の十数年後を描いた『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』が後に作られ、携帯電話(ガラケー)、Wiiウェアで発売、PSP版のみ本編とセットとなったバージョンが発売されました。
 日本の現行機では遊べないのかなと思っていたのですが、3Dリメイクのスマホ版がApple Arcadeに出た際のニュースを見た限りiOSでは日本語で遊べるのか……?

 「ピクセルリマスター版にも収録しろ」とは言いませんが、ピクセルリマスターが遊べる機種には最低限移植してくれないかなーと思っています。

こういう人にはオススメ!
 複雑すぎないシステムのコマンドバトルRPGが遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 リアルタイムに時間が進むバトルは焦っちゃって遊べないって人

  ↓ff5↓



◇ 『FINAL FANTASY V』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Xbox Series X|S&Cloud Gaming&PCSteamiOSAndroidOSAmazon appstore
 <コマンドバトルRPG>

<画像はWii Uバーチャルコンソール版『FINAL FANTASY V』より引用>
© SQUARE ENIX
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です>


 元々は1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された人気シリーズ第5弾で、1998年にプレイステーション用に移植、2006年にはゲームボーイアドバンス版が出て、2021年には『ピクセルリマスター』がSteamとスマホで発売されて、2023年にはそれがNintendo SwitchとPS4に移植されました。

 ということで、Nintendo Switch(2)で遊べるのは『ピクセルリマスター』ですが、私が遊んだのは原作のスーパーファミコン版でした。ゲームボーイアドバンス版には新ジョブなどの追加要素がありましたが、『ピクセルリマスター』には収録されていないそうです。


 今作『V』では『III』のジョブシステムを復活させて、更に「アビリティ」と呼ばれるジョブ固有の能力を他のジョブにチェンジしても使えるようになりました。
 「経験値によるレベルアップとは別軸の成長要素がある」「味方側が様々な能力を覚えていく」このシステムは、FFシリーズどころか、日本のコマンドRPG全体に大きな影響を与えてスタンダードになっていきます。『ドラゴンクエスト』も次作『VI』から「職業固有のとくぎ」を覚えるようになりますからね。

 また、仲間になるキャラクターこそ固定メンバーで入れ替えはほぼありませんが、ドラマチックなストーリーは健在で、この時期のFFシリーズは「ナンバリング奇数はシステム重視、ナンバリング偶数はシナリオ重視」みたいに言われることがあるのですが、個人的には『V』はシナリオも大好きです。世界を冒険している感がすごいんだ。


 これが「スーファミ時代のRPGのスタンダード」と言える作品です。
 未プレイの人は是非遊んでくれー!!

こういう人にはオススメ!
 システムもシナリオも完成度の高いRPGを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 キャラクターの育成に興味がない人

  ↓ff6↓



◇ 『FINAL FANTASY VI』
 <コマンドバトルRPG>

 元々は1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された人気シリーズ第6弾で、1999年にプレイステーション用に移植、2006年にはゲームボーイアドバンス版が出て、2022年には『ピクセルリマスター』がSteamとスマホで発売されて、2023年にはそれがNintendo SwitchとPS4に移植されました。

 ということで、Nintendo Switch(2)で遊べるのは『ピクセルリマスター』ですが、私が遊んだのは原作のスーパーファミコン版です。スーパーファミコン後期の作品だったので「ドット絵の極み」のようなグラフィックと、たくさんのキャラクターがドラマチックに動く群像劇のようなストーリーが特徴です。
 システムは「ジョブシステム」のあった『V』よりかはシンプルになりましたが、魔法を覚えられる&レベルアップ時にステータスが上がる「魔石のシステム」があって自由な育成が可能な点は健在です。これはこれでやりこもうとすると沼になるシステムで、ガチでやろうとすると「魔石を手に入れるまでなるべくレベルを上げずに進む」必要が出てくるので、私はあまり気にしないことにしていました。

 「たくさんいるキャラクター」をしっかり活かしたストーリーが魅力的で、私の「群像劇が好き」の起源はこの作品なのかも知れません。味方キャラが3箇所に分かれてそれぞれ別の展開をしていくのとか、今考えると「ザッピングシステム」の走りだったんですね。


こういう人にはオススメ!
 2DRPGの「最高峰のグラフィック」を堪能したい人

こういう人にはオススメできない!
 群像劇が嫌いな人

↓ff7↓



◇ 『FINAL FANTASY VII』
 <リマスター版:Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SiOSAndroidOS
 <フルリメイク版(REMAKE):プレイステーション4
 <フルリメイク版(REMAKE INTERGRADE):Nintendo Switch2プレイステーション5SteamEpic Games
 <フルリメイク版(REBIRTH):Nintendo Switch2プレイステーション5SteamEpic Games
 <コマンドバトルRPG>

 元々は1997年に発売されたプレイステーション用のRPGで、アメリカ版の逆移植となる『インターナショナル』版がその9ヶ月後に発売されて、その『インターナショナル』版をベースに「ストーリーだけ楽しみたい人」向けにチートとも言える便利機能を搭載したPC版が2013年に発売され、その移植が2015年にPS4とiOS、2016年にAndroidOS、2019年にNintendo SwitchとXboxOneで発売されました。
  PS4やPS5などで発売されたリメイク版は、原作を三部作として再構築して戦闘をアクションにした別物です。このリメイク版も、Nintendo Switch2で発売しています。


 原作はスーパーファミコンからプレイステーションに対応ハードを移したシリーズ1作目で、キャラクター・戦闘シーンがポリゴンになり、ストーリーに「ムービー」が導入され、道中で様々な「ミニゲーム」が入るなど、この時期のRPGにおけるスタンダードを確立しました。
 『VI』を更に発展させたSF的な世界観と、クールな主人公、衝撃的なストーリーなんかも「今までのゲームとちがう!」と話題になりましたね。

 だけど、私個人としてはPSの『FF』シリーズは『IX』→『VIII』→『VII』と、遡る形でプレイすることになったため、実は『VII』には大して思い入れがなかったりします。これは『マリオ64』とかもそうなんですが、歴史を変えた名作ゲームほど「その後のスタンダード」となってしまうため、それが普通となった数年後にプレイしても「普通じゃん!」となってしまうんですよね……
 「クールな主人公」や「衝撃的なストーリー」も当時の流行だったので(前者は『ガンダムW』のヒイロ・ユイとか、後者は『エヴァ』ブームでわんさかあった)、「ハイハイ、この頃は流行ってたよねー」と冷めた目で見てしまったところがありました。

 なので、みんなが遊んでいる話題作ほど「斜に構えていないでリアルタイムで遊んでおけよ!」と若い人には言いたいのだけど、逆に考えると今初めて『FF7』を遊ぶ人はどんな感想になるのか気になります。「ありきたり」と思うのか、「昔にこんなすごい作品があったのか」と思うのか(これは『ドラクエ1』とか『ドラクエ3』にも言える話だけど……)。

こういう人にはオススメ!
 プレステ時代を代表する「歴史を変えたRPG」を経験したい人

こういう人にはオススメできない!
 ローポリがキライな人

  ↓ff8↓



◇ 『FINAL FANTASY VIII Remastered』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteamiOSAndroidOS
 <コマンドバトルRPG>

 元は1999年に発売されたプレイステーション用のRPGで、その8ヶ月後にPC版が発売され、2014年にそのPC版に「ストーリーだけ楽しみたい人」に向けた便利機能を加えた『for PC』がダウンロード販売されて、その便利機能などを加えたこの『Remastered』が2019年に各機種で発売されました。
 ただ、例えばSteamのレビューなんかを読むと『Remastered』版は評価がかなり低いんですね。キャラクターのモデリングを作り直したけど背景は変わっていないため、背景から浮いて見えるとはナルホド……『ドラクエ』のスマホ版以降のやつと同様、スクエニはそういうの気にしないんかな。

 ストーリー・グラフィック・演出などは斬新だったけど、システムとしては誰もが遊びやすいシンプルなものだった『VII』から比べると……『VIII』はシステムがかなり特殊で、それを理解しているかどうかで評価が分かれました。
 「敵から魔法を奪うドロー」「その魔法を装備するジャンクション」「こちらのレベルが上がると敵のレベルが上がる」など、一般的なRPGとは異なるかなり挑戦的なシステムで、これで400万本近く売り上げたんだから「ワケわかんね」とクリア出来ない人が続出したのも仕方ないと思いますよ……そのくせ、キャラクターをリアル頭身にしたり、ストーリーに恋愛要素を強くしたりしたのは「普段ゲームを遊ばない女性ユーザーを意識した」って言うんだからチグハグというか。

 プレステ版はディスク4枚組で、4枚目にはエンディングの膨大なムービーデータが入ってたせいか「ディスク4になると街に入れなくなる」仕様なのも厄介でした。戦力を整えずにディスク4まで行って、取返しがつかなくなって詰んだ友達もいたなぁ……
 私は嫌いじゃないけど、ストーリーも「登場人物達の未熟さ・青臭さ」が目に付いたという人も多かったです。それを言うと『VII』も大概人を選ぶストーリーじゃないかと思うし、何より当時は『エヴァ』ブームの後なんで、私はそこまでつらくはなかったですけど。

 総括すると、「既存のRPGの枠にとらわれない挑戦的な試みを国民的RPGでやってしまったために賛否両論に分かれた」作品で―――これから始めるという人は、チュートリアルか攻略本かをしっかり読むことをオススメします。

こういう人にはオススメ!
 システムもストーリーも難解な、歯応えのあるRPGを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 「レベルを上げて物理で殴る」以外の戦法がとれない人

  ↓ff9↓



◇ 『FINAL FANTASY IX』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|S・PCSteamiOSAndroidOS
 <コマンドバトルRPG>

 元は2000年に発売されたプレイステーション用RPGで、2016年にブースト機能などを搭載したダウンロード版がスマホやPC向けに販売開始、2017年にはそれがPS4に移植、2019年にはNintendo SwitchとXbox Oneにも移植されました。

 FFシリーズは『VI』以降、SF色が強くなっていたところ……「シリーズの原点回帰」を謳って、「剣と魔法のファンタジー世界」「ディフォルメ頭身のキャラ達」「シンプルなシステム」「シーフ・黒魔導士・竜騎士といった『III』や『V』を彷彿とさせるジョブのキャラ達」「ところどころに散りばめられた過去作へのオマージュ」と、スーファミ以前の『FF』に慣れ親しんでいた人達が喜ぶゲームになっていました。
 『VII』の項にも書きましたが、私はプレステのFFシリーズで一番最初にコレを遊んだため「新しくなったのに懐かしい」カンジがして、20時間くらいぶっ通しで遊んだのを覚えています。

 この「ディフォルメ頭身のファンタジー路線」は、本編では最後になるのだけど、『FFCC』に受け継がれていくんですよね。以降のFFシリーズは、「プレステ系で出るリアル頭身の本編」と「任天堂系で出るディフォルメ頭身のFFCC」に分かれるという。『クリスタルベアラー』の話はするな。


 欠点はロード時間を含めたテンポの悪さだったのだけど、近年の移植作ではブースト機能などで改善されているはずです。

 あと、個人的な思い出を書かせてもらうと、このゲームはしばらく攻略本が出なかったんですね。それも当時普及率が上がっていたインターネットでの「攻略情報の交換」を期待していたとか、スクウェアのサイトPlayOnlineへのアクセスを期待したとか言われていますが……「ここほれチョコボ」など自力ではコンプが難しい要素もあったので、私にとって「インターネットでゲームの攻略情報を調べる」体験を初めてしたゲームでした。

こういう人にはオススメ!
 シンプルで遊びやすいRPGを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 「FFと言えばSF要素だろ!ファンタジーとかガキかよ!」ってウチのブログにコメントした人

  ↓ff10↓



◇ 『FINAL FANTASY X HD Remaster』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteam
 <コマンドバトルRPG>

 元は2001年に発売されたプレイステーション2用のRPGで、2013年にPS3・Vitaにてリマスター版が発売、2015年にはPS4に移植され、2016年にはSteam、2019年にはNintendo SwitchとXbox Oneにも移植されました。Nintendo Switch(2)で遊べるバージョンは『X-2』とセットのやつですが、私はこちらは未プレイなので『X』についてのみ触れます。

 『IX』のような「剣と魔法のファンタジー世界」でもなければ、『VII』や『VIII』のような「SF要素の濃いファンタジー世界」でもない、東南アジアのようなファンタジー世界が舞台になりました。
 ハードがPS2に変わったことで、「ワールドマップを廃止して地続きのマップに」「各キャラクターに声優を起用」「ドラマのようなストーリー」とよりリアル路線に進みました。その一方で、システム的にはそこまで難解ではないけど「戦闘システム」「育成システム」ともに新しいものを取り入れてゲーム的にも新しい風を取り入れて、非常にバランスの取れた作品という印象です。

 『VIII』と比較して、ワッカやアーロンなど「主人公よりも頼りになる年長者の仲間」がいるところが個人的に好きだったポイントです。あと、リュックかわいい。「仲間全員を戦闘中に入れ替えながら戦えるシステム」が、全員で戦ってる風で好きでした。

 しかし、現行機で遊べるバージョンも『VII』~『IX』のようなブースト機能が付いていないらしく(Steam版は付いている)(なぜ他のは付いていないんだ?)、短い時間でシリーズのストーリーだけを追うみたいな遊び方をしている人は要注意。


こういう人にはオススメ!
 RPGにドラマチックなストーリーを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 一本道ゲーはつまらないと思う人

↓fashondreamer↓



◇ 『ファッションドリーマー』
 <Nintendo Switch
 <着せ替え+コミュニケーション+オンラインでの緩いつながり>

<画像はNintendo Switch用ソフト『ファッションドリーマー』より引用>

 ニンテンドーDSや3DSの時代に、任天堂と『GIRLS MODE』シリーズの開発を手がけていた会社シンソフィアが、パブリッシャーをマーベラスに変えて展開した完全新作タイトルです。
 そういう経緯のため「ジェネリック『GIRLS MODE』」みたいに言われることもあるのですが、方向性はかなり正反対です。

 『GIRLS MODE』はセレクトショップの店長になるという「経営シミュレーション的な要素」があったため、ゲーマー層からも「ゲームとして面白い」という評価を受けた一方。
 『ファッションドリーマー』は仮想空間内で「服を仕入れる予算」や「その服を在庫として保管しておくスペース」などもほぼ気にすることなく、好きなだけアイテムを集めて、道行く人を片っ端から着せ替えるゲームとなりました。

 それゆえに「ゲームとして物足りなくなった」という声もあるのですが、シミュレーションゲームクソ下手侍な私としては、何も考えずにたくさん服を集めて好きなコーデを組み合わせられるのがむちゃくちゃ楽しかったです。


 自キャラを好きに着せ替えて3D空間を自由に歩き回れるだけでなく、オンライン経由で「このゲームを遊んでいる別プレイヤー」のキャラが立っているので自由に着せ替えることが出来ました。
 MMOのように向こうも今このゲームを同時接続している……というワケではなく、過去にこのゲームを遊んだデータがサーバーに保存されて、それが私のSwitchにやってくる「非同期型」のオンラインゲームですね。 

 私が着せ替えてあげたコーデとアイテムは、オンライン越しに相手に送られるので、その後にそのプレイヤーが起動した際にプレゼントとして届きます。
 逆に、オンライン越しに誰かが「自分のキャラ」を着せ替えてくれると、起動した際に大量のコーデが贈られていて「全部は着られないよ!」となるほどに。


 ただし、このオンラインモードは2026年3月17日を持って終了となってしまいました。うーん……それだと流石に、できることが少なすぎて長くは遊べないかなぁ。

 『GIRLS MODE』と比べて「カバン」などのアイテムがなくなっちゃったことや、写真撮影の際に「自キャラ」以外にポーズをとらせられないことなど不満がないワケではないのですが……このゲームにしかない魅力を持った「和製の着せ替えゲームとしては最高峰」の作品だったので、オンラインモードを復活させた続編を切望します!

こういう人にはオススメ!
 ただひたすら着せ替えをしているだけで楽しい人

こういう人にはオススメできない!
 「リスク」がないと「リターン」を得ても盛り上がらない人

↓famitan-1↓



◇ 『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』
 <Nintendo Switch
 <テキストアドベンチャー>

<画像はWiiバーチャルコンソール版『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者(前後編)』より引用>

 元々は1988年に発売されたファミコンのディスクシステム用のゲームで、コマンドを選んでストーリーを進行させるテキストアドベンチャーとなっています。
 サテラビューのものも含めてシリーズは3作出ていたのですが、その1~2作目が2021年にNintendo Switch向けにまさかのフルリメイクがされ、更に2024年にはシリーズ最新作『笑み男』が発売になりました。27年ぶりに新作が発売になることなんてあるんだ……


 このシリーズ1作目を私がプレイしたのは最初のディスクシステム版です。
 堀井雄二さんの『ポートピア連続殺人事件』(1983年、ファミコン版は1985年)以降、日本ではアドベンチャーゲームが流行っていて、特にディスクシステムでは「大容量」「セーブ可能」「書き換え可能」なために多くのソフトが出てきました。任天堂も、1987年に『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』と『中山美穂のトキメキハイスクール』を出していましたからね。

 今作のシナリオは『メトロイド』の坂本賀勇さんで、横溝正史の小説のような「地方の旧家の遺産相続」をめぐる殺人事件を探偵になって解決していく話です。「探偵となって自分で考えて推理する」というより「フラグを立ててストーリーを進める」色が濃いですが、単にメッセージが表示されるだけでない「演出」がしっかりあるんですね。

 ディスクシステム版はメッセージスピードの遅さなど「古臭さ」を感じるゲームでしたが、フルリメイク版はその辺が改善されているそう。『うしろに立つ少女』とちがってリメイクされてこなかった作品なので、ようやく遊びやすくなった決定版が出てくれたなと思います。

こういう人にはオススメ!
 任天堂が作る「ストーリー」メインのゲームを味わいたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームとしての歯応えがほしい人
 
↓famitan-2↓



◇ 『ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女』
 <Nintendo Switch
 <テキストアドベンチャー>

<画像はWiiバーチャルコンソール版『ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女』より引用>

 元々は1989年に発売されたファミコンディスクシステム用ソフト『ファミコン探偵倶楽部』の第2弾で、1998年にはスーパーファミコンでリメイクされて、私はこのスーファミ版をWiiのバーチャルコンソールで遊びました。そして、2021年に1作目『消えた後継者』といっしょにフルリメイクされたという。
 フルリメイクの際にタイトルから「PartII」が外れていますが、元々このシリーズ……発売順は『消えた後継者』→ 『うしろに立つ少女』なのですが、時系列順は『うしろに立つ少女』→ 『消えた後継者』なんですね。シリーズヒロインの橘あゆみちゃんとの出会いが描かれます。なので、どちらからプレイしてもOKと「PartII」が外れたのかなぁと。

 今回の舞台は高校です。
 「学校の怪談」的な現象と、実際に起こってしまった「殺人事件」が絡み合っていくストーリーとなっています。シナリオに関しては1作目と2作目どっちが好きかは本当に悩ましいくらい甲乙つけがたいのですが、舞台が高校になったので女子高生がいっぱい出てくるし、あゆみちゃんの出番が多いのは間違いないです!

 『消えた後継者』とちがってスーファミリメイク版があった分、フルリメイク版には焼き直し感が強いなんて声もあったそうですが……個人的には、この調子でサテラビュー版も出してくれないかなぁなんて思っています。

こういう人にはオススメ!
 「学校の怪談」と女子高生が好きな人

こういう人にはオススメできない!
 本格的なミステリーを求めている人
 
↓Fairune↓



◇ 『フェアルーンコレクション』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Steam
 <2D見下ろし型アクションアドベンチャー>

<画像はニンテンドー3DS版『フェアルーン』より引用>

 シリーズの始まりは2009年に公開されたブラウザゲーで、そのシステムを大きく発展させたスマホ版が2013年に、更に新たなダンジョンやアイテムを加えた3DS版が2014年に、Vita版が2016年に発売されました。
 2016年にはニンテンドー3DSで続編『フェアルーン2』が発売され、2018年には「最初のブラウザゲーのリメイク」「1作目」「2作目」「完全新作のシューティングゲーム」をセットにした『フェアルーンコレクション』がNintendo SwitchとSteamで発売されました。私がプレイしたのは、ニンテンドー3DSの1作目のみです。

 可愛らしいドット絵で描かれるアドベンチャーゲームで、敵への攻撃は基本的に体当たりです。レベルが低いと絶対に敵は倒せないし、レベルが上がればノーダメで突破できるようになります。アクションゲームの腕というより、「進行に合わせてきっちりレベルを上げると先に進めるようになる」アドベンチャーゲームだと思った方がイイと思います。

 短い時間で終盤まで行けるし、8割がたは楽しんだのですが……私はどうしてもラスボス戦が許せなかったので続編以降は買いませんでした。今だったらそれも楽しめるのかなぁ。

こういう人にはオススメ!
 可愛らしいドット絵が好きな人

こういう人にはオススメできない!
 「アクションゲームが苦手でも遊べそう」と思ってしまった人

↓forgotton↓



◇ 『フォーゴットン・アン』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteamAndroidOS
 <アクションパズル+アドベンチャー>

<画像はNintendo Switch版『フォーゴットン・アン』より引用>

 PVなんかでは「アニメーション映画の中に飛びこもう」みたいに言われているから、アニメーションムービーによるストーリーを観るアドベンチャーゲームなのかと思いきや……実際のゲームは、パズル要素の強いアクションパズルで、それをクリアして次の場所に進むとストーリーが進むというゲームでした。

 ただ、ゲームパートでもキャラがヌルヌル動き、アニメムービーパートとシームレスに繋がっているのには驚きました。アニメムービーのクオリティは日本人からすると高くありませんが、ゲームパートの動きは凄まじいと思いました。Twitterに動画を載せているので、そちらをどうぞ。

 それゆえに「キャラが動くのに時間がかかってテンポが悪い」と思っちゃうところがあるんですけどね……


 やっていることはアクションパズルなんだけど、「暴走列車を止める」みたいに様々なシチュエーションでのパズルが求められるのがアクションパズルが大好きな自分にとっては面白かったです。アクションパズルでストーリーに沿った場面でパズルを解かされるものってそうそうないですし。

こういう人にはオススメ!
 アクションパズルに目がない人

こういう人にはオススメできない!
 イメージビジュアルだけ見て「ジブリみたいな作品かな?」と期待しちゃった人

↓fort↓



◇ 『フォートナイト』
 <Nintendo Switch2Nintendo Switch、プレイステーション4、プレイステーション5XboxOne・Series X|S・Cloud GamingEpic GameストアiOSAndroidOS
 <3Dアクションシューティング+オンライン対戦・協力専用+バトルロイヤル>

<画像はNintendo Switch版『フォートナイト バトルロイヤル』より引用>

 『PUBG』の大ヒット以降に現れた「バトルロイヤル」ゲームの1つで、基本無料のゲームなこともあって世界中でたくさんの人に遊ばれている大人気ソフトです。
 基本無料のアイテム課金のゲームなので、Nintendo Switch Onlineの有料会員になっていなくてもオンラインで遊ぶことが出来ます。アイテム課金も見た目が変わるなどの要素なので、「課金しなければ勝てない」みたいなゲームではないですね。

 「バトルロイヤル」ゲームとは、100人のような大人数が同時にオンラインに接続して、1つの島で最後の1人になるまで戦う―――といったゲームジャンルなのですが。『フォートナイト』の特徴は、カートゥーン調のポップな見た目に代表される「明るさ」と、集めた素材を使って壁や階段を作れる「建築」のシステムかなと思います。
 
 また、シーズンごとに大型アップデートをしていて、遊びがガラリと変わるのも特徴ですかね。「最後の1人になるまで戦う」のがバトルロイヤルゲームの基本ですが、時期によっては「50人vs.50人」のサバゲーみたいなモードがあったり、自由に建築をしてフレンドと一緒に遊んだりできる「クリエィティブモード」が追加されたり。儲かっているゲームはこんな大がかりなことが出来るんですねぇ。久々に起動したら突然飛行機が飛んできて蜂の巣にされた時は何かと思いましたよ。

こういう人にはオススメ!
 「変わり続けるゲーム」にワクワクできる人

こういう人にはオススメできない!
 1位になれないことが許せない人


(動画:初めての『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ
(動画:『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ-2
(動画:『フォートナイト』をゲームが下手な人が実況プレイ-3
(動画:12月24日だったのでみんなでわいわいゲームを遊んだよ1:フォートナイト バトルロイヤル編
↓petitcom↓



◇ 『プチコン4 SmileBASIC』
 <Nintendo Switch
 <プログラミングツール+ゲーム&ツールのアップロード>

<画像はNintendo Switch用ソフト『プチコン4 SmileBASIC』より引用>

 用意された画像とツール、そしてBASIC言語によってプレイヤーが自由にゲームを作れるソフトです。
 とは言え、自分のような完全初心者が「作る」には流石にハードルが高すぎました。200時間プログラミングしてから自分に向いていないか判断すると言ったものの、「プログラミング初心者でも出来そうなゲーム」を企画してはそれすらも上手く作れず……を何度も繰り返して、気持ちが切れてしまってもうずっと止まってしまっています。試行錯誤できる時間と、切れないやる気、学習できる環境がなければ完全初心者が「作る」のは難しいと思います。

 しかし、「遊ぶ」方は初心者だろうが関係ありません。
 世界中の猛者達が作って、日々アップロードして増え続けるゲームを自由に遊びまくることが出来ます。アクションゲームやシューティングゲームはもちろん、対戦格闘ゲーム、リズムゲーム、麻雀、様々なジャンルのゲームであふれ、そこには「絶対に市販されないような尖ったゲーム」もたくさん並んでいるのです。いや、マジでこの天才どもは『プチコン』が現れる前はどこで何をしていたの……(魔界統一トーナメント前の黄泉の気分)

 製品版を買えばそれらのゲームを好きなだけダウンロードして片っ端から遊ぶことが出来ますが、無料体験版でも「8時間に1作品だけダウンロード可能」だそうです。何その太っ腹具合。
 過去のオススメ作品は、私の動画リストでも見てださい! 化け物みたいなゲームと、「バカだなぁ…」というゲームが混じっているカオス具合が分かると思うので。

こういう人にはオススメ!
 「変なゲーム」が大好きな人、色んなゲームを片っ端から遊んでいきたい人

こういう人にはオススメできない!
 自分が好きになれるゲームを探すのが面倒な人


(動画リスト:月刊『プチコン4』報告会
(レビュー漫画:『プチコン4 SMILE BASIC』週イチゲームがたり(ない)
↓brothers↓



◇ 『ブラザーズ : 2人の息子の物語』
 <原作:Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|S・Cloud GamingSteamEpic GamesWindowsPCiOSAndroidOS
 <アクションアドベンチャー>

<画像はSteam版『Brothers - A Tale of Two Sons』より引用>

 左右のアナログスティックを使い、2人の兄弟を同時に動かすアクションアドベンチャーゲームです。、「兄」は力があって、「弟」は小柄で身軽なため―――鉄格子のスキマに「弟」を入りこませて中から操作するなど、2人のキャラを別々に操作して突破する場面も多々出てきます。キャラが2人いることを活かしたシチュエーションが満載で、「左右の手でキャラを分担させることでこんな遊びになるのか!」と最初から最後までずっと飽きずに遊び続けられます。
 
 アクションアドベンチャーやアクションパズルはリプレイ性が乏しいため、どうしても難易度を上げることでプレイ時間を水増ししようとする傾向がありますが……このゲームは難易度はかなり低い方で、アクションゲームが苦手な人でもサクサク進めるんじゃないかと思います。「シビアなタイミングが求められる」場面が少なく、求められる場面であってもアバウトなタイミングでOKで、「今ので許してもらえるんだ?」と思ったほどでした。

 アクションの難しさよりも、左右のアナログスティックで2人のキャラを同時に操作する"新感覚”を大事にしているゲームで、私はムチャクチャ楽しみました! 新しい場所に着くたびに「次はどんな遊びが待っているのだろう」とワクワクさせてくれるのも良かったです。

こういう人にはオススメ!
 短い時間でも「冒険した!」感を味わいたい人

こういう人にはオススメできない!
 暗いストーリーがダメな人


(動画リスト:『ブラザーズ:2人の息子の物語』をアクションアドベンチャー好きが実況する
↓pripara↓



◇ 『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』
 <Nintendo Switch
 <着せ替え+リズムゲーム>

<画像はNintendo Switch用ソフト『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』より引用>

 元々は2014年~2018年に放送されたテレビアニメ『プリパラ』『アイドルタイムプリパラ』に合わせて稼働していたアーケードゲームの家庭用ゲーム機版で、アニメ4年分のストーリーのダイジェストも収録しています。ムチャクチャ高密度な物語が楽しめるけど、流石に細かいところは端折っているのでアニメだけ観ていた人とは話が噛み合わない……!


 メインのモードは、膨大な量の着せ替えアイテムをマイキャラに着させてライブ(リズムゲーム)をする→ その報酬で新たな着せ替えアイテムを手に入れる→ それを着せてライブ(リズムゲーム)をする→ その報酬で……というサイクルのゲームです。

 シンソフィアが開発なこともあってマイキャラや着せ替えアイテムのCGクオリティが高く、じっくり考えて着せ替えたマイキャラが3Dのライブで動きまくるのがムチャクチャ可愛い……女児が「着せ替え人形」にハマるのもよく分かりますし、私の中の女児が目覚めてしまう! アニメのキャラがたくさん出てきても、「うちの子が一番かわいいもん!」とか言い出してしまう。実際、うちのりリリィちゃん無茶苦茶かわいくないですか?


 リズムゲームの難易度はものすごく低く、また「全曲フルコン」みたいなのを目指す要素もないので、メインはやっぱり「着せ替え」で、「リズムゲーム部分」はそれをお披露目する場というカンジですね。個人的にはそれで全然満足なのだけど、「着せ替え」部分にハマれない人にはちょっと物足りないかも。

こういう人にはオススメ!
 かわいいキャラにかわいい服を着せるのにときめく人

こういう人にはオススメできない!
 ガチなリズムゲームを求めている人


(動画:【完全ミリしら】『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』初見プレイ&マスコットキャラを作ろう!
↓flamed↓



◇ 『FRAMED Collection』
 <Nintendo SwitchSteam
 <アドベンチャーゲーム+パズル>

<画像はNintendo Switch版『FRAMED Collection』より引用>

 2014年に1作目(iOS)、2017年に2作目(iOS)がスマホ用に配信された『FRAMED』シリーズを、2本まとめて2018年にSteamやNintendo Switchで発売した商品です。

 漫画のコマの順番を入れ替えることによって、主人公達を生存させていくパズルゲームです。通常の順番のままだと主人公達は警備員に見つかってしまうため、警備員に見つからないようにする必要があるんですね。
 白と黒だけで表現された主人公達のビジュアルや、コマの中でのアニメーション、台詞が一切ないまま語られるストーリーなど、センス抜群のゲームとなっているのだけど……パズルゲームというより、風が吹けば桶屋が儲かる的な意外な展開をするものも多いので、「どうしてそうなるの?」の納得感が弱く、「何度も死んで何がどうなるのかを確認して調整する総当たりアドベンチャーゲーム」という印象を受けました。

 また、「漫画のコマの順番を入れ替える」というゲームで意外に厄介だったのが、「日本の漫画」のように右上から左下へ読んでいく形式ではなく、「アメコミ」のように左上から右下へ読んでいく形式なところ。そのため、コマを回転させるとどういう順番になるのか日本人の私にはよく分からなくなるところが多々ありました。
 今までは「漫画の読み方が分からない」「コマの順番が分からない」と言う人に「そんなことある?」と思っていましたが、初めてその気持ちが分かりました。

こういう人にはオススメ!
 総当たりアドベンチャーゲームが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 台詞のないストーリーを想像力で補うのが苦手な人

↓brave↓



◇ 『ブレイブダンジョン+魔神少女COMBAT』
 <Nintendo SwitchSteam
 <コマンドバトルRPG>

<画像はニンテンドー3DS版『ブレイブダンジョン』より引用>

 元々は2016年にニンテンドー3DS用に発売されたコマンドバトルRPG『ブレイブダンジョン』で、2017年に新作のカードゲーム『魔神少女COMBAT』とセットになってNintendo Switchなどで発売されました。私がプレイしたのは『ブレイブダンジョン』の方だけなので、『ブレイブダンジョン』についての紹介になります。

 2014年から始まった『魔神少女』シリーズのスピンオフ作品で、『魔神少女』の敵だったキャラ達がダンジョンに潜るコマンドRPGとなっています。なので、『魔神少女』を知っていればニヤリと出来るのだけど、知らなくても問題がないゲームだと判断して最初はタイトルに『魔神少女』の名前が付いていなかったんですね。

 元の『魔神少女』もそうですが、低価格なのにものすごく作り込まれていて、やりこもうとしたらずっと遊べてしまうのはジャンルが変わっても一緒ですね。ストーリーなんかは最小限に、でも「自由にダンジョンを潜る楽しさ」と「キャラを育成・編成する楽しさ」というコマンドRPGの魅力だけを原液で味わえるようなゲームでした。

こういう人にはオススメ!
 大仰ではないRPGを楽しみたい人

こういう人にはオススメできない!
 女のコ同士のイチャイチャ会話を楽しみにしていた人

↓Florence↓



◇ 『Florence』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <アドベンチャーゲーム+ミニゲーム>

<画像はNintendo Switch版『Florence』より引用>

 1人の女性の人生を、文字や台詞ではなく、「手書き風のグラフィック」と「それをゲーム体験に落とし込む演出」と「音楽」で描くアドベンチャーゲームです。
 例えば、↑の会話パート―――フキダシにパズルのピースを埋めていくのですが、最初は複雑な形のたくさんのピースに分かれているのが、彼と親密になってくるとピースの数が減って埋めるのが簡単になる=会話がスムーズに出てくる―――といったカンジに、ゲーム体験で彼女らの心情を表現しているんですね。

 ゲームを進行させるミニゲームは面倒くさくもあるのだけど、それがちゃんとストーリーをプレイヤーに伝える効果を持っていて、「面倒くさい」と思う気持ちは彼女とシンクロしている証なんで、それを面白いと思えるかでこのゲームの評価は分かれる気がします。
 1時間もかからずにクリア出来るし、ストーリーは1本道だし、リプレイ性の欠片もないのだけど……「動くし、音も出るし、操作もする漫画」を1作読んだような気分になって、他のゲームでは味わえない体験ができる作品として私はまぁまぁ好きでした。

こういう人にはオススメ!
 独特なゲーム体験を求めている人

こういう人にはオススメできない!
 面倒くさいことはしたくない人

↓papermario↓



◇ 『ペーパーマリオRPG』
 <Nintendo Switch
 <アクション要素のあるコマンドバトルRPG>

<画像はゲームキューブ版『ペーパーマリオRPG』より引用>

 元々は2004年にゲームキューブ用ソフトとして発売されたアクションRPGで、スクウェアが開発した『スーパーマリオRPG』のシステムを一部引き継いでインテリジェントシステムズが新たなブランドにした「ペーパーマリオ」シリーズの2作目です。

 その後「ペーパーマリオ」シリーズはジャンルがRPGでなくなり、紆余曲折することとなるのですが……2024年に、この2作目がNintendo Switch用にリメイクされました。シリーズの中でも「最高傑作」と言われるほど人気の高い作品なんだとか。そうか……


 紙のようなペラペラしたキャラクター達のコミカルなデザインで、如何にもこども向けRPGに思われるかもですが……難易度は高い! レベルが上がっても攻撃力・守備力は上がらないため、「レベルを上げて物理で殴る」が通用しないRPGなんですね。

 インテリジェントシステムズが開発した『ファミコンウォーズ』のように数字を計算して、敵との相性を考えて、『スーパーマリオRPG』のようなアクションコマンドをしっかり成功させないとなりません。QTEが死ぬほど苦手な自分には厳しい……!


 ただ、シナリオや世界観は「マリオシリーズでこんなことやってイイの?」「RPGでこんなことやってイイの?」と不安になるくらいに攻めたものになっていて、1章ごとに「次はどんなことやってくれるんだろう」とワクワクしたのも確か。

 シリーズファンは、この『ペーパーマリオRPG』路線が次につながらず、次作『スーパーペーパーマリオ』からアクションアドベンチャーになったことを嘆く人も多いみたいなんですが……「シナリオはめっちゃ面白い」のに「RPGの戦闘が難しすぎた」から、次作からRPGじゃなくなったのは個人的には分からなくもないです。

こういう人にはオススメ!
 「マリオでこんなことやっていいの?」にワクワクできる人

こういう人にはオススメできない!
 アクションコマンド(QTE)が苦手な人

(動画リスト:新『ペーパーマリオRPG』のプレイを凝縮してお届け!
↓head↓



◇ 『ヘッドライナー:ノヴィニュース』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|S・PCSteam
 <アドベンチャーゲーム+マルチエンディング>

<画像はNintendo Switch版『ヘッドライナー:ノヴィニュース』より引用>

 “新聞社の編集長になって、ニュースを選抜、それによって社会がガラリと変わるゲーム”と聞いて、市民を自在に扇動するシミュレーションゲームだと思って買ってみたところ……なんてことはない、「選択肢によってNPCの運命が変わるアドベンチャーゲーム」でした。コーラスワールドワイドは私好みのゲームをたくさんローカライズしてくれるけど、「プロモーションと全然ちがうゲームじゃない??」と言いたくなること多い。

 ノベルゲームとかコマンド選択型のアドベンチャーゲームだと、自分の選択によってNPCの運命が変わるみたいなことはよくあると思います。この作品の場合、その選択肢が「どのニュースを新聞に載せて世論を誘導するのか」を選ぶので、国全体が大きく変わるところが特徴です。
 例えば、「国民皆保険に賛成!」みたいな記事を載せていくと国民皆保険が成立して、貧乏な鬱病気味の兄貴がカウンセリングを受けられるようになるのだけど、病院に行列が出来て難病の同僚が満足な診療を受けられなくなる――――みたいな。

 全員を救うトゥルーエンドはなく、誰かを救えば誰かが苦しむようによく考えられていて、何周もプレイして色んな結末を見ようってゲームですね。
 ただし、主人公の自キャラを「男」にしようが「女」にしようが、恋人候補のキャラは「女」1人―――みたいに、周回プレイで色んな変化を楽しもうってゲームなのに、主人公の性別を変えても何の変化もないというのは物足りなくて、2周クリアしたところで私は辞めてしまいました。

こういう人にはオススメ!
 社会派のアドベンチャーゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 全員が幸せになるエンディングが欲しい人

↓hebe↓



◇ 『へべれけ えんじょいえでそん』
 <Nintendo SwitchSteam
 <2D横スクロールアクション+探索>

 『へべれけ』は元々1991年に発売されたファミリーコンピュータ用ソフトで、今で言う「メトロイドヴァニア」のゲームでした。
 横スクロールアクションの広大なマップを探索して、仲間を増やして、その仲間に切り替えて特有のアクションを使うと今までは行けなかった場所に行けるようになる―――今では珍しくないジャンルになってしまったので新鮮味は薄いかも知れませんが、かわいいかどうか微妙なデザインのキャラ変な世界観は今でも独特だと感じられるでしょう。


 その後、サンソフトはこの珍妙なキャラ達を「サンソフトの顔」として活用し、スーファミくらいの時代には様々なゲームを作りました。落ちモノパズル、対戦アクション、レースゲーム、お絵描きロジック……


 そして、時を経て現代―――
 「SUNSOFT is Back!」とサンソフトの過去のIPを活用するプロジェクトが始まり、『いっき団結』に続いて、2024年2月にこの『へべれけ』の『2』が発売されました。フェルト風のグラフィックになったローグライク要素の強い正統続編でした。

 更に、2024年3月に『へべれけ えんじょいえでそん』のタイトルで1作目の移植が発売されました。現代移植らしく「巻き戻し」等の便利機能や、スピードランモードなどのやり込み要素が搭載されているそうです。

 順番が逆ーーー!

 『2』の1ヶ月後に『1』の移植を出すのワケ分かんなくない?
 『1』の移植の後に『2』を出すべきだし、その間が1ヶ月ってのも短すぎる……

 30年近く新作が出ていなかったシリーズなのに、1ヶ月の間に続編と初代移植が出るの胃もたれがすぎるわ。

こういう人にはオススメ!
 変なキャラ達のちゃんとしたアクションゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 豪華声優陣のボイスを期待している人(ボイスがあるのはスーファミ以降です)

↓p4↓



◇ 『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|S・PCSteam
 <コマンドバトルRPG+自分育成シミュレーション>

<画像はSteam版『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』より引用>

 元々は2008年にPS2用として発売されたRPGで、2012年には様々な追加要素を加えた『ゴールデン』がPS Vita用に発売、2020年にその『ゴールデン』がSteamに移植されて、2023年に各ゲーム機で発売されました。

 田舎の高校に転校してきた主人公が、友人達と過ごしたり、部活をしたり、バイトをしたりといった、『ときめきメモリアル』のように自由なスクールライフをエンジョイできる一方……この田舎町で起こっている殺人事件の犯人を追うために、ダンジョンに潜って戦うRPGパートでストーリーを進行していくという二つの側面を持ったゲームになっています。

 バイトや部活をしたいけれど、そうするとダンジョンに潜る時間がなくなって、タイムリミットまでにストーリーを進行させられなかったらゲームオーバー……青春って忙しい! 『バンドリ』みたいに1年間を4周させてくれないかな!


 ものすごくよく出来たゲームで実況しながら楽しく遊んでいたのだけど、ちょっと戦闘の難易度が上がってしまって苦戦していて(タイムリミットがあるので無限にレベル上げとかも出来ない)、そのタイミングで殺人事件の犯人のネタバレを喰らってしまってモチベーションが下がってしまい……麻雀動画も作らなければならないしと、一時中断してしまっていました。

 昨年、難易度設定を最低に設定して再開。
 ダンジョン攻略に(ゲーム内)時間がかからなくなったので、ストレスなく田舎暮らしを満喫できるようになりました。ゲーム、やはり最低難易度で遊ぶくらいがちょうどよい……

こういう人にはオススメ!
 青春とRPGを両方楽しみたい人

こういう人にはオススメできない!
 タイムリミットに追われるのに耐えられない人


(動画リスト:ミリしらで始める『P4G』
↓pokemidori↓



◇ 『ポケットモンスター リーフグリーン』
 <Nintendo Switch
 <コマンドバトルRPG>

<画像はゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 緑』より引用>

 元々は1996年に発売されたゲームボーイ用ソフト『赤』『緑』があって、世界中で大ヒットを起こしただけでなく、アニメ、玩具、TCGなどなどさまざまな展開をしていく「一大文化」を生み出しました。私がプレイしたのは、このゲームボーイ版の『緑』の方です。
 
 その後、2004年にはゲームボーイアドバンス用ソフト『ファイアレッド』『リーフグリーン』というタイトルでリメイクされて、現在Switchでダウンロード販売されているのはこのリメイク版の方です。シナリオは基本的にそのままに、システムをアドバンス時代のシリーズに合わせて調整したり、初心者向けのヘルプ機能を追加したりしているらしいです。


 『ポケットモンスター』以前から、「敵モンスターを仲間にできるRPG」は『女神転生』シリーズや『ドラゴンクエストV』などが存在していました。
 『ポケットモンスター』の革新的だったところは、それを「すべてのモンスターを仲間にできる」「ボス敵が出してくるモンスターも、他の方法でプレイヤーが仲間にできる」としたところだと思います。「敵専用のモンスター」がいないんですね。

 RPGは基本的に「トンデモなく強い敵」を「本来なら弱いはずの味方キャラで創意工夫して倒す」ゲームだと思うのですが、『ポケモン』はそこを公平にして競技性の高いスポーツのようにしてしまったのです(敵だけは強力な技を延々と撃てる、みたいな不公平要素はありますが)。


 また、そのモンスターの収集の仕方も様々で、「仲間キャラを増やす」行為が「コレクションを集める」要素となっているのも面白かったところ。

 戦闘のね、難易度はね……すごく高くて(ゲーム内で説明されない要素も多く、クリア後に教えてもらって驚いたこともたくさんあった)、だからこそリアルキッズ達の間で情報交換が盛り上がったのだろうと思うのですが。オッサンが1人で遊ぶには難しかった!!

 この辺は、リメイク版だとヘルプ機能を付けて初心者でも遊びやすくなっているらしいですが。


こういう人にはオススメ!
 いろんなものを集めるのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 「こども向け」のゲームだと甘く見ている人


↓BombChicken↓



◇ 『Bomb Chicken』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <アクションパズル+死にゲーアクション>

<画像はNintendo Switch版『Bomb Chicken』より引用>

 ジャンプは出来ないけど、卵のように爆弾を産めるニワトリを操るアクションパズルゲームです。操作性も悪くないし、ドット絵のグラフィックも可愛いし凝っています。ジャンプ出来ない鶏が爆弾を駆使して進むアイディアも、その爆弾を様々なことに使わせるのも良かったと思います。色々と気配りの効いていて、クオリティは高いゲームなんです。

 ただ、アクションパズルなのに「1ステージ4~6エリア」で構成されていて、残機が尽きたらステージの最初からという仕様はキツすぎで、私の肌には合いませんでした。アクションパズルってトライ&エラーで「間違った解を潰していくゲーム」だと思うのだけど、この仕様だと一瞬で残機が溶けて最初からになってしまうんですよ。

 また、アクションとパズルの比率は8.5:1.5くらいで、「解法は分かっていてもタイミングが超シビアなので10回に1回くらいしか突破出来ない」場面を3~4箇所連続でクリアしなくちゃいけないので……戻し作業がマジでつらい。
 なので、後半は「戻し作業」をしなくてイイように攻略動画を観ながらその通りにプレイしました。それでもすげえ死んだけどね! 「アクションパズル」というより「死にゲーアクションゲーム」と思った方がイイかも……

こういう人にはオススメ!
 戻し作業が苦にならない人

こういう人にはオススメできない!
 かわいいグラフィックなので簡単なゲームかなと思ってしまった人

↓ginsei↓



◇ 『本格AI搭載 銀星麻雀』
 <Nintendo Switchプレイステーション4
 <麻雀+1人用専用>

<画像はNintendo Switch版『本格AI搭載 銀星麻雀』より引用>

 『ラビ×ラビ』シリーズや『リアルタイムバトル将棋』で知られるシルバースタージャパンの1人用麻雀ゲームです。定価387円という超低価格で、有料DLCのような追加課金もなければ、スマホゲーのように広告が表示されたりもしません。

 その分、機能は相当割り切っていて、「オンライン対戦」もなければ、「本体を持ちよってのローカル対戦」もありません。出来るのは「CPUとのフリー対戦のみ」で、そのCPUキャラも20人全員シルエットのみ! でも、純粋に麻雀を打ちたいだけならこれで構わないんですよね。
 「待ち牌(最後にこれが来ればアガリになる牌)を表示する機能」や細かいルール設定、「全手牌オープン機能」など、私が麻雀ゲームに要求するものは大抵揃っていて(唯一の不満は「赤ドラ」の設定ができないこと)、更にNintendo Switch版はタッチ操作にも対応しています。

 麻雀ゲーム自体はスマホなどで基本無料のものもたくさんありますが、広告を見なくちゃいけなかったり、サービスが終わったら遊べなくなったりするので、買い切りのこちらを買っておくのも手だと思いますよ。

こういう人にはオススメ!
 低価格の買い切り・麻雀ゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 麻雀は対人戦じゃないと意味がないと思う人

↓majin↓



◇ 『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』
 <Nintendo SwitchSteam
 <2Dアクションシューティング>

<画像は3DSダウンロードソフト『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』より引用>

 元は2014年に発売された3DSのダウンロード専用ソフトで、『2』『3』『4』といった続編や、Nintendo Switchにも移植された『ブレイブダンジョン』『ルディミカル♪』といったスピンオフなど、様々なシリーズ作品がここから生まれます。

 この第1作を、2019年にリメイクしたものがNintendo SwitchとSteamで遊べます。本編が遊べるゲーム機が3DSやVitaといった「世代交代した機種」だけになってしまったため、シリーズの1作目をフルリメイクしてキャラを改めて知ってもらおうという狙いがあったのかなと思います。フルリメイク版はグラフィックがキレイになっただけでなく、システムも『2』に近いものになったみたいなので遊びやすくなっているんじゃないかと思われます。


 ゲームとしては『ロックマン』タイプのゲームで、難易度は低くないけど「1ステージはそこまで長くない」ので、何度も何度もプレイしてパターンを覚えていく体育会系のアクションゲームです。それでいて「成長要素」もあるので、繰り返しプレイしていると徐々にプレイヤーが有利になっていくバランスが見事でした。
 作った人が「このゲームを隅々まで遊んでくれよ!」というサービス精神にあふれる人なんでしょう。やりこみ要素も豊富で、2周目の特典を解禁するための「ポーカー」が収録されていて、気付いたら何時間もこれだけ遊んでしまうほどでした。インディーサークルから生まれたゲームで、こんなに作り込まれているものなのかと思いましたねぇ……

こういう人にはオススメ!
 低価格ながら、よく作り込まれているアクションゲームを求める人

こういう人にはオススメできない!
 サクサクとクリアできるゲームを求めている人

↓majin2↓



◇ 『魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-』
 <Nintendo SwitchSteam
 <2Dアクションシューティング>

<写真は3DSダウンロードソフト『魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-』より引用>

 元々は2015年にニンテンドー3DS用に発売されたアクションシューティングで、2017年に追加要素を加えたSteam版が、2024年にはNintendo Switch版が発売されました。

 この『2』のシステムで『1』のリメイクが作られたように、ここでシステムが完成されたと言っても過言ではないです。

 リメイク前の『1』は特殊ショットを撃つためには強化ゲージを消費しなくちゃならなかったので、基本的にずっと通常武器を使い続け、イザという時だけ特殊武器を使うという戦いにするしかありませんでした。せっかくボス敵を倒して新武器を手に入れても気軽に使えなかったのです。
 『2』やリメイク後の『1』は、自動回復する「全武器共通のキャパシティ」を使用してすべての武器が使えるようになりました。特殊武器も道中で好きなだけ撃てるし、プレイヤーが好きな武器を使った攻略が出来る自由度が生まれたんですね。


 前作がシビアすぎたところから、とっつきやすく、「マジックアイテム」や「リベンジマジック」といった万人が楽しめるように様々な追加要素を加え、ボリュームもカスタマイズ要素も増して、オマケ要素は更に充実していて……

 そして、何より……
 前作のステージボスキャラの1人「ソラ」ちゃんがプレイアブルキャラとして使えるのがむちゃくちゃ嬉しい! 
 作者のNAN-Aさんが東方Projectのファンで東方の二次創作をしていたこともあって、敵のキャラクターであっても1人1人を大事にしていて、前作の敵キャラがプレイアブルに昇格したり、敵だったキャラを主人公にしたスピンオフ作品を出してくれるのかなぁと思います。

こういう人にはオススメ!
 遊びやすい、完成度の高いアクションゲームを求める人

こういう人にはオススメできない!
 かわいいキャラが嫌いな人

↓mama↓



◇ 『ママにゲーム隠された』
 <Nintendo Switchプレイステーション4iOSAndroidOS
 <脱出ゲーム>

<画像はiOS版『ママにゲーム隠された』より引用>

 元々は2016年から展開されているスマホ用のゲームで、2017年からステージを追加してゲーム機用にも発売されました。シリーズはその後も続いていて、スマホ版は4作目までの内容を1つのアプリにまとめたバージョンになっているそうです。私は1作目のみ、スマホ版を遊びました。

 ゲーム大好きな少年が、ゲームを遊びすぎているので母親にゲーム機を隠されてしまい、隠されたゲーム機を探すというアドベンチャーゲームです。ゲーム機をゲットすればそこでステージクリアですが、アイテムを駆使したり、母親をまちがって見つけないように気を付けなければなりません。
 ゲーム感覚としては「小粒なステージクリア制の脱出ゲーム」というカンジで、脱出ゲームは「ゲームをあまりしない層」にも人気のジャンルなのでこれがスマホでヒットしたのも納得です。ネタゲーとしても面白いし。スマホ版はヒントを見るために動画広告を再生する必要があったのですが、ゲーム機版だとミニゲームをしなくちゃいけないんですってね。

こういう人にはオススメ!
 気軽に遊べるネタゲーを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 しっかりした脱出ゲームが遊びたい人

↓mary↓



◇ 『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』
 <Nintendo Switchプレイステーション4・5Steam
 <シミュレーション+RPGのテイスト>

 元々は1997年にプレイステーション用に発売された異色のRPGで、同年にセガサターン版も発売されました。今も続くガストブランドの「アトリエ」シリーズの1作目です。2023年に3D化されたフルリメイクがなされていて、Nintendo Switchで遊べるのはこのリメイク版ですね。私は原作をプレステで遊びました。

 「世界を救うのはもうやめた」のキャッチコピーの通り、典型的なRPGのような世界を舞台にしつつ、冒険をするのではなく「錬金術の店」を経営してアイテムを完成させるのが目的です。
 1つの街とその周辺を舞台にして、ゲーム終了の期限があって、自由なプレイスタイルで遊べて、それに応じたマルチエンディングがあるなど……やることは全然ちがうのだけど、方向性としては『プリンセスメーカー』なんかに近いんだと思います。

 私はシミュレーションゲームが「好きだけど不得意」なため、自力ではバッドエンド的な終わり方にしかならず、攻略本を買ってグッドエンドを見た記憶があるのだけど……今だったらもっとしっかり遊べるのかもと、リベンジしたい思いはあります。


 2023年に発売されたフルリメイク版は、「チュートリアル替わりのミッション」が追加されたり、「5年間の期限」以降も遊べるモードが追加されたり、原作の良さを残しつつ現代風に遊びやすくなっているみたいですね。
 ディフォルメされたグラフィックには「ライザみたいな現代アトリエのようなリアル頭身が良かった」という声も多かったらしいのですが、現代アトリエとはジャンルもゲーム性も大きく異なるために敢えて差別化を図ったとのこと。個人的には納得です。

こういう人にはオススメ!
 ファンタジー世界での生活を楽しみたい人

こういう人にはオススメできない!
 マルチエンディングが苦手な人

↓Shifty↓



◇ 『Mr. Shifty』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteam
 <2D見下ろしアクションゲーム+バイオレンスアクション+死に覚えゲー>

<画像はNintendo Switch用ソフト『Mr.Sifty』より引用>

 壁をもすり抜ける「瞬間移動」が出来るのだけど、敵の攻撃には一撃で死ぬ主人公を操作して、わんさか湧く敵を倒していくバイオレンスアクションゲームです。
 よゐこのインディーでお宝探し生活で濱口さんがシフティのコートを学ランと見間違えて「『熱血硬派くにおくん』みたいなゲームかな」と仰っていましたが、当たらずとも遠からずで、「昔のベルトスクロールアクションゲーム」のようなゲームでした。たくさん敵が出てくる!殴って倒す!木刀が落ちてる!拾ってそれで敵を殴って倒す!みたいなゲームです。

 しかし、「ベルトスクロールアクション」とちがうのは、主人公が一撃でも喰らったら死ぬことです。そのため、「瞬間移動」を駆使して敵の攻撃が当たらない壁の向こうに逃げたり、壁の向こうから突然現れて敵を殴って倒したり、といった地形を使った戦略が求められるという。


 基本的には「やられてもすぐ手前から再開」なので、『Celeste』同様に“ガンガン死んでも1回でもクリアできたら先に進める系の2Dアクションゲーム”と言えると思うのですが……後半は相当難易度が高い上に、最終面はリトライポイントが少なくて「8連戦を一撃でも喰らったら最初からやり直し」という鬼畜仕様で、「死んでもすぐ手前から再開になるから大丈夫だよ」というゲームは終盤「死んでもすぐ手前から再開にならず、うんと前に戻される」ことで難易度調整するといういつものパターンに閉口するしかないという。

こういう人にはオススメ!
 地形や落ちているものを活かして大暴れしたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームに求めるのは「爽快感」であって「高難度」ではないという人

↓Minit↓



◇ 『Minit』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SWindows PCSteamEpic GameストアiOSAndroidOS
 <2D見下ろしアクションアドベンチャー>

<画像はNintendo Switch版『Minit』より引用>

 「白と黒だけの画面」と「1分で主人公が死んでしまう」ことが特徴のアクションアドベンチャーです。
 しかし、その特徴を特に活かそうとすることもなく、「白と黒だけの画面」なことに理由はありませんし、「1分で主人公が死んでしまう」のはただ単にプレイヤーに枷を付けているだけという印象でした。もうちょっとこの設定を活かしたゲームデザインになっていればなぁ。

 「1分で主人公が死んでしまう」というのは、要は「1分経つと強制的にコンティニューポイントに戻される」ってだけなので、ゲームジャンルは『ゼルダの伝説』のようなアクションアドベンチャーなのですが、プレイ感覚は『牧場物語』みたいな「高速で過ぎていく1日の間にやらなければならないことをこなすゲーム」に近いなと思いました。

 逆に考えると、「全ての行動が“コンティニューポイントから1分の間に行える”ように配置されている」とも言えるので……短時間でクリアまで行ける「コンパクトな2Dゼルダ」を遊びたい人には向いているかな。

こういう人にはオススメ!
 アクションアドベンチャーに興味はあるけど時間がなくて手が出せなかった人

こういう人にはオススメできない!
 「斬新なゲーム」を期待している人


(動画:『Minit』昨日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフトを冒頭だけ実況プレイ
↓maou↓



◇ 『メゾン・ド・魔王』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Steam
 <タワーディフェンス+マンション経営シミュレーション>

<画像はニンテンドー3DS版『メゾン・ド・魔王』より引用>

 元々は2012年にXbox360向けに発売されたインディーゲームで、そこから大きな話題になって様々な機種に移植されました。私がプレイしたのはニンテンドー3DS版ね。

 魔王になってモンスターをマンションに住まわせて、次々とやってくる冒険者どもから守ってもらおうという「タワーディフェンス」と「経営シミュレーション」の融合のようなジャンルのゲームです。効率よく冒険者を倒してもらう配置にするだけでなく、住民の満足度を上げると恋人を連れこむようになってこどもを作るなど「モンスターの生活を眺める」楽しさもあります。

 ただ、シミュレーションゲーム不得手な自分にはちょっと難しくて、入居させては死なせ、入居させては死なせのデスマンションになっちゃいました。だから、こどもを作らせるみたいな余裕もなくて……行き当たりばったりのゴリ押しプレイで何とかクリアしただけになってしまいました。私のゲームスキルがなさすぎて、ゲームの魅力を噛みしめる余裕がなくて申し訳ないです。

こういう人にはオススメ!
 頭の回転が速い人

こういう人にはオススメできない!
 イザという時にパニックになってしまう人

↓mofmof↓



◇ 『モフモフ戦線』
 <Nintendo Switch
 <2D対戦格闘ゲーム>

<画像はNintendo Switch用ソフト『モフモフ戦線』より引用>

 『プチコン』で(ほぼ)一人で作ったという新作2D格闘ゲームです。
 セーブ周りと決定音のSEは確かに『プチコン』そのものなのですが、それ以外は、本当にプチコンで作ったの?と疑いたくなる出来でした。定価700円のゲームなのに執念のようなこだわりが随所に見られて、設定変更や隠し要素や実績なども入っています。

 登場人物全員ケモキャラで、ストーリーは各キャラ同士の会話と簡素なエンディングだけなのですが、ゲーム内に登場する要素からどうやら世界設定は「ポストアポカリプス」と推測できます。

 格闘ゲームとしての出来は格闘ゲームに疎い自分にはよく分からなかったのですが、評判を見る限りは「格闘ゲームをよく分かっている人が作っている」と言われていますね。初心者にはシステム・難易度的にもちょっとハードルが高いかもだけど、そのシステムも段階的にオフにできるので、全然勝てないという人は難易度だけじゃなくてシステムもイジッた方がイイかも。

 批判的な意見として「チュートリアルがない」というものをよく見るのですが、ガチの格ゲー初心者の私はチュートリアルがある格ゲーでもそのチュートリアルがクリアできなかったりするので(「○○の技を出せ!」って言われても一生出せずにそこから先に進まない)……チュートリアルがあればどうにかなる問題でもないと思います。

 個人制作なんだから作者が作りたいものを作ればイイんだし、それなら「格闘ゲームをまったく遊んだことがない人」に向けてではなく、ある程度「格闘ゲームの文法が分かっている人」に向けて作ったのも問題ないでしょう。

 その点で言うと、むしろ「オンライン対戦がない」のが残念かも。『プチコン』にそもそもそういう機能がないのだからしょうがないんですが。

こういう人にはオススメ!
 オンラインがなくてもイイからガチ目の格闘ゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 個人制作なんだからサクッとクリア出来るゲームだろうと甘く見ている人


(動画:【プチコン4で作られた】『モフモフ戦線』を、格ゲー初心者が1周だけプレイ
↓unicorn↓



◇ 『ユニコーンオーバーロード』
 <Nintendo Switchプレイステーション4・5Xbox Series X|S
 <シミュレーションRPG>

<画像はNintendo Switch版『ユニコーンオーバーロード』より引用>

 『十三機兵防衛圏』のアトラス×ヴァニラウェアによる、完全新作シミュレーションRPGです。『十三機兵防衛圏』のシミュレーションパートが難しくて苦手だったので不安でしたが、こちらは直感的に遊べました。

 リアルタイムに動く敵味方に指示を出していくので「RTS」っぽいところもあるんですが、ポーズ中に全ユニットに指示を出して、時を動かして経過を見て、予想外のことが起こったらポーズしてさっきの指示を変更する……ってなカンジで思ったよりもあわただしくはなくて、90年代から続く『ファイアーエムブレム』などのSRPGを現代風に翻案したらこうなるという印象で遊びやすいです。

 ヴァニラウェア製のグラフィックは、背景もキャラも美麗で満足。
 美形キャラばっかりじゃなくて、むさいオッサンとかもしっかりいるのがイイですよね。

 ただ、超時間泥棒な「沼」要素が多く……
 小隊制システムは、例えば「アーマーナイト(ホプリタイ)」と「飛行キャラ」を一緒の小隊にすると「ムチャクチャ硬い上に地形を無視して進める」みたいなユニットが出来上がるんですね。この組み合わせを考えるのが楽しいし、更に戦力的な意味ではなくて「このキャラとこのキャラを同じ小隊に入れておくと親密度が上がって特殊会話が起こる」みたいな要素もあるので、ユニット編成だけで無限に時間が吸われてしまう!!

 また、横道のクエストが楽しい上に、「サブクエをこなした分だけ仲間が増える」ので、少し進むごとにまた小隊を組み替えたくなって……全然ゲームが進みません!


 40時間くらいプレイして、マップ的には半分くらいクリアしたと思うのですが、そこから私が超忙しくなってゲームを遊ぶ時間がなくなって止まってしまっています。
 もうキャラの名前とか覚えていないから最初からやり直したい気もするけど……超ボリュームなことが、またネックになってしまう。このゲームを遊ぶだけの十分な時間がほしい!!

こういう人にはオススメ!
 すべてにおいて作りこまれている「すごいゲーム」を遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 時間のない人

↓yurucam↓



◇ 『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamOculus Store
 <VR+アドベンチャー>

<画像はNintendo Switch版『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』より引用>

 『ゆるキャン△』のVRゲームの2作目です。Nintendo Switch版は『Nintendo Labo』のVRを使って遊べます。
 1作目は「なでしこ視点でリンちゃんを見るゲーム」でしたが、この2作目は「リンちゃん視点でなでしこを見るゲーム」になっています。要は、リンちゃんが好きな人は1作目を、なでしこが好きな人は2作目を買うとイイってことですね。VRを使わなくても遊べますが、流石にVRなしだと魅力減だと思います……

 お値段は高く(2420円)、横道の写真撮影などを含めても1時間もあれば遊び終えてしまうようなボリュームしかありません。私はVRだと長時間のプレイは難しいため、この内容に不満はありませんでしたが、世間では叩かれているんだろうなぁ……と思って各ストアのレビューを見たらみんな圧倒的な好評!

 でも、考えてみれば納得なんです。
 この価格なら「よほどのファン以外は手を出さない」し、そうしたよほどのファンが喜ぶように細部にまでこだわったゲームになっています。タイトル画面の『ゆるキャン△』らしいデザインと、それっぽいBGM。(多分)1期の2~3話の舞台になったキャンプ場へ、またリンとなでしこでやってきたという設定で。まったりとコーヒー飲んだり、犬と戯れたり、鍋を食べたりする。料理シーンは大塚明夫さんによる解説もある。松ぼっくりを見ると、もちろんあの言葉を言う。そうしたものを、体験できるだけで「よほどのファン」は全然嬉しいのです。

 不満があるとすれば、作中のスマホで撮った写真を後で見返したりできないところかなぁ。この辺は6機種同時発売したせいで、仕様が統一されていないせいだと思います。結局私はNintendo Switchのスクショ機能で写真を撮り直しました。

こういう人にはオススメ!
 なでしこと同じ空間を生きていたい人

こういう人にはオススメできない!
 VR環境のない人


(動画:【本日配信】『ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』を序盤だけ実況!
↓Yoku↓



◇ 『Yoku's Island Express』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamEpic Gamesストア
 <2D探索アクションアドベンチャー+ピンボール>

<画像はNintendo Switch版『Yoku's Island Express』より引用>

 フンコロガシが主人公のメトロイドヴァニア風ピンボール……と書いた時点で8割の人が「フンコロガシが主人公とかイヤだな」「メトロイドヴァニア難しそう」「ピンボール興味ないし」と、自分には関係ないゲームと思っていそう! 私としては大好きなゲームなのに、私以外このゲームのことを話題にしている人をまず見かけないのでここを読んでいる人は興味を持ってください!

 絵本のような美しいグラフィックの世界を、隅から隅まで「探索する」2Dアクションアドベンチャーですが……「戦闘」はボス戦くらいで、それにもゲームオーバーなどはありません。メトロイドヴァニアにありがちな「新しいエリアを探索するのは楽しい」けど、「厄介な敵がうようよ湧いてきて憂鬱になる」みたいなことはありません。要はこのゲーム、「敵との戦闘」を極力なくしたメトロイドヴァニアなのです。

 じゃあ、あっという間にマップの隅から隅まで踏破できちゃうのでは?と思うかもですが、そこにピンボール要素が上手く絡んできます。フンコロガシ君の巨大なフンをボールに見立てて、フリッパーで弾いて上のエリアを目指す! といったカンジに、移動もボス戦も頼まれごとも全部ピンボールで解決していくんですね。

 シンプルな操作でゲームオーバーもなく、それでいてピンボールをクリアした時の達成感もある―――奇跡のような融合を果たしているのです。日本語翻訳も悪くないし、もっと評価されるべきゲームだと思います。

こういう人にはオススメ!
 「敵」にやられることのないメトロイドヴァニア(探索アクション)を求めている人

こういう人にはオススメできない!
 ヒリヒリするような難易度をゲームに求める人


(記事:『Yoku's Island Express』レビュー/移動もクエストもボス戦も、全部ピンボールで解決だ!
↓Yono↓



◇ 『Yono(ヨノ)』
 <Nintendo Switch
 <アクションアドベンチャー+アクションパズル+クォータービュー>

<画像はNintendo Switch用ソフト『Yono』より引用>

 かわいいゾウが主人公の、クォータービュー『ゼルダ』。
 クォータービューのゲームは「完全3Dのゲームは作れないけど、奥行きと高さは表現したい」時期(スーファミ~プレステ・サターン辺り)に多かったと思うんだけど、あの頃のコントローラでクォータービューのゲームは遊びづらくて苦手でした。今はアナログスティックがあるので思った方に移動できるから、普通に楽しめるもんですね。

 ゲームとしては「パズル」要素の強いアクションアドベンチャーってところですかね。敵とのバトルもありますが、主人公がゾウなためほぼ負ける気がしません。そりゃ最強の動物ですもんね。反面、フィールドの移動が遅いのが気にかかるのだけど、しょうがない。キビキビ走ったらゾウじゃなくなりますもの。
 全体的に難易度は低く、かわいい見た目通り、小さな子供でもクリア出来そう。終盤は「パズル」「バトル」ともにちょっと難易度が高くなりますけどね。

 しかし、ストーリーは何気に深く作られていて、「政治問題」「外交問題」などがテーマになっています。それを外からやってきた「無邪気」なゾウの視点で描くので、それが理解できなくても楽しめるゲームだと思いますが、大人がプレイすると「かわいいだけではなかった!」と驚かされるという。

こういう人にはオススメ!
 アクションアドベンチャーに興味はあるけど難しそうで手が出せなかった人

こういう人にはオススメできない!
 かわいい動物が嫌いな人


(動画:本日配信になったばかりのNintendo Switch用ダウンロードソフト『Yono(ヨノ)』の冒頭だけ実況プレイ
↓ryza↓



◇ 『ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』
 <SteamDMM Games
 <DX版:Nintendo SwitchNintendo Switch2プレイステーション4&5Steam
 <コマンドバトルRPG+アイテム調合>

<画像はNintendo Switch版『ライザのアトリエ』より引用>

 およそ1年に1本のハイペースで発売されている『アトリエ』シリーズが、心機一転を目指してキャラクターデザインやシステムを一新した意欲作でした。
 今までの「都会的」で「ガーリー」なイメージが強かった主人公達とは対照的に、「田舎的」で「わんぱく坊主的」でかつちゃんと美少女というライザちゃんのデザインは神がかっていると思います。そして、シナリオもちゃんとそれを活かしたものになっていました。「閉鎖的な島」で、自分の価値にすら気付かずに日々を過ごしていた少年少女が、ひと夏の出会いをきっかけに大冒険をして大きく成長していくストーリーは往年のジュブナイル作品的な魅力がありました。

 ライザちゃんのキャラデザだけ見て「こんなエロイ体しているんだからエロイゲームなんだろうな」なんて思っちゃいけませんよ。ストーリーはむっちゃ健全で、こどもにも遊んでほしい作品です!


 ゲームジャンルはシンプルな「メインストーリーは一本道で、サブクエストなんかを大量に受けられるコマンドRPG」ですが、戦闘システムや、アイテム調合システムなんかに独自性があって最初は戸惑うかもです。それらを理解できるようになる中盤あたりからグンと面白くなるのだけど、恐らく難易度を「誰にでもクリアできるように」と下に合わせた結果、終盤は「ザコ戦もボス戦も同じパターンを繰り返しているだけで勝てる」ようになっちゃうのは物足りなかったかな……
 アイテムや魔法の独自システムは「普通のRPGでありがちな“もったいないから温存しよう”という消極的な戦い方をしなくて済む、積極的に色んなアイテム・色んな技を使いたくなる仕様にしたかった」のだと思うのですが、その結果どの敵も同じ大技連発で倒すようになっちゃうという。

 1年に1本ペースで発売されているシリーズなだけあって、システム面は「まだまだ作り込みが足りないような」と思わせるところは多かったです。グラフィックやストーリーは申し分ないし、サブクエストなんかも「あの島に暮らす人々」をしっかり描いていてすごく良かったんですけどね。

 現在は、このゲームの続編である『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』が発売された上に、全部まとめてDX版が発売された他、『1』のストーリーの前半部分がテレビアニメ化されました。

 それくらい、「アトリエシリーズをリブートさせた」作品だったんですね。


こういう人にはオススメ!
 少年少女のひと夏の大冒険に胸が躍る人

こういう人にはオススメできない!
 独自システムのない「普通のRPG」が遊びたい人


(動画:本日発売になったばかりの『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の冒頭を実況プレイ!
↓lal↓



◇ 『LIVE A LIVE』
 <Nintendo Switchプレイステーション4&5Steam
 <RPG+戦闘は戦略シミュレーション風>

<画像はWii Uバーチャルコンソール版『ライブ・ア・ライブ』より引用>

 元々は1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたスクウェアのRPGで、私は2015年に配信されたWii Uバーチャルコンソールで遊びました。『オクトパストラベラー』のようなHD-2Dグラフィックのリメイク作が2022年にNintendo Switch用ソフトとして発売され、そちらは原作の不満点がかなり解消されているらしいです。終盤の鬼エンカウント率とか。

 スクウェアはスーファミ時代、王道から異色作、アクションRPGもシミュレーションRPGも、様々なRPGを作っていましたが―――その中でもトップクラスに実験的だったのが今作です。
 主に小学館系列で活躍していた7人の漫画家さんに、7人それぞれの主人公をキャラクターデザインしてもらい、彼らを主人公にした「原始編」「幕末編」「功夫編」「西部編」「現代編」「近未来編」「SF編」という7つの話がオムニバスのように好きな順番に遊べるRPGです。戦闘システムなどは共通なのだけど、「こちらの話は探索に特化したRPG」「こちらの話は育成に特化したRPG」と、フィーチャーする部分がまったくちがうので「7つの別のRPGが入っている」ようなゲームでした。

 「RPGって何が面白いのか」「アナタはRPGのどの部分が好きなのか」を突きつけられる作品で、7つ全部が好きになれるかどうかは難しいでしょうが、7つの中のどれかは好きになれるはず。私は「SF編」が好きでした。


 個人的には、終盤の仕様とバランス調整があまり好きじゃなかったのですが、リメイク版だとそこに調整が入って相当遊びやすくなっているそうなので今遊ぶのならリメイク版がオススメです。コンプライアンスに合わせたお色気シーン、セクハラともとれるシーンの削除以外は、原作ファンをガッカリさせる変更点はなかったみたいですし。

こういう人にはオススメ!
 挑戦的な「RPG」に興味がある人

こういう人にはオススメできない!
 鬱シナリオに耐えられない人

↓rabilabi↓



◇ 『ラビ×ラビ-パズルアウトストーリーズ-』
 <Nintendo Switchプレイステーション4
 <2Dアクションパズル>

<画像は3DSDLソフト『ラビ×ラビ えぴそーど3』より引用>

 『ラビ×ラビ』シリーズの原点は2010年に携帯電話用アプリとして配信された『ラビット★ラビリンス』です。
 その約半年後にグレードアップ移植版として『アクションパズル ラビ×ラビ』という名前でニンテンドーDSiウェアが発売され、200円で遊べる超面白いゲームとして私も猛プッシュしていました。

 2011年には同じDSiウェアで『えぴそーど2』、3DSダウンロードソフトに移って『外伝 Witch's Cat』、2012年には『えぴそーど3』が発売され―――その4本をセットにしてフルリメイクしたのがこの『ラビ×ラビ-パズルアウトストーリーズ-』です。2017年にVita、2018年にPS4とNintendo Switchで発売されました。

 ゲームとして面白いのは間違いないのだけど、原作が安価なダウンロードソフト(200円+200円+700円+600円=1700円)を定価4000円くらいのパッケージソフトとして発売されたのはちょっと割高感を感じなくもない……


 ゲームとしては「主人公」をゴールまで進める2Dアクションパズルで、可愛らしい見た目ながらに難易度はガチです。「どうやって解くのか」を数日悩んで、そうか! 逆転の発想だ! と閃いた時の気持ち良さは、『ゼルダの伝説』などの謎解きが好きな人には溜まらないことでしょう。
 元が4本のゲームなのでボリュームも相当あって、『外伝』に関しては主人公キャラがちがうので別ゲームの感覚で遊べると思います。フルリメイク版には『えぴそーど3』にあったデモプレイが収録されているだけでなく、ヒント機能が「答えそのものズバリ」ではなく「ある程度考えさせられる」くらいに留めてあるそうで、初心者にも安心ですね。

 実はこのゲーム、原作は全部クリア済だけどNintendo Switch版も買っているので、いつか実況動画として残したいと思っているのだけど……時間が取れずに未だ手を付けられず。

こういう人にはオススメ!
 『ゼルダの伝説』等の「謎解き」でうんうん唸って考えるのが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 原作との価格差を気にしてしまう人

↓Obra Dinn↓



◇ 『Return of the Obra Dinn』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteamGOG
 <推理アドベンチャー+3D探索>

<画像はNintendo Switch版『Return of the Obra Dinn』より引用>

 60名の乗員乗客がいなくなり、無人で戻ってきたオブラ・ディン号の中を「ウォーキングシミュレーター」のように歩き回る推理アドベンチャーゲームです。死体を見つけ懐中時計:メメント・モーテムを使うと、「まさに死んだ瞬間」の3D空間に行くことが出来るので、オブラ・ディン号の中で起こったことを推理していくというゲームなんですね。

 「敵」との戦闘とかはありませんし、アクションゲームが苦手な人でも安心して楽しめると思いますが、3D酔いはかなりキツイゲームだと思います。


 白眉なのは、推理パートです。ただボーッと3D空間を眺めるのではなく、そこから60名の乗員乗客がどうなったのか、死んだ場合は死因を、殺された場合は犯人を記述していき、空白だった手記を埋めていかなくちゃなりません。ポケモン図鑑を埋めていくみたいな感覚で、船内の死体を発見してその「死んだ瞬間」をどんどん記録していくのめっちゃ楽しいのだけど、不謹慎にもほどがある!

 インディーらしいアイディア勝負のゲームなんですが、この推理パートの難易度が絶妙ですし。更に、誰一人「名前」も「安否」も的中させていなかったとしても、ほとんどの「死んだ瞬間の3D空間」にはアクセス出来ますし、エンディングには到達できるのも好きなところです。
 手記の完成はあくまでプレイヤーが能動的にやりたくなったらやればイイというだけで、「何も解かなくてもゲームの大半を体験できるような構造を目指しました。途中で難しすぎると感じても、詰まることなく先へ進められます。」との作者談です。この強要されていない感覚が「自分で推理している」感につながっていると思うんですよね。

こういう人にはオススメ!
 断片的な情報からストーリーを読み解ける妄想力の高い人

こういう人にはオススメできない!
 レールに沿ったストーリーを楽しみたい人

  ↓littleinfe↓



◇ 『リトルインフェルノ』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <火遊び+連想クイズ>

<画像はWii U版『リトルインフェルノ』より引用>

 元々は、『グーの惑星』などを開発していたアメリカの会社Tomorrow Corporationが、2012年のWii Uのロンチに発売した海外のダウンロード専用ソフトです。その後、PC版やスマホ版も出されたのだけど、2015年に任天堂がローカライズして日本語版はWii U専用として発売しました。この時に任天堂が「日本独自のコンボ」を大量に追加したため、PCやスマホでの日本語版はしばらく出ていませんでした。
 Nintendo Switch版はフライハイワークスからの発売ですが、日本語で遊べますし、コンボ数の表記を見る限りはWii U版を踏襲しているみたいです。任天堂機からの発売だから、「任天堂の追加要素」をそのまま引き継げたのかな?

 ……というのが以前の情報で。
 2022年11月に、なんとSteam版に有料DLCが発売され、それに合わせてなのかPC版やスマホ版にも日本語が追加されたそうです(Epic Games版は現在まだ日本語化されていないみたいなのでリストには載せていません)。
 レビューを読むと、この日本語バージョンは“任天堂が「日本独自のコンボ」を大量に追加したバージョン”みたい。とすると、「このタイミングで有料DLC!?」と思ったけど、任天堂がローカライズした際に「○年以内には任天堂機以外では出さない」みたいな契約をしていたのかな。


 どういうゲームかというと……
 「暖炉にモノを入れる!」→ 「火を点ける」→ 「燃える!」→ 「お金が出る」→ 「そのお金でカタログから商品を注文する」→ 「届いたソレをまた燃やす!」を繰り返すゲームです。時間制限もなければ、お金が尽きることもほぼないので、プレイヤーとしてはただただノーリスクでいろんなものを燃やしていくだけです。

 これを「ゲームが下手な人でも楽しめる!」と思うか、「遊びごたえがない」と思うかで評価は分かれるでしょう。私は前者なのでかなり好きなゲームでした。
 また、特定の商品を一緒に入れて燃やすと達成できる「コンボ」を埋めていくのも楽しいです。例えば上の画像で言うと「時は金なり」というヒントだけあって、そこから連想して「クレジットカード」と「目覚まし時計」をぶち込んで燃やしたんですね。「パズル」というより「連想クイズ」っぽいカンジですね。ストーリークリアには関係ないらしいけど、これを全部埋めていきたくなるのがゲーマーの性分でしょう。

こういう人にはオススメ!
 梱包材をプチプチ潰すのが気持ちよくて幸せな人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームオーバーがないゲームは物足りないと思う人

↓ringfit↓



◇ 『リングフィットアドベンチャー』
 <Nintendo Switch
 <フィットネス+コマンドバトルRPG+ミニゲーム>

<画像はNintendo Switch用ソフト『リングフィットアドベンチャー』より引用>

※ プレイにはSwitch1のJoy-Conが必要です

 開発部署はちがうので「結果的にそうなった」だけだと思うのですが、『Wii Fit』シリーズの問題点をしっかりと解消した任天堂の新しいフィットネスゲームです。

 『Wii Fit』はたくさんのトレーニング・バランスゲームを「好きなやつを遊んでね!」とした結果、みんな苦手なトレーニングはプレイしなかったと思うんですね。楽なもの・楽しいものばかりが選ばれがちだったのだろうと。
 『リングフィットアドベンチャー』はたくさんのトレーニングを「コマンドRPGの攻撃」に置き換えたことで、「青属性の敵に攻撃するには弱点のスクワットが有効だ」とか「敵が5匹並んでいるから、キツイけど範囲攻撃のリングアローをやらなくちゃ」といったカンジに、苦手なトレーニングも積極的に選ばせるゲームシステムになりました。

 レベルアップシステムや新しいトレーニング(攻撃)を覚えるシステムによって、継続すること自体が目的になったし、ゲームにも変化を生んでいます。バランスを量ることが主だった『Wii Fit』のコントローラとちがい、上半身・下半身の運動もしっかりと測定できるリングコンのおかげでトレーニングの幅も広がったし、ありとあらゆる点で『Wii Fit』の問題点が潰されています。


 しかし、長い!
 そりゃすぐに終わっちゃったらトレーニングにならないだろうけど、ストーリーもステージも敵も同じようなものが延々と続くので、最初の内は毎日起動していたのが徐々に「2日に1度」「3日に1度」「1週間に1度」とペースが落ちていってしまいがちで。もうちょっとダイナミックな変化が欲しかったかなーと思います。

 これは『Wii Fit』のころから言っているのだけど、せっかく「ゲームの世界をジョギングできる」要素があるのだから、他のゲーム―――例えば、『マリオ』とか『ゼルダ』とか『Splatoon』の世界を走れるステージを作ってくれないかなぁ。いや、なんなら『Wii Fit』のウーフーアイランドでもイイですよ。

こういう人にはオススメ!
 ゲームきっかけでも体を動かしたい人

こういう人にはオススメできない!
 床で寝そべって運動するようなスペースがない人

  ↓limbo↓



◇ 『LIMBO』
 <Nintendo Switchプレイステーション4SteamEpic GamesiOSAndroidOS
 <2D横スクロールアクションパズル>

<画像はEpic Gamesストア版『Limbo』より引用>

 元々は2010年にXbox360用に発売されたインディーゲームで、「黒と白だけのシンプルなグラフィック表現」「環境音しかないサウンド」「凶悪なトラップで死ぬも、すぐ手前からやり直せる死にゲー」「複雑な操作をさせないシンプルな2Dアクション」「謎を残すストーリー」など、その後のインディーゲームに多大な影響を与えて「LIMBOっぽいゲーム」を大量に生んだ傑作です。
 ということもあって、ものすごーーーーくたくさんの機種に移植されていて、2018年にNintendo Switchにも移植されていました。


 私の大好きなアクションパズルというジャンルなので、「アクションパズル好き」からこのゲームを語らせてもらうと……アクションパズルゲームって、「そのゲーム独自の操作」を普通は入れるものなんですね。『ラビ×ラビ』だったら2キャラを入れ替えたり、ウサギを踏んづけて大ジャンプとか。『クニットアンダーグラウンド』だったらボールに変身して弾むとか。

 しかし、このゲームには「移動」「ジャンプ」「アクション(モノをつかんで引っ張ったり押したり)」の3つしか操作がないのに、ステージのギミックが多彩なので全然飽きないんですね。パズル部分の難易度も絶妙で、しばらく「うーん」と悩ませてくれます。
 アクションの難易度は低くないし、ダークな描写は人によってはキツイかも知れませんが(残虐描写は設定で緩和できます)、アクションパズル好きな人には是非遊んでもらいたい一作です。

こういう人にはオススメ!
 歯応えのあるアクションパズルを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 暗いゲームがイヤになってくる人

↓loop8↓



◇ 『LOOP8(ループエイト)』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SSteam
 <コミュニケーション+コマンドバトルRPG>

<画像はNintendo Switch版『LOOP8(ループエイト)』より引用>

 オススメしません!

 私がゲームの感想を書く際、辛口になるパターンにはいくつかあって……「自分には難易度が高すぎて苦行になってしまったもの」「面白さのツボが分からなくて好きになれなかったもの」「“自分の好み”にはどうしても合わなかったもの」なんかがあるのですが、私が一番許せないのは「志が低いもの」なんですよ。


 『高機動幻想ガンパレード・マーチ(2000年)』の芝村裕吏さんによる久々の新作と謳われたこのゲーム、AIによってNPCの動きや人間関係が変わるので「遊ぶたびにゲーム進行そのものが大きく変わる」「どんな遊び方をしてもプレイヤーの自由」みたいに発売前には言われていたし、パッケージ裏にもそう書かれていますが、そんな要素はありません!

 遊ぶたびに変わるのは「好感度」などのパラメーターの数字だけで、ゲームの進行は何周プレイしてもいっしょです。敵になるキャラは決まっていて、何をどう足掻いても敵になります。ひたすら何周も死に戻ってやり直すゲームなのに、毎回同じ展開しかしないし、「展開が分かっているからそれを防ぐ」みたいなループもの定番の立ち回りも出来ません。
 一応、好感度によって最後の最後に個別エンドに分かれる要素はあるみたいなんですが、それを「遊ぶたびにゲーム進行そのものが大きく変わる」と言われてもなぁ。ちなみに、Steam版の実績コンプやPS4版のトロコンを目指す人は、それらの個別エンドを全部到達しなきゃいけないので覚悟して下さいね。


 このゲームを一言で言うと「ペルソナみたいなゲームを作りたいけどそんなに開発期間はかけられないからひたすら手を抜こう」ってゲームです。

・『ペルソナ4』は「学生生活の1年間」をゲーム内で再現している
→ 『LOOP8』は労力を12分の1にするため、作ったのは8月だけでひたすらこれをループする。こうすれば背景や服装を1種類作るだけでイイし
・『ペルソナ4』は「1年間」の季節のイベントや学校行事を再現している
→ 『LOOP8』は舞台が8月のみだけど、夏らしい定番イベントはほぼ皆無。8月なのにみんな学校に通っている(小学生のキャラも高校生と同じ学校に通っている)ので、夏休み感も全くなし
・『ペルソナ4』は部活とかバイトとかをして主人公の能力を上げることができるし、そこでイベントが進む
→ 『LOOP8』はイベントを作りたくないので、マップ上のいたるところを毎日調べると能力が上がる(鉄棒を調べれば筋力が上がる、みたいな)。ルーティンのように能力が上がるスポットを毎日めぐるプレイになる
・『ペルソナ』は本格的なRPGで、日常パートとは別にダンジョンに潜って戦うパートがある
→ 『LOOP8』は大量の雑魚敵を作ったり、難易度調整したりが出来ないため、レベル上げの代わりにNPCと同じ会話をひたすらしてパラメータを上げるシステムになる。ダンジョンも普段のマップの色違い。6人のボスと戦うために6回ダンジョンに入るけど、ほぼ使いまわし
・『ペルソナ』……というか普通のRPGにはちゃんとストーリーがある
→ 『LOOP8』にはメインストーリーのようなものがなく、NPCにそれっぽいことを言わせて、そうした断片からプレイヤーが脳内補完して想像するしかない。元ネタとなっている日本神話を各自勉強しておかないと、キャラクターの言っていることがまるで理解できない
・『ペルソナ』……というか普通のRPGには、戦闘中に「魔法」とか「アイテム」を考えて使う要素がある
→ 『LOOP8』の戦闘で出来ることは「物理で殴る」「このターンの味方の攻撃力を上げる」「このターンの味方が喰らう攻撃を代わりに食らう」の3種類しかない、パラメーターを上げて物理で殴る以外の戦闘の工夫ができない


 マジでこんなゲームなんですよ……

 「RPGなのにレベル上げをしなくて良いゲーム」と言いつつ、その代わりにやらされるのが毎日毎日時間と体力の限界までNPCに話しかけて「提案」を押し続けるのが本当にクソなんですよ! ループするとそれもやり直しになるし!(「一度上がったパラメータまでは倍のスピードで上がるのでループするごとに作業が楽になる」と言ってもそもそもその作業自体がクソつまんないんだよ!)
 「賽の河原の地獄で石を積む」みたいな時間が何十時間と続くので、「RPGのレベル上げって楽しかったんだなぁ」と再発見させられるほど。

 「戦闘」も「探索」もつまらないし、「ストーリー」はほとんどないようなもの。
 「キャラクター」は超ビッグネームの人に頼んでいるからデザインだけは可愛いんですが、同じ会話を何周も見させられるし、パラメータ上げのために1日中ひたすら話しかけなくちゃいけないから最後の方はウンザリしてきます。ちなみに、パラメーターを上げるとランダムでこちらを刺してきて強制ゲームオーバーにしてくるヒロインもいます。場所も時間帯も周りに人がいるかどうかも関係なしに、ランダムで殺人をしてくるAI、ヤバすぎる。

 「ループもの」を謳っている割に「ループものの定番」みたいなものを一切抑えていなくて、「NPCがAIで毎回異なる動きをする」と言っている割には「NPC同士のイベントは一つもない」です。
 1983年を舞台にした商店街の街並みのグラフィックなんかはよく出来ているのだけど……NPCの会話の中に「インターネット」とか「スマホ」とか、2023年を舞台にしていないと出てこない言葉がわんさか出てくるのもすっごい気持ち悪いです。ファミコンが発売された1983年に、「欲しかったゲームを買ってきました、パズルゲーム!」とパズルゲームの対戦を申し込まれるの、ゲームの歴史にも1ミリも興味がなくなければ書けない会話で凄すぎる。

 全体的に「ずっと悪夢を見ている」みたいなゲームなんですよね……整合性とかがまったくない、パッと見だけは良いツギハギのパッチワークを見せられているみたいな。
 「出来が悪い」のは仕方ないとしても、「宣伝でウソをついていた」のと「クリアまでのプレイ時間を水増しさせている」のは本当に本当に許せません。もう二度とマーベラスのゲームは信じないからな!

こういう人にはオススメ!
 オススメしません!

こういう人にはオススメできない!
 全員


(動画:ループする度に人間関係が変わるゲーム『LOOP8(ループエイト)』の初見プレイを実況するぞー
  ↓lunefac3↓



◇ 『ルーンファクトリー3スペシャル』
 <Nintendo SwitchSteam
 <アクションRPG+農作業>

<画像はニンテンドーDS版『ルーンファクトリー3スペシャル』より引用>

 元々は、スーパーファミコン末期の1996年に「戦わないゲーム」として始まった『牧場物語』シリーズがあって、その派生タイトルとして「戦いの要素もある牧場物語」『ルーンファクトリー -新牧場物語-』が2006年にニンテンドーDSで発売されました。
 2008年には「牧場物語」のサブタイが外れた『ルーンファクトリー2』、2009年にはこの『ルーンファクトリー3』が発売され、2012年にはハードをニンテンドー3DSに移して『ルーンファクトリー4』が発売されました。

 『ルーンファクトリー』シリーズが始まった当初は「コンセプトは良いのだけどバグが多い」「バグさえなければ……」という評判だったものの、シリーズを重ねるに連れて評価が高まり、『3』と『4』はシリーズファンが自信を持ってオススメできる出来となっていました。
 が、開発会社だったネバーランドカンパニーが2014年に破産し、シリーズはしばらく途絶えることとなります。2021年に久方ぶりの新作『ルーンファクトリー5』がNintendo Switchで発売されるも、「やはりネバーランドカンパニー以外にはルーンファクトリーは作れないのか……」と思わせる出来でした。

 とは言え、マーベラスとしては『ルーンファクトリー』シリーズを復活させたいらしく(『Stardew Valley』など後発の農業ゲームがインディーで人気になったこともあるのでしょう)、『6』の発売を予定しているだけでなく、評価の高かった『4』や『3』を現行機で遊べるように移植しているのです。ぶっちゃけ、シリーズに興味ある人は『5』やるより『4』や『3』の移植を遊んだ方がイイと思います……


 ゲーム内容は「一つの町を拠点に生活して、農業と冒険を主軸に、手に入れた材料で鍛冶や料理をしたり、住民と交流したりするゲーム」です。戦闘はアクションなのでアクションゲーム苦手な人は身構えるかも知れませんが、レベルを上げてゴリ押しも出来るし、モンスターを仲間にしてソイツにほとんど戦ってもらうって手段もあります。
 『3』は特にテンポがむちゃくちゃ良くて、戦闘も爽快だし、ワンボタンで拠点に戻る魔法が使えるのでセーブも簡単、「短い時間でも遊べるようになっているから逆にあとちょっとだけ……と遊び続けてしまう中毒性が高い」ゲームです。むちゃくちゃ面白いから、現実の生活が疎かになっちゃうやつ!

 私がプレイしたのはDS版ですが、Nintendo SwitchやSteamで出ている移植版は3Dモデルを一新した上に、Live2Dを新たに作った新モードを収録するなど、「やっつけで移植したのではないシリーズ復活のためにしっかり作り込んだ作品」になっているみたいで良かったです。

こういう人にはオススメ!
 『ドラゴンクエスト』のような世界で生活したい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームに熱中しちゃうとマズイくらい忙しい人

↓rune↓



◇ 『ルーンファクトリー5』
 <Nintendo SwitchSteam
 <3DアクションRPG+牧場シミュレーション>

<画像はNintendo Switch用ソフト『ルーンファクトリー5』より引用>

 ニンテンドーDS→ 3DSと展開されていた人気シリーズの9年ぶりの新作でした。
 元々は1996年からスーパーファミコンを始めとした様々な機種で展開されている『牧場物語』というシリーズがあり、そこにRPGのような世界観のアクションRPGと融合させたのが2006年のシリーズ1作目『ルーンファクトリー -新牧場物語-』でした。シリーズ初期はバグの多さが批判されることも多かったのですが、2009年の『3』、2012年の『4』は非常に完成度が高く、評判もムチャクチャ良かったです。

 しかし、その後に開発会社だったネバーランドカンパニーが経営破綻し、シリーズはしばらく音信不通となっていました。そこからようやく出てきた待望の新作だったのですが……
 (ナンバリングタイトルは)2Dだったシリーズが3Dになったせいなのか、マップを切り替えるだけでもものすごいロード時間がかかるため、自室に戻って持ち物を変えたりセーブしたりすることすら面倒になってしまうなど、期待していた分だけガッカリするところも多かったです。

 ゲームとしては、一つの拠点があってそこから様々なダンジョンに向かって攻略していくアクションRPGです。ただし、アクションの腕前だけでなく、「農作業」「素材を使って武器や防具や料理を作る」「モンスターを仲間にして世話をする」「住人と仲良くなって一緒に戦ってもらう」といった要素をしっかりやっておくとかなり楽に進める(していないと結構キツイ)バランスで、最終的に私は序盤で仲間にした鶏や蜂がラスボスを蹂躙してくれて、私自身はほぼ逃げ回って回復魔法を唱えるだけのプレイになっていました(笑)。

 この緩さこそが『ルーンファクトリー』の魅力だと思うし、決して「シリーズの魅力を引き継げなかった駄作」ではないと思うんですよね。「素材をたくさん集めて」「合成して新しいアイテムにして」「売る・もしくは使う」みたいなゲームが私は大好きなのですが、それらのゲームの中でも『ルーンファクトリー』は別格に各要素が絡まっていると思いますし。

 あと、発売半年後のアプデで、海外での発売に合わせて「同性婚」が出来るようになったそうです。最初から入れてくれよ! 今更、女主人公にして最初からやり直す気にならないし……

こういう人にはオススメ!
 『ドラゴンクエスト』のような世界で生活したいが、出来ることなら3Dがイイって人

こういう人にはオススメできない!
 頻繁に挟まるロード時間が耐えられない人


(動画:【本日発売】『ルーンファクトリー5』の序盤だけ実況(ネタバレあり)
(動画:【1年目・春の19日~】軌道に乗ってきたころの『ルーンファクトリー5』での日常を見せる実況(ネタバレあり)
↓rayman↓



◇ 『レイマン レジェンド for Nintendo Switch』
 <Nintendo Switch
 <2D横スクロールアクション+4人協力プレイ>

<画像はWii U版『レイマン レジェンド』より引用>

 「レイマン」は1995年からフランスのUBIが展開している大人気アクションゲームのシリーズです。日本では知名度が低く、途中シリーズが日本では発売されないこともありました。2006年の『ラビッツ・パーティー』では、日本で発売される時だけ「レイマン」の名前が外れるくらい「レイマン」の知名度が避けられたほどだったところ……

 2012年の『レイマン オリジン』で日本でも「レイマン」が堂々と展開され、2013年のこの『レイマン レジェンド』はWii U独占ソフトとして開発されたため、任天堂が日本でのパブリッシングを担当して猛プッシュされ……るのかと思いきや。Wii U本体がスタートダッシュに大失敗したため、海外ではマルチ展開に切り替わり(日本でも後にVita版が発売される)、ぶちギレた任天堂は「日本では任天堂から発売されたゲーム」「貴重なWii Uソフト」だったのにTVCMなどの宣伝を一切しないで発売しました。

 その結果、遊んだ人からの評判はものすごく高いのに、日本での知名度は恐ろしく低くて値崩れしまくる不遇なゲームとなってしまいました……こんなにも「誰も幸せにならない展開」があるかよ。

 Wii U版には「ゲームパッドのタッチパネルを活かしてステージのギミックを操作して自走する仲間を導く場面」があったのですが(『マリオとワリオ』みたいなカンジ)、タッチパネルのない他機種版ではオミットされていて、Nintendo Switch版もこの他機種版に準じているのですが……タッチパネルを使ったステージは「携帯モード専用ステージ」として収録されているとか。だからタイトルが『for Nintendo Switch』なんですね。単なるマルチ展開ではなかった。


 ゲームジャンルは『スーパーマリオ』シリーズのような横スクロールアクションですが、「Bでジャンプ」「ZRでダッシュ」「Yで攻撃」と操作はちょっとちがいます。デフォルトで「ジャンプ中にBボタン長押しでゆっくり降下可能」「パンチなどの攻撃手段が最初からある」、「やられても直前から復活」、「残機無限」と、マリオよりちょっとだけキャラ性能が高いですね。
 抜群の操作感と、多彩かつ絶妙な難易度のステージ達、全80ステージだけでなく『オリジン』の40ステージを収録している大ボリュームと―――全てにおいて一級品な上に、オフラインのみだけど4人協力プレイも可能です。まぁ、個人的には『オリジン』の40ステージは蛇足というか、ボリュームが多ければイイってもんじゃないとは思いましたが。

 むちゃくちゃ面白いのに、日本での知名度は低くて扱いが悪く、そのおかげでパッケージ版もダウンロード版も安く手に入ることが多いのは良いのか悪いのか……キャラクターに馴染みはないでしょうが、『スーパーマリオ』や『スーパードンキーコング』のような2Dアクションが好きな人には是非遊んでほしい一作です。

こういう人にはオススメ!
 2D横スクロールアクションが好きな人

こういう人にはオススメできない!
 キャラクター重視の人

  ↓legocity↓



◇ 『レゴ®シティ アンダーカバー』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Steam
 <アクションアドベンチャー+オープンワールド>

<画像はWii U版『レゴ®シティ アンダーカバー』より引用>

 海外のワーナーブラザーズの子会社であるTT Fusion開発のレゴのゲームですが、日本では元々2013年に任天堂からWii U独占で発売されました。
 Wii Uは任天堂にとって初めてのHDグラフィックのゲーム機になるため、ソフト不足になると予測していて、海外のIPを幾つか「独占タイトル」として確保していたんですね。↑の『レイマン レジェンド』も、この『レゴシティ』もその一つです。

 ニンテンドー3DS版『チェイス ビギンズ』はこの前日譚で、街も狭く、あらゆる部分がスケールダウンしているので……わざわざ3DS版はプレイしなくてもイイんじゃないかな。

 2017年にはローカルマルチプレイを追加して、ワーナー・ブラザースからNintendo Switch版、プレイステーション4版、Steam版が発売されました。Xbox One版は日本では買えない……?この辺はよく分かりませんでした。


 ゲームは「レゴブロック」で出来た世界を進むオープンワールドゲーです。
 ストーリーは一本道で「○○に行け!」という指示に従うだけなのだけど、横道の探索要素やミッションが山のようにあるというゲームですね。主人公であるチェイス・マケインは警察官なため、その辺を走っている車も「緊急事態だから貸してもらうぞ!」とぶんどって乗ることが出来ます。もちろん返す必要はなし。ペナルティもなく車を途中で借りれるし、街を破壊しても怒られない、ゆるーーーいオモチャ箱みたいなゲームなんですね。

 ストーリーも終始明るいノリで、敵も味方もおもちゃなので残虐表現はありません。ゲームオーバーもなく、やられたらすぐ手前から復活で、難易度も低く、それでいてやり込み要素は膨大にあるからコンプリートしようと考えたら果てのないゲーム―――「敵と戦うのは怖い」けれど、広い世界を冒険したいって人にはピタリとハマるゲームじゃないかと思います。


 Wii U版の最大の欠点はロード時間の長さ(ゲーム開始まで2分半かかる)だったのだけど、移植版では改善されているそうな。

こういう人にはオススメ!
 難易度低めのオープンワールドゲーを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 「ジョーク」が好きではない人

↓oink↓



◇ 『レッツプレイ!オインクゲームズ』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <パーティゲーム集+オンライン対戦>

<画像はNintendo Switch用ソフト『レッツプレイ!オインクゲームズ 』より引用>

 アナログゲームの制作・販売をしているオインクゲームズが、自社のアナログゲームをコンピューターゲームにした上で「オンラインプレイ対応」にして発売したゲーム集です。オンライン対戦が可能で、クロスプラットフォームにも対応している上に、現在は1人所有者がいれば無料のスマホ版とでもオンライン対戦が可能になったらしい……神なの?


 収録されているのは、
・『海底探険』
・『エセ芸術家ニューヨークへ行く』
・『スタータップス』
・『月面探険』
・『この顔どの顔?(アナログゲームの名称は『がんめんマン』)』
・『藪の中』
・『ファフニル』の7つで、

 有料DLCで
・『SCOUT』
・『ナインタイル』
・『まちがいさがし開発課』
・『小早川』
・『いかだの5人』が追加できます。

 スマホ版は基本無料で『海底探険』のみ遊べて、残りは1つ800円ずつの追加購入となっています。

 私がプレイしたのは、『海底探険』、『エセ芸術家ニューヨークへ行く』、『スタータップス』、『この顔どの顔?』、『藪の中』の5つなので、簡単にですが1つ1つ感想を書いていきます。

 『海底探険』は、一見するとシンプルな「すごろく」なんですが限られた酸素を使いきる前に帰還して「お宝を持ち帰る」ことが目的のゲームです。欲張ってお宝をたくさん持つと足が遅くなって帰還が難しくなるのと、その分だけ全員分の酸素を消費してしまうというのがミソですね。ラウンドが進むごとに高得点が取りやすくなる設計も見事、すごく面白かったです。

 『エセ芸術家ニューヨークへ行く』は、全員共通のお題で絵を描き始めるのだけど、ランダムで選ばれた1人お題を知らされていない「エセ芸術家」が混じってしまいます。「芸術家」は「誰がお題を知らずに描いているエセ芸術家なのか」を投票して当てれば勝ちで、「エセ芸術家」は自分が「お題を知らずに描いている」とバレなければ勝ちだし、仮に投票で当てられてもお題が何かを言い当てれば逆転勝利となります。
 ということで、「人狼」系のゲームなのだけど、とことんまでハードルを下げてみんなでワイワイゲラゲラ遊べるゲームになっていますね。何十時間もやり込めるほど底は深くないだろうけど、パーティゲームとして優秀だと思います。

 『スタータップス』は、ちょっと複雑だけど「○○みたい」とは言えない独特の面白さを持ったゲームです。6種類の企業のカードは「全部で5枚の企業」「全部で6枚の企業」「全部で7枚の企業」「全部で8枚の企業」「全部で9枚の企業」「全部で10枚の企業」とあって、それぞれのカードを集めて独占していきます。ゲームが終わった時、手持ちの企業カードが「多数派」を占めていられれば残りのカードを持っている人からコインを徴収できる、逆に「少数派」のまま最後まで行くとコインをごっそり取られるという。
 私は1回しかこのゲームをプレイしていないので、ゲームの本質を理解したときにはもう終わってしまったのですが、ムチャクチャ奥が深くて駆け引きが熱いゲームだと思います。もう1回4人集まって遊びたい!

 『この顔どの顔?』は『はぁって言うゲーム』系のゲームで、お題を出された人がパーツを自由に組み合わせて顔を作り、それ以外の人は「どんなお題だったか」を6つの中から当てるゲームです。ものすごく分かりやすいルールで、ゲームが上手くなくても楽しめる(むしろ下手な人が混じっていた方が面白くなる)上に、傍から観ているだけの人でも面白い最高のパーティゲームです。

 『藪の中』は、芥川龍之介の『藪の中』に引っかけたタイトルの推理ゲームです。「3つの容疑者の中から一番大きい数字を選ぶ」だけなんですが、各プレイヤーごとに得られる情報がちがうため、「俺が見た情報だったら絶対こいつが一番大きい数字なのに、どうしてあの人はこっちを選んだんだろう」と推測していくのが楽しいゲームです。分かりやすいのに奥深くて、延々と遊んじゃう……

【初めての人でも遊べる分かりやすさ】
 『この顔どの顔?』>『エセ芸術家ニューヨークへ行く』>『海底探険』>『藪の中』>『スタータップス』

【ずっと遊んでいられる奥深さ】
 『スタータップス』>『藪の中』>『海底探険』>『この顔どの顔?』>『エセ芸術家ニューヨークへ行く』

 ゲームに慣れていない大人数でも遊べるゲームもあれば、4人でガッツリ長時間遊べるゲームもあって、トンデモない沼ですよコレ。どんだけ時間があっても遊び足りない面白さ!
 ただ、Steamの評価を見ると「野良ではオンラインに人がいない」みたいに書かれているので、オンラインでもオフラインでもイイからいっしょに遊んでくれる友達がいないとどうしようもないゲームなのは仕方ないですね。

こういう人にはオススメ!
 独自性の高いパーティゲームを遊びたい人

こういう人にはオススメできない!
 いっしょに遊んでくれる仲間がいない人


(動画:【丹賀まことさんの配信にオジャマしました】みんなでワイワイ『レッツプレイ!オインクゲームズ』遊んだ記録
(動画:【視聴者参加型】『レッツプレイ!オインクゲームズ』を集まった人達で遊ぶ!
  ↓locion↓



◇ 『ローション侍 for Nintendo Switch』
 <Nintendo SwitchSteam(1作目)Steam(2作目)
 <2D見下ろしアクション+タイムアタック>

<画像はSteam用ソフト『ローション侍』より引用>

 元々は2020年にSteamで発売されたアクションゲームで、体中からローションが吹き出す改造手術を受けた織田信長を操作して敵を倒していくゲームでした。「何それ……?」と思った人も後で説明するから、とりあえず待っててね。
 2021年には続編『真・ローション侍』が発売、平安時代に転送されてしまった織田信長(ローションが吹き出す体)が安倍晴明や聖徳太子と戦うそうです。

 その2本のステージをリメイクしてHD振動にも対応して移植されたのが、2023年に発売されたNintendo Switch版です。私が遊んだのはSteam版の1作目だけですね。

 ゲームとしては、マウスの動きと左クリックだけで遊ぶアクションゲームでした。「クリックしたところに向かって進む」ゲームなんだけど、この時に壁に接していると大きく進むので「高速で壁キックを続ける」ようなパターンを構築していくゲームです。
 むちゃくちゃ奇抜な設定ですが、ゲームとしては「ビー玉を弾いて目標を通過させる」遊びに近いです。コロコロと転がるビー玉を「ローションまみれの織田信長」にして、通過するチェックポイントを「敵」に置き換えているだけで。遊びの構造としてはものすごくクラシカルなのに、キャラクターを奇抜なものにすることでまったく新しいものに感じさせるという。

 一発ネタのゲームのように思えるかもですが、ギミックやステージ構成が巧妙で、アクションゲームとしての出来も良いんです。そもそも「ビー玉を弾く」のも根源的な気持ち良さがありますし、ローションまみれの織田信長を弾いて進めるのもむっちゃ気持ち良いんですよね。

こういう人にはオススメ!
 シンプルだけど熱くなれるアクションゲームを求めている人

こういう人にはオススメできない!
 織田信長を恨んでいる人


(動画:ローションと言えば私なので『ローション侍』を初見実況する
↓rocket↓



◇ 『ロケットリーグ』
 <Nintendo Switchプレイステーション4XboxOne・Series X|SEpic Gameストア
 <スポーツ+オンライン対戦>

<画像はNintendo Switch版『ロケットリーグ』より引用>

 特に海外ではeスポーツの代表作と言われる作品が、つい最近(2020年9月)基本無料化されたので1週間がっつりプレイ→ ボイスチャットをつないでオンラインでフレンド達とワイワイ遊んでみました。

 一言で言うと「自キャラが車のサッカーゲーム」で、サッカーが本来持っていた「足しか使えないから思ったようにボールを扱えないもどかしさ」をしっかりゲームに落とし込んでいるんですね。初心者がわらわらとボールに集まって、でも誰もマトモにボールに触れない様は「小学生のサッカー」みたいでめっちゃ笑えます。

 でも、サッカーが世界中で親しまれるようになると「足だろうが自在にボールを扱えるのが当然」のスポーツになっていったように、『ロケットリーグ』も上手い人は車もボールも自在に扱うんですよ。思った方向にボールを飛ばすし、空中でしっかりボールを捉える。初心者と中級者の間にものすごい溝があって、初心者がラッキーで勝てるようなゲームではないんですね。だからこそeスポーツで扱われるってことなんでしょうけど。


 なので、実況で遊んだときも8-1みたいなスコアばかりになってしまって、「これはもう自分にはイイかな……」と起動しなくなっちゃいました。同じくらいの実力の人が集まって遊ぶには最高なんですけどね。

こういう人にはオススメ!
 真剣に「上達」を目指してゲームを遊ぼうって人

こういう人にはオススメできない!
 遠近感がつかめない人


(動画:初心者だけど『ロケットリーグ』みんなで集まって遊ぼうぜ実況!
↓romasaga↓



◇ 『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』
 <Nintendo Switchプレイステーション4&5SteamiOSAndroidOS
 <フリーシナリオRPG>

<画像はWii Uバーチャルコンソール版『ロマンシング サ・ガ』より引用>

 元々「サガ」シリーズは1989年からスクウェアがゲームボーイで展開していたのですが、1992年にスーパーファミコンにプラットフォームを移し、『ロマンシング サ・ガ』と新たなシリーズとしてナンバリングを付け直しました。後述しますが、スーファミ版には未完成な部分も多く、2001年にワンダースワンカラー用ソフトとして発売されたものが「完全版」と言われています。

 2005年には3Dになって完全に生まれ変わったリメイク作『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』がプレイステーション2用ソフトとして発売され、そのリマスター版が2022年に各機種で展開されました。Nintendo Switchで遊べるのはこちらなので、私が遊んだスーファミ版とは別物と言ってイイと思います。


 同社の『ファイナルファンタジー』を王道とすると、この「サガ」シリーズは様々な実験的なことを行ったシリーズで、『ロマサガ』は何といっても圧倒的な自由度の「フリーシナリオ」RPGなところに特徴があります。主人公は8人の中から選び、別のスタート地点から始まる上に、ほとんどのイベントはやってもやらなくても構わないし、一般的には「悪」と見なされる行為も多く行うことが出来ます。

 ただし、ゲーム内や説明書には書かれていない基本情報も多く、予備知識なしの初見プレイでは結構難しいです。
 例えば、雑魚敵を含めた戦闘回数で「時間が経過する」ので、序盤から雑魚敵を狩って必死にレベルを上げようとすると序盤のイベントはどんどん終了して、雑魚敵もどんどん強くなっていってしまいます。かと言って、稼ぎプレイなしで進めるほど甘くないので、適度にキャラを育てて先に進むタイミングを見極めなくちゃならないという……

 更に様々なバグ(例えば回復魔法を使った時に効果を増減させるパラメータがあるのに、全ての回復魔法は戦闘中に使うと必ず全回復させてしまう等)や、作りかけだと思われる要素(意味深なキャラクターだけど話しかけられず、ワンダースワンカラー版で追加されたイベントで回収された等)も、死ぬほど多く―――
 スーパーファミコン版は当時100万本以上を売り上げたヒット作でしたが、「人を選ぶ」ゲームだったんですよね。私も、実況でアドバイスをもらいながらプレイしたから最後まで遊んで楽しめましたが、一人だったらぶん投げていたと思います。

 その点、今Nintendo Switchで遊べる『ミンストレルソング』バージョンは、丁寧なチュートリアルやバグ修正、イベント補完などが行われていて、「当時のスタッフの人達が作りたかった本当のロマサガ1」を3Dで実現しているそうです。過去作のリメイクは「新しいものを生まない」みたいに悪く言われがちですが、こういう「挑戦的だけど粗が目立った作品」はリメイクで完成するってケースも往々にあるんですよね。

こういう人にはオススメ!
 レールに沿ったのではない自分なりの冒険をしたい人

こういう人にはオススメできない!
 ゲームに不慣れな人


(動画リスト:ゲーム下手が実況で挑戦する『ロマンシング サ・ガ』
↓lolololo↓



◇ 『ロロロロ』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <アクションパズル+4人協力プレイ>

<画像はSteam版『Death Squared』より引用>

 元々は『Death Squared』という名前で海外で発売されていたアクションパズルゲームです。
 2017年11月に日本でNintendo Switch版を発売するにあたって、客層を考えて可愛らしいタイトルにしようと『ロロロロ』というタイトルになり、後に展開されるスマホ版でも『Death Squared (RORORORO)』のような表記になりました。『RORORORO』じゃ意味がちがくない? と思ったけど、そもそもスマホ版は4人プレイがなくなっているから『ロロロロ』でもないんだな……

 『Overcooked』のように「味方に当たり判定があるのでジャマになる」ことを利用した多人数プレイ推奨のアクションパズルで、「2人用のモード」と「4人用のモード」があります。「2人用のモード」は左スティックと右スティックで1人で遊ぶことも可能、「4人用のモード」はスマホ版には入っていません。
 協力プレイはオフラインでしか遊べませんが、私は「Steam Remote Play Together」と「ボイスチャット」を使って(多少のラグに耐えながら)オンラインで「4人用のモード」を途中まで遊びました。公式にオンラインマルチに対応していないのは残念ですが、対応していないのも分かるくらい「一緒に遊んでいる人と会話するのが楽しいゲーム」なんですね。野良のオンラインとかで遊んで楽しいゲームじゃないです。

 自分が動くことで他のプレイヤーが死ぬなんてことはしょっちゅうで、全員で話し合って、動く順番を決めて慎重に慎重にプレイして、最後に全員が生きたまま所定の位置に付けばステージクリア! でも、上手く出来なくて死んじゃってもゲラゲラ笑える―――そういうゲームだし、失敗をゲラゲラ笑える仲間と遊ばないと大喧嘩になりかねないゲームですね。

 ゲーム自体は小学校低学年でも遊べるだろうけど、そういう意味では(喧嘩にならないかという意味で)もうちょっと上の年齢の方がイイのかな。

こういう人にはオススメ!
 ゲラゲラ笑いながら一緒に遊べる友達や家族がいる人

こういう人にはオススメできない!
 クリア出来ないとイライラしてしまう人


(動画:Steam Remote Play Togetherテスト配信『ロロロロ(Death Squared)』をオンライン越しにみんなで遊べたらイイな実況
  ↓worldfor↓



◇ 『World for Two』
 <Nintendo SwitchSteamiOSAndroidOS
 <シミュレーションゲーム+アドベンチャー>

<画像はiOS版『World for Two』より引用>

 元々は2019年に配信されたスマホ用の無料ゲームです。ガチャや広告などもない完全無料ゲーで、「気に入った人は寄付してくれたら嬉しい」とゲーム内から寄付できるビジネスモデルでした。
 2020年に様々な追加要素を加えたNintendo Switch版が発売、こちらは最初から1400円の買い切りのゲームになっていたため、追加要素があるとはいえ割高に思えてしまうかも。ただ、スマホ版で無料で遊んでいた人も1400円を出してNintendo Switch版を買っていたくらい、愛されているゲームではあるんですね。

 私はiOS版をプレイしましたが、正直テンポが遅くて肌に合いませんでした。
 ゲームとしては生物を繁殖させていくシミュレーションゲームで、新しく作った生物のDNAに「両生類のDNA」や「爬虫類のDNA」といった人工DNAを組み合わせて新しい生物を生み出していきます。そして、そうして出来た新しい生物のDNAに、また人工DNAを組み合わせて―――という繰り返し。


 自分だけのオリジナル生物を作ろう! ってゲームではなく、正解の組み合わせが最初から決まっているのでそれを探すゲームですね。そのDNAの組み合わせのヒントが少なく、正解まで何パターンも試さなくてはならないのに、失敗するたびに広大なフィールドを走り回って目当ての生物を探してDNAを採取する―――という単純作業を何時間も続けるのが、自分にはとても退屈でした。
 でも、高く評価しているレビューを読むと、「美しいグラフィックとBGMに包まれて、攻略に追われずに、この世界を堪能した」と言っている人がいて……なるほど、「クリアのために作業を さ せ ら れ て い た」私と、「この世界をゆったりと満喫した」人とでは、捉え方がちがうんだと思いました。

こういう人にはオススメ!
 ゲームはグラフィックとBGMを重視するという人

こういう人にはオススメできない!
 単純作業は、すぐに飽きてしまう人

  ↓oneshot↓



◇ 『OneShot: World Machine Edition』
 <Nintendo Switchプレイステーション4Xbox One・Series X|S版Steam
 <謎解きアドベンチャーゲーム>

<画像はSteam版『OneShot』より引用>

 このゲームは元々2014年に『RPGツクール2003』で作られて公開されたフリーゲームで、この時点では日本語対応されていませんでした。
 2016年に有料ゲームとしてリメイクされてPC(Steam)で発売されて、2017年には日本語化に対応してくれました。長らく「家庭用ゲーム機向けには移植不可能」と言われていましたが、2022年に「World Machine Edition」というバージョンで1から作り直されてNintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One&Xbox Series X|S向けに発売されました。

 ただ、個人的には……よほどの理由がない限り、「PCで遊ぶ」ことをオススメしたいです。

 「RPGツクール」がベースですが、戦闘もなければアクションの腕が必要なところもありません。ゲームの構造はテキストアドベンチャー、特に様々な仕掛けを解いて突破口を開くところなんか「脱出ゲーム」に近いかなと思います。
 システム自体はオーソドックスで目新しいものはほとんどありません。でも、ストーリーだったり、演出だったり、謎解きのギミックだったりが秀逸で、このゲームを遊んだ人はみな「頼むからネタバレ情報を入れずに今すぐ遊んでくれ!」と切なる願いをレビュー欄に書き込むほどです。

 私も、ゲームの「オールタイムベスト10」を選ぶなら、このゲームは入るだろうってくらいに衝撃を受けました。

こういう人にはオススメ!
 低スペックでもイイからPCでゲームを遊ぶ環境のある人

こういう人にはオススメできない!
 既にネタバレを踏んでしまった人

(紹介記事:『OneShot』レビュー/その輝きは「一度きり」!ネタバレを踏む前に遊んで欲しい逸品アドベンチャー
↓1-2↓



◇ 『1-2-Switch』
 <Nintendo Switch
 <対戦専用パーティゲーム+ミニゲーム集>

<画像はNintendo Switch用ソフト『1-2-Switch』より引用>

※ モーションIRカメラを使うミニゲームをプレイするにはSwitch1のJoy-Conが必要です

 ジャイロセンサー、HD振動、モーションIRカメラ、そしておすそ分けプレイといったNintendo Switchのコントローラー:Joy-Conを活かしたミニゲームが28コ入っているゲーム集です。基本的には「対戦専用」だと思いますし、2人対戦とはいっても「同じ人と何十回と遊ぶ」だけならすぐに飽きてしまうでしょうから、ホームパーティや親戚の集まりなどで「大人数の中から交代交代で遊ぶ」ことが想定されたゲームだと思われます。

 その最大の特徴は「テレビ画面を見て遊ぶ」のではなく、「対戦相手を見て遊ぶ」ことにあります。Wii Uが「2画面を活かしたゲーム」を出してきたと思ったら、次のNintendo Switchではまさかの「0画面のゲーム」ですよ。
 でも、ゲームという「遊び」は、「ゲーム画面の中」ではなく「画面の前に集まっている人達の間」にあるんだという横井軍平さんのイズムを感じられたのは嬉しかったです。「ソーダ」みたいに勝ち負けも何もあったものじゃないゲームも入っているのが好きです。パーティゲームとはこうじゃなければ。

こういう人にはオススメ!
 大人数が集まって一緒に何かを遊ぶという機会のある人

こういう人にはオススメできない!
 1人で遊ぶゲームを探している人


(記事:『1-2-Switch(ワンツースイッチ)』全28ゲームを動画付きレビュー!
(動画:ゲームが下手な人が、友達と『1-2-Switch』を真剣対戦!-1(ログ)






 「Nintendo Switch 2では遊んでいないけど、Nintendo Switch 2で遊べるソフト」のレビューはここまでです。
 続きは「Nintendo Switch 2で遊んだソフト」のレビュー記事で。

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