アニメ『SHIROBAKO』各話感想メモまとめ(1話~12話、13話~24話)


※ この記事は2014年と2015年に旧ブログに書かれた2つの記事を、幾つか手直しした上で1つの記事に統合して2025年に移行した記事です

 秋アニメ感想まとめ4本目!一番厄介なヤツが来ましたよ!
 今季の推しアニメとして応援してきた作品なので、この作品について語れるのは嬉しいのですが、毎週毎週語りたいことが多すぎてしまって……

 元々「Twitterにアニメの感想を書こう」と思い立ったのは、かつてmixiにアニメの感想を書いていたら膨大になり過ぎてしまった反省から、「Twitterなら140文字以内に感想を収めるから時間も労力もかからないな」と思ったからなんですが。
 『SHIROBAKO』の感想は、毎週5~6ツイートを使っているので割と結構な文量になっていて、これではmixiに書いていた頃とあまり変わらないではないか!という(笑)。




<ルール>
・1話から12話までの感想ツイートを貼り付け
・“12話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に12話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな





 第1話放送前のツイートです。
 自分はP.A.WORKSの『花咲くいろは』『TARI TARI』などの作品が好きで、「自分にとって特別なアニメ制作会社」だったのですが……『凪のあすから』は序盤で脱落してしまって(後半合流したけど)、『グラスリップ』は最後まで観たけどコメントのしづらい作品で。

 最近、P.A.WORKSの作品を文句なしで楽しめたものがないなぁ……というのが、この時点での気持ちだったんです。それが始まってみたら―――「なにわアニメーションの堀内さん」どころの話ではありませんでした(笑)。


#01 明日に向かって、えくそだすっ!
 今思うと、割と『凪あす』や『グラスリップ』に対して失礼な物言いにも思える……『凪あす』は話題になっている終盤に合流して「やりたかったことはこういうことだったのか!」と分かってからはすごく面白かったです。あと、みうながひたすら可愛かったです。

 さて。振り返ってみると、第1話って「何かを達成した話」ではないんですよね。
 「アニメ業界を描くアニメ」という斬新さとたくさんのキャラが動く絵作りで「おぉ!すごい!」と思わせられたけど、この回は「え?このままじゃどうなっちゃうの?」というところで終わっているし、夢いっぱいの高校時代からの落差でむしろ「アニメ作りってシビアだなぁ……」という第1話なんですよね。

 なのに、観ている側は「これからワクワクする話が始まるんだ!!」と夢いっぱいだというのが何とも(笑)。視聴者って気楽ですよねぇ。


#02 あるぴんはいます!
 すげえ好きな回です!
 Bパートの会議室のシーン、話していることは本当しょーもないことなんですけど……あそこで喋りまくる人、黙っている人、からかう人、たくさんいるキャラクターがあそこで一気に掘り下げられているんですよね。
 井口さんの「そうっすかー」と、矢野さんの「思い当たるフシでも?」が、演技といい表情といい、すごく好きです。絵麻は全然喋らないんだけど、監督の離婚の話で口を手で押さえたり、「一周回って来ますよ、萌え萌え!」のところで微笑んだり、全然喋らないんだけどキャラ立ちをしっかりしているんですよねぇ。

 で、ちゃんと宮森が活躍するというのも好きなんです。
 監督でも脚本家でもなければ、絵も描けないし演技も出来ない―――そんな主人公の宮森あおいが、迷走していた会議の道筋を作るし、みんなを一丸とさせるのがイイんですよ。後に「アメとムチ、持ってるよね」と言われるのも納得です。





#03 総集編はもういやだ
 とりあえず1クール目の構成は……

1~3話:宮森あおいによる『えくそだすっ!』4話制作編
4~6話:坂木しずかのオーディションと、『えくそだすっ!』8話制作編
7~8話:安原絵麻を中心に各キャラの「夢」を描きつつ『えくそだすっ!』9話制作編
9~10話:藤堂美沙を中心に「将来の自分」像と『えくそだすっ!』最終話コンテ編
11~12話:宮森あおいが奔走して『えくそだすっ!』最終話制作編

とまぁ、こんなカンジだったかなと思います。3話完結と2話完結の話を組み合わせて、「大きな話のまとまり」ごとに脚本家が交替交替になるという構成でした。『えくそだすっ!』という1クールのアニメを1クールかけて制作していく様を追いかけつつ、その中でキャラクターの迷いや夢を描いていくという作品だったんですね。


 1~3話は「制作進行」宮森あおい編なのだけど、宮森はこの後に描かれるように「自分は絵が描けない」「演技も出来ない」「脚本も書けない」ことがちょっとしたコンプレックスなんですよね。
 でも、「制作進行」がいなければアニメは完成しないし、「制作進行」には「制作進行」の能力がある―――視聴者が最初に観る1~3話でそれが分かるようになっているので、この後の展開でも「宮森も頑張っているんだ」と思えるんですよね。

 自分はアニメが好きなつもりだったけど、「制作進行」がこんな大事な仕事だとは知りませんでしたもの。でも、その大変な仕事を「宮森さんの色んな表情が見られて可愛かった!」と視聴者にはエンターテイメントにして提供しているんだから、凄いですよねぇ。


 この頃はまだ落合さんは無愛想なキャラだったんですけど、ムサニを辞める辺りからところどころで笑顔も見せていますよね。タローじゃないけど、矢野さんとの絡みは見ていてグッとくるシーンでした。「男の先輩」と「女の先輩」が強い信頼関係で結ばれているのって、後輩の立場から見てもイイですよね!


#04 私ゃ失敗こいちまってさ
 ようやく出番が!と思った途端に、しずかは挫折展開。
 それまでみんなの前では元気だったのに、酔っ払ってしまって「あそこは上手く出来たと思うんだよ」と言うシーンがホント切なくて切なくて……オーディションに限らず、上手くいかなかった面接とか試験とか作品作りだってそうだけど、上手くいかなかった時ほど「あそこは上手く出来たのに…!」って部分を探しちゃうんだよね。


 みどりに関しては、12話まで終わった時点でも「どうすればアニメの脚本家になれるのか分かりません」という状況なのだけど……どこかでチラッと呼んだ堀川さんのインタビューで「実は5人の中で一番ポテンシャルが高いのはみどり」という話がありました。
 ポテンシャルというのがおっぱいの大きさのことでなければ(笑)、彼女が成り上がっていくストーリーも見られるのかなぁとワクワクしています。


#05 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!
 タローのネゴシエイターっぷりのせいで、遠藤さんと下柳さんの間に亀裂が入るという回。タローの話が終わった後の宮森の表情(このページの右下の画像)がたまらなく好きです(笑)。

 「作画」か「3D」かって話は、一般のアニメ視聴者としてはそれほど気にしている話ではないかもですが……多分、作り手からすると今の一番のトレンドなんじゃないかなぁと思います。それこそ木下……じゃなかった水島監督の『楽園追放』はフルCGアニメだったし、今年一番のヒット作であろう『ラブライブ!』はライブシーンを「作画」と「3D」の融合で表現していますもんね。


 「アレ」というのは『マクロス』における「板野サーカス」のことなんですが、この時点ではまさか……『イデオン』のツイートが伏線になるとは……
 板野さんが頭角を現したのが『イデオン』と言われていて、板野さんの代表作が『マクロス』で、『マクロス』の劇場版にアニメーターとして参加した庵野さんが後に『エヴァ』を作るという……『SHIROBAKO』1クール目は、この三作品が全部関係してくるとかすごい(笑)。

 ちなみに、絵麻の部屋の描写も「食べていけるか」という後の絵麻編の伏線でしたね。


#06 イデポン宮森 発動篇
 自分にとって奇跡の回!
 まさか私がバンダイチャンネルで『イデオン』のテレビ版を全話視聴している最中に、『イデオン』を題材にしたアニメが放送されるだなんて……!しかも、ちゃんと『イデオン』のストーリーに即した話になっているという……!

 この回、『イデオン』のことしか覚えていなかったんですが……自分のツイートを見て「なるほどー」と思ったことに、絵麻と美沙の描写が、遠藤さんと下柳さんの内面描写を補強しているんですよね。絵麻や遠藤さんは「3D」が主流になったら自分は食べていけなくなると脅威に感じていて、美沙や下柳さんは「絵の描ける人」のセンスが自分にもあればというコンプレックスがある。
 『イデオン』のおかげでまとまった回なんですけど、一番の見せ場は原画を全部あげて帰ろうとする遠藤さんを下柳さんが呼び止めるシーンなんですよね。お互いが相手への正直な気持ちを吐露して、それでお互いが補い合おうとする展開―――すごく良かったです。



 しかし、『ガンダム』も『イデオン』も大好きな自分は感動しまくった回ですが、『ガンダム』も『イデオン』も知らない人はどう思ったのでしょうこの回(笑)。


#07 ネコでリテイク
 宮森姉登場!
 6話が『イデオン』回で、「ヤバイ!こんな個人的な感情に響く回をやられてしまったら、今後どんな展開をされても6話を上回ることは出来ない!」と思っていたのですが……7~8話がまさかの姉妹回で、ニヤニヤMAXになっていました。『SHIROBAKO』、恐ろしいアニメ!私のストライクゾーンをことごとく突いてくる!

 7~8話は絵麻編でもあるんですが、「目標があるからこその悩み」を抱えている絵麻と、「目標が見えない」宮森の対比を描くことで―――彼女らの「夢」が何なのか、9~10話で更に掘り下げられる「自分の将来像」が見えるのかという話になっていくという。

 そのために、アニメ業界のクラスチェンジ表を分かりやすく教えてくれているんですね。  更新された『SHIROBAKO』公式サイトのキャラクターページによると、円さんは撮影から演出に移った人で、山田さんは作画から演出に移った人みたいですね。『SHIROBAKO』の監督の水島努監督や、木下監督のモデルになったと噂される水島精二監督は、制作進行から演出を経て監督になったみたいです。演出や監督になる人は人によってルートが違うということか。


 2クール目以降、宮森が監督になっていく展開もあるのかなぁと思うのですが……現在は走り回って色んな人と絡んでいる宮森さんが、牢獄で一人寂しくコンテ切る展開になったらすげえ地味な話になりそう(笑)。


 みどりの伏線というのは、5人が久々に集まる4話で宮森とみどりが二人で遅れて来ていた(のをみんな普通に受け入れていた)ところです。絵麻だって自転車で行ける距離に住んでいるはずなのに、絵麻とは別に来て、みどりとは一緒に来ていた理由は「同じアパートに住んでいる」からだったんですね。

 お酒のエピソードは、後にキャスト3人のインタビュー記事(2025年現在、もう残ってませんでした)で「りーちゃんだけは未成年なのでジュースを飲んでいるんですよ」という木村さんのコメントがありました。


#08 責めてるんじゃないからね
 感想はツイートで全部言い尽くしちゃっているとも思うので、敢えて当時は触れなかったことに触れるとすると……みどりとしずかの会話で「3年後」という台詞があるんですよね。みどりは3年後までに脚本家デビューを目指して、しずかも声優として3年後までにバリバリアニメに出ているようになりたい―――という話で。

 2クール目がそういう話になるのか、2クール目の終盤がそういう話になるのかは分かりませんが、今後は「3年後を舞台にした話」になっていくのかなぁと思います。

 本田さんと落合がいなくなった制作陣は、矢野さんが仕切って、タローと宮森と新人2人が回していて。
 絵麻はこのまま超スピードでキャリアを積むと作画監督になっているかなぁ。24歳、絵麻の憧れの堀口さんが『涼宮ハルヒの憂鬱』で作画監督、『らき☆すた』でキャラデ&総作画監督をやっていたのは、恐らく大体このくらいの年齢だったと思いますし。
 声優は3年あるとガラリと状況が変わっているだろうから、しずかがすげー売れっ子声優になっていてもおかしくないし、全然売れていないとそれこそ「そろそろ……」と考えなきゃいけない時期だろうし。
 美沙は転職してアニメに関われる作業が出来ていたらイイのだけど……
 みどりは「アニメの脚本家になる方法」がさっぱり分からないので、どういうルートを取るにしても3年くらいはかかるのかなぁと思いますし。

 2クール目への展望を書いていたけど、まだここは8話の補足コメントだった(笑)。

 たまたまバンダイチャンネルで『プラネテス』全話視聴した後に公式サイトを見ていたら、「アニメが出来るまで」のコーナーがありました。対談形式なのが時代を感じますね(笑)。
 『プラネテス』知らなくても『SHIROBAKO』好きな人は、「あの作業はこういうことをしていたのか」が分かるコーナーだと思うのでお時間のある時にでも是非。


#09 何を伝えたかったんだと思う?
 9~10話は美沙編。
 実を言うと、9~10話は「達成して終わり」の回ではないのでカタルシスが弱めなんですよね。6話の遠藤さんや8話の絵麻と違って、美沙は会社を辞めてしまうワケだし。監督がコンテを上げたのは「達成」と言えるのだけど、宮森が何かをしたワケでもないので視聴者としての「達成」感は弱いかなぁと。

 もちろん全ての過程を宮森が解決するのもおかしな話なので、こういう回があることは間違っていないんですけどね。美沙はどうなってしまうのかが心配で素直に喜べないだけで……


#10 あと一杯だけね
 べ、別に私は『SHIROBAKO』に萌えを求めているワケじゃないんだからねだけど、瀬川さんに誉められて涙目になる絵麻は破壊力が高くて悶絶しまくりでした。こういう伏線回収を1クール目に全部押し込んでいるということは……というのが、2クール目は別の話をやるんじゃないのかと思っている根拠なんですけどね。

 音響効果の話、本筋とは関係ない話だけどすごく面白かったし、こういうエピソードを入れる辺りが「制作陣への愛」を感じますねぇ。ここでも「脱いで」と言われて「えっ!」とドン退く宮森さんの声が良かったです(笑)。





#11 原画売りの少女
 この回、「元ネタ解説の記事」を書くと私が死にそうなんですけど!

 ストーリー的には最終話の原画を描いてくれる人を探して奔走する宮森を描くことで、アニメーターのベテラン-中堅-新人の継承の系譜を見ることが出来たのと、宮森の「アニメを作る人」としての適正を見せる回だったと言えます。『アヴァ』の菅野監督とか出てくるから「超有名人のパロディ」ばかりに注目されちゃうかも知れないけど、構成がものすごく丁寧ですよねー。




#12 えくそだす・クリスマス

 ということで、1クール12話で『えくそだすっ!』の全13話の制作も走りきりました。

 この感想ツイートに書くのは忘れていましたが、EDのラブレターがとうとう受け取ってもらえたんですよね。2クール目からは新OP・新EDだろうし、良かったねロロ。





 この話は元ネタ解説記事にも書くつもりですが……

 この回で菅野さんが「木下くんには『アヴァ』の演出をやってもらったから」と話していましたが、Wikipediaで調べてみると実際に『エヴァ』の演出を水島精二さんがやっているんですよね。9話「瞬間、心、重ねて」か、知らなかった。宮森と違って私は全話観ているのに(笑)。

 水島精二さんのWikipedia見ると、これが演出デビューなのか??『エヴァ』が演出デビューとか、すごい話ですね。



 菅野さんの話は元ネタ解説記事に書くからこの辺にして。

 やっぱり自分はこういう“みんなが一丸となって一つのことに取り組む展開”に弱いんですね。今まで表立った活躍はしなかった杉江さんが活躍するのもそうだけど、宮森が走り回ったからこそこれが実現したというのが熱かったです。超有名人の菅野さんが原画を描いてくれたらそれは凄いことですけど、そうじゃなくて、みんなが一丸となって完成させたからこそみんなの笑顔なんですよね。


 1クール目はもう大満足でした!
 2クール目への伏線もしっかり張ってあるし、どんな展開になっていくかすごく楽しみです!



 私、今P.A.WORKSの作品を文句なしで楽しめています!
 それだけでも嬉しいし、『SHIROBAKO』は『花咲くいろは』や『TARI TARI』の時よりもTwitterのタイムラインで話題にしている人が多いように思えるし(『Another』も多かったけど)、大好きなP.A.WORKSがこんなに注目を集めているというのがすごく幸せなのです。


 2クール目がどうなっていくのか……「予想」を書きすぎるのもあまり良くないと思うんですけど、これだけ度々『七福神』が随所に出てくるということは、『七福神』を題材にしたアニメをどこかで作るのかなぁと思っています。高校時代に作られた『七福神』は正直「うわぁ、ショボイ」というものだったのだけど、だからこそ“プロが作ったクオリティ”での『七福神』を見せてくれるのかなぁと。


 そう言えば『SHIROBAKO』は「小説版」と「漫画版」が出るんですよね。
 「小説版」はJUMP j BOOKSから1月27日発売で、「アニメ版」よりちょっと前の5人の話を描くみたいです。
 「漫画版」は電撃大王で連載中で単行本1巻が1月24日発売。5人の高校時代の話を、絵麻を主人公にして描いているらしいです。
 どちらも楽しみ!「アニメ版と同じ話をやるメディアミックス」だったら興味が出ないんですけど、オリジナルアニメだからこそ「アニメ本編では描かれなかった話」をやってくれると興味が出ます。買ったら紹介記事を書くかもだけど、じっくり読みたい気もするな……うーむ。

 ↓ここからが後半の記事です

 半年間、ものすごく楽しませてもらっていた『SHIROBAKO』も完結。
 このブログとしても元ネタ解説記事でお世話になりましたし、元ネタ解説記事を書くことで今まで知らなかったたくさんのアニメを知ることも出来ました。


<ルール>
・13話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
小説版、漫画版1巻も読んでいるのでそちらのネタバレも含まれると思います
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな


#13 好きな雲って何ですか?
 「原作者の意見を聞けないジレンマ」とか、サラッと言っているけどまさかあんな大変な事態になっていくとは……

 この記事の前半では「2クール目はみんなが出世している3年後を舞台にするのでは」「七福神を題材にしたアニメを作るのでは」なんて予想していましたが、全然当たっていませんでしたね(笑)。
 その辺は、今後劇場版ででも描いて欲しいという気持ちもありますが、このままで締めくくって欲しいという気持ちもあります。きっと彼女らはこれからもアニメを作り続けるし、いつかきっと七福神を題材にしたアニメを作れる―――と思って終わるのもイイのかなぁと。


 1クール目は、2話単位や3話単位で脚本家が交代して話もそこで一区切りが付く構成だったのですが……2クール目はそういう区切りはあまりありませんでした。


※ 2025年追記:「3年後」というワードを繰り返し私は書いていましたが、2020年に公開された劇場版『SHIROBAKO』は「4年後」が舞台でした。恐らくは、テレビアニメ終了(2015年3月)→ 劇場版アニメ公開(2020年2月)とシンクロさせたかったのかと思います。



#14 仁義なきオーディション会議!
 オーディション会議の回。
 今でこそ冷静な目で見られるし、バカなことばかり言うスポンサー連中は制作サイドの狙いとしては「笑って欲しい」ブラックなギャグのつもりで描かれたんだと思うのですが……リアルタイムの私の感想は全く笑っていなくて、「ずかちゃんが選ばれるかどうか」の一点に集中していて、それ故にスポンサー連中に腹立てているだけの感想になっていますね。


 「新キャラと新しいスタジオ」とは、平岡とスタジオタイタニックのことです。
 この時点では「カンジワルイ」としか書いていませんが、ものの見事に裏っかえりましたね。今となっては平岡は2クール目の裏主人公とも言えるキャラだったと思います。いや、それを言うと裏主人公はタローか……?

 出版業界については、茶沢以外は好転しましたが、茶沢だけはあのまんまでフォローもありませんでした。「どうして茶沢はあんなにもアニメに非協力的だったのか」は気になるところです。編集者からすると、自分が担当している作品の売上が上がれば出世にプラス材料だろうし、アニメが話題になれば原作コミックスも売れる機会が増えると思うんですけど……その辺の動機がイマイチよく分からなかったので、茶沢の件だけは腑に落ちませんでした。





#15 こんな絵でいいんですか?
 新キャラが揃って武蔵野アニメーション(作中で)2年目の体制が出来た回です。
 お話としては「順調に会議を重ねて作品制作が始まっていく」ところで、キャラクターもこれから掘り下げられていくってところなので、ドラマも何もない展開と言えるのですが……1クール目を観ている視聴者にとっては、「1クール目で描かれたものよりも前の工程」が観られる楽しさがありました。

 あと、こういう回はミムジーとロロがいてくれて本当良かったって思いますね。




#16 ちゃぶだい返し
 元ネタ解説記事にも書きましたが、「サンダーバキュームボール」ではなく「大リーグボール2号」です。訂正してお詫びします。

 野球回来ました!
 野球回のあるアニメは名作の法則!とは私は思わないんですけど(笑)、女のコだけでバッティングセンターに行くアニメは割と定番かなぁと思います。『けいおん!!』とか。道具の準備などがいらないし、キャラクターが普段は見せないアクションシーンを見せることが出来るし、展開にメリハリを付けることが出来ますし、重宝されるのも分からなくはないです。『涼宮ハルヒの憂鬱』のように8回も行かれると飽きますけど(笑)。

 『SHIROBAKO』のこのシーンは、ゴスロリ様がホームランかっとばすという「キャラクターが普段は見せないアクション」の究極だとも言えますし、野球アニメを作っていた人によるアクションシーンですし、とてつもなく贅沢な回でしたねぇ。パロネタも野球ファンが意表突かれて唸ったみたいですし。


 この回で原作者のちゃぶ台返しに応えているんですが、ここで茶沢を無理矢理連行したことで怒りを買ったみたいで、これ以降の茶沢はやたら嫌がらせをしてくるんですね。単に仕事に手を抜いているだけじゃなくて、敢えて武蔵野アニメーションが困るようなことをやってくる―――

 しかし、この回の遅れが色んなところに歪みとして出てくるんだからアニメ制作って大変ですよね……


#17 私どこにいるんでしょうか…
 ということで、茶沢の嫌がらせの一つである「PV作成」ミッション。
 この回、振り返ってみると「安藤&佐藤コンビのメイン回」なんですよね。実質的に初めて彼女らが「制作進行」として作品を完成させる回とも言えますし、そこでの失敗と、先輩に学ぶことと、作品が出来上がる喜びと―――それらを描いていた回です。
 最終話付近では安藤&佐藤コンビはあまり描かれなかったので物足りなさもあったのですが、彼女らの出番はこの回に既にあったのだろうと。

 ちなみに、宮森の新人時代の失敗はアニメよりも小説版で描かれていました。アニメの脚本と小説がどれだけ設定を共有していたのかは分かりませんが、小説版を読んでいると、ここでの宮森の台詞は「あーあのことか」と説得力を増して、よりグッときました。
 正直、あの時の宮森の失敗は安藤&佐藤コンビの比じゃない失敗だったと思いますし……(笑)


 それはそうと、「今度こそタローがネゴシエイターとして活躍するのかもw」は当たらずも遠からず、ってカンジでした。この回からタローと平岡の描写が始まるんですよね。
 タローは4話で「俺、酔っ払う女NG」と言って全女性を敵に回していましたけど、酔っ払う男は大好きだったという。まさかアレが伏線になっていたとは……


#18 俺をはめやがったな!
 孤軍奮闘&絶体絶命の宮森のところに矢野さんの帰還!ホントのところを言うと、2クール目のOPで帰ってきている矢野さんが描かれているので「まぁ、帰ってくるんだろうな」とは思っていました。もしそれがなかったらこのシーンの破壊力は数倍増しだったろうなとは思うのですが……

 ちなみに18~19話は浦畑達彦さんの脚本なので2話セットなんですよね。
 新人声優と大ベテランの美術監督との対比を使って、夢を持たないままアニメを作っている宮森を揺るがせる回。ということで、↓に続く。


#19 釣れますか?
 この回、この回はホント大大大好きな回です!
 2話も好きだったし、6話も好きだったし、12話も泣いたし、16話も好きだったのだけど……全24話の中でもこの回は別格で好きな回です。『アンデスチャッキー』からの暗転→宮森の泣き声を思い出すだけで泣けてしまうほどに。この回のコンテ、『凪あす』の監督だった篠原俊哉さんだったかー。


 あと、目立たないことなんですけど……スタジオタイタニック(と演出家)の仕事が雑だったのは、彼らの責任というよりスケジュールを狂わせてしまったこちらにあったという話はハッとしました。16話のキャラデザの遅れがここに歪みを生んでいるという。アニメ業界の良い部分だけを描くんじゃなくて、その影になっている部分をちゃんと描いていることに好感が持てましたし、これが後の平岡の描写に繋がっているんですね。




#20 がんばりマスタング!
 ここからが最終章!
 『第三飛行少女隊』の最終話をどうするのかを軸に、夢を失った平岡と夢を持たない宮森を対比させて、「自分には何も出来ない」と言っていた宮森を未来に向かわせていく話です。


 平岡を使って描かれた話は何だったのか―――
 突き詰めて言うと、平岡は自分が思っていたほど仕事が出来なかったことに尽きるのだと思います。もちろん最初に入った会社が恵まれていなかったことが、最初に入った会社が武蔵野アニメーションだった宮森との違いだったのは確かなんですが。リカバリーする場面は幾らでもあったと思います。それこそ平岡だって流れ着いた果てに武蔵野アニメーションに入ったワケですしね。


 平岡が作中で許せなかった人達を振り返ってみると

・大してキャリアもないのに、他に人がいないから出世した宮森
・夢を持って脚本家になろうとしているりーちゃん
・同い年で順当にキャリアを積んでいる円さんに、「オマエの仕事じゃキャリアにならない」と言われたこと
・同期なのに業界に夢を持って会社まで立ち上げた磯川

 簡単に言うと、「自分より出世している(しそうな)人達」なんです。
 たかがそんなこと……と思われるかもですけど、業界に夢を持ってカンヌまで獲ろうと思っていたのに現実に打ちのめされたからこその嫉妬心なので。私は平岡の気持ちが分からなくはないです。私も一生懸命漫画を描いている身ですから、自分と同い年とか自分より年下の漫画家さんがとてつもない結果を出しているのを見ると「悔しい」って思いますもの。

 アニメが好きだったからこそ、思ったような作品を作れないことで、心を殺してただ淡々と効率的に仕上げていけばイイやと変わってしまう……「好き」にはそういう側面もあるんだと、平岡を使って描いていたのだと思います。



#21 クオリティを人質にすんな
 ずかちゃんの話は置いておこう。
 美沙と絵麻の話はアニメ版の4~6話でサラッと描かれていましたけど(CGか手描きかって話ね)、漫画版の1巻だと更に詳しく描かれているんですね。

 美沙も高校時代は「絵が描ける人」で、最初は絵麻の補佐として作画をしていたんですけど、絵を描くことに一生懸命になれる絵麻を見て補佐を降りるんです。美沙は絵麻のようにはなれないから、アニメーターの道はムリだと思い、それでも将来みんなで一緒のアニメを作るために自分はCGの道を進もうとするんです。

 今から思うと、1クール目で美沙が会社を辞める展開も「美沙の本当の夢」からすれば当然の展開だったんですね。だから、回りまわってここで美沙と絵麻が同じシーンを作ることになるのは感慨深いものがありました。



#22 ノアは下着です。
 ずかちゃんの活躍フラグは見事に的中してしまったのだけど、「わーい!当たったー!」というよりも「気付きもしなかった方がもっと感動できたろうに!」というのが正直な気持ちでした。「予想通りに話が収まる気持ちよさ」よりも、「予想外なことが起こる衝撃」の方が自分は感動するので。それこそ19話なんかはそういう衝撃でしたね。

 この回と言えば、三者三様の飲みっぷり。
 堂本さん、子持ちだったのかよ!しかも、子どもが中学生とか!
 この作品、女性陣は特に年齢が分からないようにデザインされているので予想外でした。しかし、それが判明した時のTwitterのタイムラインを見ると「むしろ興奮する」という意見が大半だったのが凄かったです。様子を見ると、どうもシングルマザーっぽいですしねぇ。確かにエロイ。


 そして、平岡とタロー。
 平岡は20話で円さんと衝突して、21話で瀬川さんから担当を外してと言われて、完全孤立している状況でした。しかし、宮森は担当を外しませんでした。自分の責任をかけてでも。それが「みんなの夢を守る」という宮森の夢だったから。

 でも、本当に平岡を救ったのはタローなんですよね。
 20話のところで書いたように、平岡は「自分より出世している(しそうな)人達」がつらいのです。だから、自分より年下だけど出世している“エース”宮森とか、自分と同期なのにしっかりとした足場を築いている矢野や磯川の話はつらいだけなんです。

 だから、タローなんです。
 仕事が出来るワケではない。空気読まないし。人をカチンとさせることを言うし。後輩達からも全く信用されていないし。円さんや瀬川さんや新川さんや堂本さんからも「仕事の出来ないヤツ」の代表として挙げられるし。実際、トラブルをどんどん起こしてくる。そういうヤツだから平岡がつい気持ちを口走っちゃうし、そういうヤツだから平岡の気持ちも分かる―――これは“エース”宮森には出来ない、タローだからこそ出来たことなんです。

 第1話から散々場をかき乱してきたタローに、ここでこういう役割を与える辺りが凄く良かったです。アニメ制作はチームワークなんです。みんながみんなエースにはなれないし、エースばかりではチームは成り立たないんです。タローみたいなヤツもチームに必要と描くから、私はこの作品が大好きだったんだろうなと思います。



#23 続・ちゃぶだい返し
 この作品でずっと描いてきたものの一つに「アニメ制作はチームワークだ」というものがあったと思います。それこそこの前話の新川さんと堂本さんの飲みとか、平岡とタローの飲みなんかもそうだったんですが。仲間がいるんだと描いてきたと思うのです。
 ですが、このクライマックスと言える23話で描かれた二人は、チームワークではなく一人で戦い続けてきた二人なんですね。一人は“原作者”である野亀先生で、一人は“仕事のない声優”であるずかちゃん。この二人は「アニメ制作はチームワークだ」の中に入れなかった二人なんです。


 漫画家はアニメと違って一人で作り続けなくちゃならない職業。
 もちろんマトモな編集者だったら「共に作る」手伝いをしてくれたろうし、人によってはシナリオライターを雇ったりもするのだけど……野亀先生はそういう人がいなくてずっと一人で作品を作り続けていたみたいで、そんな野亀先生に、野亀先生と同じくらい作品に情熱をかけてくれる木下監督が出会って、初めて「共に作る」ことが出来たという。


 声優さんも、ある意味で一人で戦い続ける職業。
 もちろん演技は他の役者さんとのやり取りなのだけど、仕事のないずかちゃんはその領域までも行けていませんでした。周りは全員ライバル。年下のアイドル声優が仕事がたくさんあって忙しいと言っているのを、一人でチューハイ飲みながら眺めていることしか出来ません。ある意味では、ずかちゃんと平岡は似た境遇のキャラなんです。いや、平岡には同僚であるタローがいたし、上司である宮森がいたし、社長も平岡を見捨てませんでした。

 ずかちゃんにはそういう人達すらいないのです。
 同僚も上司も社長もいない個人事業主で、飲んで愚痴る相手もいません。親友であるはずの宮森や絵麻や美沙やりーちゃんにも、本当の気持ちを吐露することは出来ませんでした。


 こうやって全話を通して作品のストーリーを眺めてみると、スタジオタイタニックや平岡で「アニメ業界の闇」を描いた後に、更に誰一人頼れるものも味方もいないずかちゃんの話が来たというのは考えて構成されているように思いますね。チームワークで作るアニメ業界において、究極の孤独なポジションが“仕事のない声優”なんだろうと。



 だから、宮森が泣いてあげるんです。
 たった一人で戦い続けてきたと思っていたずかちゃんだけど、ずっと見ていた人がいるんです。声優には同僚も上司も社長もいません。声優仲間は同時にライバルでもあります。仕事がなければ、仕事で生まれる縁もファンも生まれません。

 でも、友達はいるんです。
 ずかちゃんは一人じゃなかった。ずかちゃんの活躍をずっとずっとずっと待ち続けていた宮森がいて、絵麻がいて、二人はずかちゃんのために泣いてあげるんです。



 自分もそうですけど、「作り直された最終話にずかちゃんが声優として参加する」展開自体は割と予想できたものだと思います。P.A.の代表である堀川さんも展開は読めるだろうから、それを上回る作画が必要だったと仰っていましたものね。

 だから、単にずかちゃんが参加して終わりではなくて、宮森が泣くことに意味があるのです。ずかちゃんは決して一人じゃなかったと、このシーンでずかちゃん自身が気付くんです。



 そして同時に。この回のルーシーの台詞と、最終話の『やきプリ』のずかちゃんの台詞、ずかちゃんから宮森に向けたメッセージにもなっているんですよね。


ルーシー「お姉ちゃんは遠いとこへ行ってしまったけど、私はずっとここにいようかな……」
ありあ「何故?」
ルーシー「ありあさん達が戦って守る世界で、私はたくさんの仔牛を育てるの!」
ありあ「私達が戦って、守る世界?」
ルーシー「それが私に出来ること……それが私の夢だから……」
ありあ「っ……」
ルーシー「ありあさん?」
ありあ「戻る……この全てを守るために……!」
ルーシー「ありがとう。ありあさん……今、私……少しだけ!夢に近づきました!」



マネージャー「そう?傍から見たら、そんなに重労働に見える?全然自覚ないけどなー」
女子C「マネージャーって、裏方っていうかお世話係でしょ?大変じゃない?」
マネージャー「まぁそうだけどね。みんなが練習頑張っているのを見るのと、私も元気もらえるんだ」
女子C「そっかー。そういう喜びもあるんだー」



 宮森は、ありあのようにマネージャーのように、みんなの夢を守っているワケで。ずかちゃんの物語でありながら、宮森の物語にもなっている見事なシーンでした。

 最後の最後にずかちゃんをこう使ってくるんだから。ズルイよ!泣くしかないよ!


#24 遠すぎた納品
 ツイートにも書いていますが、最終話は「予想外なことが起こる」最終話というワケではありませんでした。
 ドラマチックなことは23話までに済んでいるので、23話かけて成長してきたキャラクター達の総力を結集して最終話完成&納品完了なので、ドラマチックなことが起こっているワケではなかったのですが……宮森が一人で走って、帰ってきて、これまでの話の中で宮森が思ってきたことを語る見事な最終話だったと思います。

 遠藤さんと下柳さんが喋っていたり、乾杯の時にタローと平岡がグラスを向けていたり、多分タローが「酔っ払う女は」みたいなこと言って佐藤さんの怒りを買っていたり、浜崎さんが相変わらずマネージャーと間違えられていたり、ずかちゃんが声優の先輩方からイジられていたり、鈴木京子さんが乾杯の時と挨拶の時に泣いていたり……

 今までの描写があるから、全部のキャラクターが愛おしいし、全部のキャラクターをここに登場させて姿を見せてくれたのが嬉しかったです。


 そう言えば、リアルタイムには気が付かなかったんですけど……



<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 この写真を撮っているのって。





<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 茶沢だったんですね。
 配置転換があったのか、でも打ち上げの記念写真なんだからプロのカメラマンを雇っているワケでもないだろうし……制作サイドからの茶沢への最後の手向けってところでここに茶沢が出てきたのかなぁと。


 茶沢がどうしてあんなにアニメに非協力的だったのかというと、23話で監督のことを「三下」呼ばわりしていたことからアニメ自体を見下していたからなのかなぁとは思います。確かにアニメについて詳しくもなければ見下しているような人ならば、連絡を怠ったり嫌がらせをしてきたりというのもありえなくはなさそう。
 スポンサー3人衆もそうでしたけど、アニメに対して愛のないキャラクターに対してはこの作品は割と冷徹というか、茶化して描いているところもありましたからね。

 ただ、茶沢に関してはその辺の掘り下げが最終話まで観てもあまり上手くいっていたとは思えず、ストーリーを盛り上げるために制作サイドの都合で嫌がらせをしてくるキャラに思えてしまったかなぁと。そこはちょっと、この作品で唯一残念なところでした。



 とは言え、総じて半年間とてつもなく楽しませてもらいました。
 『SHIROBAKO』の放送開始前、PVを観て「これはヒットしそうな予感!」とは思っていました。大好きなP.A.WORKSが「一部の人が楽しい作品」じゃなくて「万人が楽しめる作品」を作ることになると期待していましたし、第1話を観る前は本当ドキドキしていました。


 結果、私が超楽しんだだけではなくて、Twitterのタイムラインを眺めても多くの人が楽しんでいるアニメになっていて……大好きなP.A.WORKS作品がアニメファンの話題の中心にいたのが嬉しかったです。最高に幸せな半年間でした。

 私が言うことでは全然ないんですけど……

 『SHIROBAKO』を観ていたみなさん!P.A.WORKSってすごいでしょ!!
 これからもP.A.WORKSの作品をよろしくお願いします!


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