2015年1月~12月の近況報告


<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>


<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>


 ※  この記事は2015年に旧ブログに書かれた16コの記事から、漫画・アニメ・ゲームに関する話題をピックアップして2025年に移行した記事です 

 ※  この時期、アニメを全話観終わった感想は個別の記事に書いていたので「最終月の感想」だけ 載っていません。個別記事で読みたい作品があったら、リクエストして下さい。旧ブログから移行しますので。


 私は近年、「近況報告」という名前の記事で「その期間に遊んでいたゲーム」の軽い感想なんかを書いています。

 あまりハマれなかったり、例えば格闘ゲームやレースゲームみたいにそのゲームの本質が深すぎて自分に把握できなかったりして、レビュー記事を書けそうにないゲームがたくさんあるのですが……「近況報告」の記事にはそういうゲームでも率直な感想を書き残していて、それが「ゲームを遊んだ記録」になっているんですね。


 なので、近況報告の記事もなるべく新ブログに移行したいなと思いつつ……「近況報告」という名前になったのは2023年と比較的最近で、それ以前は「活動報告」、更にそれ以前は「○月のまとめ」だったみたい。

 その「○月のまとめ」は、漫画制作の進捗報告や1ヶ月のブログ記事でアクセス数が高かったものなんかを報告していたのですが……その部分は正直移行しても仕方ないと思ったので。


 「漫画(を読む方)」「アニメ」「ゲーム」の話題だけピックアップして、1年分まとめて1つの記事にすることにしました。それだけで、この年コイツは何のアニメを観ていたのかみたいな記録になるだろうと思うんですね。



【漫画】
8月:「ひらり、コミックス」の百合漫画
11月:電子書籍を導入して変わった、漫画の買い方



【アニメ】
1月:『シンデレラガールズ』『純潔のマリア』『SHIROBAKO』『アルドノア・ゼロ』『四月は君の嘘』『Gレコ』
2月:『SHIROBAKO』『アルドノア・ゼロ』『四月は君の嘘』『シンデレラガールズ』『純潔のマリア』『Gレコ』
4月:『ユーフォ』『てさプル』『きんモザ』『俺物語』『パンチライン』『アルスラーン』
5月:『ユーフォ』『てさプル』『パンチライン』『俺物語』『アルスラーン』『きんモザ』
6月:『ユーフォ』『きんモザ』『てさプル』『パンチライン』『俺物語』『アルスラーン』
7月:『がっこうぐらし!』『うしおととら』『のんのんびより』『俺物語』『赤髪の白雪姫』『シンデレラガールズ』
8月:『のんのんびより』『がっこうぐらし!』『うしおととら』『シンデレラガールズ』『俺物語』『赤髪の白雪姫』
 〇 秋アニメ視聴予定ラインナップ
10月:『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『終物語』『コンレボ』『うしおととら』
11月:『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『コンレボ』『終物語』『うしおととら』
12月:『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『コンレボ』『うしおととら』『終物語』
 〇 冬アニメ視聴予定ラインナップ


【ゲーム】
1月:『ラビ×ラビ3』
2月:『熱血ホッケー部』『THE 密室からの脱出2』、Wii Uゲームパッドが壊れているかも知れない
3月:『THE 密室からの脱出2』『マリオギャラクシー2』、3DSのSIMPLEの『麻雀』
4月:『リトルインフェルノ』『マリオギャラクシー2』
5月:『マリオギャラクシー2』『デスマッチラブコメ』『スマブラWii U』『Splatoon』
6月:『Splatoon』『デスマッチラブコメ』『ライブ・ア・ライブ』
7月:『Splatoon』『ライブ・ア・ライブ』『The Wonderful101』、『マリオメーカー』前夜とNXが据置機になるだろうという話
8月:『Splatoon』『The Wonderful101』
9月:『The Wonderful101』『マリオメーカー』
10月:『マリオメーカー』『マンションパーカッション』
11月:『魔神少女2』『U-EXPLORE』
12月:『カエルの為に鐘は鳴る』『スチームワールドディグ』『ドンキーコングリターンズ』
まとめ:2015年に遊んだゲーム一覧


【自分】
1月:「腕立て伏せ」を始めた
2月:イボ痔が治らない
3月:病気の療養のためにブログを休む
4月:「整腸剤」を飲み始める
6月:冷たいものを飲むとお腹を壊す
7月:ヨーグルトにオリゴ糖を入れて食べる
10月:イボ痔がずっと治らない
11月:メディアマーカーが生活の一部になる 
12月:「○月のまとめ」の終了 ↓manga-8↓




【漫画】

<2015年8月>
・キンドルでセールがあったので「ひらり、コミックス」の百合漫画を読み漁っていました

 9月3日まで(何時までかは分からないのでひょっとしたら午前中とかに終わるかも)キンドルでセールだったので、「ひらり、コミックス」の百合漫画を読んでいました。


 自分が読んで好きだった作品をちょっとだけ紹介。
 超美人で人当たりのイイ「かのじょ」に告白をするも、実は「かのじょ」は性格が超キツイどS少女だった―――というところから始まる百合漫画です。

 恋愛漫画は「どうやって二人をくっつけないのか」という障壁がポイントになるのですが、女性同士の恋愛を描くと「女のコ同士だから告白できない」みたいなことになりがち。でも、最近の百合漫画はそこはもう通り越しちゃって、この作品も女のコ同士だけど普通に告白するし、「女のコ同士だから」は全然問題にしていないんですね。そこが私はとても好きです。

 「じゃあ、どうやってこの二人はくっつかないのか」がこの作品の醍醐味なので、そこは読んでのお楽しみ。



 『加瀬さん』シリーズはまだ続刊中で、来月『ショートケーキと加瀬さん』が発売予定です。
 超地味な緑化委員の山田さんと、陸上部のスーパーエース加瀬さんの、近づきそうでなかなか近づかない恋愛模様を描いた百合漫画です。「スクールカースト」とも言える、普段一緒にいるグループの違う二人の距離感がもどかしくて良いですし。私は、山田さんのコロコロ変わる表情がすごく好きです。
↓manga-11↓




<2015年11月>

 元々は「積んでいる本を読むためにメディアマーカーを始めよう」だったはずが、「メディアマーカーに登録していきたいからガンガン本を読もう」と目的が逆転してしまったのですが……電子書籍だったり、自炊した本だったり、紙の本だったりを読みまくっていて少し思ったことがありました。

 紙の本しかなかったところに、電子書籍を導入して、一番変わったところは「とりあえず1巻だけ買ってみよう」とする漫画が増えたところなんです。

 私は紙の本だと「とりあえず1巻だけ」という買い方が出来なかったんですね。本棚に並べたときに、中途半端に揃っていない漫画があるとすごく気になってしまうのです。整理整頓できていないというか。
 だから、漫画を買うときは基本的に「出ている巻は全巻そろえたい」としてきました。そうでないと本棚が落ち着かないからです。1巻を買ったものは2巻以降も買い続けるし、途中で続刊を買わなくなったものはさっさとブックオフとかヤフオクとかで手放してしまいました。じゃないと、本棚が気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なくなっちゃうんですね。


 ただ、漫画の新刊が出ても読む時間がないみたいなことが増えるし、古本を利用するのは作家さんのためにならないという意識が出来たことで……買った漫画を読む時間もなければ処分も出来なくなってしまったので、近年は「新しい漫画」自体を買う機会が激減していました。


 そこに電子書籍を導入して、どうして意識が変わったかというと……
 自分のキンドルファイアHDの本棚は、そもそも「自分の好きなように本を並べる」ことが出来ないんですね。「最近使用した順」「タイトル順」「著者順」にしか並べられず、自分の機種は古いのでタグ付けも出来ません。

 「タイトル順」で並べても何故かぐちゃぐちゃに並んでしまって、今「クラウド」を「タイトル順」に並べてみたら……先頭が『アイドルマスター』の2巻、次が『アイドルマスター』の4巻になっていました。1巻と3巻は全作品の一番下(最後尾)に並んでいました。どういうことだよ(笑)。


 そもそも「クラウド」に登録されている数が多すぎるので、「クラウド」から本を探す時は最近は検索するようにしています。ぶっちゃけこれで十分だし、こうなると「現実の本棚」とちがって「巻数が揃っていないこと」とかどうでも良くなっちゃうんですね。
 だから、1巻だけセールしていたから試しに買って読む―――みたいなことが多くなりました。そこで面白かったら2巻以降を買おう、と思っても忘れてしまうので、メディアマーカーには「続きが出たら買う」というタグを自分で作って付けるようにしました(笑)。


 「紙の本」の代用に「電子書籍」はならないと今でも自分は思っていますが、「紙の本」では届かなかった需要を「電子書籍」はカバーしてくれているんだなぁと思います。

 アフィリンクは「とりあえず1巻だけ買ってみよう」と買ったら面白かった『となりの吸血鬼さん』第1話と最新話の試し読みもできます。
 言ってしまえば、『ぎんいろモザイク』です。黒髪おかっぱ女子高生が、銀髪の吸血鬼美少女を愛でまくる作品。日常系がスキならば是非どうぞ。2巻はまだですか(気が早い)。



――2025年追記――
 『となりの吸血鬼さん』は後にアニメ化もされて、原作も全8巻で完結、単行本も全巻持っているのだけど……買ったまま積んでいて続刊を読んでいないことに今気が付きました!

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【アニメ】

<2015年1月>
・冬アニメは、とりあえず『シンデレラガールズ』と『純潔のマリア』の2本で
・dアニメストア加入したのでこれから増やすかもですが
・『SHIROBAKO』『アルドノア・ゼロ』『四月は君の嘘』『Gレコ』と継続組も多くて


 アニメの話ー。
 『シンデレラガールズ』は、「うわ……作画苦しいのか…?」と思うところもありますが、脚本の力と演出の力が凄まじくて夢中になって見ております。
 これを書いている時点では3話まで観ているのですが、1話は「アイドルになる少女とプロデューサーの出会い」から物語が始まり、2話はアー写によって「各キャラの特徴」を見せて、3話は「ライブシーンの成功体験」を視聴者にも見せてカタルシスを与える―――実は前作『アイドルマスター』と同じ展開なんですよね。多分狙ってやっているんでしょうけど。
 ということは……5話が水着回か!

 というのは置いといて(笑)、序盤のセオリーに忠実な3話とも言えるのだけど、その「セオリー」にこのキャラクター達を当てはめていくのが見事だし、キャラの多さが逆に「作品世界の広さ」をカンジさせる効果になっているのがズルイ。これはメインキャラをしぼったからなんでしょうけど、こんなに上手く行くものなのかーと。


 『純潔のマリア』は正直ダークホースでした。
 ビッグネームの揃ったスタッフ陣ですけど、正直「10年前ならテンション上がったのになぁ」みたいな失礼なことを思っていました。超面白いです!この作品の何が面白いって、キャラ配置のバランスの良さだろうなあって思います。無駄なキャラが誰もいないし、このキャラがいるからストーリーが面白くなるってキャラでメインどころが固められているという。

 願わくば原作のネタバレを喰らわずに最後まで観られますように……



 視聴継続組も。
 『SHIROBAKO』は2クール目に入って、1クール目とちょっと違うテイストになっているかなと思います。自分も最初は戸惑っていたのですが、多分……これからの展開を考えるに狙ってやっているのかなぁと。

 恐らく視聴者のほとんどが「うわ……うぜっ……」と思っているであろう新キャラ:平岡ですけど、多分「宮森さんの物語」にとってすごく重要なポジションのキャラだと思うんです。1クール目はこんなにイヤなキャラは『SHIROBAKO』には存在しなかったのに、2クール目に入ってから平岡とか茶沢とかクソスポンサーの連中とかが出てきたのは「わざと」じゃないかなぁと。

 というのも、1クール目の宮森さんってすごく恵まれていたと思うんです。頼りになる先輩、信頼できる上司、実は有能だったプロデューサー、陰から見守ってくれていた社長、演出陣・作画陣の実力は申し分なく、出てくる人はみんなイイ人ばかりでした。
 でも、実際にはこんなに恵まれている人ばかりではない―――平岡が「業界5年目で5つ目の会社」というのはすごく対照的だと思うんです。宮森さんが今後どういう人生を進むのかという話において、平岡の役割というのは大きいんじゃないかなぁと思いますし、2クール目はそういう展開になっていくのかなぁと思います。


 『アルドノア・ゼロ』は「分割2クールはテンション上がらないなぁ」と正直思っていましたし、放送が近づくにつれて気分が盛り下がっていたのですが……始まってみたら、相変わらず超面白かったです。

 1クール目の「逃げる主人公達vs追いかけてくる火星カタフラクト」という構図ではなくなり、話はちょっと複雑になっていきそうな不安はあるんですけど……「地球軍vs火星軍」という複数同士の戦いに、「成り上がっていくスレイン」の物語が同時並行で進んでいて目が離せなくなりました。
 1クール目は、地球側が実は生きていたアセイラム姫という爆弾を抱えていたのですが。2クール目は、実は意識のないアセイラム姫と替え玉のレムリナ姫という爆弾を火星側が抱えているのが面白い構図だなぁと。



 『四月は君の嘘』は、最新話をまだ観ていないのですが……覚悟はしていたけど2クール目はつらい展開になっていきそうだなぁというところです。主人公の公生がつらい思いをするのと同様に、視聴者もつらい思いをするのならば……それは作劇としてはとてもよく出来ていることの証明なんですけど。1クール目のかをりが絶対的な存在だっただけに。


 『Gのレコンギスタ』はキャラ数はそんなでもないんですけど、勢力が多すぎて「この勢力は何のために誰と戦っているんだっけ……」「こっちの勢力はどうだっけ」「この人は何がしたいんだっけ」とよく分からなくなってきてしまいました。
 この記事に書いた通り、富野アニメの普遍的なテーマとして「強大な力を持ってしまうこと」をGセルフとベルリで描いているのは分かるんですけど……Gセルフってなんでそんなに強大な力を持ってるんですっけ?

 イデオンやターンエーは「なんかすげーもんを発掘しちゃったから」だし、ガンダムは「連邦軍が逆転のために作ったスーパー強いメカ」だったけど、Gセルフって別に注目もされていなかった試作機だったんじゃなかったっけ……?
 実は元々すごかったのか、ベルリがすごいのか、ハッパさん達のバックパックがすごいのか。
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<2015年2月>
・今季のアニメは、『SHIROBAKO』『アルドノア・ゼロ』『四月は君の嘘』『アイドルマスター シンデレラガールズ』『純潔のマリア』『Gのレコンギスタ』を視聴
・dアニメストアでアニメを観まくっていますが、そのレポートは後日



 『SHIROBAKO』は20話まで観ました。最高。
 1クール目の宮森さんは「制作進行」なのでその1話を作ることに集中していた話でしたが、2クール目の宮森さんは「制作デスク」なので作品全体を統括しなくてはなりません。スケールが広がった面白さというのもありますが、スケールが広がって知りたくもないような現実を突きつけられたところもあったと思います。
 夢を失いかけていた宮森さんが19話で復活していくのと、20話で「私には夢がないけどみんなの夢を援護したい」というありあの気持ちが宮森さんにシンクロしていく流れが最高でした。4話の頃から「私は何になりたいのか分からない」と言っていたのがこう活きるのかーと。

 2クール目に入ってからは、ずかちゃんや美沙の出番がほとんどなくなっちゃったのだけが物足りなかったのだけど……この展開を見る限り、ここからまた出番が来るのかな。


 『アルドノア・ゼロ』は19話まで観ました。すっげー面白い。
 「この後こんなカンジになるのかな」と予想していたのとは全然違う展開になるのだけど、後から考えてみると「この展開が一番面白くなるわ……!」と納得する展開ばかりなのが凄いです。レムリナとアセイラムという二つの爆弾を抱えながら出世していくスレインと、大活躍しているけど「逆転のためにマズールカを逃がした」とか「義眼の領域を広げると脳に負担がかかる」とかのヤバイ伏線を積み上げている伊奈帆で―――二人ともどうなってしまうのか目が離せません。

 スレインが求心力を得たことで、いよいよ持って「協力して複数で攻めてくる火星カタフラクト」にチームデューカリオンがどう戦うのか……早く続きが観たくて溜まりません。


 『四月は君の嘘』も19話まで観ました。こちらも最高。
 1クール目は灰色だった公生の世界を、かをりがカラフルに変えてくれたのだけど―――2クール目は灰色になってしまったかをりの世界を、公生がカラフルに戻そうとする展開が号泣モノでした。かをりの病気の伏線は早い段階から張られていたので、母親を失った時のようにかをりを失って公生はまた塞ぎこんじゃうのかなぁと思いながら観ていたのですが。自分のやっすい想像を遥かに上回る熱い展開に感動しましたよ。屋上でピアニカ弾いているシーンが最高で、ねぇ……

 あと、凪が可愛い。お兄ちゃんのことが好きすぎて、お兄ちゃんのライバルに近づく……って展開、ベタだけどキュンキュンするよね。


 『アイドルマスター シンデレラガールズ』は7話まで観ました。
 6~7話は観ていてつらい展開でしたけど、第3話でいきなり華やかな舞台に立ってしまった彼女らが現実を受け入れて、これから一歩ずつ階段を昇っていくんだという話で……どこかで必ずやらなければならない話なんですよね。それこそ前作『アイドルマスター』でも美希が辞めかけましたし。

 しかしまぁ、現状では「やらなければならないことをしっかり描いているアニメ」というカンジなので、まだまだこれからかなぁくらいのテンションです。どこかで「このアニメにしか出来ないこと」を見せてくれなければ前作の高いハードルは越えられないだろうし、越えられるだけのスタッフとキャラクターだと思うので期待しています。


 『純潔のマリア』は7話まで観ました。見事な作品だと思います。
 「圧倒的な武力で戦争に介入して不殺を貫く」作品として考えると、『SEED』や『OO』の頃のガンダムシリーズを彷彿とさせますし、それに賛成な人間も反対な人間もちゃんと登場させて描くことで「絶対的に正しいことなんてないんだ」と見せることが出来ていると思います。

 こういうテーマについて語ると「右」や「左」やで面倒なことを言われがちなのですが、百年戦争と魔女という題材にすることでそういう面倒な成分を薄めてくれているのもありがたい。『コードギアス』の時は迂闊に何か語ってスタッフの政治的思想を誹謗中傷する超長文メールが届いてゲロ吐いたことがありましたからね……


 『Gのレコンギスタ』は21話まで観ました。
 ようやくこのアニメを「どう観れば楽しいのか」が分かった気がします。もうちょっと早く気付ければ良かったのに……

 このアニメ、「和製RPG」なんだと思いました。
 主人公達を操作して一本道のルートを進んでゴールに向かうRPG。
 従来のガンダム作品のような「たくさんのキャラの思惑が交錯する群像劇」ではなく、「ベルリとアイーダさんが旅をしてところどころで色んな人に出会ったり戦ったりする話」だったんだと思うのです。分かりやすい話をすると、ベルリが金星圏に来てからはマスクやクリムがどうしているかは全く描かれなくなりましたからね。

 「和製RPG」と考えると、ベルリとGセルフだけが特別なのも、どんどん強いパワーアップパーツが作られるのも、敵が「次々と倒されるだけの存在」なのも当然で―――この作品が描いているのは、地球→ 宇宙エレベーター→ 月→ 金星という旅の中で、ベルリ達が「この世界のこと」と「自分達のこと」を認識していく話なんだと思うのです。

 こう考えると、『純潔のマリア』の方がガンダムっぽいと思います(笑)。
↓anime-top5↓





〇「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」


 今年もこの時期が来ました。

 毎年3月末に書いている「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」を、今年も書きます。「面白かった」順でも「素晴らしかった」順でもなく、「好きな作品」順だということと。あくまで“この1年間で自分が「最終回まで観たアニメ」”が対象なので、アニメ業界全般を総括するつもりだとかそういうことではありません。




 過去5年間のTOP5はこんなカンジ。


【2009年度】
1.『とある科学の超電磁砲<レールガン>』 175点(ジェネオン/J.C.STAFF)
2.『けいおん!』 160点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『かなめも』 75点(スターチャイルド/feel.)
4.『青い花』 65点(メディアファクトリー/J.C.STAFF)
5.『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 60点(アニプレックス/A-1 Pictures)


【2010年度】
1.『魔法少女まどか☆マギカ』 145点(アニプレックス/シャフト)
2.『けいおん!!』 90点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『四畳半神話大系』 85点(東宝/マッドハウス)
4.『放浪息子』 70点(アニプレックス/AIC Classic)
5.『屍鬼』 55点(アニプレックス/童夢)


【2011年度】
1.『ちはやふる』 150点(バップ/マッドハウス)
2.『花咲くいろは』 75点(ポニーキャニオン/P.A.WORKS)
3.『あの夏で待ってる』 70点(ジェネオン/J.C.STAFF)
4.『シュタインズ・ゲート』 60点(メディアファクトリー/WHITE FOX)
5.『テルマエ・ロマエ』 55点(東宝/DLE)


【2012年度】
1.『TARI TARI』 95点(ポニーキャニオン/P.A.WORKS)
2.『たまこまーけっと』 92点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『琴浦さん』 80点(フライングドッグ/AIC Classic)
4.『氷菓』 75点(角川書店/京都アニメーション)
5.『まおゆう魔王勇者』 50点(ポニーキャニオン/アームス)


【2013年度】
1.『銀の匙 Silver Spoon』155点(アニプレックス/A-1 Pictures)
2.『境界の彼方』120点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『ガンダムビルドファイターズ』85点(バンダイビジュアル/サンライズ)
4.『未確認で進行形』80点(東宝/動画工房)
5.『進撃の巨人』65点(ポニーキャニオン/WIT STUDIO)


 自分で見返しても「えっ、この作品がこの点数なの……?」と思います(笑)。
 一応書いておきますが、点数は100点満点です。100点が満点ですってば。



 では、今年度のTOP5。
 対象は2014年4月~2015年3月までに最終回を迎えたアニメで、自分がちゃんと全話観たものです。このブログの過去ログ漁って確認してみたところ、どうやら12作品が該当するみたいです。去年より1作品減りました。バンダイチャンネルやdアニメストアの「見放題」で全話観た過去作品は含みません。

 その12作品の中からTOP5を決める―――という限定したランキングということですね。なお、各作品評には多少のネタバレが含まれることを御了承下さい。




 5位『ハナヤマタ』。73点。
 この1年間のトレンドとしてあったのは「ポスト2011年」だったと思います。様々なアニメがヒットした2011年が終わった2012年頃に企画が始まった作品が世に出てきたからか、2011年のヒット作の“更に向こう”を描こうとした作品が多かったと思います。

 『ハナヤマタ』は、『けいおん!』(2009~2011年)の向こう側を描いた作品でした。
 『けいおん!』のキャラクター達のようにはなれない女のコ達が集まり、自分達にしか出来ない物語としてYOSAKOIを始める―――ポスト『けいおん!』とも言える話でしたし。独自の演出、色彩豊かな画面、役者陣の熱演などなど、単なる『けいおん!』の後追いではないこの作品ならではの魅力を持ったアニメに仕上がっていたと思います。

 なる役の上田麗奈さんのことを自分は名前くらいしか認識していなかったんですけど、第1話を観た時「こんな人がいるのか!」と驚きましたもんね。その後に『てさ部』を観て、「こんなことやらせてたんか」と驚きましたけど(笑)。

(関連記事:『けいおん!』の更に向こうへ。『ハナヤマタ』第1話が素晴らしかった!



 4位『アルドノア・ゼロ』。91点。
 2011年の大ヒット作『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本を担当していた虚淵さんをストーリー原案に迎えたオリジナルロボットアニメです。一躍超売れっ子ライターになった虚淵さんですが、“『まどか☆マギカ』のような作品”というイメージばかりが付いてしまったことで、そこから一転して「王道のものも作れるんですよ!」という意地を見せた作品だったと思います。

 『まどか☆マギカ』のように「来週はどうなっちゃうんだ」とどんどん引き込んでいく怒涛のストーリーなのに納得の展開になるところはそのままに、『まどか☆マギカ』とは正反対の「視聴者だけが全てを知っている」群像劇を見せてくれたこと、空想科学読本のノリでスーパーロボットを撃退していくという新しいロボットアニメの形を見せてくれたと思います。

 1クール目は激ハマリして個別の記事もバンバン書いていたのに対して、2クール目は割と普通のロボットアニメになっちゃったかなーというのが自分のテンションではあったのですが……終盤のキャラクター達が何故そういう行動を取っていったかという部分には感動しましたし、あれはあれで自分がこれまで観たことがない新しいタイプの結末だったかなと思います。

(関連記事:「視聴者だけが全てを知っている」というシチュエーションに私は弱い
(関連記事:『アルドノア・ゼロ』はリアル系ロボアニメ?スーパー系ロボアニメ?



 3位『四月は君の嘘』。125点。
 100点満点でです。100点満点中で125点なんですってば!

 まず原作愛に溢れたアニメスタッフと、アニメ化への理解が強かった原作者&編集サイドの力によって、原作の結末から逆算して第1話から作られた連載中の漫画の“理想的なアニメ化の形”だったと思います。アニメの終盤に、アニメの監督が「原作最終巻の発売を楽しみにしている人はまだ観ない方がイイと思います」と言っていたくらいですからね。

 もちろん内容も素晴らしかった!
 1クール目の後半は演奏シーンが続いて正直つらかったところもあるんですが、2クール目に入ってからの怒涛の展開、凪をああやって使うのかという見事なキャラクターの動かし方に、予想外の終盤、「モノクロ」と「カラフル」が対比された作品だからこその色鮮やかな画面―――と、最後の最後までテンションを落とさずに楽しませてもらいました。

 日本の漫画・アニメって本当凄いんだと思わせてくれる大傑作でした!




 2位『結城友奈は勇者である』。130点。
 この作品も言ってしまえば、『まどか☆マギカ』のフォロワーだと思うのですが……『まどか☆マギカ』が描かなかったものに果敢に挑戦した作品と言えます。「死よりも辛い絶望がある」と描いたし、「大切な人がいるからこそ修羅の道に墜ちる」と言った過酷なものを描いていたし、でも単に悲惨なものを描いているだけではなくてその絶望から人を立ち上がらせるものを描いていた作品だったと思うのです。

 終盤は号泣の嵐でした。
 樹の歌と風の咆哮、夏凛の背中と勇者部の口上―――この作品をどうして自分がこんなに好きなのかを考えるに、一番の理由は「人間の成長」を描いているからかなと思います。樹だったり夏凛だったり、普通だったらサブキャラクターのポジションのキャラクターが、ちゃんと成長した姿を見せてくれたのがすごく好きでした。

 それこそ、『まどか☆マギカ』はそのストーリー構成上「成長」を描く余裕はありませんでしたものね(強いて言えば、杏子とまどかくらいで)。そういう意味では、やはりこの作品も『まどか☆マギカ』の更に向こうを見事に描いた作品だと思います。


 あと、こういう不遜にも「大傑作達に順位を付ける」ことの心苦しさの中で思ったことなんですけど、最終的に自分にとって何が「好きなアニメ」の基準になるのかと言うと……よくこんなもの作ろうとしたなーという作品を自分は好きなんだと思いました。
 こういう作品を作るのって勇気がいると思うんですよ。だって、絶対「序盤だけ観て観るのやめちゃう人」が出てきますもの。序盤では作品の全容が見えないので、「あぁ、ヌルくなった『まどマギ』ね」としか思わない人も多かったんじゃないかなぁ。でも、最後まで観るとヌルいと思った序盤も全部意味が分かるという。こういう作品を作る勇気に敬意を払いたくて、2位にしました。

 この作品を作ったスタッフ達こそが勇者ですよ!



 1位『SHIROBAKO』。195点。
 ハイ、「100点満点の定義とは何だ」と言いたくなる点数。
 しかし、自分の中でこの点数にはちゃんと意味があって、毎年TOP5を選ぶようになって6年目にして初めて1年目の『超電磁砲』を超えた点数を付けた作品です。だって、どうしてこんなTOP5を選ぶようになったかって、5年前『超電磁砲』が大好きで始めたことですからね。言ってしまえば、『超電磁砲』を基準にして始めた毎年のTOP5で、その基準を超えるほど大好きな作品にようやくめぐり合えたのです。

 超絶クオリティな画面を仕上げられるP.A.WORKSに、たくさんのキャラクターの魅力を詰め込める水島努監督が加わり、かつやりたい放題できるオリジナルアニメで―――毎週毎週色んな方向で楽しませてもらいました。
 ただ会議室で喋っているだけなのに笑ったり、クリエイターの情熱に涙させられたり、単なるパロディに収まらず元ネタへの理解とリスペクトで本編の意味が補足されていたり、キャラクターの成長に勇気をもらったり……好きなところを次から次へと挙げていってもキリがないくらい。


 でも、やっぱり。
 自分がこの作品が大好きだったのは、「色んな立場」のたくさんのキャラクターを使って人生の色んな面を描いていたことが大きかったと思います。

 例えば、宮森とタローの対比は。片方は「エース」で、片方は「お荷物」なんだけど……誰だってみんな「宮森な部分」と「タローな部分」の両方を抱えていると思うんですね。得意なことと苦手なことの両方が人間にはあるので、例えば「仕事はバリバリ出来る」けど「料理は出来ない」みたいな側面が誰にだってあると思うのです。

 「CGの台頭に焦るアニメーター」と「アニメーターの能力に嫉妬するCG班」とか、「ベテラン」と「若手」とか、「業界に夢を持てる者」と「業界に夢を持てなくなった者」もそうです。みんなそれぞれ両方の側面をどこかで経験していると思うのです。


 だから、私は「宮森には絶対に出来ない、タローだからこそ出来たこと」を見せられた時点で、もうこの作品に2億点を付けたい気分でした。来年から点数付けるのが大変になるので抑えましたけど(笑)。
 アニメ制作はチームワークで、チームに“エース”は欠かせないけど、“エース”ではない人間も必要なんだと描いたからこそ私はこの作品を人生ベスト級に大好きになったのです。


 とは言え……どうして200点を付けなかったかというと、各話感想のまとめに書いたように「どうしても腑に落ちないところ」があってそこだけは残念だったから-5点で195点にしました。
 私は「悪役」はいてもイイと思うし、そこに文句を言っているワケではないです。作劇上最も重要な「悪役」だったのだから、もうちょっとしっかり掘り下げて描いて欲しかったと思うのです。ギャグに落とし込もうとした結果、薄っぺらいキャラになっちゃったと思うんですね。


 まぁ、そういう意味では「全てにおいて文句なしで自分が大好きになれる作品なんてものにはまだ出会えていない」ということで、これからは『SHIROBAKO』を超えて200点を付けたくなるくらい大好きな作品を追い求めていこうと思います。

(関連記事:『SHIROBAKO』第1~6話に登場する元ネタ解説
(関連記事:『SHIROBAKO』第7~14話に登場する元ネタ解説
(関連記事:『SHIROBAKO』第15話~最終話に登場する元ネタ解説
(関連記事:アニメにつながる彼女達の人生!『SHIROBAKO』漫画版&小説版
(関連記事:アニメ『SHIROBAKO』各話感想メモまとめ(1話~12話、13話~24話)


1位:『SHIROBAKO』195点(ワーナー・ブラザース/P.A.WORKS)
2位:『結城友奈は勇者である』130点(ポニーキャニオン/Studio 五組)
3位:『四月は君の嘘』125点(アニプレックス/A-1 Pictures)
4位:『アルドノア・ゼロ』91点(アニプレックス/A-1 Pictures + TROYCA)
5位:『ハナヤマタ』73点(エイベックス・ピクチャーズ/マッドハウス)


 以上、「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」でしたー。
↓haru-anime↓




〇 春アニメ視聴予定ラインナップ
 またこの時期が来ましたよー!

 4月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!
 アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その参考情報の一つになれればイイかなと思います。ここまでがテンプレ!


 今回も、今まで同様に「7作品をピックアップ+コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品も追記で紹介していく」方針で行こうと思います。

 参考情報の一つとして各作品のPVを載せておきますが、PV観るとネタバレになってしまう部分もあるのでそこは気をつけてください。全体的な傾向としては、PVは大体3~4話までの内容をまとめたものが多いですね。



○ 『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』
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 まさかの一枠目に選びました!!
 でも、しょうがないんですよ!dアニメストアの「見放題」で何となく観始めたら1期・2期とドハマリしてしまって、時間が出来たら円盤も揃えようと思っているくらい大好きな作品になってしまって、今季間違いなく一番楽しみにしているアニメなんですもの!
 今作は事実上の「3期」ですが、ストーリーなんてあってないようなものだから今作から観始めても問題ないと思いますよ!

 『てさぐれ!部活もの』は2013年に1期、2014年に2期が放送されたオリジナルのフルCGアニメです。監督は『gdgd妖精s』の脚本、『直球表題ロボットアニメ』の監督を務めた石舘光太郎さん(現在は石ダテコー太郎に名義変更)。何かを始めたいと思って高校に入った新入生:田中心春のために、てさぐり部の4人で新しい部活を考える作品でした。

 『みならい女神 プルプルんシャルム』は、文化放送の超A&G+の帯番組『Lady Go!!』と講談社の月刊少年シリウスによるクロスメディアプロジェクトで、『Lady Go!!』のパーソナリティ5人の声優(上坂すみれさん、小松未可子さん、大久保瑠美さん、高森奈津美さん、三上枝織さん)が女子高生のみならい女神たちになって登場する日常系4コマ漫画だそうです。

 今作はこの2作品のコラボタイトルということですね。


 『てさぐれ!部活もの』を知らない人に向けてもうちょっと説明しますと……
 フルCGアニメと聞くと『シドニアの騎士』みたいな時代の最先端を進む作品だとか、『セハガール』のようにCGキャラを活かしてゲームの中に入り込むアイディアの作品なんかを連想する人もいるかもですが、『てさ部』は方向性としては正反対です。
 「CGアニメなので絵を作る時間を短縮できる」ことを活かして、収録は完全プレスコ&アドリブで、役者さん達の演技を受けてから絵を作るし、役者さん達の演技を受けてキャラが出来上がってから残り話数の脚本を作るということで―――より“生っぽい”“演劇っぽい”アニメになっているんですね。石ダテ監督はこの後に『みならいディーバ』という生アニメを作るくらいなのだから、そこにこだわりもあるんじゃないかなと思います。

 『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』同様に、「みんなで雑談をするパート」「大掛かりなアクションをするパート」「声優さん達にアドリブで大喜利させるパート」の3つで構成されているのですが―――
 何でもありだった『gdgd妖精s』や、設定をきっちり決めてしまった『直球表題ロボットアニメ』からの反省で、『てさ部』は「女子高生が部室に集まってただ喋っている」日常系部活アニメのテンプレに当てはめて、より“生っぽさ”を出しているのだと思います。登場人物4人の姓と名が「よくある名前」の組み合わせで出来ているように、「どこにでもいる女子高生」の実在感を出しているのだと言えますね。

 やっぱり圧巻は「アドリブでの大喜利パート」。
 ただ単に面白いことを喋ってもらうだけではなくて、細かい笑い声や動きなんかもそのままアニメに反映されて、「キャラクターの名前を間違える」とか「お腹が鳴っちゃう」みたいなハプニングも描かれて、それによってキャラクターが確立されていったりもするので―――どんな日常系アニメよりも、「実際に存在する部室を覗いている」感覚が生まれているんです。


 で、今回の『プルプルんシャルム』とのコラボ。
 私はこういう「作品と作品のコラボレーション」みたい作品はあまり好きじゃないというか「面白くなるワケがない」と斜に構えてしまうのですが。今回のこれは、非常に「ラジオっぽい面白さ」を持った『てさ部』というアニメと、超A&G+で帯番組を担当しているラジオパーソナリティ5人との組み合わせがものすごく相性がイイだろうし、予想も付かないことが起こるんじゃないのかと期待しているのです。


 ちなみに、このタイミングで『てさ部』1期&2期の全話を1枚のブルーレイに収録した「おためしばん」が発売されるそうです。映像特典や音声特典は大部分がカットされていたり、過去商品よりもビットレートが落ちていたりもするそうなんですが、こういう売り方も「アリ」なんですね。ブルーレイの大容量を活かした全話収録、とかこういう作品がもっと増えればイイのに。ただ、私は映像特典や音声特典が欲しいので通常版を買いたいですけど!




○ 『響け!ユーフォニアム』
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 恐らく、世間的には今季最大の注目作でしょう。
 原作は武田綾乃さんの小説で、吹奏楽部を舞台にした青春小説だそうです。制作は京都アニメーション、監督は『涼宮ハルヒの憂鬱』『CLANNAD』『中二病でも恋がしたい!』の石原立也さん、シリーズ構成を『ラブライブ!』や『境界の彼方』の花田十輝さん、キャラクターデザインは『涼宮ハルヒの憂鬱』の池田晶子さん、シリーズ演出を『けいおん!』『たまこまーけっと』の山田尚子さんが担当。

 音楽を題材にした部活モノを京アニが制作で、メインキャストに平均年齢の若い女性声優を揃えているところなど、2009年の『けいおん!』を彷彿とさせるところも多いのですが……PVを見たり、原作の評判だったりを聞くところ、『けいおん!』よりも正統派の部活アニメっぽいですね。


 正直なところ、2015年に『けいおん!』と同じようなことをやられても「まだそこやってるのか」と思ってしまうだけでしょう。日常系は『きんモザ』にしろ『ごちうさ』にしろ突き詰められた完成形まで行ってしまいましたし、音楽を題材にしたアニメはアイドル系は言うまでもなく、クラシックも『坂道のアポロン』や『四月は君の嘘』など演奏シーンに力の入ったアニメも多く出てきました。

 京アニにはやっぱり過去の作品に縛られて欲しくはないので、新しくまた時代を切り開いていくようなアニメを作って欲しい―――という期待をこめて第1話を楽しみに待ちたいと思います。





○ 『アルスラーン戦記』
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 原作は、元々は田中芳樹さんのファンタジー大河小説として1980年代から刊行されているもので、1990年代には中村地里さんの手によって漫画化、1991年~1995年には劇場版アニメやOVAにもなっていました。
 その後、2013年から『鋼の錬金術師』や『銀の匙』の荒川弘さんによって別冊少年マガジンで再び漫画化の連載が始まり、今回の初のテレビアニメ化はこちらをベースにしているみたいですね。制作はライデンフィルムとサンジゲンの共同制作です。

 国を追われた王子が騎士と共に王国を取り戻していく――――という話だそうです。
 深夜アニメではない「日5」枠ですが、超有名作の小説が原作&荒川弘先生の新作が原作ということで、これはやっぱり見逃せないなとチェックしていこうと思います。





○ 『プラスティック・メモリーズ』
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 アドベンチャーゲーム 『シュタインズ・ゲート』などのシナリオ担当で知られるMAGES.(5pb.)所属のシナリオライター:林直孝さんが原作・脚本を務めるオリジナルアニメです。監督は藤原佳幸さんで、制作は動画工房と、『未確認で進行形』の組み合わせですね。

 林直孝さんの代表作は「科学ADV」シリーズと呼ばれていますが、この作品も「人間と同じような見た目で人間と同じような心を持ったアンドロイドが普及した世の中」を舞台にした作品です。そのアンドロイドのメーカーに勤めている主人公が耐用時間を迎えたアンドロイドを回収するお話―――
 って、もうこれを読んだだけで泣けそうな設定ですが、林さんがわざわざ原作を書いているのだから単純に「泣けて終わり」な作品には留まらないんじゃないかという期待を持っています。





○ 『パンチライン』
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 今季のノイタミナ枠。
 元々の企画の始まりとしては、『Ever17』や『極限脱出 9時間9人9の扉』などのアドベンチャーゲームを手がけていたシナリオライター:打越鋼太郎さんのゲームの企画をMAGES.のプロデューサーに見せたところ、「これはゲームだけじゃなくて、絶対にアニメ化したほうがいい」と、『ロボティクス・ノーツ』のアニメ化の際のプロデューサーに売り込んでもらうことになり―――

 結果として、ゲームはMAGES.によって作られ、アニメは(『ロボティクス・ノーツ』と同じように)フジテレビのノイタミナ枠で放送されるという……ゲームとアニメを同時並行に作るプロジェクトとなったみたいですね。しかし、MAGES.の関わったアニメ作品が同時期に同じアニプレックス枠で放送されるとは……


 ストーリーは、幽体離脱をしてしまった主人公が興奮すると人類が滅亡してしまうのだけど、周囲の女のコがやたらパンチラをしてくるので危険がいっぱい―――という話みたいです。なんだそりゃ(笑)。
 本当に単なるパンツアニメになるのか、そこに深みがあるのかは分かりませんが、PVを見たところアクションシーンなんかも気合入っている印象は受けたので7作品の中に入れました。エロ分高めのハーレムアニメは苦手な自分なのだけど、様子見してみようかなと。





○ 『ハロー!!きんいろモザイク』 
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 大人気日常アニメの第2期!
 原作は原悠衣さんの4コマ漫画で、テレビアニメ第1期は2013年7月~9月に放送されました。外国のことが大好きな日本人の女子高生:大宮忍と、日本のことが大好きなイギリス人の女子高生:アリス・カータレットの二人を中心に、女子高生達の日常を描くアニメでした。

 現在、自分はdアニメストアで第1期を観ていて、この記事を書いている段階でまだ5話までしか観ていないんですが……5話まで観た感想としては、「日常アニメの中でも百合分が強めかなぁ」というところです。
 日常アニメは女のコ同士のイチャイチャを描いていくものですが、あくまで友情の枠組みの中での嫉妬だったりするもので。この作品における、綾→陽子や、アリス→忍はそれ以上のものを感じて、百合好きの自分としてはこれくらいがベストととても気に入っています。







○ 『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』
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 今季の7枠目はこちら!
 名前はもちろん聞いたことがあったけれど、どういう経歴の作品なのかはイマイチよく分かっていませんでした。元々はアメリカ人コンビによるSF小説なんですね。2010年、作者から翻訳権を正式に取得した「翻訳メンバー」がTwitterにつぶやく形で翻訳の連載を開始―――
 そこから書籍版や漫画版などへの展開もされているのだけど、核としてはTwitterによるファンとの交流やファンの活動が盛んな作品だということ。ファンの平均年齢は高めだろうけど、「カゲロウプロジェクト」なんかにも通じるネット文化が育んだ新時代の作品ってカンジがしますねー。

 さて、そのアニメ化が今作。
 制作が『キルラキル』のTRIGGERということで、『キルラキル』が「世間で絶賛されているのは分かるけど自分は楽しめなかった」身としては今回も楽しめないかなーという不安の方が大きいですし。テレビ放送されるのではなく、まずはインターネット配信のみ、テレビ放送は来年というスタイルも不安が強いです。

 でも、こういう「自分はちょっと不安だけどみんなが注目しているから自分も観てみよう」枠が7枠目なので、今季はこの作品を選びました!





 以上、7作品をチョイスしました。
 『シンデレラガールズ』が分割2クールなこともあって、今季の私のスケジュールはかなり余裕があります。4作品くらいは選べそうだけど……『てさ部』と『きんモザ』はよほどのことがない限り脱落はしないだろうから、残り2枠を選ぶってカンジになるかなぁ。


 今回も見落としている作品もあるかも知れないので、他にもオススメ作品があったら教えてください。
 今回もブログのコメント欄やTwitter等でオススメされた作品も追記で紹介していこうと思います。ただまぁ、数が多すぎると私の負担も大きくなっちゃうので、紹介するのはその中で「自分が観る気になったもの」に限らせていただきます。なので、気楽にオススメしてくださると助かります。

 それでは、よろしくお願いします。




○ 3月21日追記:コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品 
 ここからは、コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品も紹介していこうと思います。


◇ 『俺物語!!』
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 原作は別冊マーガレットにて連載中の少女漫画で、少女漫画の登場人物らしからぬ男くさい主人公の剛田猛男と、その親友の少女漫画のキャラクターらしいイケメンの砂川誠を軸に恋愛模様を描いていく作品みたいです。制作はマッドハウスで、監督:浅香守生さん、キャラクターデザイン:濱田邦彦さんと、『ちはやふる』と同じ布陣ですね。

 元々人気の原作ですし、このスタッフならば間違いなさそう。



◇ 『長門有希ちゃんの消失』
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 2006年のアニメ化が大ヒットした『涼宮ハルヒ』シリーズのスピンオフ漫画が原作で、『涼宮ハルヒの消失』をベースにしたラブコメ漫画だそうです。これまでのシリーズのアニメ化は京都アニメーションが行っていましたが、今作はサテライトが制作です。キャストは京アニ版から引き継いでいるみたいですね。

 自分はまだ『涼宮ハルヒの消失』を観ていなくて(dアニメストアで観る予定ではいます)、今回の7作品の中に入れることはしませんでしたが……とりあえず薦められたからにはチェックしてみようと思います。



◇ 『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』
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 『攻殻機動隊』は士郎正宗さんの漫画を原作として、劇場版アニメ・テレビアニメなどのメディアミックスも多数行われている作品です。
 劇場版は監督を押井守さんにして、1995年には『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2004年には『イノセンス』が公開。
 テレビ版は監督を神山健治さんにして、2002年~2003年に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(地上波では2004年に放送)、2004年~2005年に『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』(地上波では2005年に放送)、2006年にはその続編として長編作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』としてパーフェクト・チョイスで放送(後にOVA化)されました。

 この『ARISE』は『攻殻機動隊』の新プロジェクトとして、元々は2013年から全4部として公開された映画で、原作(士郎正宗さん)、劇場版(押井守さん)、S.A.C(神山健治さん)に続く『第4の攻殻』と呼ばれているそうです。そのテレビ版となる今作は、全4部の作品を2話ずつに分けた上で完全新作エピソードを2話加えて全10話に編集しているみたいです。

 ということは……今までのシリーズを知らなくても楽しめる、ってことですかね。
 私は押井版2本とS.A.Cの最初のシーズンは観ているはずなんですが、如何せん観たのが昔すぎて何にも覚えていなくて「もうシリーズには付いていけないなぁ」と思っていました。ここで新たに入口を作ってくれるのなら、イイ機会なので入り直そうかなと。




 以上、追加で3作品を紹介しました。



○ 3月25日追記:コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品

◇ 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
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 原作は大森藤ノさんによるライトノベルで、タイトルから分かるようにファンタジーを舞台にした作品だそうです。タイトルからすると可愛い女のコがたくさん出てくるハーレムものなのかなと思っていたのですが、主人公の少年の成長物語として熱い作品だそうです。とりあえずどんなものか第1話だけでも観て確認しようと思います。


 以上、追加で1作品を紹介しました。



○ 3月28日追記:コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品

◇ 『ミカグラ学園組曲』
 <公式サイト
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 原作はニコニコ動画で活躍するボカロP「Last Note.」による楽曲シリーズ「ミカグラ学園組曲」の世界観をベースにしたライトノベルで、そこからコミックス化、アニメ化とされていっているメディアミックスプロジェクトだそうです。
 引きこもり気味の少女が、高校は文化系の部活しかない『私立ミカグラ学園』に進学したところ―――その学校は各部活の代表者が特殊な能力でバトルしていたという異能力学園バトルものだとか。

 ヒロインを演じるのは『SHIROBAKO』の宮森あおいで脚光を浴びた木村珠莉さんなので、PVを見るとものすごく『SHIROBAKO』っぽい雰囲気(笑)。




 以上、追加で1作品を紹介しました。
↓anime-4↓




<2015年4月>
・今季視聴するアニメはまだ決めかねています
・一応、『響け!ユーフォニアム』『てさプル』『きんモザ』は確定かな……
・『俺物語』『パンチライン』『アルスラーン戦記』で迷っています



 今季は「5枠」視聴しようかなーと考えて観始めたのですが、現在のところ「6作品」で迷っています。他にもまだ「あと1話だけ観よう」と視聴を続けているものもありますが、恐らくこの「6作品」の中から「5つ」を選ぶというカンジになると思います。

 『響け!ユーフォニアム』は、貫禄の京都アニメーションという作品!
 P.A.WORKSの『SHIROBAKO』もそうだったんですけど、京アニも『甘城ブリリアントパーク』や『響け!ユーフォニアム』と、作画の安定感に定評のあるスタジオが同じように「大人数を同時に描く群像劇」に行き着いたというのは興味深い話です。実績も売上も話題性も比較できるものではありませんが、自分の中ではやはりP.A.WORKSと京都アニメーションの二社は特別な会社なんで運命的なものを感じなくもないです。

 『響け!ユーフォニアム』は、大所帯の吹奏楽部を舞台に色んな人達の思惑が描かれているのが好きなところです。仲の良い人も仲の悪い人もいるけど、同じ空間の中で一緒に演奏しなければならないから―――この状況ならば色んなドラマが描けそうで今後も楽しみです。
 久美子と高坂さんの関係はもちろん、個人的には「初心者:葉月」を物語でどう使ってくるのかに期待しています。


 『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』も、期待通りの出来です!「プルプルんシャルム」組は慣れてくるのに少し時間がかかるかなぁと思いましたが、その間は「てさ部」組が安定の大暴れっぷりで、その内に「プルプルんシャルム」組もすっかり慣れてそれぞれの良さを引き出しあえるようになってきたかなぁと。
 また、毎週毎週「卓球」とか「コラボでメンバーシャッフル」とか新しいことをやってくれるので、「次は何をしてくれるんだろう」とワクワクしながら待てるのも好きなところです。「卓球」はホント大笑いしました。どんなに疲れていても、毎週土曜日はこの作品があるからアハハと笑える本当に良いアニメ!


 『ハロー!!きんいろモザイク』は「すごく面白い!」というよりかは、「観ていてすごく安心する」アニメです。
 ギスギスした人間関係を描いている『ユーフォ』とか、ゲラゲラ笑える『てさプル』ももちろん最高なんですけど、こういう「週に1回落ち着ける場所になってくれる」アニメも大事なんだなぁとつくづく思いました。日常系アニメはやはり1本は入れておくと精神が安定します。

 あと、決して「内容はない」ってワケではなくて、脚本は「複数の人間を同時に描いてそれらがシンクロしあう」というテクニカルなことをやっているんです。でも、そういうことを頭使って理解しなくても楽しめるというのがなかなかな凄いところ。




 ここからが悩んでいる3本。
 『俺物語!!』は、この記事を書いている段階では3話まで観ているのですが、3話までは完璧でした。無茶苦茶面白かったです。でも、逆に言うと「4話から何やるんだろう……」ということと、公式サイトのブルーレイ&DVDの発売スケジュールによると2クールものらしいので悩むところです。

 具体的に言うと、今季悩んでいる作品のもう一つに『アルスラーン戦記』があって、これも2クールもの。夏アニメは『シンデレラガールズ』の2クール目があるし、『のんのんびより』の2期があるし、どんどん枠が埋まって夏に新規アニメを1本も観る余裕がないということが起こりかねません。
 なので、現実的には『俺物語!!』の4話を観て、『アルスラーン戦記』とどっちを残すかを決めることになるかなと思っています。


 『パンチライン』は、「謎が謎を呼び過ぎてよく分からない展開」とか「主人公達が何かを成し遂げるワケでもないからカタルシスも弱い」と本来ならダメな箇所にカウントしてもおかしくないところもたくさんあるのですが……ものすごいテンポの良さで、こちらに考える隙を与えず、どんどんと新しいことが起こって引き込まれていくので“嫌いになれないアニメ”です。

 この「謎が謎を呼ぶ展開」も真実が明らかになっていけばカタルシスに変わるワケで、今後ものすごく面白くなりそうな雰囲気は強いんですね。ノイタミナにはそれで「あれ……面白くならないまま終わった……」というものも少なくないんで4話を観て判断しようと思いますが、恐らく1クールものでしょうから残す可能性は高いかなぁ。パンツはあんまり好きじゃないんですけどね、私。


 『アルスラーン戦記』は、4話から本格的に出番が出てきたナルサスが良いキャラだったし、ここからどうやって逆転していくのかにものすごいロマンがあるのですが……前述したように2クールものなので、どうしたものかなぁと悩んでいます。
 4話では判断できないので5話目で判断してもイイのだけど、そうするとズルズルと1クール観続けることになりそうな予感が(笑)。
↓anime-5↓




<2015年5月>
・アニメは『ユーフォ』『てさプル』『パンチライン』『俺物語』『アルスラーン』『きんモザ』
・結局6本観ることに……



 春アニメは6本観ることになりました。
 本当は5本に抑えたかったんですが……どれも面白くなってしまって、切り時を失ってしまいました。『俺物語』『アルスラーン戦記』は2クールものなので、夏アニメ次第では途中で脱落してしまうかも。原作ネタバレもありましたしね……


 『響け!ユーフォニアム』は8話まで観ました。
 流石の京都アニメーション!という超クオリティで、8話はホント度肝抜かれました。「3話学」「6話学」「9話学」で言うと9話が勝負の回になると思いますし、9話でオーディションが行われるのならここで話が大きく動くと思うのですが。その前の8話でとてつもないものを見せられちゃったなーと。

 正直、「全部すごすぎた」という意味で「どこを誉めてイイか分からない」んですけど……敢えてここの欄に書くのなら、久美子と麗奈の「普通じゃない関係」の緊張感が凄まじかったです。
 シンプルに「百合」って言うのとは違うんですよね。「友情」ともちょっと違う。「憧れ」でもない。普通の人が、恋人同士だったり、片想いしている相手とだったり、姉妹だったり、友達同士だったりでお祭りに行く中―――自分達だけが特別なことをしているという「背伸びをした背徳感」みたいな関係で。

 なので、この二人の関係性を、「1クールのアニメとして」どう着地させられるのかで自分にとっての『響け!ユーフォニアム』の好き嫌いは変わってくるかなーと思います。百合エンドがイイとか、秀一とくっ付くのはイヤだとかじゃなくて、久美子と麗奈の関係はそういうものを超越したものとちゃんと描けるのかに期待をしています。



 『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』も8話まで。
 石ダテ監督が自ら監督を降板するというものすごくショッキングなことがあったので、正直……大好きな作品に対する想いが複雑になっちゃったところがあります。内部事情がどんなであれ、出来上がった作品が面白ければイイじゃないかとは思うのだけど……やっぱりファンとしては、作っている人も作品が出来上がった時に笑顔であって欲しかったというか。どうして辞めるのかの事情は分かりませんし、知りもしないで誰が悪いかの犯人探しだけは絶対にしたくないのですが、それゆえにこの行き場のない感情をどこに向ければイイのやら。

 内容としては、遊園地ロケに百合狼と相変わらず超面白かったです。
 百合狼は1週目は「2週に引っ張るようなネタか?」と思ったのですが、2週に引っ張ったからこその面白さだったと思いますしねぇ。ホント、内容は申し分なく面白いんだけどなぁ……


 『パンチライン』も8話まで観ました。
 6話を観た時点で「うおおおおお!」と叫んで、勢い1話から観返して伏線をチェックし直したくらいです。ものすごく緻密に伏線が張られていて、よく出来ている作品だと思います。毎回毎回新しい情報が出てくると、連鎖的に幾つも謎が解けていくのがキモチイイです。

 ただ、この手の作品は「謎が解明されるまでは楽しい」で終わっちゃうケースもあるんですよね……あまりにしっかり構成されすぎていて、中盤までは超楽しいのに、終盤の展開は読めてしまってイマイチなことがあります。8話を観て、「もうあまり謎が残っていない」と考えてしまい、若干そういう予感がしなくもないなと。


 『俺物語』も8話まで観ました。
 「3話学」「6話学」「9話学」で考えると、1~3話が猛男の話、4~6話が大和の話、8~9話が砂の話ってところなのかなと思います。3話で主人公とヒロインがくっ付いちゃって、少ないメインキャラで2クールも話が続くのかなぁと1ヶ月前は思っていたのですが、今のところは磐石。でも、メイン3人を描ききっちゃってからは何をするのかなぁというところです。


 『アルスラーン戦記』も8話まで観ました。
 原作が未完の大作だというのは知っているのですが、2クールのアニメとして「一応の落としどころ」があるのかなぁというのが不安なところです。散りばめられている伏線とか、それぞれの思惑とか、ちゃんとまとまって終わってくれれば大満足なんですが……今のところはきっちり「2クールのアニメとして構成されている」かなぁと思います。

 あと、原作ネタバレをコメント欄に書く人はホント勘弁してください。
 あれだけ私が「ネタバレされるのが嫌い」と書いた記事に、「ネタバレされたとわめく人達は~」と原作のネタバレを直接コメント欄に書き込んでくるのは、単に嫌がらせとしか思えません。「悪意がなかった」では済まない話です。次やったらコメント書き込み禁止にします。


 『ハロー!!きんいろモザイク』も8話まで観ました。
 というか、今季は放送話数のズレがなくて、ほとんどの作品が一斉に始まったんですかね。
 日常アニメの、しかも2期ともなると毎週毎週新しいことが起こるわけでもないんで、語ることもそんなにないんですけど……1週間に1度『きんモザ』があって、女のコがイチャイチャしている姿を眺められるというだけでほっとするところがあります。こういう作品はラインナップに一つは入れておきたいところ。

 しかし、そう考えていくと夏アニメはどうするかな……
 まだ全作品チェックしていませんけど、7作品を選ぶのもしんどいくらいの豪華なラインナップになっていそう。そんな中、日常アニメを入れられるかどうか……
↓anime-6↓




<2015年6月>
・春アニメは『ユーフォ』『きんモザ』『てさプル』『パンチライン』『俺物語』『アルスラーン』
・感想まとめは別個の記事に書いているので、もし移行して欲しい作品があればコメント欄にて教えて下さい


アニメ『響け!ユーフォニアム』各話感想メモまとめ(1話~最終話)
↓natsu-anime↓




〇 夏アニメ視聴予定ラインナップ
 またこの季節が来ました!
 今季は来週がアニメの最終回ラッシュになりそうだったので、ちょっと早めにこの記事を書きます。7月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!
 アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その参考情報の一つになれればイイかなと思います。


 今回も、今まで同様に「7作品をピックアップ+コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品も追記で紹介していく」方針で行こうと思います。


 この記事を書いている6月16日段階では、各作品まだPVが用意されていない作品も多いです。今後PVが公開されたら追加していくかも知れません。


◇ 『がっこうぐらし!』
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 原作は芳文社のまんがタイムきららフォワードで連載中の漫画で、学校に寝泊まりしちゃおうという女のコだらけの学園生活部を舞台にした日常系作品……ではないんでしょうね、恐らく(笑)。まんがタイムきららフォワード作品のアニメと言えば1年前の『ハナヤマタ』が思い出されますが、芳文社きらら系の雑誌でありながら、ストーリー漫画の雑誌なので『きんモザ』とか『ごちうさ』とかとは路線が違うことと思われます。

 アニメーション制作はラルケ、シリーズ構成は原作者の海法紀光さんが自ら行い、キャラクターデザインが『たまゆら』の飯塚晴子さんです。メインキャスト4人は既に主役クラスを経験している若手女性声優さんが集まっていますね。


 迂闊なことを書くとネタバレしてしまうかも知れないし、ネタバレされてしまうかも知れないので、どう書けばイイのか難しいのですが……私はこの題材がストライクなので、ものすごく楽しみにしています!今季の期待作!





◇ 『うしおととら』

 原作は1990年代に少年サンデーで連載されていた不朽の名作で、テレビアニメ化は今回が初めてです。自分は以前にも書いたように、原作未読で「いつか読みたい」と思い続けてきたので、全くの初見でこのアニメ化を楽しもうと思っています。

 お話としては、“うしお”と“とら”のコンビによるバトルものだと思われます。
 アニメーション制作はMAPPAとVOLNの共同制作となっているのですが、VOLNはアニメファンの中でも「どこ…?」という会社らしいので新しい会社ですかね。MAPPAは『SHIROBAKO』でもお馴染み(笑)丸山正雄さんが設立した会社で、『残響のテロル』『神撃のバハムート GENESIS』『パンチライン』といった作品を手がけてきた会社です。映像のクオリティは申し分ないでしょう。


 非常に楽しみにしている一方で、既に多くの人が原作を読んでいる作品なので「なんで原作読んでないの?」ばりにガンガンネタバレされる可能性も高いとは思っています。『アルスラーン戦記』でもコメント欄でネタバレ直撃されましたが、『うしおととら』はそれ以上に可能性高いと思うんですよね……

 なので、途中でネタバレ喰らって脱落する可能性もありますが、そうならないことを願って観始めようと思います。





◇ 『乱歩奇譚 Game of Laplace』
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 今季のノイタミナ枠。
 日本を代表する推理作家・江戸川乱歩の没後50年に、乱歩作品をベースに現代劇に再構築させたオリジナルアニメだそうです。主人公のアケチは明智小五郎で、少年・コバヤシは少年探偵団の小林少年だと思われるので、一種の“リブートもの”と言って良い作品だと思われます。
 自分は乱歩作品は……読んだことがあるような、ないような。図書館にある推理小説を片っ端から読んでいた時期もあるので読んだことがあるかも知れませんが、何一つ内容を覚えていないので読んでいたとしても読んでいないのと一緒かも知れません(笑)。

 監督は岸誠二さん、シリーズ構成が上江洲誠さん、キャラクターデザインが森田和明さん、アニメーション制作がラルケと、『ダンガンロンパ』『暗殺教室』チームがスタッフですね。




◇ 『監獄学園』
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 原作は週刊ヤングマガジンで連載中の漫画で、女子1000人の全寮制の元女子高に入学してきた5人の男子を描くコメディ漫画だそうです。名前だけはずっと知っていて、名前からしてものすごくシリアスな話なのかなと思っていたのですが、PVを見ると思っていたものと全然違っていて驚きました(笑)。
 監督は水島努さん、シリーズ構成は横手美智子さんと『SHIROBAKO』コンビ。キャラクターデザイン・総作画監督は『まどか☆マギカ』や『月刊少女野崎くん』の谷口淳一郎さんと、超豪華メンバーが揃っています。PV見て「思っていたのと違うなぁ……」と迷ったのですが、このスタッフの最新作ならばとりあえずは第1話くらいチェックします。




◇ 『のんのんびより りぴーと』
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 原作は月刊コミックアライブにて連載中の日常系コメディ漫画で、アニメの第1期は2013年10月~12月に放送されました。『りぴーと』という名が付いているように今回が第2期にあたります。監督やシリーズ構成・キャラクターデザインなどのメインスタッフは第1期から続投で、アニメーション制作も同じSILVER LINK.が担当されています。

 小学生・中学生あわせて全校生徒5人の田舎の分校を舞台に、「田舎」での日常を描く日常系アニメです。実際にこういう「田舎」を体験したことがあるかは置いといて、『ぼくのなつやすみ』的な日本人が思い浮かべる懐かしい「田舎」暮らしが描かれるのが特徴です。
 この作品の第1期以後、日常系アニメをよく観るようになった私ですが、『きんモザ』や『ごちうさ』のような芳文社の日常系アニメが「女のコが女のコを好きなことが当然の世界観」なのに対して、『のんのんびより』は「女のコが女のコを好きなことは秘めるもの」なのが対照的だったなぁと思っています。まぁ、蛍はまだ小学生ですしね。

 日常系アニメは癒し枠として1本は入れておきたいところ。




◇ 『Charlotte(シャーロット)』
 <公式サイト
 <男女男女女

 さぁ、これですよ……悩みに悩んで6枠目に選びました。
 原作・脚本はKeyの麻枝准さん、キャラクター原案をNa-Gaさん、アニメーション制作をP.A.Worksが担当するアニプレックスのオリジナルアニメ―――ということで、2010年4月~6月に放送されたオリジナルアニメ『Angel Beats!』よ再びというメンツですね。

 世間の注目度的には今季一と言っても良いと思うのですが、私は『Angel Beats!』が肌に合わなくて序盤で脱落してしまったので、この作品にも過度な期待が持てないでいます。2010年頃はまだP.A.のファンではなかったですからね……私がP.A.を好きになるのは、2011年の『花咲くいろは』からなので。

 しかし、今作のPVを観るとなかなか設定が面白そう。
 今作は超能力を持った少年少女の青春物語みたいで、どうにも話を膨らめさせられそうですからね。P.A.作品……夏アニメ……超能力を持った少年少女の出会い……うっ、何か思い出してはいけない記憶の扉が……っ!


 ということで、最初は7枠目に選んで「第1話だけでも」と思っていたのですが、そこそこの期待を持って6枠目にしました。7枠目にはもっと7枠目っぽい作品が来ちゃったという理由もあるのですが。




◇ 『洲崎西 THE ANIMATION』
 <公式サイト
 <女女

 一番どうしていいか分からないヤツが来ちゃいましたよ!
 どうしよう、どうすればイイのだろう、でも選ばないワケにはいかない、否、選びたい!ということで7枠目に選びました。電撃的に発表された今季アニメの大穴です。まだPVもなければ放送日程も発表されていなければ公式サイトも出来ていません。本当に7月から放送されるんですか!?

 全く知らない人のために一から説明しますと……
 東京のラジオ局である文化放送のインターネットラジオサービス「超!A&G+」の一番組『洲崎西』が原作です。『洲崎西』のパーソナリティは声優の洲崎綾さんと西明日香さん。洲崎さんは『たまこまーけっと』のたまこ役とか『アイドルマスター シンデレラガールズ』の新田美波役の人で、西明日香さんは『きんいろモザイク』の忍役とか『てさぐれ!部活もの』の結愛役の人です。

 言ってしまえば可愛い可愛い美少女アニメのヒロインを演じているお二人なのですが、このお二人のトークが「貴方達に守るものはないのか」と言いたくなるほどの超攻撃的トークで、そのギャップとぶっちゃけ具合が魅力の番組となっています。
 でも……何ですかね、世界中を敵に回しているようなラジオなんですけど(すごい説明だ)、喋っているこの二人同士は仲良しでイチャイチャしているのが「嫌悪感を持たれない」理由なのかなと思います。

 恐らくアニメは「ラジオで喋った出来事・ラジオ中に起こったこと」をショートアニメで再現するのだと思います。私も流石にラジオを毎週全て聴けているワケではないですし、ラジオは聴いたことがないという人も入口としてアニメから入るのも手じゃないかなぁと思います。



 以上、7作品をチョイスしました。
 今季は「これは絶対に絶対に観たい!」という超期待作は個人的にはなかったんですけど、「あ、これも観たいな」という作品が多くて、観たかった10~11作品の中から泣く泣く7作品をチョイスしました。『シンデレラガールズ』の分割2クール目と、『アルスラーン戦記』と『俺物語』の2クール目もあるので、視聴スケジュールとしてもあまり余裕がないのです。何作品を最後まで観られることやら。



 しかし、それでも今回も見落としている作品もあるかも知れないので、他にもオススメ作品があったら教えてください。
 今回もブログのコメント欄やTwitter等でオススメされた作品も追記で紹介していこうと思います。ただまぁ、数が多すぎると私の負担も大きくなっちゃうので、紹介するのはその中で「自分が観る気になったもの」に限らせていただきます。なので、気楽にオススメしてくださると助かります。

 それでは、よろしくお願いします。




――6月21日追記――
 ここからはTwitterやコメント欄でオススメされた作品を紹介していくコーナーです。
 オススメしてくださった方、感謝です!


○ 『赤髪の白雪姫』
 <公式サイト
 <女男男女男>

 原作はLaLaにて連載中の漫画で、王宮を舞台にしたファンタジー物語だそうです。
 アニメの公式サイトにはまだほとんど情報が載っていないんですけど(笑)、監督を『花咲くいろは』の安藤真裕さんが久々に担当されるそうですし、音楽が大島ミチルさんだし、アニメーション制作はボンズだしで、スタッフは超豪華。原作漫画も人気の少女漫画だそうなんで、これはなかなか期待できそうです。




――6月27日追記――
○ 『六花の勇者』

 原作は集英社スーパーダッシュ文庫のライトノベルで、魔神復活を阻止するために6人の勇者が選ばれたはずが何故か7人いて、この中の誰かが偽物だ―――というファンタジー作品に人狼要素が加わった作品になっているそうです。「ネタバレ厳禁」「公式サイト以上の情報は絶対に見ないで作品を観てください」とオススメされたので、なかなか自分好みな作品っぽいです。期待十分!



○ 『わかば*ガール』
 <公式サイト
 <女女女女

 原作は『きんいろモザイク』の原悠衣先生の4コマ漫画です。創作工房の乙女通信という雑誌に掲載され、雑誌の休載により未完だったところ、描き下ろし等を加えて芳文社から全1巻の単行本として発売されました。
 放送枠は、今季からTOKYO MXとBS11に新設されたウルトラスーパーアニメタイム枠での放送で、こちらは「30分の枠で3本のショートアニメを放送する」というコンセプトで作られた枠だそうです。第1弾の今季は、『ミス・モノクローム -The Animation- 2』『うーさーのその日暮らし 夢幻編』『わかば*ガール』の3本です。ということで、10分アニメという認識でイイのかな?

 どうなるかは分かりませんが、とりあえず初週だけでもチェックしようと思います。
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<2015年7月>
・夏アニメは『がっこうぐらし!』『うしおととら』『のんのんびより』『俺物語』『赤髪の白雪姫』『シンデレラガールズ』の6本で行きます!
・『アルスラーン戦記』はネタバレ喰らって下がったテンションを取り戻せませんでした……


 夏アニメは、「2クール目に突入する視聴継続のアニメ」が3本あって、新しく始まるアニメをそんなに観られないなぁと思っていたのですが。2クール目に入った『アルスラーン戦記』を脱落、新しく始まるアニメを4本選ぶことにしました。『アルスラーン戦記』も作品には罪がないんですけど、どうしてももうテンションが上がらなくて視聴していくのを諦めました。


 『がっこうぐらし!』は、3話まで視聴しました。
 ここでもネタバレしない方がイイのか、どうなのか(笑)。

 私の中では『がっこうぐらし!』は「謎解きアニメ」なんですね。
 原作と構成を変えているらしいのですが(原作はアニメを観終わったら読むのでネタバレしないでくださいね)、その結果アニメは「視聴者が全体像をつかめないまま話が進んで」いて。そこを想像で埋めていくのが面白いのです。「視聴者だけが何も知らないストーリー」というか。だからこれ、ネタバレ喰らっちゃうと全部台無しになっちゃうアニメだよなぁと思っています。



 『うしおととら』は4話まで視聴しました。
 「え?こんなに90年代初頭っぽい世界観なのに、携帯電話はスマホなの!?」という違和感はどうしてもあるのですが(笑)、4話がスーパー面白かったので期待通りの視聴継続です。とらと井上さんの関係が良かったし、街中を逃げ回る展開もハラハラだったし、王道の熱血展開も最高でした。内容は申し分なし、怖いのはネタバレだけですね……



 『のんのんびより りぴーと』は、1期の放送終了後に原作6巻まで読んでしまっていたため、視聴した4話までの話は(アニメオリジナル展開を除けば)原作で既に読んでしまっていました。なので、さほどテンションが上がっていないところもあるのですが……
 「季節が何巡してもキャラクターが年をとらない」サザエさん時空の原作と、「1年を通して蛍の成長と変化が描かれた」アニメ1期のズレをどうするのかと思ったら。『りぴーと』の名の通りアニメ1期1話のちょっと前に時間軸を戻し、「アニメ1期では描かれなかった隙間にこれらのエピソードがあったんだよ」とした構成に膝を打ちました。

 その結果、「田舎に戸惑う蛍」をまた描けるし。例えば、原作では6巻に出てきた「蛍と小鞠が星を見に行くエピソード」がアニメでは「蛍がこの村に来て早い時期にあった」ことになっていて、これが蛍が小鞠を大好きになった理由を補足しているようでとても感心しました。原作ファンもアニメ1期ファンも、アニメ2期から入った人も、納得の2期になっているんじゃないかと思います。


 『俺物語!!』は16話まで視聴。
 1クール目の9話をピークに、それ以降は「毎回同じ話をやっている……」とテンションの上がらないところは正直ありました。これってすごく難しい話だなーと思うことに、ただただ猛男と大和さんがイチャイチャしている姿を眺めているだけなのが何話も続けば退屈に思ってしまうのに。じゃあ、この二人の仲を引き裂くような事件とかキャラを出した方がイイのかというと、そんなドロドロした展開は観たくなかったりするという。「どうして欲しいんだろう」と自分でもよく分かりません(笑)。

 15話で西城さんが猛男のことを好きになった時も、正直つらかったです。猛男と大和さんの仲に亀裂が入りそうだったし、報われない西城さんに気付かない猛男と大和さんも無神経だと思ってしまったし。ちょうど夏アニメが始まったタイミングだったので、この作品も切ろうかと悩んだくらいだったのですが。
 勇気を出して告白した西城さんと、それで分かった猛男の本当の気持ちと、それをずっと見守っていた砂と―――切ない展開の向こうにある、そこでしか見えない景色に号泣させられました。上の記事に書いた通り、ドロドロを乗り越えた先にあるものに自分は感動させられました。

 なので、この作品は少なくともアニメの最後まではとりあえず付き合おうかなと思います。



 『赤髪の白雪姫』は、4話まで視聴。
 6月に選んだ7作品には入れなかった作品なのですが、フォロワーさんに薦められて観たところなかなかに面白くて視聴継続することにしました。言ってしまえば「平民の女のコが王子様と出会う話」なのですが、女のコが王子様に助けられるだけじゃなくて、あくまで自分の力で突き進もうとする姿がとてもイイのです。

 4話まで来て、ようやく白雪が宮廷薬剤師になったのでここからがスタートかな。
 今後の展開も楽しみです。


 『シンデレラガールズ』も2クール目が開始して、15話まで視聴。
 正直まだ分からないかなぁ……幸せ絶頂だった1クール目のラストから一転、どん底まで突き落とされてから這い上がっていくのが2クール目になるみたいですが。理不尽に突き落とされた割には、これから先やることはあんまり変わらないと思うし、「これで面白くなるのかなぁ」というのがまだ分かりません。まだまだ様子見です。
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<2015年8月>
・視聴中アニメは『のんのんびより』『がっこうぐらし!』『うしおととら』『シンデレラガールズ』『俺物語』『赤髪の白雪姫』の6本です!

 『のんのんびより りぴーと』は8話まで視聴しました。
 毎日ボロボロになりながら漫画を書いていて疲れきっている状態だと、こういう作品が何より安心して観られるのだと痛感しました。原作は6巻まで読んじゃっているので6巻のエピソードは全部知った状態で観ているのだけど、アニメオリジナルエピソードや7巻以降のエピソードも入ってきているみたいで、毎週毎週楽しめています。

 「日常アニメ」って一言でくくられちゃうけど、どれにもそれぞれ違う魅力があって、『のんのん』は1話ごとのストーリー構成力が最大の魅力だなーと思って観ています。『きんモザ』は百合が魅力、『ごちうさ』は世界観が魅力。


 『がっこうぐらし!』も8話まで視聴しました。
 先月のこの欄にも書きましたけど、私はこのアニメは「謎解きアニメ」だと思っているんですね。よく分からない設定で始まった第1話から「どうしてこういう状況になったのか」が解き明かされていくカタルシスでストーリーを引っ張っているアニメだと思うんです。んで、これがいよいよ佳境に入ってきたところなのですが。何を書いてもネタバレになってしまうので、何も書けません!(笑)

 9話学で考えると、次の9話が「転機の回」になると思うのだけど……はてさて。


 『うしおととら』は9話まで。
 面白いのは面白いんですけど、うしおが旅に出てしまって中村さんや井上さんの出番がなくなってしまったのが残念です。それは単に「女のコがー女のコが欲しい!」ということではなくて、あの二人はうしおにとっての「日常の接点」で、日常と非日常の境にあった魅力がなくなっちゃったなーと思います。

 ストーリーが進むとまた変わるとは思うんですけど、そういや「分割3クール」という噂でしたけど、どこで分割されるんでしょう?1クールやって1クール休んで1クールやって1クール休んで1クールやるってカンジ?


 『アイドルマスター シンデレラガールズ』は20話まで視聴。
 みりあちゃんの回なんかは、もうとてつもなく好きでしたし。1クール目で依存していたものから各キャラを自立させていく展開も分かるんですけど……同じような話を各ユニットで順番に続けてやられると、正直ちょっと飽きてきちゃっているところがあります。『グラスリップ』現象とも言うべきか、言ったところで誰に伝わるんだという話ですが(笑)。

 同一テーマの話をそれぞれのキャラで順番にやると、最初のキャラは面白いんですけど、どんどん「またか……」としか思えなくなってしまうというか。なので、実はちょっとテンション下がり気味です。


 『俺物語!!』は21話まで視聴。
 19話がとてつもなかったです。最高でした。ボロボロ泣きながら観ていました。
 アニメとしてはそろそろクライマックスで、どうやら最後は「砂の話」で締めくくるんじゃないかと思いますし、アニメとしてのまとまりもそれでよくなると思うのですが……相手役に出てきた女のコが、今の段階だと、ちょっと、あの、リアクションに困るなぁというコで(笑)。

 でも、大和さんみたいな天使とは違うタイプのヒロインで、こういうキャラこそ猛男がどう影響を与えられるかに面白さが生まれると思うので、アニメの最後として盛り上げて終わって欲しいなぁと思っています。



 『赤髪の白雪姫』は8話まで視聴。
 この作品って「シンデレラストーリー」のアンチテーゼだと思うんですね。女のコが「王子様に出会ったから」とか「生まれつき珍しい赤髪だから」という理由ではなく、自分の力で出世していく物語。でも、そこに「あのコが出世したのは王子様と出会ったからだ」「二人が恋愛関係だから城に入れているんだ」という、「シンデレラストーリー」の偏見で見られてしまうという。

 構造的にはなかなか面白いんですけど、アニメで見せるには何か一つパーツが足りないような気もするんですね……例えば「王子様と出会えなかったから出世できなかったキャラ」が一人いれば、白雪の物語が際立ったと思うのですが。でも、それもなんか厭味な話だと思いますし。「面白いんだけど一味足りない」もどかしさがあります。

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〇 秋アニメ視聴予定ラインナップ

 来ました、この季節!
 10月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その参考情報の一つになれればイイかなと思います。


 今回も、今まで同様に「7作品をピックアップ+コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品も追記で紹介していく」方針で行こうと思います。



◇ 『ワンパンマン』
 <公式サイト
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<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 元々はウェブサイト上に掲載されているONEさんの漫画が原作で、そのリメイク版として集英社のウェブサイト『となりのヤングジャンプ』に村田雄介さんが連載している作品のアニメ化です。文章にすると、ややこしいな……現在書籍化されているのは村田先生によるリメイク版の方で、アニメ化もこちらに準じたものみたいですね。

 あらゆる敵をワンパンチで倒してしまうヒーローを主人公にしたギャグ系アクション漫画です。
 私は「好きな原作がアニメ化されても楽しめない」&「アニメを観た後に原作を読むと二倍楽しめる」自分の特性が分かっているので、最初にこの作品の話題を目にした時から「これは絶対にアニメ化されるだろうからそれまで原作は読まないようにしよう」と今日まで情報をシャットアウトしていました。

 多分あんまり共感してもらえないと思うのですが、そのくらい私は楽しみにしていましたし、PVを再生し始めた時も「これはネタバレになるから観るのをやめよう」と途中で停止したくらいです(笑)。さぁ、私はネタバレを喰らわずに最終回まで無事に走りきれるかな!





◇ 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
 <公式サイト
 <男男男男男

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 来季の「日5」枠。『アルスラーン戦記』の後番組ですね。
 深夜アニメだった『Gのレコンギスタ』や、テレ東で放送された『ビルドファイターズ』と違い、『SEED』→『OO』→『AGE』と受け継いできたMBS・TBSの夕方枠にガンダムシリーズが帰ってきました。サンライズ的には、こっちの方がメインコンテンツ扱いなんですかね。

 今度のガンダムの監督は、なんと長井龍雪さん!
 『とらドラ!』『とある科学の超電磁砲』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と立て続けにヒット作品を生み出し、今週末には初のオリジナル劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』が公開予定という“日本を代表する深夜アニメの監督”です。私も、気が付けば彼が監督したテレビアニメは恐らく全作品全話観ているというくらいに注目している人です。


 ということで、この作品も楽しみにしていますし、よほどのことがない限りは最終話まで追いかけるつもりですが……私、全作品観ている割に長井監督の作品は全肯定する気になれなくて、ものすごく楽しめた作品も全く楽しめなかった作品もありました。そして、過去には「生身のアクションシーンの方が100倍格好良く描けるんだから、ロボットアニメは向いていないと思う。」と断言したことすらあります。

 なので……正直、期待半分・不安半分といったところで二枠目にしました。
 面白かったら「ロボットアニメは向いていないなんて言ってすみませんでした!」と土下座する覚悟です。




◇ 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
 <公式サイト
 <男女女男男

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 監督:水島精二さん、脚本:會川昇さん、アニメーション制作:BONESという、2003年~2004年に放送された大ヒット作『鋼の錬金術師』と同じ布陣によるオリジナルアニメーションです。
 “これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?”というコンセプトの作品だそうで、PV観るだけでも「超人」「魔法少女」「ロボット」とてんこ盛り。これはすごい面白くなるか、詰め込みすぎで胃もたれするかのどちらかだ!

 自分は水島精二監督の作品もBONESの作品も、今までは「一定水準以上は楽しめるけどすごくハマるというほどではない」くらいの温度だったので……これはどうなるかなぁと思っているのですが、オリジナル作品も1作品は視聴ラインナップに入れておきたいので三枠目に選びました。




◇ 『ご注文はうさぎですか??』
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<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 なんか……どこにも入れられる枠がなかったので、四枠目になってしまった……!  原作は芳文社『まんがタイムきららMAX』にて連載中のKoi先生の日常4コマ漫画で、テレビアニメ第1期は2014年4月~6月に放送されました。
 今回、第2期が放送されるにあたって、東京MXテレビでは第1期の再放送が行われるのですが、木曜日の23時30分(『がっこうぐらし!』の後番組)からは第1期の再放送、土曜日の22時30分から第2期の放送……って、どういう放送形態なんだ。1期の再放送ではまだ登場していないキャラが2期の第1話から出てきたりするんじゃないのか(笑)。


 「女のコだらけの日常を描いたアニメ」はたくさんありますけど、その中でも王道中の王道のような日常アニメです。木組みの家が並ぶかわいい街並みに、イチャイチャしている女のコ達と、そんな中でも「友情っていいよなぁ」と思えるまっすぐなストーリー。
 1期は原作3巻の途中までやっちゃっていると思うので、2期は原作ストックがそんなにないんじゃないのかという不安はありますが、1週間に1度このキャラ達に会えるというだけで精神の安定になるので観ます!「楽しみにしています」とか次元じゃなくて、摂取しないと死んじゃうレベルだ!




◇ 『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』
 <公式サイト
 <男女女男女>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 今季の「ノイタミナ」枠。
 原作は森博嗣さんの推理小説『すべてがFになる』と、そこに登場する真賀田四季というキャラクターを主人公にした『四季』シリーズのアニメ化だそうです。私は原作は読んだことがない……と思うのですが、最近「過去に読んだ本」とか「過去に観た映画」の記憶が曖昧なので、ひょっとしたらどれか読んだことがあるかも知れません(笑)。

 推理モノは好きな分野なので素直に楽しみにしていますが、1枠に縮小して以降の「ノイタミナ」枠はあまり自分にピンときていないのでこれはどうかなーという不安は少しあります。
 



◇ 『終物語』
 <公式サイト
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<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 この辺が、ブログで紹介するのが厄介なんですよね……
 原作は西尾維新さんの青春怪奇小説。2009年に『化物語』がアニメ化されて以降、ポツポツと長くアニメ化されてきた「物語」シリーズのファイナルシーズンだそうです。だそうで、いいんですよね……?『続・終物語』という不吉なタイトルを観たこともあるんですけど、まだ続いているの……?

 私は原作ノーチェックでアニメだけ追っているのですが、正直これだけ長く続いていると飽きてきているところもあります。また、ブログで紹介するのに、これだけ長く続いている作品だと流石に「今まで観ていなかった人でも今作から楽しめるよ!」とは言えませんし、大々的にブログで取り上げにくい作品なんですね……
 ただ、ここまで追ってきたからには最後まで付き合わないと勿体ない気がするので、私はとりあえずは観るつもりです。




◇ 『ルパン三世』
 <公式サイト
 <男男男女男

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 今季の七枠目にはこれを選びました!

 原作はモンキー・パンチさんの漫画で、週刊のテレビアニメ化は1971年~1972年、1977年~1980年、1984年~1985年とこれまでに3回行われていました。それ以外にも劇場版アニメ、長編のテレビスペシャルなどもあって、世代を問わずに幅広い層に親しまれているアニメの一つと言えると思います。



 2012年には峰不二子を主人公とした『LUPIN the Third -峰不二子という女-』というテレビシリーズが放送されて、2014年には次元大介を主人公にした『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』という劇場アニメが公開されているので……、30年ぶりにルパンを主役とした新テレビシリーズ作品となる今作も、その流れで登場人物達の若い頃をハードボイルドに描く新シリーズになるのかなと思います。





 さて……実を言うと、私あまり『ルパン』に思い入れがないんですよ。

 流石に『カリオストロの城』は観ているし、すごく面白かったのですが……それ以外の劇場版もテレビスペシャルもあまり観ていないと思いますし、テレビアニメは直撃世代ではないので再放送で数話観たことがある程度。2012年の『峰不二子という女』も最初の数回は観たのですが、あまり楽しめなくて脱落してしまいました。



 なので……今回の30年ぶりの新テレビシリーズもさほどテンションが上がっているワケではないのですが、逆に言えばこの機会を逃すと「入口」を完全に失いかねませんし。せっかくブログで毎季「みんなでアニメを観よう!」とこういう記事を書いているのだから、「『ルパン』初心者」としてとりあえずは数話だけでも観てみようかなと思います。



 以上、7作品をチョイスしました。
 今季は2期ものやシリーズものが多いというのもありますが、「これは絶対に絶対に観たい!」という期待作が多くて視聴ラインナップを決めるのは大変そうです。『ガンダム』はよほどのことがない限りは最後まで追いかけるつもりだし、『ごちうさ』は観ないと死んじゃうから観るし、『終物語』もここまで来たら最後まで観たいし……もうこれで3作品埋まっちゃうのか。


 しかし、それでも今回も見落としている作品もあるかも知れないので、他にもオススメ作品があったら教えてください。
 今回もブログのコメント欄やTwitter等でオススメされた作品も追記で紹介していこうと思います。ただまぁ、数が多すぎると私の負担も大きくなっちゃうので、紹介するのはその中で「自分が観る気になったもの」に限らせていただきます。なので、気楽にオススメしてくださると助かります。

 それでは、よろしくお願いします。



――9月21日追記―― 
 ここからはTwitterやコメント欄でオススメされた作品を紹介していくコーナーです。
 オススメしてくださった方、感謝です!


○ 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
 <公式サイト
 <女男女男男

 原作の元々は書籍投稿コミュニティ『E★エブリスタ』に掲載されたWEB小説で、様々な賞を受賞して2013年に書籍化、2巻以降は書き下ろしで出版されているミステリー小説です。骨を愛してやまないヒロイン:九条櫻子と出会ったことで、様々な殺人事件とも主人公が出会ってしまう―――というストーリーだそうです。

 原作は全く知らなかったのですが、このペースでガンガン刊行されているということは本当に人気がある作品なんだと思いますし、推理モノは大好物なので自分も楽しめそうです。アニメーション制作はTROYCA、『アルドノア・ゼロ』をA-1 Picturesと共同制作していたところですね。監督の加藤誠さんは初監督みたいですが、『アルドノア・ゼロ』などのコンテ・演出をなさっていた人ですね。



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<2015年10月>
・秋アニメは『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『終物語』の3本になりそうです
・『コンクリート・レボルティオ』をまだ悩み中
・後は夏から継続の『うしおととら』


 今季の視聴アニメはシリーズ作品に偏った3本ということで「少ないなー」と思ったのですが、冷静に考えたら「週に4本アニメを観ている」って結構多い方ですよね(笑)。

 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、この記事を書いている時点で4話まで視聴。
 放送開始前は「長井監督のガンダムかー。どうだろうなー」と、長井監督のファンであり、それ故に期待しすぎてしまう自分は心配をしていたのですが……蓋を開けてみたら、「シリーズ構成:岡田麿里」さんらしいガンダムになっているという印象でした。

 『ガンダム』は元々「群像劇」であって、「ホワイトベース内のギスギスした関係性」を徹底して描いている作品でした。最近のガンダムシリーズは(富野監督の作品であっても)その辺のギスギスさは抑え目だったと思うのですが……
 自分がこれまで観てきた作品で言えば、『true tears』にしても『とらドラ!』にしても『花咲くいろは』にしても『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』にしても『凪のあすから』にしても、それぞれのキャラクターごとに内に秘めた思いがあって、それ故にすれちがいが起こってギスギスしていくというストーリーを秀逸に描いてきた岡田麿里さんなので。意外にもガンダムに向いているライターさんだったんだなと思いました。

 私は元々ガンダムシリーズを「ロボットバトル」というより「人間ドラマ」として楽しんでいたので、今回の『鉄血のオルフェンズ』は今のところものすごく楽しんでいます。



 『ご注文はうさぎですか??』は3話まで視聴しました。
 原作コミックスは3巻まで読んじゃっているので、この辺りの話は「既に原作で読んでいるところ」でそれほどテンションは高くありません。でも、1期の頃と変わらないキャラクターと空気感で、話を知っていたとしても1週間の癒しとなっています。

 しかし、春から『きんモザ』2期、『のんのんびより』2期、『ごちうさ』2期と続いてきたので、これらが全部終わった冬以降は一体何を楽しみに生きてゆけばイイんでしょうね。


 『終物語』は初週を1~2話扱いとして、5話まで視聴しました。
 私にとっての『物語』シリーズって扱いが難しくて、「観ている間はすごく面白い」んですけど、1話を観終わった後に感想を呟こうとしても「今週どんな話だったっけ……」とよく分からない作品なんですね。会話中心のアニメは得てしてそうなのかも知れませんが、「喋ってばっかで話進んでなくね!?」みたいな。
 これが全部終わると「こういう話だった」と分かるんですが、途中経過で感想を言いにくいというか。


 『うしおととら』は17話まで視聴しました。
 2クール目に入って「味方キャラ」とも言える獣の槍伝承候補者が出てきて、面白さの幅が広がりました。今までは「助ける側の主人公」と「助けられる側のゲストキャラ」というキャラクター配置になっていたところ、秋葉とかイズナのような「力は持っているけどうしおのようにはなれないキャラ」が出てきたことで主人公達の特殊性がハッキリ出てきたし、そうしたキャラ達の頑張る姿にも心打たれるようになりました。

 しかし、今まで助けてきた女のコ達が一同に集まって修羅場化する流れは、ちょっと笑ってしまいました……(笑)。うしおは何も悪いことしていないのに「浮気がバレた!」みたいなノリ、何だか懐かしいノリだなぁと。



 『コンクリート・レボルティオ』は5話を観てから、残すかどうか決めます。
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<2015年11月>
・秋アニメは『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『コンレボ』『終物語』を視聴 
・前季から継続の『うしおととら』を合わせて5本


 「○月のまとめ」のリニューアルに伴い、ここの欄で視聴中のアニメの感想を書くのは終わりにします。これはもう決めました。
 これをいつから始めたのかさっぱり覚えていないのですが、始めた頃と違って現在は「アニメを観たら各話感想をTwitterにつぶやく」ようにしていますし、3ヶ月ごとにそのツイートをまとめた記事を書いていますし……ここの欄に書くことも今はもうそんなになくなっちゃったんですね。


 それでも今月は書かなきゃならんのですが(笑)。
 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は8話まで視聴しました。
 これは以前の記事には敢えて書かなかったんですけど、「ハーレム」ってのは多分ブラフですよね。鉄華団の面々が勝手に赤面していただけで、名瀬は「みんな俺の女だ」「俺の子だ」としか言っていないので、オルガが鉄華団を「家族」と言ったように名瀬も世話している女性達や子ども達を「ハーレム」と言っているのかなぁと思います。

 「分かりやすさ」という点ではタービンズが出てきて勢力が三つになって難しくなったとは思うのですが、「ハーレム艦」という特徴が付いていることで識別しやすいというのは上手い落としどころだと思います。


 『ご注文はうさぎですか??』も8話まで視聴。
 モカお姉ちゃんのお姉ちゃんっぷりは、あまりに王道すぎるお姉ちゃんだろと思ったのですが……それも今更な話もする。この作品は「王道を照れずに全力投球」するからこそ突き抜けているワケですしねぇ。絶対的なお姉ちゃんという存在で各キャラのいろんな面が見られたのが楽しかったです。

 
 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』も8話まで観ましたが、時間を作って1話からまた観返したいなーと思っています。時間軸が前後に動きまくる構成は、思ったよりも「1周観ただけで分かるようになっている」と思うのですが、あの時のこれがここに繋がって―――みたいなことの多い作品なので、全てが分かってからまた1話から観たいなと。

 そうすると、最終回後にまた1話から観るのがイイのか……?


 『終物語』は10話まで視聴。
 「ここまでついてきたからには最後まで付き合おう」と思って観続けてきたのだけど、時間軸がバラバラな上に、アニメだけでももう6年続いているコンテンツなので「この話って過去にやった話だっけ?まだやっていないんだっけ?」というのがもう分からなくなってしまいました。今がどうしてこういう状況なのかも、これは以前にやったのか、やっていないのかももう分からない……


 『うしおととら』は22話まで視聴。
 気付けば2クール目もそろそろ終わりなんですね。確か26話までで、そこから1クール休んで、春から残り13話を放送するという構成だったと思います。

 原作未読の自分は素直に楽しんでいるのですが、原作の元からのファンの方々からは「原作からカットしすぎ」だとか「原作の再現に留まっている」という声も聞いて、難しいもんだなーと思いました。原作のまんまがイイのか、原作にないことをやるのがイイのか―――原作ファンにとってはどちらが嬉しいのだろう?と。

 自分は「アニメ→原作」の順で観て、原作からどれだけアニメが変わっているのかを確認するのが好きなので……「原作にないことをやる」方が好みですが。私の楽しみ方は異端だと思うので、一般的な原作ファンはどうなんだろうなーと。
↓anime-12↓




<2015年12月>
・秋アニメは『鉄血のオルフェンズ』『ごちうさ』『コンレボ』『うしおととら』『終物語』を視聴

 『鉄血のオルフェンズ』は年明け後、14話が始まる前に1~13話の感想ツイートのまとめを書くつもりなので、その時にまとめて語ろうと思います。

 『ご注文はうさぎですか??』監督のツイートでもありましたが、「1期はココアと出会ったチノの成長を描いて」「2期はそんなチノのお姉ちゃんにココアはちゃんとなれたのかを描いた」作品だったと思います。
 だから、「1期と2期のどっちが好きか」というよりも「1期と2期はワンセット」であって、同じような日常アニメの2期モノである『きんモザ』2期、『のんのん』2期、『ごちうさ』2期はそれぞれ違った“2期”の取り組み方だったのが面白かったです。


 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』は分割2クールなことに驚きましたけど、1クール目は第1話の冒頭で見せられた「どうして爾朗は超人課を裏切ったのか」にたどりつくまでの話だったと思うので、1クール目だけで終わったらバッドEDなんですよね。2クール目はきっとそこから未来に進む「救いのある話」になるのかなぁと期待しています。


 『うしおととら』は感想ツイートまとめの記事を書いているので、そちらをどうぞ。


 『終物語』は、何より「終わらないんだ!?」ということに驚きました。何も終わっていないというか。「原作がまだ続いている」ということじゃなくて、1クールのアニメ単体で考えて「忍野扇は何者なのか」で話を引っ張っておきながら答えを出さないまま終わってしまったことに衝撃を受けました。
 正直……もう、シリーズに対する愛着がなくなってしまったので、そろそろいいかな……という気になってきました。
↓fuyu-anime↓




〇 冬アニメ視聴予定ラインナップ

 またこの時期が来ましたよ!
 3ヶ月に1度、来月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その参考情報の一つになれればイイかなと思います。
  この文言ももう3年書き続けているので、「いい加減もう俺も初心者じゃねえよ!」って人もいるかもですが……新たにこのブログを読み始めた人や、今までもブログ読んでいたけどアニメの話題はスルーしていた人も、この記事をきっかけにアニメに興味を持ってくれるかも知れませんから!

  今季は特に、自分はものすごい“激戦の季”だと思っていますんで!注目ですよ!

  今回も、今まで同様に「7作品をピックアップ+コメント欄やTwitterでオススメしてもらった作品も追記で紹介していく」方針で行こうと思います。




◇ 『ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~』
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 今季のイチ推し“第1枠目”はP.A.WORKSの新作だっ!!
 原作は初野晴先生の推理小説で、吹奏楽部の二人を主人公にした「日常の謎」というジャンルの作品ですね。

 監督は『TARI TARI』の橋本昌和さん、シリーズ構成は『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』の吉田玲子さん、キャラクターデザインを『ラブライブ!』の西田亜沙子さんが担当―――って、何でしょうこの「ぼくのかんがえたさいきょうのあにめすたっふです」感は!ここまで私の大好きな人を集められると、逆に不安になってきます!(笑)


 「学園+日常の謎」というジャンルのアニメ化で言えば、京アニが2012年にアニメ化した『氷菓』を思い出しますし。「吹奏楽部」のアニメ化と言えば、これまた京アニが2015年にアニメ化した『響け!ユーフォニアム』を思い出しますし。P.A.と京アニというのは題材が微妙に重なるというのが興味深いです。

 原作が同じ角川なので『氷菓』(古典部シリーズ)と同じようなプッシュがされていて、原作小説に期間限定でアニメビジュアルカバーが付いてきます。『氷菓』の頃よりも電子書籍も普及しているため、キンドルでも12月18日から「中身は同じだけど表紙だけアニメ絵になったバージョン」が発売されます。期間限定らしいので、欲しい人は確保しておきましょう。
 ちなみに、原作は5巻(『惑星カロン』)まで出ているのですが、まだ文庫化されていないためにアニメビジュアルカバーは付いていませんしお値段もちょっとお高め。まとめてポチポチ購入してたら「5冊目だけ高っ!」となりかねないので、商品リンクは貼っていません。

 私は推理小説が大好きだし、『氷菓』も好きだったし、P.A.WORKSも大大好きだし、超期待しているので“第1枠目”に選びました!!





◇ 『僕だけがいない街』
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 今季のノイタミナ枠は『僕だけがいない街』です!
 原作は三部けい先生によるサスペンス漫画で、詳しく調べると(私への)ネタバレになるのでふんわりとした説明に留めておきますが、あまりに壮絶な話ゆえに各地で話題沸騰、伊集院さんなど有名人の方でも絶賛している方が結構いらっしゃいますね。
 私も原作は出ている巻は全巻購入済、ですが読み始める前にアニメ化が発表されたので読み始めずにアニメを待つことにしました。

 スタッフも、ノイタミナ枠ということで当然気合の入った布陣になっていて、監督は『ソードアート・オンライン』の伊藤智彦さん、シリーズ構成は『うさぎドロップ』『ハイキュー!!』の岸本卓さん、アニメーション制作はA-1 Picturesということで『銀の匙』のメンバーですね。
 キャストは、主人公の幼少期に女優の土屋太鳳さん、青年期に俳優の満島真之介さんを起用。って、なんで?

 「アニメのアフレコ初挑戦」の二人に主役を任せるというのはリスキーだとも思うのだけど、伊藤監督は『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の助監督もやっているので、そのメリットもデメリットも分かった上でメリットを活かしてくれるのだと信じたい……信じるしかない……
 「主役は演技慣れしていない方が良い」という説もあるし、注目度を上げるためだけじゃなく、作品を良くする可能性も全然あると思いますしね。こればっかしは放送を楽しみにしたいです。





◇ 『無彩限のファントム・ワールド』
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 “3枠目”は京都アニメーションの新作です!
 京アニのテレビアニメは、春の『響け!ユーフォニアム』以来ですね。京アニが公募している京都アニメーション大賞で2013年の奨励賞を獲った小説が原作です。この賞からのアニメ化は2010年の『中二病でも恋がしたい!』(2012年にアニメ化)、2011年の『ハイ☆スピード!』(2013年に『Free!』としてアニメ化)、同じく2011年の『境界の彼方』(2013年にアニメ化)に続いて4作目となります。

 PVを見たところ、超能力バトルものみたいですね。
 監督は『涼宮ハルヒ』シリーズや『響け!ユーフォニアム』の石原立也さん、キャラクターデザインは『中二病でも恋がしたい!』の池田和美さん、シリーズ構成は『未確認で進行形』や『甘城ブリリアントパーク』の志茂文彦さん、ということで『Kanon』『CLANNAD』と同じメインスタッフになります。

 京アニのバトル担当と言えば石立太一さんだと思うのですが、それだと『境界の彼方』と変わり映えがしないってことなんですかねぇ。PVを見た時点では「絵が京アニなだけで普通のラノベアニメみたいだ。おっぱい大きいし」って感想なので、これを良い意味でで裏切ってくれることを期待します。





◇ 『紅殻のパンドラ』
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 原作は『エクセル・サーガ』の六道神士先生によるSF漫画で、原案を『攻殻機動隊』の士郎正宗先生が担当されています。
 士郎先生が原案に留まり自身で執筆しないのは今までの作風に引っ張られないためで、大部分を六道先生に任せることで「明るくて楽しい作品」にしようという狙いだそうです。『攻殻機動隊』とも直接繋がりがあるワケではないみたいなので、その辺の知識がなくても楽しめるんじゃないかと思います。

 ということで、士郎先生の考えた世界観で、六道先生の明るいノリを楽しめる作品になっているのが原作みたいなんですね。
 アニメは12月5日より劇場で上映される50分の作品として発表されていたのですが、その初日に1月からテレビ放送が始まると発表されました。どういう繋がりになるのかはまだ分かりませんが、50分の劇場版を5分アニメにしてちょっとずつ1クールかけて流すという形ではなさそう(笑)。劇場版の続きをテレビ版でやるってカンジなんですかね。


 自分は『攻殻機動隊』のアニメはちょこちょこと観ていたのですが「世界観は面白いんだけど、キャラとストーリーが暗くて重たい……」とあまり楽しめなかったので、こういう路線の作品はすごく楽しみです。





◇ 『灰と幻想のグリムガル』
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 原作は十文字青先生によるライトノベルで、ジャンルとしては「異世界転生モノ」です。『ソード・アート・オンライン』とか『ログホライズン』とか、もはや定番と化したジャンルだと思いますが、この作品の特徴は「異世界なりのリアリティ」にあるみたいです。主人公達はゴブリンにも苦戦するし、ゴブリン達にも「社会」があるし、ファンタジーでありながら「その世界」をしっかり描こうとしている作品だそうです。

 監督・脚本を『魍魎の匣』『あいうら』の中村亮介さん、アニメーション制作をA-1 Picturesが担当しています。
 この手の作品は世界観に入り込めるかどうかが全てで、それがハマればどっぷりとその作品世界にハマってしまうのだけど、ハマれないと「オリジナルの用語ばっかりでついていけない……」となってしまいがち。とりあえず第1話だけ観て判断していこうかなと思います。PV観る限り、作画はかなり良さそうですし。





◇ 『魔法少女なんてもういいですから。』
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 “6枠目”は日常アニメを入れたいということで、これを選びました!
 「女のコだらけののほほんとした日常を描いたアニメ」というジャンルは一定の人気がありますが、2015年の春は『きんいろモザイク』2期、2015年の夏は『のんのんびより』2期、2015年の秋は『ご注文はうさぎですか?』2期と『ゆるゆり』3期―――と、人気作品の2期・3期が立て続けだったんですね。

 そのラッシュが終わった来季こそ、新しい風が必要だろう!とこの作品を選びました。
 この作品は新しい作品も何も、まだ単行本1巻すら出ていないのにアニメ化するんです。無茶しすぎでしょう、アース・スター!

 原作は双見酔先生による4コマ漫画で、単行本1巻が1月12日に発売されますが、現在はWEB上でも無料で読めるみたいです。私はアニメ→原作の順で観たいので、まだ読んでいませんが。

 放送枠を見てみると5分アニメだと思われますし、アース・スターとしては『ヤマノススメ』の後釜ってカンジのポジションなのかも知れませんね。シリーズ構成のふでやすかずゆきさんは『ヤマノススメ』2期の脚本、キャラクターデザインの嶋田和晃さんは『ヤマノススメ』1期・2期の作画監督もされていますし(原画全部一人で描いた回もありました)。


◇ 『だがしかし』
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 “7枠目”は「自分一人だったら選ばなかったけど、世間の注目度は高いし、ブログで話題にするからには食わず嫌いをせずに幅を広げてみよう」枠です。今季のこれは別に“7枠目”じゃなくても良さそうな気もしますけど……“7枠目”にした理由は後述します。

 原作はコトヤマ先生によるギャグ漫画で、駄菓子を題材にしたグルメ漫画というジャンルなんですかね。原作はまだ3巻までしか出ていませんが、放送枠を見る限りは5分アニメではなくてがっつり30分アニメっぽいですけどどうなるんでしょう。
 監督の高柳滋仁さんって名前見たことあるけど誰だっけ……と検索してみたら、『かなめも』の監督だと!!!アニメーション制作のfeel.も『かなめも』作っていた会社じゃないか!!!

 『かなめも』は石見翔子先生による4コマ漫画を原作に、2009年にテレビアニメ化されました。
 恐らく当時こちらもそれほど原作のストックがなかったこともあってアニメオリジナルの展開が多く、突然ミュージカルが始まったり、お色気路線が行き過ぎてそれを隠すフキダシ地獄だったり、(理由は分かりませんが)カットされたシーンで尺が足りないから「今週のダイジェスト」という前代未聞の尺稼ぎだったり、クセの多いアニメではあったのですが……最終的には号泣させられて、色んな意味で自分の人生の中でも忘れられない1作です。


 なので……こちらの作品も人気原作のアニメ化ながら、ものすごーーーーく「人を選ぶアニメ」になるんじゃないかと思って“7枠目”にしました。



 以上、7作品をチョイスしました。
 今季は2期ものやシリーズものが少なく、一見すると「来季のラインナップは地味だなぁ……」と思っている人がいるかも知れません。ですが、自分としてはP.A.と京アニが久々に揃いますし、ノイタミナも超注目作のアニメ化ですし、7作品を選ぶのはものすごく悩みました。最後の最後に泣く泣く外したものもあります。誰が決めたんでしょうか、「7作品しか紹介できない」というルール(笑)。


 そういうこともあって、今回も他にオススメ作品があったら教えてください。
 ブログのコメント欄やTwitter等でオススメされた作品も追記で紹介していきます。ただ、数が多すぎると私の負担も大きくなっちゃうので、紹介するのはその中で「自分が観る気になったもの」に限らせていただきます。なので、気楽にオススメしてくださると助かります。

 それでは、よろしくお願いします。




--12月19日追記--
 ここからはコメント欄やTwitterなどでオススメされた作品を挙げていきます。
 私もとりあえず第1話は観てみようと思っています。

◆ 「昭和元禄落語心中」
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 原作は雲田はるこ先生による落語を題材にした漫画です。
 第1話は1時間スペシャルとして、既にコミックス第7巻と第8巻の特装版に収録されたOVA「与太郎放浪編」をテレビサイズに再編集したものを放送、第2話から「八雲と助六編」が放送されるそうです。「与太郎放浪編」は昭和50年代の物語で、「八雲と助六編」はその過去となる昭和30年代の物語みたいですね。

 落語という題材もさることながら、石田彰、関智一、山寺宏一、林原めぐみといったベテラン勢で固められたメインキャストや、昭和50年代・30年代という時代に生きた人を描こうとしていることも……かなり骨太で異色なアニメになりそうです。

 ちょっと気になるのは放送時間で……まだ確定していませんが、『紅殻のパンドラ』とぶつかりかねない時間帯のような……



◇ ナースウィッチ小麦ちゃんR
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 <女女女男男?

 うーむ……説明が厄介なやつがオススメされてしまった……
 元々は2001年にWOWOWで放送された『The Soul Taker ~魂狩~』というアニメに出てくる「中原小麦」というキャラクターにスポットを当てて、彼女が主人公のパラレルワールドのギャグアニメとして作られた『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』と『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ』という作品があります。2002年~2005年の間に『アニメTV』で先行放送→OVAとして発売されました。

 私はこれらの作品を観ていないので今回の作品もスルーでイイかなと思っていたのですが(前段の話はWikipediaの情報です)、今回の『R』は登場人物を一新した作品だそうで、主人公も「吉田小麦」という別キャラクターになっています。これならシリーズ作品を1作も観ていなくてもなんとかなるかなと思ったので、とりあえず第1話だけでも観てみます。予備知識なしで楽しめるとイイのだけど……

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【ゲーム】

<2015年1月>
・『ラビ×ラビ3』の紹介以後、あまりやる時間が作れていません

 ゲームは紹介記事を書いた『ラビ×ラビ3』以降ほとんど遊ぶ時間が作れていないのですが、ゲームを遊ばないとブログに書く話題が生まれないのでどうにかせんと……
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<2015年2月>
・『熱血ホッケー部』クリア後、Wii Uの『THE 密室からの脱出2』をプレイ中


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 それはそうと、地味に悩んでいることがあります。
 Wii Uのゲームパッドが壊れているかも知れないし、壊れていないかも知れないのです。


 症状を言うと、左のアナログスティックが常に右に入っているカンジです。
 ゲームを始めた直後は問題がないのですが……最初にアナログスティックを傾けて、その後に「ニュートラルポジション」に戻すと、「ニュートラルポジション」に戻したつもりが少し右に入っているらしくキャラやカーソルがずっと右に進み続けるのです。

 最初に気付いたのは、昨年の12月に『スマッシュブラザーズ』を「ゲームパッドだけで遊ぶとどんなカンジなんだろう」とプレイした時で、今年の2月に『熱血ホッケー部』をプレイした時もキャラが右に進み続けていました。ただし、『熱血ホッケー部』はアナログスティックを使うゲームではないのでそれほど気になりませんでした(理由は後述します)。

 しかし、現在Wii Uの『THE 密室からの脱出2』をプレイしていると、もう誤魔化しようが出来ないレベルに達しているのです。このゲームは「タッチペン」もしくは「アナログスティックでカーソルを動かして」対象物を調べるゲームなので、カーソルが常に右に動いているのが気になって気になって……


<画像はWii U版『役満 鳳凰』から引用>

 また、『役満 鳳凰』をアナログスティックで操作すると、右に動き続けるカーソルをルーレットのように止めることで捨て牌を選ぶ別ゲーになります。



 もちろん、この手のアナログスティックは「ゲームを始めた時にスティックがニュートラルポジションにないとニュートラルポジションがズレてしまう」ことは知っています。だから、毎回ゲームを始める時はアナログスティックに触らないように気にしているのですが、それでも毎回ズレてしまうのです。
 いや……正確に言うと、「毎回ズレる」というよりかは。アナログスティックから指を離した後、自動でスティックが戻る位置が「ニュートラルポジション」の時もあれば「ニュートラルポジションから少し右にズレた位置」の時もあるって感じなのです。カーソルがそのままの位置に留まる時もあれば、カーソルが右に進み続ける時もあるのです。
 だから、『熱血ホッケー部』みたいに十字キーで遊ぶゲームはアナログスティックを「ニュートラルポジション」にしておけば問題がないのですが、頻繁にアナログスティックを使う『THE 密室からの脱出2』だとすごく気になってしまうのです。

 そういう理由なので、カーソルが右に進み続けている時(=ニュートラルポジションから少し右にズレた位置)に「ニュートラルポジションの再設定」の操作をすると、今度は「ニュートラルポジション」に戻った際にカーソルが左に動き続けるのです(笑)。



 自分で文章にしてみて、「なるほど、これは故障だな」と確信してきましたが……
 Wii Uのゲームパッドは普通のゲーム機のコントローラと違って単品販売をしていないので、コントローラだけ買い換えるということは出来ません。故障の場合は修理に出さなくてはなりませんし、修理に出している間はゲームパッドを使うゲームや機能は一切使えません。

 「ひょっとしたらこれは故障ではなく使い方の問題では?」と思っていたのですが、これは多分故障ですよね……このまま誤魔化し誤魔化し使うよりかは、『スプラトゥーン』までに修理した方が良さそう。
 さっさと『THE 密室からの脱出2』をクリアして、修理に出して、修理に出している間はWii Uではなく3DSのゲームでも遊べばイイかなーと思っていたのですが……その『THE 密室からの脱出2』が解き方が分からずにちっとも進まなくて、Miiverseに助けを求めても自分以外誰もいないから答えてくれる人がいないし。

 攻略サイトを見ちゃって、さっさとクリアするべきか悩んでいるのです。



 あれ……結局、「悩み」は「クリア出来ないゲームの攻略サイトを見てイイか?」って悩みだったのか……?
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<2015年3月>
・ゲームはWii Uの『THE 密室からの脱出2』をクリア後
・Wiiの『スーパーマリオギャラクシー2』と、3DSのSIMPLEの『麻雀』やってます



<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>
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 気が付けばWii Uで始まったWiiソフトのダウンロード販売を次々と買っていて、ダウンロードの積みゲーが積み上がっているので、ゲームパッドの修理のタイミングに合わせて『スーパーマリオギャラクシー2』を始めました。すげえ面白いけど、この路線が途絶えたのも分からなくはないかなという今のところの感想です。クリアしたらもちろん紹介記事を書くつもりです。


 それと、3DSのダウンロードソフトで500円で販売されている『THE 麻雀』が250円でセールされていたので買っちゃいました。2000円で売られているパッケージ版の機能縮小版で、1000円の追加コンテンツを買うとパッケージ版と同機能になるみたいです。
 実は、自分は麻雀ゲームはほとんどやったことがないのですが、携帯機で寝そべりながら麻雀出来るのはイイですね。CPU対戦なら途中で蓋閉じてスリープとかも出来るし、すごく気楽に遊べるのでついつい起動しています。

 これも紹介記事を書きたいけど、麻雀は続けていれば強くなるワケでもないのでどのタイミングで紹介記事を書くのか悩みますね……
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<2015年4月>
・ゲームは、『リトルインフェルノ』はさくっとクリア
 ・先月からプレイしている『マリオギャラクシー2』が長い長い……


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 『リトルインフェルノ』は紹介記事を書いたんで、そちらをどうぞ。

 『スーパーマリオギャラクシー2』はTwitterでかなり辛口なことを書いているので、「しまったなぁ……」と思っています。
 自分にとって前作『スーパーマリオギャラクシー』は、「アナログスティックがマトモに使えない」状況から始めて、あのゲームを通してアナログスティックが使えるようになったゲームでした。だから満足感と達成感はとても高かったのですが、そんな当時の自分だから「エンディングまでプレイできただけ上出来」「やりこみ要素はクリア出来そうにないからやらなくてイイや」と、いたずら彗星をほとんど無視して終わらせたんですね。

 そのことが実はその後ずっと気になっていて……やりこみ要素を無視して「あー、面白かった」と終わらせるなんて、ゲーマーとしてそれで良かったのかと、いつかリベンジしたいと思っていたのです。
 で、『スーパーマリオギャラクシー2』のダウンロード版が出て、以前このブログで『マリオ64』に対する愚痴を書いた際にこのゲームをオススメされたこともありましたし、今度こそやりこみ要素をコンプしようと思い立って始めたのです。それがまぁ、間違いだった……

 「やりこみ要素」がただただ作業なんですよね……同じ面を使いまわして、5回も6回もクリアしなきゃならない。「難しい」とか「難しくない」とかじゃなくて、ただただ「長い」。そして、空中に浮いていて遠近感が全くつかめないスターを、試しに飛んでみて獲れない→死ぬ→長い道中をやり直しというパターンばかり。1回や2回ならともかく、これがずーーーーっと続く。飽きる。1回目は面白かったはずの面も、6回目ともなると流石に飽きる。カメラワークの悪さとかに目が行ってしまう。どんどんこのゲームのことを嫌いになっていく。

 ゲームが下手くそだから、やりこみ要素を無視してエンディングを観た時点で「あー、面白かった」と辞めてしまって、例えば「10点満点中8点」を付けて終わらせておくのと。
 なまじっかゲームに自信が付いてしまったから、やりこみ要素にチャレンジしたら延々と同じことを繰り返す羽目になって、例えば最終的に「10点満点中5点」を付けてしまうのと。

 紹介記事を書くには、どっちの方が正しかったのだろうって思うのです。
 やりこみ要素をやらずに紹介記事を書くのは無責任だと思うんですね。でも、「やりこみ要素はクソつまんないけどエンディングまではそこそこ面白かったから8点」と言い張ったら、やりこみ要素も遊びたい人にとっては「オマエが8点付けたから信じて買ったのにやりこみ要素がクソだったじゃねえか!」となりかねませんし。どうしたものかって思っちゃいます。

 これ、『マリオギャラクシー2』に限った話じゃなくて、ゲームというものをオススメしていく際に「どこまでをゲーム本編と考えるのか」これから先も私は悩んでいく話だと思うんですね。
 ゲーム本編はエンディングまでだから、やりこみ要素は面白くても面白くなくても“評価”の際は無視するべきという人もいらっしゃるでしょうし。やりこみ要素を出来るだけ遊んだ上で“評価”するべきという人もいらっしゃるでしょうし。自分はどっちなんだろうと、今でも悩んでいるんです。
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<2015年5月>
・ゲームは『マリオギャラクシー2』をクリア、『デスマッチラブコメ』開始したのだけど 
・軽い気持ちで始めた『スマブラ』で熱が再燃してしまって、今月中には終わりませんでした 
・そして、とうとう『Splatoon』開始


  『スーパーマリオギャラクシー2』は散々語ったのでイイとして。

 その後、『Splatoon』までに少しでも積みゲーを減らしたいと思って『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』を始めて、これがものすごく面白いんですけど『Splatoon』までには終わりませんでしたね……
 ストーリーメインのゲームは、一旦時間が空いちゃうと前回までの話を忘れちゃうので、『Splatoon』の合間にでもチョコチョコプレイしたいところ。『Splatoon』が「合間でも遊べるゲーム」なのがすげえ厄介なんですけどね!


 『Splatoon』までに『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』が終わらなかった理由の一つに、アップデート&追加コンテンツ購入した『スマブラ』を久々に起動したら楽しすぎて再び中毒になってしまったことがあります。「ずっと遊んでいられるゲーム」が何本かあると、もうそれだけでソフト不足とか気にせんわ!
 今回50人くらいキャラがいると思うんですが……私は「今はフォックスを使う時期だ」と決めて、大乱闘もイベント戦もシンプルもオールスターも競技場もそのキャラをしばらくプレイして、一通り終わったら次のキャラに変更としているのですが。シンプルクリア後のフィギュアの数を数えたら17~18人くらいしかまだクリアしていなかったんです。残り30人くらい、まだ触ってすらいないキャラがいるという……


 『Splatoon』は、久々にプレイ日記をブログに書いていこうと思っているのでここではあまり触れません。また後日。
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<2015年6月>
・ゲームは『Splatoon』と『デスマッチラブコメ』をクリア、どっちも最高に面白かったです!
・既に紹介記事を書いているので、そちらへ(笑)
・後は、『ライブ・ア・ライブ』を始めました



<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>


『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』レビュー/ストーリーが面白いんだから、それでイイじゃないか!

 私がどのくらい『デスマッチラブコメ』が好きかというと、久々にエロ同人誌を描きたいと思ったくらいに好きです。描くとは言っていません。

 「やまなしさんが薦めるから『デスマッチラブコメ』買いました!面白かったです!」という人が100人くらいいたら、考えなくもないが……




<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 まだクリアしていないゲームで言えば、念願のバーチャルコンソール化が実現した『ライブ・ア・ライブ』も始めました。初プレイです。
 スクエニのバーチャルコンソールのソフトはスクショ貼れないのがつらいですよね……ゲーム自体は「西部篇」と「現代篇」をクリアしました。すごく面白いけれど、これは当時のスクウェアとか当時のRPGの立ち位置が分からない若者にはチンプンカンプンかも知れないなと思ったので、その辺を紹介記事で切り込めたらなと思います。
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<2015年7月>
・『Splatoon』はチョコチョコとプレイしつつ、『ライブ・ア・ライブ』をクリア
・積みゲー消化を目指して『The Wonderful101』を始めました


 『ライブ・ア・ライブ』については散々書いたんで、そちらで。


 その後、しばらく前に買っていたけど開封していなかったWii Uソフト『The Wonderful101』を始めました。このゲームを絶賛している人も「序盤は微妙」「後半は神」と誉めている人が多かったので、まだ序盤の自分は「だからそう思うだけ」なのかも知れませんが……今のところはビミョー。
 このゲーム……簡単に言うと、「出てきた敵と戦うパート」と「次々に起こるイベントに対処するパート」がどんどんどん入れ替わってハイスピードに進むゲームで。「出てきた敵と戦うパート」は面白いのですが、敵の種類が少ないのでずっと同じ敵と作業のように戦っている印象で。「次々に起こるイベントに対処するパート」は、正解の行動を取るまで何度も何度もやり直しを喰らうだけで楽しくないです。

 QTEもそうなんですけど、QTE以外でも「崩れる足場を急いで登る」「でも、こことこことここはジャンプしないと落っこちる」みたいなシーンが多くて、正解の行動を覚えて正確にこなさないと最初からやり直し、やり直した回数によってステージクリア時の評価が悪くなる―――みたいのがずっと続いていて。
 なんか……学生時代に「テストというのはテストを作った人がこの問題で何を測りたいのかを想像して解くんだ」と言われていたみたいに、ひたすら「ゲームを作った人の意図を汲んでその通りの行動を取っていくゲーム」というカンジがして、自分で解いている感が全くしません。レールの上を進んでいて、ところどころに「正解の行動を取らないとやり直しね!」というチェックポイントが並んでいるみたいなゲーム。

 しかし、考えてみると……自分の好きな『ゼルダ』とか『ラビ×ラビ』だってそうじゃんとも言えて。それらのゲームは「俺が考えて解いた」と思えるのに、『The Wonderful101』は「作った人の用意した正解に沿っているだけ」と思ってしまうのは何故なのか。自分でもそこがすごく気になります。



 話変わって……
 9月に発売が予定されているWii Uソフト『スーパーマリオメーカー』に合わせて、『スーパーマリオメーカー』ダウンロード版が入ったWii U本体が発売されることが発表されました。現在のところ販売されている『マリオカート8』が入ったWii U本体と比較すると……(※ 全て定価の税別表示です)

『スーパーマリオメーカー』セット:33000円
 『スーパーマリオメーカー』単体だと、5700円

『マリオカート8』セット:32800円
 『マリオカート8』単体だと、5700円
 ※ こちらのセットにはWiiリモコンプラス1つとセンサーバーが同梱




 ……


 ………


 高くなっているじゃねえか!!


 今年2月の決算説明会で、その『マリオカート8』セットも「前年の『ファミリープレミアムセット』ほどのお得感を感じていただけなかったために国内では数字が伸ばせなかった」と言っていたのに!その『マリオカート8』セットよりも高くなっているじゃないか!

 うーん……まぁ、こうなるともう分からんでもないかな。
 任天堂にとってWii Uはもう「本体価格を下げてでも普及させなければならない商品ではなくなった」ということなんでしょう。2013年の『ファミリープレミアムセット』が一番お得だったので、あの時期が最も「本体価格を下げてでも普及させなければならない」時期で、昨年の『マリオカート8』セット、今年の『スーパーマリオメーカー』セットとどんどん「本体価格を下げてでも普及させなければならない商品ではなくなっている」ように思えます。

 そもそも「本体価格を下げてでも普及させる」メリットを考えると、ハードを赤字で売ってもソフトをたくさん売れば黒字になるからなので。だから、3DSはこれからソフトがたくさん出る時期に1万円の値下げをしたのですが、ソフトがもうあまり出そうにないWii Uは値下げしても意味がないってことなのかなぁと。


 僕個人としては、「『Splatoon』が出て、『マリオメーカー』を9月に控えている夏休み前に値下げをすれば、Wii Uを買う人も増えるんじゃないのか」と思っていたので、春にも夏にも値下げをしなかったことが意外だったのですが……『スーパーマリオメーカー』セットの価格を見て、「あぁ……そういうことか」と納得してしまったところがあります。


 奇しくも『ドラゴンクエストXI』が、ニンテンドー3DSとプレイステーション4の二機種で発売されるとお披露目されて、更にNX(仮)でも発売が検討されているという話で。どうもNX(仮)はWii Uに替わる据置の後継機ではないかという見方が濃厚になってきたタイミングです。
 「どうしてWii Uの『ゼルダ』新作が延期されたのか」「どうしてWii U用『どうぶつの森』は発表されなかったのか」も勘繰ってしまいます。これらが全部NX(仮)用にシフトしたのなら、NX(仮)はロンチに『ドラクエ』と『ゼルダ』と『どうぶつの森』の本編新作が並ぶすごいハードになってしまいますけど(笑)。



 それはそうと、『スーパーマリオメーカー』超楽しみです。



 す、スイミーじゃないか!スイミー!

 保存できるコースは「120コース」ですが、100人マリオチャレンジなら「インターネット上に公開されているステージを自動で選んでくれる」みたいなので保存できるコースには含まれないのかな。自動で選んでくれたステージの中からお気に入りのステージだけ保存できると最高なんですけど、どうでしょう。
 パッケージ版に付いてくるブックレットはPDFファイルで無料公開もされるそうなので、私はダウンロード版を買います。Wii Uの本体、空き容量が足りるかな……


 「このコース、超難しかったんだけど!」とか、「すげえアイディアのコースがあったのでみんなも遊ぶんだ!」みたいなやり取りが面白いソフトだとも思うので……このゲームも『Splatoon』同様にブログでプレイ日記を書いていくかも知れません。
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<2015年8月>
・ゲームは『Splatoon』をプレイしつつ、『The Wonderful101』が難航中

 Splatoonは最近はプライベートマッチの「オリジナルルール」を考えるのにハマっていて、ガチマッチもナワバリバトルもあまりやっていません(笑)。次回のプライベートマッチは「射的」をやるつもりなんですが、「かくれんぼ」の時に露呈した勝敗判定の難しさをどうするか悩んでいます。

 The Wonderful101は、今から紹介記事を書くのが憂鬱です……
 このゲーム、別に「出来の悪いゲーム」だとは私も思っていないんですね。単に、作った人の思う「ゲームの何が面白いのか」と、私の思う「ゲームの何が面白いのか」が正反対なだけなんです。だから、「ほら、面白いでしょ?」と作られたポイントも、ことごとく「全然面白くない……」となってしまうという。

 だから、このゲームを「出来の悪いゲーム」だとは思わないし、このゲームを楽しんでいる人がたくさんいることも分かります。悪いのは、肌に合わないゲームを買ってしまった私なのです。
 「じゃあ、紹介記事を書かずに二度とこのゲームの悪口を書かないでください」というのは『レギンレイヴ』の時にも言われたんですけど、それだと第二・第三の私を生むことになると思うんですね。このゲームを楽しめた人だけが口を開いた結果、このゲームには絶賛レビューしか書かれなくて、それを読んだ人が「自分も遊んでみよう」と遊んで全然楽しめない―――みたいな。

 なので、慎重に「このゲームが提案しようとしている面白さ」を書いて、それが自分には合わなかったけれど、合う人には面白いし合わない人には面白くないゲームなんだよと分かるようにするべきかなーと思うのです。それはすっごい難しいことでしょうから今から憂鬱なんです。
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<2015年9月>
・ゲームは『The Wonderful101』をクリア→『スーパーマリオメーカー』プレイ中です 
・『Splatoon』も本格的に再開したいところですが……


<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>
<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『The Wonderful101』は紹介記事を書いたのでそちらを読んでください。

 『スーパーマリオメーカー』はどのタイミングで紹介記事を書こうかと悩んだのですが……「自分の作ったコースだけで1-1~8-4までの32コースを並べる」記事と「自分が遊んで面白かった他人のコースだけで1-1~8-4までの32コースを並べる」記事を書くことを目標にしようかなと思っています。これならば「作る」のも「遊ぶ」のも両方バランスよくやらなければならないし、両方を堪能した結果の記事が書けると思うので。

 一部で評判が悪いと言われている「最初は使えるパーツが少ないけど、プレイし続けていると増えていく」という仕様は、自分はこれで良かったと思っています。

 というのも、最初から全部のパーツが使えていたら「アレがない」「コレがない」「こんなのじゃオレの作りたかったコースが作れないじゃないか」という減点法で考えられていたと思うんですね。シリーズの全部のパーツやキャラを入れることなんて出来ないのに、それに近いことを要求されてしまうと思うのです。
 しかし、「最初は使えるパーツが少ない」ことで「その少ないパーツでコースを作る」ことを考えることから始まると、「このパーツで出来る面白いコースは……」と考えるコツを掴めるし、パーツが解禁されるごとに「このパーツがあればあんなこともこんなことも出来る!」と可能性を広げていけると思うのです。だから、私はこの仕様に賛成です。


 ただ、「中間ポイント」は欲しかったなぁ~とは思ってしまいます。
 ものすごーーーーーく長くて時間のかかるコースを気合入れて作っている人はたくさんいるんですけど、本編の『スーパーマリオ』シリーズと違って「中間ポイント」がないのでコースの終盤で初見殺しを喰らうとステージの最初からやり直しになってもう一度やる気なんて失せてしまうんです。

 「中間ポイント」を入れると、“「中間ポイント」の真下に足場を置かずに再開後は死ぬしかないコース”とかを作られる危険性があるんですが……それを言うと、今の時点で「扉を開けたら死ぬコース」とか「画面に映っていないところに飛び降りて運よく1マスだけの足場に着地できないと死ぬコース」とかが溢れているんだから、何を今更って話ですし。



 『Splatoon』はおかげでプレイ時間が減ってしまったのですが、フェスの時と、オリジナルルールで遊ぶプライベートマッチの部屋を作った時にプレイをして……「やっぱ『Splatoon』は面白いなぁ!」と改めて思ったので、数日に一度くらいのペースでもプレイしたいところです。
 最初チャージャー使ってて、次にローラー使ってて、シューターはまだ使ったことがないので……「チャージャーとローラーでガチマッチのA-に行ったらシューターを解禁する」を目標にしていたのですが。腕があっと言う間にさび付いたので、さあどうしようかなというところ。



 『マリオメーカー』と『Splatoon』だけで、任天堂がオンラインサービスを打ち切らない限りは一生遊べるんじゃね?ってカンジなのですが……ブログに書く話題がずっとこの2本だけだと先細りかねませんし、積みゲー減らす目的のためにも、プレイ時間のそれほどかからないダウンロード専売ソフトとかバーチャルコンソールのソフトとかも10月になったら始めようかなと思っています。
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<2015年10月>
・『マリオメーカー』やりまくっていたのと、
・3DSDLソフト『マンションパーカッション』をプレイしていました

 ちょっと時間がないので軽く。
 半額のセールの時に買っておいた『マンションパーカッション』を現在はチョコチョコ遊んでいます。

 すげえ割り切ったゲームだと思いました。
 “やらなければならないこと”が一切ないんです。最初から全部のステージが選べるし、高得点を獲ったからと言って何かが起こるワケでもありません。ストレス玉を潰せずに得点が下がっていっても、普通の音ゲーのようにゲームオーバーになったりしません。発売当初「何をするゲームなんだ」という評判を見たのでその辺の覚悟を私はしていましたが、知らずに始めた人はビックリするかもなぁと。

 逆に言うとこのゲーム、壁叩きを演奏と考えて「自分の好きなようにプレイできる」「その様子を録画できる」「それを人に見せることができる」と捉えるのなら―――『Wii Music』に近いコンセプトのゲームだと思うんです。譜面どおりに演奏するのではなく、自分の自由な発想で遊べる音のゲーム。
 そういう意味では私は「好き」な部類のゲームなのですが、一つ致命的なのが……「すれちがい通信」が全然できないので、「人に見せる」ことも「人のを見る」こともできないことです。セブンイレブンなどをまわってもダメでした。この町でこのゲームを遊んでいる(た)人間は俺しかいないのか?というほどに。


 なので、「紹介記事」を書けずにダラダラとしていたのですが……
 「ゲームの紹介記事」についても少し悩んでいることがあるので、それは次の記事で書きます。
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<2015年11月>
・『魔神少女2』をカジュアルでクリア、2周目を始める前にひたすらポーカー
・『U-EXPLORE』を始めて、クリアしました



<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『魔神少女エピソード2願いへの代価』は、1周目はクリアしました。
 キャラ:ジズー、難易度:カジュアルでクリアしたので……2周目はキャラ:ソラ、難易度:エキスパートで始めようと思ったのですが。1周目は純色のシェガー探しで同じステージを何度もクリアして強くなりすぎてしまい、歯応えがなくなってしまったので、2周目は同じステージは1回ずつしかプレイしない縛りでプレイしようと思いました。

 しかし、それだと自分には難しすぎるかなとも思い、その前にポーカーで稼ぎまくって、「強くてニューゲーム」状態で始めればイイんじゃないかなと考え……現在はひたすらポーカーをやっています。

 なんかもう本末転倒感すごいですよね。
 普通にやると簡単かも知れないけど、縛りプレイでは難しすぎるから、「強くてニューゲーム」しながら縛りプレイって。



<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』は、一先ずクリアー。
 『クニットアンダーグラウンド』と違って隠し要素はないみたいですね。海外では追加の高難度ステージが無料アップデートで追加されたそうなんだけど、日本ではどうでしょうね。



 クリア時間は8時間半。
 ファーストインプレッションの記事を書くために難易度変えてプレイとかもしていたので、クリアだけを目指せばもうちょっと早くなると思います。それでも7~8時間くらいかなぁ。この「クリア時間の話」は別の記事で書くつもりなので、その時に。

 そこに書いても需要がなさそうな話をここでは書こうと思います。
 私にとってこのゲームは、PC向けのインディーズゲームを作ってきた『クニットアンダーグラウンド』の作者が、最初からWii Uという家庭用ゲーム機に向けて作った新作ゲームという位置付けで楽しみにしていました。今までは同人活動ばかりしていた漫画家さんの商業誌デビュー、みたいなカンジ。

 『クニットアンダーグラウンド』というゲームは、プレイヤーはだだっ広いダンジョンに放り投げられて、そこに無数にいる人物の話を進めてもイイし進めなくてもイイというゲームでした。
 この住人達には「主人公を騙してくる」イヤな奴もいるし、分かり合えないキャラクターもいるし、取り返しの付かないことも起こってしまいます。それらのエピソードは一つ一つが繋がっているワケではないけれど、「人間くさい」この世界で起こる色々なことからプレイヤー自身が何かを考えて欲しくてそうしたのだという作者のコメントがありました。

 言ってしまえば、『クニットアンダーグラウンド』は割と「プレイヤーに投げっぱなし」のゲームだったんですね。探索ゲームだし、ストーリーも「それぞれで考えてね」ってカンジだったし。だからこそ、当時Miiverseがあんなに盛り上がったんですけど。


 『U-EXPLORE』はそう考えると「きっちりレールの敷かれている」ゲームと言えます。
 スタート地点とゴール地点がしっかりある「ステージクリア型のアクションパズルゲーム」になっていますし、ストーリーも分かりやすいものになっています。でも、『クニットアンダーグラウンド』をプレイしている人には納得感の強いストーリーだったんじゃないかと思います。『クニットアンダーグラウンド』にあった無数のエピソードの中から、一つを切り取って突き詰めていったようなストーリーのゲームでした。

 だから、この作品をプレイした人達の生の声をMiiverseで読むと、何よりも「やったぜ!」と思いました。作者のやりたいことが「家庭用ゲーム機用ソフト」という枠組の中で、分かりやすい形になって表れ、そしてちゃんと作者の狙った通りにたくさんの人に受け止められている―――媒体が変わっても、「変えなきゃいけないもの」と「変えてはいけないもの」がしっかり分かっているからこそのこの作品だろうって思いました。

 よーし!次の新作はまだかー(気が早い)。
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<2015年12月>
・『カエルの為に鐘は鳴る』『スチームワールドディグ』『ドンキーコングリターンズ』と連続でクリアー 
・ゲーム紹介記事を書かないと、こんなにフットワーク軽くゲームが遊べるのか……


<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『カエルの為に鐘は鳴る』は、数時間で終わるコンパクトにまとまった良作でした。『ゼルダ』のようなパズル要素はそれほどありませんが、ストーリーが面白く、アイテムを入手することで行動範囲が広がっていく探索要素が楽しく、人間・カエル・ヘビを使い分けるアクションの多彩さで飽きませんでした。

 しかし、このゲームは「数時間で終わる」から面白さを持続したままエンディングを迎えられるのであって、これを今にリメイクして何十時間遊べるゲームにしようとしても途中で飽きてしまうゲームになるんだろうなーと思います。


<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『スチームワールド ディグ』は、3DSダウンロードソフトの中でもかなり上位に入るお気に入りソフトでした。世間でも評判の高いソフトですが、それ以上に自分の好みにドハマリしたソフトになりました。
 「下に下に潜っていく探索アクション」なんですけど、自分の掘った形跡がずっと残るので考えなしで掘ると後々大変なことになりますし、逆に考えて掘ると帰り道をショートカット出来たりして、「自分だけの探索ルートが出来る」のが楽しいんです。また、探索ゲームのネックになる「フィールドの広さ」を「穴を掘って進まなきゃならない」というアイディアでカバーしているのもナイス。

 自分の中では「3DSダウンロードソフトでオススメできる定番ソフト」の仲間入りとなりました。


 『ドンキーコングリターンズ』は、もしゲーム紹介記事を続けていたら確実に炎上していただろうなーというゲームでした(笑)。
 コース設計は見事で飽きさせないゲームになっていたと思うのですが……「Wiiリモコンを振る」ことが基本動作になっているのにこれの感度が恐ろしく悪くて、振っているのにドンキーが棒立ちで敵に直撃を何度繰り返せばイイのかと思いました。そういう「アバウトな操作」の割にゲームとしてはシビアで、中間ポイントが少なくてやり直しさせられる時間が長く、特にボス戦はやられたら最初からなのでものすごーく時間がかかってつらかったです。

 ほら、もうこれだけで炎上しそうですよ(笑)。
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○ 今年遊んだゲームの一覧

 2015年、最後の更新です!
 このブログでは毎年最後に「その年に遊んだゲーム」の中から「好きな順」「面白かった順」「素晴らしかった順」に並べてランキング形式で発表していまして、それを今年はどうにか改革したいなと思って色々なことを1年間試したのですが……ゲームのランキングはもう辞めることにしました!今後もう、一切やる気ないです!

 辞めるのはただ単に「下手くそな自分にはゲームを評価する資格はない」と思っているだけなので、「ランキング形式で発表している他の人達」への批判ではありません。そういう人達の記事は楽しく私も読んでいます。でも、私はそれをするべきではないと思ったので、今年からはもう辞めます。



 その代わり、今年自分が遊んだゲームを「クリアしたもの」も「クリアしていないもの」も含めて一覧に並べようと思います。体験版とか、「Free to Start」で無料分のみ遊んだものや、昨年から継続して遊び続けているもの、任天堂ゲームセミナーの作品などは省きました。
 今年発売されたパッケージソフト(DL版も含む)は「☆」、今年発売されたダウンロード専売ソフトは「◇」、今年バーチャルコンソールなどで配信された過去ソフトは「△」、昨年以前に発売されたパッケージソフト(DL版も含む)は「★」、昨年以前に発売されたダウンロード専売ソフトは「◆」、昨年以前にバーチャルコンソールなどで配信された過去ソフトは「▲」で分類しました。



◆ 3DS『ラビ×ラビ えぴそーど3』(シルバースタージャパン)
▲ FC『いけいけ!熱血ホッケー部 「すべってころんで大乱闘」』(テクノスジャパン)
◆ Wii U『@SIMPLE DLシリーズ for WiiU Vol.2 THE 密室からの脱出2 ~消された19の記憶~』
◆ 3DS『クラブニンテンドーピクロス+』(任天堂/ジュピター)
◇ 3DS『ニッキーの旅するクイズ』(任天堂)
◆ 3DS『@SIMPLE DLシリーズ Vol.15 THE 麻雀』(ディースリー・パブリッシャー/悠紀エンタープライズ)
◇ Wii U『Little Inferno』(任天堂/Tomorrow Corporation)
△ Wii『スーパーマリオギャラクシー2』(任天堂)
☆ Wii U『Splatoon』(任天堂)
◆ Wii U『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』(ケムコ)
△ SFC『ライブ・ア・ライブ』(スクウェア)
★ Wii U『The Wonderful 101』(任天堂/プラチナゲームズ)
☆ Wii U『スーパーマリオメーカー』(任天堂)
◆ 3DS『マンションパーカッション』(ポイソフト)
◇ 3DS『魔神少女エピソード2 願いへの代価』(フライハイワークス/INSIDE SYSTEM)
◇ Wii U『U-EXPLORE SPACE ADVENTURES』(レイニーフロッグ/KnapNok Games&Nifflas’ Games)
▲ GB『カエルの為に鐘は鳴る』(任天堂)
◆ 3DS『スチームワールド ディグ』(インターグロー/Image & Form GAME)
△ Wii『ドンキーコングリターンズ』(任天堂/レトロスタジオ)
☆ Wii U『幻影異聞録♯FE』(任天堂/アトラス)

 全部で20本。
 新作のパッケージソフト3本、新作のダウンロード専売ソフトが4本、今年配信開始された過去のソフトが3本―――合わせて10本とちょうど半数になりました。
 昨年以前に発売されたパッケージソフトは1本、昨年以前に発売されたダウンロード専売ソフトが7本と最多、昨年以前に配信開始されていた過去のソフトが2本―――合わせて10本ですね。積みゲー消化は「まぁまぁ進んだ」ってとこですかね。


 今年の終盤からメディアマーカーを始めて「買ったゲーム」も「遊び終わったゲーム」もその都度記録するようにしているので、来年は「1年間で買ったゲーム」と「1年間で遊び終えたゲーム」のどちらが多いかを調べることが出来そうですね。積みゲーを減らすためには後者の数字が多くないとならないんですけど。新春セールで買おうと思っているダウンロード専売ソフトが既に3本あるんですが、大丈夫でしょうか。

 ジャンルの内訳で見ると、アクション系が12本。その内、アクションパズル2本、2Dアクション4本(マリオメーカー含む)、スポーツ1本、3Dアクションが3本、アクションアドベンチャーが1本、壁ドンが1本でした。
 非アクション系は8本で、脱出、麻雀、パズル、クイズ、暖炉、ノベル、RPGが2本という内訳になりますね。

 機種別で見ると、Wii Uのゲームが8本、3DSが7本、バーチャルコンソールなどの過去ソフトの配信が5本でした。Wii Uソフトが多いのには理由があって、私は今年の年末商戦でWii U本体が値下げすると予想していたんですね。なので、それに合わせて「本体値下げした今だからこそオススメしたいWii Uソフト10本」みたいな記事を書くつもりで、Wii Uソフトを優先的にプレイしていました。


 そしたら値下げしないでやんの!!

 なので、その記事もお蔵入りになりましたし、Wii Uソフトを優先してプレイするのも辞めました。「絶対面白いに違いない」と思っているソフトをまだ開封していないので、「書いてください!」と言われてもまだ書けません。NX(仮)にWii Uソフトの互換機能があったら、その時に書くかもですが。


 私個人のトピックとしては、今年は「ゲーム紹介の記事を書くのを辞める」と宣言したことでノビノビとゲームが遊べるようになって、宣言後の2ヶ月間で6本のゲームを遊んでいることを考えると―――如何に「ゲームレビューを書く」という行為がゲームを遊ぶことを阻害していたのかを痛感した1年でした。

 おかげさまで今はゲームが楽しいです。
 「クリア出来なくてもイイや」「飽きたら辞めればイイや」と思って気楽に遊べていますから!今までの日々は何だったのでしょう!
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【自分】

<2015年1月>

 「腕立て伏せ」を始めました。

 漫画を描き始めてから……というよりも、それ以前から慢性的な「肩凝り」に悩まされていた私ですけど。最近Twitterで「肩凝りの原因は肩周辺の筋肉が足りていないからで腕立て伏せをして筋肉を鍛えれば肩凝りにはならない」という話を見て、「肩凝りってそういう理屈なの!?」と驚いて、ここ半月ほど毎日「腕立て伏せ」をしています。『Wii Fit』の「腕立て&横バランス」。

 確かに私は子どもの頃から「腕立て伏せ」が苦手で、『Wii Fit』の筋トレメニューの中でも「腕立て&横バランス」は特に苦手だったので、「腕立て伏せなんかやったら肩凝りになっちゃうだろう」と肩を酷使しない方向に努力していたのですが……逆に考えると、肩を使わないようにするから筋肉が落ちて、結果的に肩凝りになっていたのかもなぁ……と。

 真実がどうかは分かりませんが。
 とりあえず半月ほど「腕立て&横バランス」をやってみて、1週間作画作業を続けているワケですが……「腕立て伏せ」を全くやらなかった時期よりかは肩凝りは少ないかもなぁという感触です。とりあえずしばらくは続けてみようと思います。



 あと、「腹巻き」を付け始めました。

 子どもの頃から慢性的な「冷え性」に苦しめられていて、イボ痔の原因の一つに「冷え性」があるという話ですし、去年まであった家のコタツは諸事情で撤去せざるを得なくて、しょっちゅうお腹を壊すことも悩みで……それをTwitterに書いたところ、「腹巻きで体の中心を暖めると手足まで暖かくなるそうですよ」と教えてもらって始めました。


 これも真実かどうかは分からないのですが、もう、「腹巻き」なしの生活は考えられないくらいに快適です。
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<2015年2月>

 相変わらずイボ痔が治りません。
 12月に肛門科に行った時は「お風呂に入って自分でマッサージをして治しなさい」とだけ言われて、確かにそれで小さくなるし痛みもなくなったので……だから、それから医者には行っていないんですね。医者に行ったところで治るワケじゃありませんから。

 毎日お風呂でマッサージをすると小さくなるのだけど、翌日はまた膨らむので、それをマッサージして小さくして、翌日はまた膨らんで―――の繰り返し。もう1回だけでも肛門科に行った方がイイかなーと悩んでいます。

 でも、ホント……今、限界まで睡眠時間を削って漫画描いて(アニメ観て)るので、その時間が惜しいなぁと思うんですね。1話目が描き終わったら行くことにするかな……行ったところで治してもらえるワケじゃないんで、時間とお金の無駄なようにも思いますけど。


 お腹の調子が悪いのも痔になった原因の一つだと思うので、4月になったらプチ断食してお腹の調子を整えようかなと考えていますが。はてさて。 ↓jibun-3↓




<2015年3月>

 4月になったら病気の療養のためにブログを休むと書いた件について。
 予定では、4月の10日付近から休んで~休む期間は最短で1週間、最長で1ヶ月くらいのつもりです。


 すごく重病だと思われたみたいなので、引っ張らずに言いますけど……12月からずっとこの欄に書き続けているイボ痔を治したいからなんです。
 さっさと医者に行って下さいと繰り返し言われているんですが、医者には行っています。医者からは「なんで治らないのか不思議だねー」というとてもありがたい御言葉を頂戴するだけでちっとも治りません。1日20分のマッサージも欠かしていないし、薬もちゃんと付けています。運動もしていますし、乱れた食生活をしているワケでもありません。

 ただ、元から腸が弱いことと、昨年に両親が倒れて以降はストレスが限度を超えたからか、ずっとお腹の調子が良くないなとは思っていました。そこもまぁ、何とかしなければならないのですが……


 その他のなかなか治らない要因としては「座っている時間が長い」「睡眠時間が短い」「眠気を飛ばすためにコーヒーを大量に摂取」の3コンボが考えられて、これらの原因はブログの更新をしているからってのが大きいのです。自分の場合、ブログの更新のために1日2~3時間デスクトップPCの前に座っていますからね。

 その時間を削って睡眠時間に充てることが、まず治療のためには大事だろうと思ったのでブログを休むことにしました。医者に行ったからって治してくれるワケじゃないですし、このままダラダラと治らないと1日20分のマッサージの時間がこれから先も一生必要なことになりかねませんから。

 御理解いただけたらありがたいです。
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<2015年4月>
 イボ痔の進捗状況。
 今月から「整腸剤」を飲み始めました。

 コメント欄にて「自分はこれで痔を治しました」と教えてもらったこともありますし、自分自身でも「胃腸の調子が悪い」という自覚はずっとあったんですね。昨年の夏くらいからずっと毎日お腹を壊す時期がありましたし、痔が出来ていることに気付く数日前も、ものすごくお腹が痛くてトイレと自室を行ったり来たりしていました。

 そのため、このブログでもすっかりお馴染みの「プチ断食」を今月してお腹の調子を整えて、その後に「整腸剤」を飲み始めて……これまで1日に6回も7回も感じていた便意が、1日に2回とか3回とかに減って、明らかに調子は良くなったように思います。


 ただ、イボ痔は治っていません(笑)。


 お腹の調子は良くなったので「整腸剤」を飲むことは正解だったと思いますが、お腹の調子が良くなってもただちに痔が治るワケでもなくて……しばらくは様子見かなぁ。


 肛門科のお医者さんからは「ウォシュレットを買いなさい」という診察とは思えないことを言われているのですが、我が家のトイレには電源がないんですね。ウォシュレットを買った場合は私の部屋から長い延長コードを引っ張って、ドアを開けたまま大便をすることになるので……家族から反対されていますし、私もつらい。

 携帯用のウォシュレットというのもあるのですけど、それを自宅で使うのも面倒くさいし、そもそもウォシュレット付けたくらいで痔が治るとも思えないんですけど………
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<2015年6月>
 2ヶ月ぶりのイボ痔報告。
 当然、治っていません。

 ただ、イボ痔になった原因に「腸の調子が悪い」というのはあるかなと思い、病院で超音波検査をしてもらったところ小腸が酷いことなってる的なことは言われました。その際に注意されたのが「冷たいものを飲むと体質的にお腹を下す」のだろうということ。昔はそうではなかったと思うのですが、確かに言われてみればこの1年間はそうでした。

 イボ痔になったとこのブログに書いた際、「どうせ運動不足でしょ」「ファーストフードばっか食ってるからですよ」「規則正しい生活をしないからです」と散々言われました。正直、全然です。運動はしていましたし、ファーストフードとかジャンクフードを食べる余裕もなかったし、睡眠時間は少なかったけど決まった時間に寝て起きていました。だから、全くピンとこなかったんですね、痔になった原因が。

 しかし、「冷たいものを飲むと体質的にお腹を下す」というのでピンときました。
 私、運動後に冷えたスポーツドリンクをグイグイ飲むのが好きだったんですよ。んで、その4~5時間後にお腹を下していたんです。因果関係が分からない私は「むしろ運動をしたからお腹を下して痔になったのでは?」と思っていたのですが、原因は運動不足でも運動しすぎでもなくて、「冷たいものを飲む」からなんです。


 そこから「冷たいものを飲まない日々」が始まりました。
 病院で言われたことには「常温の飲み物」もダメだということで、暑くても熱いホットコーヒーで喉を潤す日々。全然健康的な気がしねええ!

 その結果、お腹が痛くなる回数は減りました。
 ただ、イボ痔は治っていません。小さくはなっていますが、完全になくなったワケではなくて、毎晩お風呂で20分のマッサージを要するのは変わりません。ものすごい時間の浪費です。20分あれば、『Splatoon』が6戦も出来るではないか……!


 ということで、「どうしようもない」のは変わらず。
 そして、本格的な夏が始まるのに今後も私はホットコーヒーしか飲めないのでしょうか。死ぬ。



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<2015年7月>
 もはやこの欄はこのことを書くためにあるのかという、毎月書いている「イボ痔」報告。

 当然のように今月も治っていません。
 医者からは「こんなに小さくなっていれば大したことはない」「ただ硬くなっている」と言われました。なので、不安ではないのですが、小さくなっているのは毎日お風呂で20分かけてマッサージしているからで、それが続く限りは自分の時間が毎日20分奪われているようで何も解決していないのです。


 さて、先月のコメント欄でお腹の調子を整えるために「ヨーグルトにオリゴ糖を入れて食べる」ことを薦められたので、早速毎日夜に食べるようにしました。「冷たいものを飲み食いしていない」からなのか、「ヨーグルトにオリゴ糖を入れて食べている」からなのかは分かりませんが、お腹を下す頻度は劇的に減りました。
 以前は「2日に1回」くらいのペースでお腹を壊していたのが、現在は「1週間に1回」くらいのペースになりました。とりあえずこれは成果です。ただ、「1週間に1回」壊すことが気になっていて、どうも冷たいものに限らず「昼の3時~5時くらいに何かを食べる」と「夜の7時半~9時半辺りにお腹が痛くなる」ことが多いのです。

 それが原因なのかは分かりませんが、当分はその時間帯に何も食べずにいてどうなるか試してみようかなと思っています。


 あと、お腹を壊さなくなってもイボ痔は一向に治っていません(笑)。
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<2015年10月>
 久々に痔の話を書きます!

 お医者様から「もうお風呂に入った時のマッサージもしなくてイイし、薬もつけなくてイイよ」と言われました!「良かったですね!治ったんですね!」と思いました?「これ以上は治りそうにないからもうイイや」ってことみたいです。


 イボは相変わらずあるのですが、硬くなってしまったのでもうマッサージをしても小さくならず、どうしようもなくなってしまったんですね。完全になくならなくても痛みさえなければイイかなと思わなくもないのですが、放っておくとどうもイボが大きくなっているみたいで、結局1週間に1~2度お風呂の中でマッサージをして小さくしている現状です。


 なんかもう……一生イボ痔と付き合うカンジなんですかねぇ。

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<2015年11月>
 以前の記事に書いたメディアマーカー、今ではすっかりハマっていて生活の一部になっています。


 これは「登録数」のグラフ。
 自分の場合「過去に買ったものを読んだもの」「買ったはイイけどまだ読んでいないもの」も全部一緒くたに登録していて、「未読」「読了」で分けています。過去に一度読んでいて、自炊した際に読み返したものなんかも今の自分の感想をメモしておきたかったので。

 11月20日に恐ろしい数のキンドル本が登録されていますが、これは『エヴァ』1冊50円のセールで全巻買ったからです。当然まだ読んでいません。



 これは「購入金額」のグラフ。
 「メディアマーカーを始めてから読んだ(読み返した)もの」は、過去に買ったものでもAmazonなどで注文履歴が追える限りは購入日と購入金額を登録しています。なので、まだメディアマーカーを始めていない時期に購入したものも記録されているんですね。

 未読の積み本や、未プレイの積みゲーも登録しようかと思ったのですが、数が多すぎて面倒くさくて辞めてしまいました。



 これは「読了数」のグラフ。

 分類は自分だけが分かればイイやと割り切って分類しています。
 本・雑誌は「紙の本」で、自炊したものも含む。
 キンドルは言うまでもなくキンドル本だけど、今後他の電子書籍サービスで買ったものも含もうと思っています。
 WEBは「エロ動画」をぶちこむことにしました。DVDに分類すればパッケージ画像も載せられるのだけど、「映画」と「エロ動画」が同じカテゴリーだと面倒なことになるし、そもそもMyバインダーの一覧でおっぱいバーンと出てこられても困るしで、WEBカテゴリーに隔離することにしました。
 DVDは「映画」の感想メモ。テレビで録画していたのとか、レンタルで借りてきたのとかが中心になると思いますが、「映画の感想をメモする場所が欲しい」と思っていたのでここの欄に。
 その他には「ゲーム」を入れることにしました。このメディアマーカーを始めてから買った&クリアしたゲームは『U-EXPLORE』1本で、このゲームはAmazonには売っていないダウンロード専売ソフトなんですけど、メディアマーカーは「独自メディア」の登録が出来るからこういうソフトも記録しておけるんですね。ちなみにAmazonに売っているゲームも「その他」扱いになるみたいだし、ちょうど良かった。



 コメントを非公開に出来るのでコメントを書き込む人も少なく、「他の人の感想を読む」用途だと他のWEBサービスの方がイイんじゃないかと思いますが。「自分の趣味を記録していく」という用途ならば非常に面白くて満足度の高いサービスです。
 んで、良い機会なんで……2016年1月からこの「○月のまとめ」の記事もリニューアルしようかなと思います。メディアマーカーのグラフもそうですし、3DSとかWii Uには「今月遊んだゲームの記録」が残る機能があるし、そういうものを載せつつ、例えば今月読んだ本で面白かった本を紹介するとかしていけたらなと思います。

 テンプレートが決まっていると頭使わなくても書けるから楽なんですけど、ずっと同じテンプレートを続けると閉塞感がどうしても生まれてしまいますし、ゲームの紹介記事を書くのを辞めるとかメディアマーカーを始めるとかのタイミングで、「○月のまとめ」の記事もリニューアルしようかなと。
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<2015年12月>

 長くこのテンプレで続けていた「○月のまとめ」ですけど、来年1月からはリニューアルして、ちゃんと「読んで面白いもの」になるように目指します。

 漫画にしてもゲームにしても「1作で1つの記事を書く」のは大変ですし、大変な割に「これは興味ないから読まなくてイイや」とスルーされてしまうからアクセス数が酷いことになってしまうのですが……
 例えば毎月末に「○月のまとめ」を書いて面白かった作品を2~3紹介するみたいなことを定番化していけたら、労力はかからないし、読んでくれる人も多くなるのかなと思いますし、自分が紹介した作品を手に取ってくれる人も増えるのかなと思うのです。


 それではみなさん、よいお年をー。

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