今季の推しアニメとして応援してきた作品なので、この作品について語れるのは嬉しいのですが、毎週毎週語りたいことが多すぎてしまって……
元々「Twitterにアニメの感想を書こう」と思い立ったのは、かつてmixiにアニメの感想を書いていたら膨大になり過ぎてしまった反省から、「Twitterなら140文字以内に感想を収めるから時間も労力もかからないな」と思ったからなんですが。
『SHIROBAKO』の感想は、毎週5~6ツイートを使っているので割と結構な文量になっていて、これではmixiに書いていた頃とあまり変わらないではないか!という(笑)。
<ルール>
・1話から12話までの感想ツイートを貼り付け
・“12話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に12話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな
P.A.の新作、『凪あす』や『グラスリップ』と比べてものすごく“万人受けしそう”で“売れそうなアニメ”で。これはなかなか楽しみだと思う反面、「オマエは本当にP.A.なのか!」と寂しい気持ちになってしまうw
http://t.co/cHgknzILen
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 9月 12
『SHIROBAKO』のキャラ絵描こうと思って公式サイト観ているのだけど、アニメーターの安原さんが憧れているアニメーターが「日常芝居を得意とするなにわアニメーションの堀内さん」って……えーっと……えーっと……w
http://t.co/gh4dvFhpNS
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 7
昨日言ってた『SHIROBAKO』のキャラ表の中に「なにわアニメーションの堀内さん」という言葉が出てくる話。新人声優のコは「赤鬼プロダクションに所属」って書いてある。赤鬼→青鬼→青二……
このセンス、嫌いじゃないけど!不安になる!
http://t.co/gh4dvFhpNS
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 8
今日は『SHIROBAKO』待機だ。
ホント……ホント…期待しているんだよ、http://t.co/mAjwBsc6oC……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 9
第1話放送前のツイートです。自分はP.A.WORKSの『花咲くいろは』『TARI TARI』などの作品が好きで、「自分にとって特別なアニメ制作会社」だったのですが……『凪のあすから』は序盤で脱落してしまって(後半合流したけど)、『グラスリップ』は最後まで観たけどコメントのしづらい作品で。
最近、P.A.WORKSの作品を文句なしで楽しめたものがないなぁ……というのが、この時点での気持ちだったんです。それが始まってみたら―――「なにわアニメーションの堀内さん」どころの話ではありませんでした(笑)。
【#01 明日に向かって、えくそだすっ!】
『SHIROBAKO』第1話視聴。傑 作 の 予 感!
これだよ!俺がP.A.に求めていたのはこれなんだよ!密度が濃いのに破綻しない絵作りが出来るんだから、たくさんのキャラとスピーディな展開こそが実力の見せ所になるんだよ!アートみたいなアニメではなく、こういうのが見たかったんだ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 9
『SHIROBAKO』第1話その2。冒頭のシーンがなければ「ただ業界を描いた内輪ネタアニメね」となりかねないんだけど、「女のコ5人によるアニメーション同好会」を見せられて、この作品が「ガールズもの部活アニメの未来の話」だと分かる。その時間の経過を感じさせるだけで印象が変わるもんだ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 9
『SHIROBAKO』第1話その3。「アニメを大量消費して偉そうな感想を垂れ流してすみません……」という作品ではあるけど、アニメってこうやって出来てるのかーとワクワクするところも多い。高校ではエースだった絵麻がここではまだ戦力になっていないのも、ここから先を想像させてくれてイイ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 9
とにかく『SHIROBAKO』が面白くてホント良かった。
公式サイトの「進行表」面白いな。これ見ると、1話が放送されてる時点で声優さんは7~8話までアフレコしているのね。作中にも7話ARって表記があった。もちろんこれは一例だけど。
http://t.co/f6ObDjx0tg
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 9
今思うと、割と『凪あす』や『グラスリップ』に対して失礼な物言いにも思える……『凪あす』は話題になっている終盤に合流して「やりたかったことはこういうことだったのか!」と分かってからはすごく面白かったです。あと、みうながひたすら可愛かったです。さて。振り返ってみると、第1話って「何かを達成した話」ではないんですよね。
「アニメ業界を描くアニメ」という斬新さとたくさんのキャラが動く絵作りで「おぉ!すごい!」と思わせられたけど、この回は「え?このままじゃどうなっちゃうの?」というところで終わっているし、夢いっぱいの高校時代からの落差でむしろ「アニメ作りってシビアだなぁ……」という第1話なんですよね。
なのに、観ている側は「これからワクワクする話が始まるんだ!!」と夢いっぱいだというのが何とも(笑)。視聴者って気楽ですよねぇ。
【#02 あるぴんはいます!】
『SHIROBAKO』第2話視聴。もう!もう最高だわ、このアニメ!第1話が「すげえ!」と思わせる回なら、第2話は「このアニメが好きだ!」と思わせる回だった。この作品に出てくるキャラはみんなアニメが大好きで、みんな全力で作ってるのが分かるから、どのキャラも愛おしいんだ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』第2話その2。この作品は『TARI TARI』と同じ5人主人公なので、恐らくこの作品も5人それぞれメイン回を2話ずつって構成じゃないかと思っていたのだけど。
「でも、制作進行が主人公で話が盛り上がるの?」って思うよね。すっげー地味な話にならないかな?って>続
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』第2話その3。でも、ちゃんと第1話で「制作進行がちゃんとしないとアニメは出来ない」って見せてたし、今週もちゃんとあおいが引っ張ってスタッフが一丸となっていった。最後、みんなが集まっている部屋に戻るカットが……すっげえ大変なのに、すっげ輝いていて美しいんだ……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』第2話その4。全体の構成を考えても、あの迷走しまくりの会議(?)で各キャラのキャラ立ちが出来たし、アフレコシーンとオーディションの話が今後来るであろうしずかメイン回の伏線になっているし。話題性のある業界ネタをやってるだけじゃなくて、手堅い構成なんだよね……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』第2話その5。業界人でもないただのアニメファンからすると、「アフレコってこんな狭い部屋でやってんだ」とか「ダビングってこんなことやるんだ」というのが見られるだけでも楽しいんだけどね。そこに留まらず、ちゃんと面白いものを作ろうって意志を感じるのが嬉しい。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』第2話その6。高校時代の絵麻としずかは「クーラーのある部屋に住もうね」と言っていたから同じ部屋に住んでいるのかと思ってたけど、電話のシーン観た限りは一緒には住んでいないみたいね。ちっ……
しかし、あとの2人はどうやって話に絡んでくるんだろう。すげー楽しみだ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 16
『SHIROBAKO』の2話Bパートは、これからの人生でつらい時や落ち込んだ時に、ここだけでも観返して元気を出そう―――って思っているくらいすげー好き。
これだけの人数の表情をちゃんと描くP.A.も凄いし、役者陣の細かい演技も凄い。話していることは下らないのにグッと来るし、最高だ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 22
P.A.作品と言えば、「山」とか「海」とか「空」とかとにかく美しい風景を描く作品が多いというのに。『SHIROBAKO』の2話Bパートは、Bパート全部「会議室」というw
確かに5人主人公はみんな美少女だけど、出てくるキャラの半分くらいはオッサンだし。でも、そこがイイんだよなぁ……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 22
すげえ好きな回です!Bパートの会議室のシーン、話していることは本当しょーもないことなんですけど……あそこで喋りまくる人、黙っている人、からかう人、たくさんいるキャラクターがあそこで一気に掘り下げられているんですよね。
井口さんの「そうっすかー」と、矢野さんの「思い当たるフシでも?」が、演技といい表情といい、すごく好きです。絵麻は全然喋らないんだけど、監督の離婚の話で口を手で押さえたり、「一周回って来ますよ、萌え萌え!」のところで微笑んだり、全然喋らないんだけどキャラ立ちをしっかりしているんですよねぇ。
で、ちゃんと宮森が活躍するというのも好きなんです。
監督でも脚本家でもなければ、絵も描けないし演技も出来ない―――そんな主人公の宮森あおいが、迷走していた会議の道筋を作るし、みんなを一丸とさせるのがイイんですよ。後に「アメとムチ、持ってるよね」と言われるのも納得です。
【#03 総集編はもういやだ】
『SHIROBAKO』第3話視聴。分かりやすく“泣かせ”にかかる話ではない、感動的なBGMとか、感動的な台詞とかってワケじゃない……でも、出来上がったあるぴんのカットを見たら、この1カットを作るためにどれだけの人が汗をかいたかが伝わって自然と涙がこぼれた。ホント…すげえアニメだ…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 23
『SHIROBAKO』第3話その2。「宮森あおい編」は3話で一区切りってとこか。2クールやるなら「5人主人公×3話ずつ」ってワケじゃないだろうし、どういう構成になるのかな。現状だと「あおいと絵麻以外どうやって話に絡むんだ」という状況だから、その辺も含めて楽しみだなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 23
『SHIROBAKO』第3話3。「制作進行」という仕事が背負っている重み、それでも矢野先輩の「一人でアニメ作ってるんじゃないんだよ」という言葉が鋭くて暖かい。あおい一人ではなく、みんなが力を貸してくれてでの完成。「アニメ制作のアニメ」の最初の話がコレという辺り、誠実さを感じるなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 23
『SHIROBAKO』第3話その4。「宮森あおい編」は全ての仕事が集約されるポジションだけど、それだけに「絵を描く人」「声をあてる人」の凄さと尊さも感じられる話で。これが「絵麻編」「しずか編」に繋がっていくんだろうな。今週の絵麻視点の描写は切ないものがあった…伏線は磐石。楽しみー
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 23
とりあえず1クール目の構成は……1~3話:宮森あおいによる『えくそだすっ!』4話制作編
4~6話:坂木しずかのオーディションと、『えくそだすっ!』8話制作編
7~8話:安原絵麻を中心に各キャラの「夢」を描きつつ『えくそだすっ!』9話制作編
9~10話:藤堂美沙を中心に「将来の自分」像と『えくそだすっ!』最終話コンテ編
11~12話:宮森あおいが奔走して『えくそだすっ!』最終話制作編
とまぁ、こんなカンジだったかなと思います。3話完結と2話完結の話を組み合わせて、「大きな話のまとまり」ごとに脚本家が交替交替になるという構成でした。『えくそだすっ!』という1クールのアニメを1クールかけて制作していく様を追いかけつつ、その中でキャラクターの迷いや夢を描いていくという作品だったんですね。
1~3話は「制作進行」宮森あおい編なのだけど、宮森はこの後に描かれるように「自分は絵が描けない」「演技も出来ない」「脚本も書けない」ことがちょっとしたコンプレックスなんですよね。
でも、「制作進行」がいなければアニメは完成しないし、「制作進行」には「制作進行」の能力がある―――視聴者が最初に観る1~3話でそれが分かるようになっているので、この後の展開でも「宮森も頑張っているんだ」と思えるんですよね。
自分はアニメが好きなつもりだったけど、「制作進行」がこんな大事な仕事だとは知りませんでしたもの。でも、その大変な仕事を「宮森さんの色んな表情が見られて可愛かった!」と視聴者にはエンターテイメントにして提供しているんだから、凄いですよねぇ。
『SHIROBAKO』第1話を観てた頃、「キャラの服が数パターンあってちゃんとローテしてるの細かいなぁ」なんてノンキなこと言っていたけど……あれって「家に帰って着替える余裕もない」を表現するためにやってるんだよね……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 23
『SHIROBAKO』3話で地味に好きなとこに、宮森さんが上がった原画を見て「かわいいなー」とニヤニヤするシーンがある。『えくそだすっ』自体にはさほど興味がないんだけど、作っている人達はこんなに作品を愛してるんだってのがグッと来る。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 29
『SHIROBAKO』無表情&無愛想のイケメン制作:落合だけど、第1話で『えくそだすっ』1話の放送を観た後は微笑んでいるんだよ!「仕事だからやってる」じゃなくて、作品を愛しているんだなーってキャラクターのことを好きになれる描写。
しかし、あの場の全員の表情描くんだから大変よね……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 29
この頃はまだ落合さんは無愛想なキャラだったんですけど、ムサニを辞める辺りからところどころで笑顔も見せていますよね。タローじゃないけど、矢野さんとの絡みは見ていてグッとくるシーンでした。「男の先輩」と「女の先輩」が強い信頼関係で結ばれているのって、後輩の立場から見てもイイですよね!【#04 私ゃ失敗こいちまってさ】
『SHIROBAKO』第4話視聴。脚本が吉田玲子さんだと!だから、あおいのお姉ちゃんの話がねじこまれたのか!なんという姉妹愛・愛だ……というのはさすがに無理あるけど、『のんのんびより』の話は吉田さんだからか?今週、元ネタ解説記事を書こうとしたら死ねる回だったな……書くべき?
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 30
『SHIROBAKO』第4話その2。オーディションに向かう電車でも練習しているとこ、控え室で周りを見てしまうとこや、有名人を見て自分の可能性を否定してしまうとこ、マイクの前で震えるとこ……落ち込むけど、酔って「ここは上手くできたんだ!」とイイトコ探ししちゃうとこ。全部…泣ける……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 30
『SHIROBAKO』第4話その3。あおいに「最後に名前が出てたね!」と親から電話かかってくるシーンが、しずかの「誰も私の仕事だって気付かないんだよ…」にかかってくる。5人主人公にしたからこそ、この違いによる焦燥感が残酷なまでに浮き彫りになる。
よく考えてあるし……心に刺さるなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 30
『SHIROBAKO』第4話その4。まだ結果を出せていないしずかの拠り所が、学生時代にみんなで作ったアニメなのもずっしり来るんだけど……5人がまだ「七福神」の話をしているのが、5人が必死にこれを作ったことが分かって熱いものがある。
毎週言っているようだけど…今週も丁寧で良かったぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 30
『SHIROBAKO』第4話その5。5人全員に「今後の伏線」が張られているんだけど、同時に張られているから近場の展開が予想出来ないのが面白いなぁ。
一番見通し立たないのは脚本家志望のみどりだと思うので、しずかの家にもぐりこんだあとどんなキャッキャッウフフがあったのかを詳細にだな…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 10月 30
『SHIROBAKO』4話で一番ビックリしたのは、オーディションのために抑えているスタジオのスケジュールが「10:00~23:00」だったこと。13時間って!
2話のタローの台詞じゃないけど「オーディションってたくさん声優さんの声が聴けるんでしょ?」なんて軽い気持ちで思ってたよ…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 4
ようやく出番が!と思った途端に、しずかは挫折展開。それまでみんなの前では元気だったのに、酔っ払ってしまって「あそこは上手く出来たと思うんだよ」と言うシーンがホント切なくて切なくて……オーディションに限らず、上手くいかなかった面接とか試験とか作品作りだってそうだけど、上手くいかなかった時ほど「あそこは上手く出来たのに…!」って部分を探しちゃうんだよね。
みどりに関しては、12話まで終わった時点でも「どうすればアニメの脚本家になれるのか分かりません」という状況なのだけど……どこかでチラッと呼んだ堀川さんのインタビューで「実は5人の中で一番ポテンシャルが高いのはみどり」という話がありました。
ポテンシャルというのがおっぱいの大きさのことでなければ(笑)、彼女が成り上がっていくストーリーも見られるのかなぁとワクワクしています。
【#05 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!】
『SHIROBAKO』第5話視聴。見所が多すぎ!毎週毎週幸せな時間だ。
遠藤さんの奥さん、やけに可愛い声だと思ったら橋本ちなみさんと来たか!貞操帯ハメてる妹から、一気に人妻にクラスチェンジとは!人妻の台詞も含めて、今回も吉田さんの脚本だったので生活感の描写がすごく良かったなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 6
『SHIROBAKO』第5話その2。タローのトラブルメーカーっぷりは「おまっ、ふざけんじゃねえよ!」と言いたくなるけど…このアニメは群像劇なので、タローの無責任な行動は、監督に張り付く本田さんとの対比なんだよね。監督の昔語り、グッと来た。しかし、『裸の催眠術師』…感動しづらいw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 6
『SHIROBAKO』第5話その3。「サブタイ酷いな!」と笑っていたけど、この台詞を言われるのがタローじゃなくて遠藤さんだとは。遠藤さんの話も、遠藤さん一人で描くんじゃなくて絵麻や瀬川さんで補強する。群像劇の良さを十分に活かしているし、3Dの話はきっと今後来る美沙編の伏線なのよね
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 6
『SHIROBAKO』第5話その4。パロネタも面白いんだけど、それだけじゃなくて群像劇ならではの面白さをちゃんと考えているし、娯楽作品を作る人達一人一人に敬意を払って熱い物語にしてくれているのが嬉しい。
円盤が3話ずつ収録なので、3話ごとに一まとまり&脚本家交代ってカンジかなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 6
タローのネゴシエイターっぷりのせいで、遠藤さんと下柳さんの間に亀裂が入るという回。タローの話が終わった後の宮森の表情(このページの右下の画像)がたまらなく好きです(笑)。「作画」か「3D」かって話は、一般のアニメ視聴者としてはそれほど気にしている話ではないかもですが……多分、作り手からすると今の一番のトレンドなんじゃないかなぁと思います。それこそ木下……じゃなかった水島監督の『楽園追放』はフルCGアニメだったし、今年一番のヒット作であろう『ラブライブ!』はライブシーンを「作画」と「3D」の融合で表現していますもんね。
そういや今週の『SHIROBAKO』と俺が今見てる『イデオン』が、まさかの偶然にも繋がっているんだよねw アレの源流はイデオンの全方位ミサイルだそうだし。『イデオン』のクレジットも注意深く見てみるかー。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 8
『SHIROBAKO』5話、絵麻とあおいの部屋に格差があるのがすごいリアルなんだよね……4話の半額弁当を翌日の昼食にしているシーンも話題になったけど、絵麻ほんとうにギリギリの生活をしてんだなぁって。アニメーターが薄給以前に、家庭環境もあるのかもだけど(仕送りの話もあったし)
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 11
「アレ」というのは『マクロス』における「板野サーカス」のことなんですが、この時点ではまさか……『イデオン』のツイートが伏線になるとは……板野さんが頭角を現したのが『イデオン』と言われていて、板野さんの代表作が『マクロス』で、『マクロス』の劇場版にアニメーターとして参加した庵野さんが後に『エヴァ』を作るという……『SHIROBAKO』1クール目は、この三作品が全部関係してくるとかすごい(笑)。
ちなみに、絵麻の部屋の描写も「食べていけるか」という後の絵麻編の伏線でしたね。
【#06 イデポン宮森 発動篇】
『SHIROBAKO』第6話視聴。まさかの『イデオン』回だと!!ちょっと待て、オイ!俺、今テレビ版の22話まで観ているんだよ!これからの展開のネタバレすんなよオイw
でも、単に有名作品のパロの名前を出しているだけじゃなくて、ちゃんと『イデオン』のテーマに即した話になって大満足だ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』第6話その2。先週の『マクロス』は『イデオン』の伏線だったのかー。先週時点では『イデオン』の話なんか出てくるとは思っていなくて、どっちも板野さん(北野さんのモデル)が参加してるアニメだよなーなんて言っていたよ……
遠藤さんの奥さんとの短い電話良かったなあ……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』第6話その3。つい昨日観た『イデオン』の回で、「ワープしたらイデの力で敵艦の真下に出ちゃった」という展開があったのだけど。今週の鉢合わせはそれに似たものを感じたw
確かに遠藤さんと下柳さんのすれ違いは、富野アニメでよくある展開なのよね。考えられた脚本だなー。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』第6話その4。それ以外でも、今週は「たくさんのキャラの使い方」が見事だったなー。美沙が「絵麻には適わない」と思ってCGの道に進んだことが、下柳さんと遠藤さんの話の補足になっている。先週、絵麻が美沙の話をしていたのもコレで。群像劇好きとしてはたまらん回だった。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』第6話その5。4~6話は吉田玲子さん脚本回だったので、この3話で1セット。「自分には何もない」と思っていた宮森が、実はみんなを動かしていると飲み会でも示唆されていたし、それをしずかが言うのがグッとくるよね。この3話は「宮森が自分の道を見つける編」だったのか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』第6話その6。にしても、今週、元ネタ解説が難しそうな回だな。宮森の思い出のアニメって、2話のアバンで出ていた(4話で歌っていた)アニメかな。あれ、元ネタあるの?
そして落合さんに引き抜き伏線かなー。カナン……えっと、これはオリジナルの会社だよね?CANAAN
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 13
『SHIROBAKO』に出てくるイデポンのメカデザインしたの、クレジット見る限り『アルドノア・ゼロ』のメカデザインのI-IVさんみたいなんだよね。
2014年を代表するロボットアニメのデザインをした人が、34年前の『イデオン』をオマージュしたロボットのデザインをするとは面白い。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 22
自分にとって奇跡の回!まさか私がバンダイチャンネルで『イデオン』のテレビ版を全話視聴している最中に、『イデオン』を題材にしたアニメが放送されるだなんて……!しかも、ちゃんと『イデオン』のストーリーに即した話になっているという……!
この回、『イデオン』のことしか覚えていなかったんですが……自分のツイートを見て「なるほどー」と思ったことに、絵麻と美沙の描写が、遠藤さんと下柳さんの内面描写を補強しているんですよね。絵麻や遠藤さんは「3D」が主流になったら自分は食べていけなくなると脅威に感じていて、美沙や下柳さんは「絵の描ける人」のセンスが自分にもあればというコンプレックスがある。
『イデオン』のおかげでまとまった回なんですけど、一番の見せ場は原画を全部あげて帰ろうとする遠藤さんを下柳さんが呼び止めるシーンなんですよね。お互いが相手への正直な気持ちを吐露して、それでお互いが補い合おうとする展開―――すごく良かったです。
しかし、『ガンダム』も『イデオン』も大好きな自分は感動しまくった回ですが、『ガンダム』も『イデオン』も知らない人はどう思ったのでしょうこの回(笑)。
【#07 ネコでリテイク】
『SHIROBAKO』第7話視聴。絵麻ー!絵麻ー!「遠藤さんの奥さんが可愛い」とか言っててゴメン!絵麻の不憫さと一生懸命さが、観ててつらい……猛獣使い:宮森の言葉は、絵描きには伝わらないんだよな。「オマエは描く人間じゃないからそんな気楽なこと言えるんだ」って思っちゃうんだ…絵麻…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
『SHIROBAKO』第7話2。にしても、毎週見所ばっかだなぁ。
宮森姉登場!みどり、上の階に住んでるんかい!確かにどっちも伏線あったけど、まさかこの二人がイチャイチャ買い物しに行くとはw でも、みどりの言うとおり「姉妹の会話」が一番癒される。吉田玲子さんが悔しがってることだろう
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
『SHIROBAKO』第7話その3。落合の引き抜きによって宮森が最終話の進行に。実はところどころに笑顔を見せてくれてた落合、好きなキャラだったのでまた出てきて欲しいなぁ。
こう考えると1クール目の山場は、宮森担当の最終話ってことになるのかな。そこから先はホント予想できなくて楽しみ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
『SHIROBAKO』第7話その4。瀬川さんがキャラデとか、山田さんが監督とかの話は、単にこれからの伏線というよりかは「アニメ初心者のためのポジション解説」だよね。「動画→原画→作監→キャラデ」「演出→監督」というクラスチェンジ表を、詳しくない人にも自然に分かるようにしている。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
『SHIROBAKO』第7話その5。ここから数話が絵麻編だとしたら、今週なんかは「我慢の回」で視聴がつらいところなんだけど。宮森姉のおかげで随分と救われたw 仕事で頼れるのは矢野さんとか山田さんがいるけど、友達との悩みで頼れるのは姉なんだ。あと、そう。りーちゃんの眼鏡姿、イイね!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
宮森姉登場!6話が『イデオン』回で、「ヤバイ!こんな個人的な感情に響く回をやられてしまったら、今後どんな展開をされても6話を上回ることは出来ない!」と思っていたのですが……7~8話がまさかの姉妹回で、ニヤニヤMAXになっていました。『SHIROBAKO』、恐ろしいアニメ!私のストライクゾーンをことごとく突いてくる!
7~8話は絵麻編でもあるんですが、「目標があるからこその悩み」を抱えている絵麻と、「目標が見えない」宮森の対比を描くことで―――彼女らの「夢」が何なのか、9~10話で更に掘り下げられる「自分の将来像」が見えるのかという話になっていくという。
そのために、アニメ業界のクラスチェンジ表を分かりやすく教えてくれているんですね。 更新された『SHIROBAKO』公式サイトのキャラクターページによると、円さんは撮影から演出に移った人で、山田さんは作画から演出に移った人みたいですね。『SHIROBAKO』の監督の水島努監督や、木下監督のモデルになったと噂される水島精二監督は、制作進行から演出を経て監督になったみたいです。演出や監督になる人は人によってルートが違うということか。
2クール目以降、宮森が監督になっていく展開もあるのかなぁと思うのですが……現在は走り回って色んな人と絡んでいる宮森さんが、牢獄で一人寂しくコンテ切る展開になったらすげえ地味な話になりそう(笑)。
『SHIROBAKO』第7話番外編(感想まとめに残しません)
そういや、今週思いっきりりーちゃんお酒飲んでたね……お酒だよね、どう見てもアレ……4話では一人だけオーダーの台詞が聴こえないようになっていて、「りーちゃんだけ未成年」だからソフトドリンクにしてる配慮だと思っていたが……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 20
『SHIROBAKO』7話で、みどりが飲んでたの「どう見てもお酒」と書いたけど、観返してみたら多分「カナダドライ」だ。ジンジャーエールのブランド(作中では多分「ジンジャードライ」)。みどりだけ未成年なのでお酒飲まないのよね(4話でもそうだった)
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 22
『SHIROBAKO』7話は、壁にぶつかった絵麻とか、宮森姉妹のやり取りとか見所満載だったけど……やっぱりりーちゃんが可愛くて可愛くて!5人の中で一番背が高くて、脚長くて、おっぱいも大きいスーパースペックなコなのに、自宅だと眼鏡+ジャージで徹夜でドストエフスキー読んでんだぜ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 26
一緒のアパートに住んでることが判明して初めて気付いたんだけど……
宮森は高校卒業した後に地元の短大に2年通っていて、りーちゃんは2コ下だから当然その間は高校に通っていて。なので、東京に出て来るタイミングが多分一緒なんだよね。だから、この二人やたら仲イイのかと。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 26
みどりの伏線というのは、5人が久々に集まる4話で宮森とみどりが二人で遅れて来ていた(のをみんな普通に受け入れていた)ところです。絵麻だって自転車で行ける距離に住んでいるはずなのに、絵麻とは別に来て、みどりとは一緒に来ていた理由は「同じアパートに住んでいる」からだったんですね。お酒のエピソードは、後にキャスト3人のインタビュー記事(2025年現在、もう残ってませんでした)で「りーちゃんだけは未成年なのでジュースを飲んでいるんですよ」という木村さんのコメントがありました。
【#08 責めてるんじゃないからね】
『SHIROBAKO』第8話視聴。うわああ!今週も内容盛りだくさんだったけど最後に宮森が全部持ってったーーー!そうだよね。宮森は姉ちゃんに一度も「何しに来たか」って聞いてなかったもんね。気付いてたんだ、姉ちゃんが何しに来たのか。これが「アメとムチを持っている」なのか。姉妹最高だ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 27
『SHIROBAKO』第8話その2。4~6話が「今の自分に何が出来るか」という話で、7~8話が「これから自分は何になりたいか」という話。夢を持つ者、持たない者、野心を持って突き進む者、夢に潰されて身動きが取れなくなる者。絵麻が主役の回だと思っていたけど、真の主役は姉ちゃんだったか
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 27
『SHIROBAKO』第8話その3。りーちゃんはまだまだ夢を膨らませている段階だから、全ての経験が「未来への糧」なんだよね。自分にもそういう時あった。
姉ちゃんは違う。その散財は発散するためで未来に繋がらない―――でも、最後の写真で「自分も未来に繋がっている」と気付けたんだろう。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 27
『SHIROBAKO』第8話その4。りーちゃんはりーちゃんの物語を生きているだけなのに、それがちゃんと姉ちゃんの物語の救済に繋がっている。
絵麻の物語も、宮森には何も出来なかったのだけど「壁を超えた絵麻の姿」を見て宮森も変わる。群像劇にはこういう面白さもあるんだなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 27
『SHIROBAKO』第8話その5。並木道の美しさは流石のP.A.作品だった!井口さんの台詞の一つ一つが絵麻の凍った心を溶かしていくようで、グッと来たなぁ。もぐら…
絵麻は杉江さんが助けてくれたことに多分気付いていない。でも、それでイイんだ。宮森に「しーっ」ってやるとこ良かった。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 27
感想はツイートで全部言い尽くしちゃっているとも思うので、敢えて当時は触れなかったことに触れるとすると……みどりとしずかの会話で「3年後」という台詞があるんですよね。みどりは3年後までに脚本家デビューを目指して、しずかも声優として3年後までにバリバリアニメに出ているようになりたい―――という話で。2クール目がそういう話になるのか、2クール目の終盤がそういう話になるのかは分かりませんが、今後は「3年後を舞台にした話」になっていくのかなぁと思います。
本田さんと落合がいなくなった制作陣は、矢野さんが仕切って、タローと宮森と新人2人が回していて。
絵麻はこのまま超スピードでキャリアを積むと作画監督になっているかなぁ。24歳、絵麻の憧れの堀口さんが『涼宮ハルヒの憂鬱』で作画監督、『らき☆すた』でキャラデ&総作画監督をやっていたのは、恐らく大体このくらいの年齢だったと思いますし。
声優は3年あるとガラリと状況が変わっているだろうから、しずかがすげー売れっ子声優になっていてもおかしくないし、全然売れていないとそれこそ「そろそろ……」と考えなきゃいけない時期だろうし。
美沙は転職してアニメに関われる作業が出来ていたらイイのだけど……
みどりは「アニメの脚本家になる方法」がさっぱり分からないので、どういうルートを取るにしても3年くらいはかかるのかなぁと思いますし。
2クール目への展望を書いていたけど、まだここは8話の補足コメントだった(笑)。
『プラネテス』のホームページ見たら、「アニメ制作の過程」を対談形式で説明しているページががが。
http://t.co/MpOkMwWtHS
『SHIROBAKO』見てるとイメージが付きやすいな。「これ、あの人がやってるパートか」とイメージしやすいし。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 29
アニメの背景って社内で作るワケじゃなくて別会社に発注するって形なのか。
なので、「P.A.作品の背景は美しい!」と言っても、実際に作っているのはP.A.じゃなくて、『SHIROBAKO』の場合はBambooとかだったりするのね。もちろん、どこにどう発注するのかというのも重要だけど
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 11月 29
たまたまバンダイチャンネルで『プラネテス』全話視聴した後に公式サイトを見ていたら、「アニメが出来るまで」のコーナーがありました。対談形式なのが時代を感じますね(笑)。『プラネテス』知らなくても『SHIROBAKO』好きな人は、「あの作業はこういうことをしていたのか」が分かるコーナーだと思うのでお時間のある時にでも是非。
【#09 何を伝えたかったんだと思う?】
『SHIROBAKO』第9話視聴。監督、ついに燃えた!
しかし、この話を監督単体の話にせず、どうしてイイか分からない『えくそだす』の結末と、このままどこに進めばイイか分からない美沙の未来とを重ね合わせて描いているという。当然二人は顔見知りでもないのにシンクロさせている面白さ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 4
『SHIROBAKO』第9話その2。「脚本家はどうしたんだ?」と思ってたらまさかこんな形で出てくるとはw 結末が見える時って案外こんなもんだよね。本田さんの「冤罪は晴れないんですか?」に対する反応すごくわかる。『えくそだす』観てないのに、俺も「そこ重要じゃねえ!」って思ったもんw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 4
『SHIROBAKO』第9話その3。今週から美沙編で数週続くのかな。解説必要な元ネタだらけだったけど、美沙編が終わるまでは溜めようかなと思います。
美沙が「車のホイールなんか作っても作品を作ってる気がしない」のは、しずかがガヤに全力なのとの対比なんだよね。どっちも細部だけど大事。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 4
『SHIROBAKO』第9話その4。しかし、『えくそだす』の評判が良くても円盤の売上が上がらないのと、落ちぶれているからムサニが人気原作を取れないの……サラッと描かれてたけどズッシリ来る話だな。言っちゃえばP.A.だってそうだし……ナベPって言われているほど仕事してなくないよね。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 4
9~10話は美沙編。実を言うと、9~10話は「達成して終わり」の回ではないのでカタルシスが弱めなんですよね。6話の遠藤さんや8話の絵麻と違って、美沙は会社を辞めてしまうワケだし。監督がコンテを上げたのは「達成」と言えるのだけど、宮森が何かをしたワケでもないので視聴者としての「達成」感は弱いかなぁと。
もちろん全ての過程を宮森が解決するのもおかしな話なので、こういう回があることは間違っていないんですけどね。美沙はどうなってしまうのかが心配で素直に喜べないだけで……
【#10 あと一杯だけね】
『SHIROBAKO』第10話視聴。あれ?美沙編、完結してないよね?社長の描写が伏線っぽいし…元ネタ解説はどうしよう。もう1週様子を見るか?
一時停止しなきゃ分からないようなネタで申し訳ないけど、ゴスロリ様がメールではテンション高いの笑った。あれ、瀬川さんの間違いじゃないのかなw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
『SHIROBAKO』第10話その2。美沙の今後を心配するよりも、落合が引き抜かれて、本田さんがケーキ屋になって、矢野さんも辞めそうな武蔵野アニメーションの心配をした方がイイんじゃないのか宮森……
でもまぁ、残り話数的に、こういう展開に遅かれ早かれなることは予想していたけど。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
『SHIROBAKO』第10話その3。『えくそだすっ』の最終話を宮森が担当したことで、脚本→コンテ→作画といった一連の流れを描くことが出来て作品が完結するんだから、もうここで一区切りになっちゃうんだよね。
2クール目は別の作品と言っても、同じことやっても盛り上がらないだろうし。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
『SHIROBAKO』第10話その4。ちゅーこって、1クール目は『えくそだすっ』の進行状況と同時並行で「5人の主人公がどういう道を進むのか」がところどころで描かれてて。これは2クール目に繋がっていく話なんだよね。
「3年」というキーワードもあったけど、さぁ美沙と宮森はどうするのか
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
『SHIROBAKO』第10話その5。『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』は実は9話にも名前が出ていて「元ネタ何だろうなぁ……」と思っていたら、まさか宮森がエカテリーナの足音を担当することになるとはw 音響効果の話は面白かったなぁ。
しかし、他社のアニメに出演していいのか宮森はw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
『SHIROBAKO』第10話その6。この辺はドライに済ませてしまうのかと思っていたけど、瀬川さんと絵麻の会話を入れる辺り「分かっている」なぁ。何か……キマシタワー!と言いたくなるシーンだったw
というか、出てきた人達みんな原画マン?キャラ濃すぎるばっかで、これがアニメーターか…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 11
べ、別に私は『SHIROBAKO』に萌えを求めているワケじゃないんだからねだけど、瀬川さんに誉められて涙目になる絵麻は破壊力が高くて悶絶しまくりでした。こういう伏線回収を1クール目に全部押し込んでいるということは……というのが、2クール目は別の話をやるんじゃないのかと思っている根拠なんですけどね。音響効果の話、本筋とは関係ない話だけどすごく面白かったし、こういうエピソードを入れる辺りが「制作陣への愛」を感じますねぇ。ここでも「脱いで」と言われて「えっ!」とドン退く宮森さんの声が良かったです(笑)。
【#11 原画売りの少女】
『SHIROBAKO』第11話視聴。美沙編じゃなかった!1~3話、4~6話は3話完結だったけど、7話以降は2話完結なのか。少なくとも12話まではそうっぽいなぁ。就活生がたくさん出てきたけど、単純に新キャラが増えるだけというよりも、宮森さんの適正を描くのに使っている辺りが上手いな。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 18
『SHIROBAKO』第11話その2。この作品世界だと『ガンダム』をサンアップが作っているのね。『イデポン』はポンライズだったのにw カナン=サンライズ説は間違っていたか。というか、今週も元ネタ解説大変そうね。来週『エヴァ』ネタなのかなぁ。恐らく“彼”は北野さんの系譜だよね。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 18
『SHIROBAKO』第11話その3。制作進行とアニメーターってこういう関係なのか!というのがあるし、原画から演出に行った人も出てきたし、来週出てくる人も多分その手の話になるんだろうし。「セクション間の横のつながり」が見えてくるのが面白い。そして、何気に働いているナベP。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 18
『SHIROBAKO』第11話その4。「家から近いんで」という理由で応募してきた就活生の直後に、父のために現場を離れるしかなくなった矢野さんを描く辺りが残酷だな…三行半の木下監督もそうだけど、家族を犠牲にしなきゃ働けない業界だもんなぁ。
と、いうことで来週なのか。すげえ楽しみだw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 18
この回、「元ネタ解説の記事」を書くと私が死にそうなんですけど!ストーリー的には最終話の原画を描いてくれる人を探して奔走する宮森を描くことで、アニメーターのベテラン-中堅-新人の継承の系譜を見ることが出来たのと、宮森の「アニメを作る人」としての適正を見せる回だったと言えます。『アヴァ』の菅野監督とか出てくるから「超有名人のパロディ」ばかりに注目されちゃうかも知れないけど、構成がものすごく丁寧ですよねー。
【#12 えくそだす・クリスマス】
『SHIROBAKO』第12話視聴。菅野さん、『監督不行届』まんまのキャラだな!
宮森が『エヴァ』のテレビ版を観ていなくて、菅野さんというか庵野さんが神格化されていくところを知らない世代だからこそ、あんなお願いが出来るというのが面白いな。「縦の世代」を繋げていく描写なんだなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 25
『SHIROBAKO』第12話その2。「ここで超有名人出てくるのか!」とワクワクしたけど、でもここで超有名人が原画やってくれたから完成しました―――じゃ、この作品はダメなんだよね。そんな奇跡で解決するんじゃない。あくまで、武蔵野アニメーションが自分達の力で解決することに意味がある
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 25
『SHIROBAKO』第12話その3。『えくそだすっ』を救ったのは杉江さんだったけど、その道を作ったのは菅野さんで、菅野さんの豊富なアニメ知識があって宮森の行動力があって、ムサニの面々の意地があって―――あの一丸となっていく様が素晴らしくて、ついつい目頭が熱くなってしまった。凄い
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 25
『SHIROBAKO』第12話その4。こういう話でちゃんと宮森を活躍させるのは凄いし、ナベPも動くし、絵麻の成長、一丸となるムサニ、「萌えアニメは描けない」杉江さんが最後に作品を救い、世代が繋がる―――今までの描写が全部活きてくる見事な最終回だった!え?最終回じゃないの!?
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 25
『SHIROBAKO』第12話その5。ということで、武蔵野アニメーションでの物語は全て描ききっちゃったとも言えるんだよね。『第三少女飛行隊』を作るにしても、そこは多分「そして3年後…」とかですっ飛ばされるのかなぁと
ラストのシーンは「なんだかムサニ消滅しそうだ!」と思ったけどw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2014, 12月 25
ということで、1クール12話で『えくそだすっ!』の全13話の制作も走りきりました。この感想ツイートに書くのは忘れていましたが、EDのラブレターがとうとう受け取ってもらえたんですよね。2クール目からは新OP・新EDだろうし、良かったねロロ。
この話は元ネタ解説記事にも書くつもりですが……
この回で菅野さんが「木下くんには『アヴァ』の演出をやってもらったから」と話していましたが、Wikipediaで調べてみると実際に『エヴァ』の演出を水島精二さんがやっているんですよね。9話「瞬間、心、重ねて」か、知らなかった。宮森と違って私は全話観ているのに(笑)。
水島精二さんのWikipedia見ると、これが演出デビューなのか??『エヴァ』が演出デビューとか、すごい話ですね。
菅野さんの話は元ネタ解説記事に書くからこの辺にして。
やっぱり自分はこういう“みんなが一丸となって一つのことに取り組む展開”に弱いんですね。今まで表立った活躍はしなかった杉江さんが活躍するのもそうだけど、宮森が走り回ったからこそこれが実現したというのが熱かったです。超有名人の菅野さんが原画を描いてくれたらそれは凄いことですけど、そうじゃなくて、みんなが一丸となって完成させたからこそみんなの笑顔なんですよね。
1クール目はもう大満足でした!
2クール目への伏線もしっかり張ってあるし、どんな展開になっていくかすごく楽しみです!
私、今P.A.WORKSの作品を文句なしで楽しめています!
それだけでも嬉しいし、『SHIROBAKO』は『花咲くいろは』や『TARI TARI』の時よりもTwitterのタイムラインで話題にしている人が多いように思えるし(『Another』も多かったけど)、大好きなP.A.WORKSがこんなに注目を集めているというのがすごく幸せなのです。
2クール目がどうなっていくのか……「予想」を書きすぎるのもあまり良くないと思うんですけど、これだけ度々『七福神』が随所に出てくるということは、『七福神』を題材にしたアニメをどこかで作るのかなぁと思っています。高校時代に作られた『七福神』は正直「うわぁ、ショボイ」というものだったのだけど、だからこそ“プロが作ったクオリティ”での『七福神』を見せてくれるのかなぁと。
そう言えば『SHIROBAKO』は「小説版」と「漫画版」が出るんですよね。
「小説版」はJUMP j BOOKSから1月27日発売で、「アニメ版」よりちょっと前の5人の話を描くみたいです。
「漫画版」は電撃大王で連載中で単行本1巻が1月24日発売。5人の高校時代の話を、絵麻を主人公にして描いているらしいです。
どちらも楽しみ!「アニメ版と同じ話をやるメディアミックス」だったら興味が出ないんですけど、オリジナルアニメだからこそ「アニメ本編では描かれなかった話」をやってくれると興味が出ます。買ったら紹介記事を書くかもだけど、じっくり読みたい気もするな……うーむ。
↓ここからが後半の記事です
半年間、ものすごく楽しませてもらっていた『SHIROBAKO』も完結。
このブログとしても元ネタ解説記事でお世話になりましたし、元ネタ解説記事を書くことで今まで知らなかったたくさんのアニメを知ることも出来ました。
<ルール>
・13話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・小説版、漫画版1巻も読んでいるのでそちらのネタバレも含まれると思います
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな
【#13 好きな雲って何ですか?】
『SHIROBAKO』第13話視聴。2クール目はガッツリ『第三少女飛行隊』なのか!俺の予想はことごとく当たらないなw しかし、10月からの放送に向けて企画段階から描ける&デスクになった宮森視点で描けるので『えくそだすっ』とは全然違う話になりそうで、これはこれで楽しみだ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 8
『SHIROBAKO』第13話その2。1クール目のOP絵は「全然そんな展開にならねえじゃねえか!」というものだったけど、2クール目は果たして。みんなが順当に出世しているのに、しずかはが傘差して歩いているだけというスーパー不憫な絵だったけど……来週は運命のオーディションかぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 8
『SHIROBAKO』第13話その3。しかし、みどりがどうやってアニメ制作に関われるんだと思ったら、なるほど1クール目のアレが伏線とは。万策尽きて「そして3年後……みどりは脚本家になってました!」みたいな手を使うと思っていたけど、そういう不誠実なことはやらないなこのアニメ。流石。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 8
『SHIROBAKO』第13話その4。企画段階から描けることで、「アニメのキャラデザ」の特殊性を描けるし。原作をどう構成するのかの話や、原作者の意見を聞けないジレンマとかも描ける。1クール目にコレやられても視聴者は付いていけないし、キャラを見せきった2クール目だから出来るんだなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 8
「原作者の意見を聞けないジレンマ」とか、サラッと言っているけどまさかあんな大変な事態になっていくとは……この記事の前半では「2クール目はみんなが出世している3年後を舞台にするのでは」「七福神を題材にしたアニメを作るのでは」なんて予想していましたが、全然当たっていませんでしたね(笑)。
その辺は、今後劇場版ででも描いて欲しいという気持ちもありますが、このままで締めくくって欲しいという気持ちもあります。きっと彼女らはこれからもアニメを作り続けるし、いつかきっと七福神を題材にしたアニメを作れる―――と思って終わるのもイイのかなぁと。
1クール目は、2話単位や3話単位で脚本家が交代して話もそこで一区切りが付く構成だったのですが……2クール目はそういう区切りはあまりありませんでした。
※ 2025年追記:「3年後」というワードを繰り返し私は書いていましたが、2020年に公開された劇場版『SHIROBAKO』は「4年後」が舞台でした。恐らくは、テレビアニメ終了(2015年3月)→ 劇場版アニメ公開(2020年2月)とシンクロさせたかったのかと思います。
【#14 仁義なきオーディション会議!】
『SHIROBAKO』第14話視聴。これはつらい…ギリギリ、ギリギリのところまでは行ったんだよ。「自信を持った」結果、監督には響いた。でも、しずかはそれすらも知ることはない。ひたすらひたすら結果の出ない勝負に負け続けなきゃいけないなんて…なんてつらい。
あと、あの3人ぶん殴りてえ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 15
『SHIROBAKO』第14話その2。これまでアニメ業界の全ての役割の人を愛情持って描いてきたこの作品だけど、出版業界やスポンサーに関しては恨みでもあるのかという描き方だ。それと、中途で入った新キャラと新しいスタジオ……割と「カンジワルイ」存在として描かれているのが気になるなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 15
『SHIROBAKO』第14話その3。もちろんそれが必ずしも悪いワケじゃないし、今はまだ「カンジワルイ」人が裏っ返る可能性もあるんだけど……「分かりやすい悪人がいない」「みんなアニメを作ることに全力」なことがこの作品の魅力で、人に勧めやすいポイントだったのでちょっとね……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 15
『SHIROBAKO』第14話その4。なので、早くOPでイチャイチャしている新人の制作女子2人と、絵麻の後輩ポジションのショートカットのコを登場させてください。俺の心を癒すために!
しかしまぁ、作品の準備段階って「つらいことの積み重ね」で「達成感はない」のがよく分かる展開だな……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 15
オーディション会議の回。今でこそ冷静な目で見られるし、バカなことばかり言うスポンサー連中は制作サイドの狙いとしては「笑って欲しい」ブラックなギャグのつもりで描かれたんだと思うのですが……リアルタイムの私の感想は全く笑っていなくて、「ずかちゃんが選ばれるかどうか」の一点に集中していて、それ故にスポンサー連中に腹立てているだけの感想になっていますね。
「新キャラと新しいスタジオ」とは、平岡とスタジオタイタニックのことです。
この時点では「カンジワルイ」としか書いていませんが、ものの見事に裏っかえりましたね。今となっては平岡は2クール目の裏主人公とも言えるキャラだったと思います。いや、それを言うと裏主人公はタローか……?
出版業界については、茶沢以外は好転しましたが、茶沢だけはあのまんまでフォローもありませんでした。「どうして茶沢はあんなにもアニメに非協力的だったのか」は気になるところです。編集者からすると、自分が担当している作品の売上が上がれば出世にプラス材料だろうし、アニメが話題になれば原作コミックスも売れる機会が増えると思うんですけど……その辺の動機がイマイチよく分からなかったので、茶沢の件だけは腑に落ちませんでした。
【#15 こんな絵でいいんですか?】
『SHIROBAKO』第15話視聴。久乃木さん可愛いな!このコだけ出てくるアニメ間違えちゃったみたいなキャラだけど、絵麻以上の大人しさと、絵麻だけは久乃木さんの言葉が分かるとことか。ちゃんと「絵麻の成長」を視聴者が実感できるキャラになっているの、手堅いなぁって思いますわ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 22
『SHIROBAKO』第15話その2。打ち合わせラッシュも、ミムジーの言うとおり「打ち合わせばっかでつまんない」と言われそうな工程なんだけど。新人制作の二人(アニヲタと一般人)がいることで、1クール目を通過している視聴者が「この作業、俺は知ってるぜ!」と先輩目線で観られるという。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 22
『SHIROBAKO』第15話その3。こんな風に幸せな展開が続いていたところに、大方の予想通り「背中から原作者&出版社に撃たれる」事態に。こういうトラブルがないとドラマにならないのは確かなんだけど、現状だとどう見ても編集の人が悪いので理不尽なだけだよなぁ……つらい展開になりそう。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 22
『SHIROBAKO』第15話その4。矢野さんと宮森の電話、3話の羊羹のくだりを思い出してグッと来るものがあった……あの時の宮森がムサニを背負って立っているんだもんなぁ。
後輩気質で宮森姉とも仲良くやっていたりーちゃんは、監督・演出陣も見事にコントロールしてたw 年上に強いなぁw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 22
『SHIROBAKO』第15話その5。そういや、EDは1話ごとにキャラが追加されていくのね。13話のEDを見た時「なんで宮森一人なんだ??」と思ってたよw 何だかんだムサニに宮森・絵麻・みどりが集まって、美沙もムサニからの仕事を請けて……と5人が集まりつつある。あと一人は……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 22
新キャラが揃って武蔵野アニメーション(作中で)2年目の体制が出来た回です。お話としては「順調に会議を重ねて作品制作が始まっていく」ところで、キャラクターもこれから掘り下げられていくってところなので、ドラマも何もない展開と言えるのですが……1クール目を観ている視聴者にとっては、「1クール目で描かれたものよりも前の工程」が観られる楽しさがありました。
あと、こういう回はミムジーとロロがいてくれて本当良かったって思いますね。
【#16 ちゃぶだい返し】
『SHIROBAKO』第16話視聴。「先輩が後輩を導く」展開で突破口が開けるのはこの作品の主題とは言え、メンバーが一緒だから1クール目の絵麻の話の焼き直しにも思えるし、小説版でもやってたことなんだけど。ここでゴスロリ様の過去が明らかになるのはズルイなぁ!感動しちゃうでしょそりゃ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 29
『SHIROBAKO』第16話その2。宮森とタローが1クール目の話を思い出話として語っていたように、2クール目は1クール目の成長の向こうの話なんだよね。だから、あの時は井口さんに助けられた絵麻が、井口さんのために行動している姿で「絵麻は成長したなぁ……」と思える。絵麻編の第2章か
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 29
『SHIROBAKO』第16話その3。それはそうと、何だかんだタローはムードメーカーだよね。絶望的な状況でもタローが素っ頓狂なことを口走ってくれるから空気が沈まない。スケジュールがとてつもないことになったので、平岡の爆弾と、安藤さんと佐藤さんの対比など、制作陣の話が楽しみだなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 29
『SHIROBAKO』第16話その4。バッティングセンターのシーン、TLを見る限り「バッティング」は実在の野球選手の構えをモチーフにしていたみたいなんだけど、「ピッチング」は多分歴代の野球アニメのモーションかなぁ。絵麻がサンダーバキュームボール投げてたのは分かる。年齢がバレるw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 29
『SHIROBAKO』第16話その5。今、水島監督のツイートが流れてきたけど、そうか『おお振り』のアクション監督が描いたのか。そりゃ本格的だよね。
これ……元ネタ解説の記事はどう書けばイイのだろうw ゴスロリ様はドリームボールかなぁ。にしても、こんなネタをぶちこんでくるとは……!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 1月 29
元ネタ解説記事にも書きましたが、「サンダーバキュームボール」ではなく「大リーグボール2号」です。訂正してお詫びします。野球回来ました!
野球回のあるアニメは名作の法則!とは私は思わないんですけど(笑)、女のコだけでバッティングセンターに行くアニメは割と定番かなぁと思います。『けいおん!!』とか。道具の準備などがいらないし、キャラクターが普段は見せないアクションシーンを見せることが出来るし、展開にメリハリを付けることが出来ますし、重宝されるのも分からなくはないです。『涼宮ハルヒの憂鬱』のように8回も行かれると飽きますけど(笑)。
『SHIROBAKO』のこのシーンは、ゴスロリ様がホームランかっとばすという「キャラクターが普段は見せないアクション」の究極だとも言えますし、野球アニメを作っていた人によるアクションシーンですし、とてつもなく贅沢な回でしたねぇ。パロネタも野球ファンが意表突かれて唸ったみたいですし。
この回で原作者のちゃぶ台返しに応えているんですが、ここで茶沢を無理矢理連行したことで怒りを買ったみたいで、これ以降の茶沢はやたら嫌がらせをしてくるんですね。単に仕事に手を抜いているだけじゃなくて、敢えて武蔵野アニメーションが困るようなことをやってくる―――
しかし、この回の遅れが色んなところに歪みとして出てくるんだからアニメ制作って大変ですよね……
【#17 私どこにいるんでしょうか…】
『SHIROBAKO』第17話視聴。タローやっぱ優秀だよなぁ!なんだかんだ矢野にも落合にも可愛がられていたし、タローがいるから現場が暗くならない凄いキャラだと思う。
平岡と宮森さんの対立は多分この作品の根幹部分になりそうだけど、今度こそタローがネゴシエイターとして活躍するのかもw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 5
『SHIROBAKO』第17話その2。安藤&佐藤コンビの対比は、同じようなテーマだった小説版の宮森編では答えが出なかったので……本編でガッツリやって欲しいんだけど、どうだろう。佐藤さんってこの作品の中では珍しく「アニメに興味がなかったキャラ」だからね。掘り下げると面白そうなのよ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 5
『SHIROBAKO』第17話その3。タイヤばかりに嫌気がさして会社を辞めた美沙が、「得意分野」と言われてハッとするシーン……そこもすごく良かったけど、しずかのシーンに繋がるのが上手いなぁ。こっちのキャラで成し遂げたことがこっちのキャラの未来を指し示すというのは、群像劇の魅力だね
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 5
『SHIROBAKO』第17話その4。1クール目ではリテイク喰らって「原画マンとして失格だよね…」と、この世の終わりみたいな顔していた絵麻が、今では久乃木さんの良い先輩になっている。矢野さんの教えを受け継いだ宮森もそうだけど、1クール目の物語が2クール目に活きているのが丁寧だなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 5
『SHIROBAKO』第17話その5。しかし、声なしのPVだとあまりテンション上がらないねw コミケの段階でちゃんと声付きPV出していた『SHIROBAKO』はやっぱスケジュール調整が見事だったのか。
そろそろアフレコ始まるタイミングだけど、さて、しずかはどうなるんだろう……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 5
ということで、茶沢の嫌がらせの一つである「PV作成」ミッション。この回、振り返ってみると「安藤&佐藤コンビのメイン回」なんですよね。実質的に初めて彼女らが「制作進行」として作品を完成させる回とも言えますし、そこでの失敗と、先輩に学ぶことと、作品が出来上がる喜びと―――それらを描いていた回です。
最終話付近では安藤&佐藤コンビはあまり描かれなかったので物足りなさもあったのですが、彼女らの出番はこの回に既にあったのだろうと。
ちなみに、宮森の新人時代の失敗はアニメよりも小説版で描かれていました。アニメの脚本と小説がどれだけ設定を共有していたのかは分かりませんが、小説版を読んでいると、ここでの宮森の台詞は「あーあのことか」と説得力を増して、よりグッときました。
正直、あの時の宮森の失敗は安藤&佐藤コンビの比じゃない失敗だったと思いますし……(笑)
それはそうと、「今度こそタローがネゴシエイターとして活躍するのかもw」は当たらずも遠からず、ってカンジでした。この回からタローと平岡の描写が始まるんですよね。
タローは4話で「俺、酔っ払う女NG」と言って全女性を敵に回していましたけど、酔っ払う男は大好きだったという。まさかアレが伏線になっていたとは……
【#18 俺をはめやがったな!】
『SHIROBAKO』第18話視聴。靴下見た瞬間思わず声を挙げちゃったよ!矢野さーん!!
グロス請けの会社は案の定テッキトーな会社で、平岡はチームワーク無視で、残りは新人ばかりで、大倉さんはどっかに消えて……完全に万策尽きる寸前に、頼れる先輩の帰還!これはテンション上がりますわ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 12
『SHIROBAKO』第18話その2。ストーリー構成がホント見事だなぁ。新人声優が「私にはこの作品しかない」と全力でアフレコに向かい、だからこそ空回る姿を描いた直後。今度は最前線から離れたロートルの美術監督の話と来たか。実在の人物がモデルだろうから、「ロートル」は失礼かもだけど。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 12
『SHIROBAKO』第18話その3。アニメは人との繋がりがなければ作れない。1クール目は「制作進行」だったから社内で話がほぼ完結していたけど、2クール目は「制作デスク」だから社外との繋がりを描いていて。「人を見極めること」ってのが一つの鍵なのかなぁ。大倉さんの話なんかは特に。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 12
『SHIROBAKO』第18話その4。稲浪さんはオーディション会議の時に「私達で育てればイイ」と言っていたように、鈴木京子さんを信じたもんね。ほぼギャグだと思われたあの会議だけど、実はデスク宮森が「誰を信じて誰に任せるのか」という話に繋がっていたという。よく出来ているストーリーだ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 12
孤軍奮闘&絶体絶命の宮森のところに矢野さんの帰還!ホントのところを言うと、2クール目のOPで帰ってきている矢野さんが描かれているので「まぁ、帰ってくるんだろうな」とは思っていました。もしそれがなかったらこのシーンの破壊力は数倍増しだったろうなとは思うのですが……ちなみに18~19話は浦畑達彦さんの脚本なので2話セットなんですよね。
新人声優と大ベテランの美術監督との対比を使って、夢を持たないままアニメを作っている宮森を揺るがせる回。ということで、↓に続く。
【#19 釣れますか?】
『SHIROBAKO』第19話視聴。相変わらず「分かりやすく泣かせにかかる話」でもないのに、涙腺を揺さぶってくるアニメだ……それもやっぱり平岡と矢野さんの会話があったからこそだな。「いつまでアニメに夢を見ていられるか―――」
その足場が崩れそうになった宮森に、ここでこれを見せる!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 19
『SHIROBAKO』第19話その2。今や大御所になっている人達にも若い頃があって、ガムシャラに衝突なんかもしてて……それで、何十年経っても今でもまだ夢持ってアニメ作ってるところなんだ。
1年経ってもまだ夢見てる宮森どころじゃない。彼らは40年夢見て走ってんだ。そりゃ感動するさ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 19
『SHIROBAKO』第19話その3。矢野さん戻ってきたー、宮森の仕事減ったー、宮森元気になったーで済ませないのが、このアニメの好きなところだな。あくまで宮森が自分で元気にならなきゃならない。
しかし、矢野さん無双もすごかった!何だあの猫かぶってるみたいな笑顔!これぞ頼れる先輩!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 19
『SHIROBAKO』第19話その4。「タイタニックが悪いワケではない」としっかり描いたのも良かった。元を辿れば茶沢が悪いんだけど、そこは置いといて……
彼らは仕事のムリを押し付けられて苦しい事態になっていたし、業界にはそういう側面があるって描いているんだ。平岡もそうだけど。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 19
『SHIROBAKO』第19話その5。「平岡は宮森と対比させるために登場した」のだと言い続けてきたけど、本格的なのは次週以降かな。1クール目の宮森って恵まれていたんだよね。イイ上司に先輩に仲間……そうしたものがなくなっても夢を見られるのかというのが、この二人の話なんだろうと。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 19
この回、この回はホント大大大好きな回です!2話も好きだったし、6話も好きだったし、12話も泣いたし、16話も好きだったのだけど……全24話の中でもこの回は別格で好きな回です。『アンデスチャッキー』からの暗転→宮森の泣き声を思い出すだけで泣けてしまうほどに。この回のコンテ、『凪あす』の監督だった篠原俊哉さんだったかー。
あと、目立たないことなんですけど……スタジオタイタニック(と演出家)の仕事が雑だったのは、彼らの責任というよりスケジュールを狂わせてしまったこちらにあったという話はハッとしました。16話のキャラデザの遅れがここに歪みを生んでいるという。アニメ業界の良い部分だけを描くんじゃなくて、その影になっている部分をちゃんと描いていることに好感が持てましたし、これが後の平岡の描写に繋がっているんですね。
【#20 がんばりマスタング!】
『SHIROBAKO』第20話視聴。最終話をどうするかの会議が、最初の頃は「原作はどうなるのか」という話だったのに、そこから「ありあは何故飛んでいたのか」→「私達は何故アニメを作るのか」→平岡と円の衝突→と来た終盤の会議だと、「キャラクターがどう思うか」になっているの見事だなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 26
『SHIROBAKO』第20話その2。同時に描かれていたりーちゃんのライター特訓が、「実体験をそのまま読ませるんじゃない」と言われていたけど、そういう体験が結びついてキャラクターの息吹になるってのは大事だよね。「あるぴんはここにいます!」のよう。
そして、これが宮森の物語にもなる
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 26
『SHIROBAKO』第20話その3。夢を持たず、何かが出来るワケでもない宮森は―――飛ぶ意味を失ってしまったありあのよう。そのありあが仲間の夢を守るために再び飛ぶのなら、宮森もきっとみんなの夢を守るためにアニメを作るのだろう。
ということは……えっと、社長になればイイのか宮森?
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 26
『SHIROBAKO』第20話その4。平岡は宮森と対決するキャラなのかと思っていたけど、そんな分かりやすい「敵」じゃないんだ。このアニメは「敵」を倒すアニメじゃないんだ。宮森は平岡の夢を守らなきゃならないんだ。あくまで「仲間」として夢を守るために、ここから猛獣使い宮森の出番か!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 26
『SHIROBAKO』第20話その5。しかし、あの……ホント、タローすごいねw あの状況でブースに入るのも凄ければ、その後に平岡と肩組んでいるのも凄い。ビクビク脅えている監督と対照的。ある意味、一番の猛獣と言える。
それはそうと絵麻と久乃木さんが百合百合していた。平岡のおかげだ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 2月 26
ここからが最終章!『第三飛行少女隊』の最終話をどうするのかを軸に、夢を失った平岡と夢を持たない宮森を対比させて、「自分には何も出来ない」と言っていた宮森を未来に向かわせていく話です。
平岡を使って描かれた話は何だったのか―――
突き詰めて言うと、平岡は自分が思っていたほど仕事が出来なかったことに尽きるのだと思います。もちろん最初に入った会社が恵まれていなかったことが、最初に入った会社が武蔵野アニメーションだった宮森との違いだったのは確かなんですが。リカバリーする場面は幾らでもあったと思います。それこそ平岡だって流れ着いた果てに武蔵野アニメーションに入ったワケですしね。
平岡が作中で許せなかった人達を振り返ってみると
・大してキャリアもないのに、他に人がいないから出世した宮森
・夢を持って脚本家になろうとしているりーちゃん
・同い年で順当にキャリアを積んでいる円さんに、「オマエの仕事じゃキャリアにならない」と言われたこと
・同期なのに業界に夢を持って会社まで立ち上げた磯川
簡単に言うと、「自分より出世している(しそうな)人達」なんです。
たかがそんなこと……と思われるかもですけど、業界に夢を持ってカンヌまで獲ろうと思っていたのに現実に打ちのめされたからこその嫉妬心なので。私は平岡の気持ちが分からなくはないです。私も一生懸命漫画を描いている身ですから、自分と同い年とか自分より年下の漫画家さんがとてつもない結果を出しているのを見ると「悔しい」って思いますもの。
アニメが好きだったからこそ、思ったような作品を作れないことで、心を殺してただ淡々と効率的に仕上げていけばイイやと変わってしまう……「好き」にはそういう側面もあるんだと、平岡を使って描いていたのだと思います。
【#21 クオリティを人質にすんな】
『SHIROBAKO』第21話視聴。ここに来て第1話と同じ構図だと……!ズルイ。第1話の頃から変化したとこも、変化しなかったとこもグッと来てしまう。そして何より、安藤・佐藤コンビが「ムサニの一員になったんだ」と視聴者が思える瞬間だ。ただし、平岡だけはその輪に入っていない辺りがが。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 5
『SHIROBAKO』第21話その2。そして、まさかの伊波さん再登場とはw でも、就活時代とも1年前とも違う宮森が成長した人間になったことを見せるために大事なキャラだったんだよね。宮森が「みんなの夢を守る」という確かな夢を持ったという証。だから、平岡のことも守るという。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 5
『SHIROBAKO』第21話その3。ラスト4話なので、色々なところの「その後」をきっちり描いている。遠藤さんの奥さんとかw あとやっぱり!漫画版を見ていると、美沙と絵麻の共同作業は感慨深いなぁ。あそこで別の道を進むと決めたからこそ、ここで肩を並べられたワケで。あとミニスカだと。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 5
『SHIROBAKO』第21話その4。唯一どうにもなっていないし、どうにかなる見込みもないのがずかちゃんだよなぁ……「いつになったら魔法少女になるんだよ」くらいのレベルで、「いつになったらアフレコすんだよ」になっている。もう残り3話しかないよ。ここからの伏線がない訳もないんだけど
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 5
ずかちゃんの話は置いておこう。美沙と絵麻の話はアニメ版の4~6話でサラッと描かれていましたけど(CGか手描きかって話ね)、漫画版の1巻だと更に詳しく描かれているんですね。
美沙も高校時代は「絵が描ける人」で、最初は絵麻の補佐として作画をしていたんですけど、絵を描くことに一生懸命になれる絵麻を見て補佐を降りるんです。美沙は絵麻のようにはなれないから、アニメーターの道はムリだと思い、それでも将来みんなで一緒のアニメを作るために自分はCGの道を進もうとするんです。
今から思うと、1クール目で美沙が会社を辞める展開も「美沙の本当の夢」からすれば当然の展開だったんですね。だから、回りまわってここで美沙と絵麻が同じシーンを作ることになるのは感慨深いものがありました。
【#22 ノアは下着です。】
『SHIROBAKO』第22話視聴。まあね!あまりに順調すぎるのでどこかで落とし穴が来るとは思ってたよ!じゃないと、活躍しないまま終わっちゃうキャラがいるワケだしね。
「宮森が平岡を残した」ことが最後にサンジョを救う―――って展開にしなきゃだけど、えっと…どうすればイイんだろうw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 12
『SHIROBAKO』第22話その2。最終話のコンテで迷走しなきゃならなくなるのは監督で、監督が最後まで「引っかかる」として残していた声がずかちゃんなので―――ものっそい細い線だけど、ずかちゃんに活躍フラグが立った。
今週……一人飲みしているシーン、キツかった……切なすぎる……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 12
『SHIROBAKO』第22話その3。ここに来て、主人公でもないキャラが長尺でひたすら飲酒しているシーンを流すとは……だけど、対比が見事だよなぁ。堂本さんと新川さんは現実を愚痴ってて、タローと平岡は野望を語っていて、しずかはその想いを誰にも吐露せず一人で俯いている。どうなるかなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 12
『SHIROBAKO』第22話その4。アニメーターチームは一区切りしたので、ここからは波乱なしかなぁ。最終話の負担すごそうだけど。久乃木さんが絵麻に頼らず一人立ちするシーンはすげえ良かった。演出チーム、仲良すぎだろw
安藤・佐藤コンビは大した挫折も活躍もしてないけど、どうだろう…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 12
ずかちゃんの活躍フラグは見事に的中してしまったのだけど、「わーい!当たったー!」というよりも「気付きもしなかった方がもっと感動できたろうに!」というのが正直な気持ちでした。「予想通りに話が収まる気持ちよさ」よりも、「予想外なことが起こる衝撃」の方が自分は感動するので。それこそ19話なんかはそういう衝撃でしたね。この回と言えば、三者三様の飲みっぷり。
堂本さん、子持ちだったのかよ!しかも、子どもが中学生とか!
この作品、女性陣は特に年齢が分からないようにデザインされているので予想外でした。しかし、それが判明した時のTwitterのタイムラインを見ると「むしろ興奮する」という意見が大半だったのが凄かったです。様子を見ると、どうもシングルマザーっぽいですしねぇ。確かにエロイ。
そして、平岡とタロー。
平岡は20話で円さんと衝突して、21話で瀬川さんから担当を外してと言われて、完全孤立している状況でした。しかし、宮森は担当を外しませんでした。自分の責任をかけてでも。それが「みんなの夢を守る」という宮森の夢だったから。
でも、本当に平岡を救ったのはタローなんですよね。
20話のところで書いたように、平岡は「自分より出世している(しそうな)人達」がつらいのです。だから、自分より年下だけど出世している“エース”宮森とか、自分と同期なのにしっかりとした足場を築いている矢野や磯川の話はつらいだけなんです。
だから、タローなんです。
仕事が出来るワケではない。空気読まないし。人をカチンとさせることを言うし。後輩達からも全く信用されていないし。円さんや瀬川さんや新川さんや堂本さんからも「仕事の出来ないヤツ」の代表として挙げられるし。実際、トラブルをどんどん起こしてくる。そういうヤツだから平岡がつい気持ちを口走っちゃうし、そういうヤツだから平岡の気持ちも分かる―――これは“エース”宮森には出来ない、タローだからこそ出来たことなんです。
第1話から散々場をかき乱してきたタローに、ここでこういう役割を与える辺りが凄く良かったです。アニメ制作はチームワークなんです。みんながみんなエースにはなれないし、エースばかりではチームは成り立たないんです。タローみたいなヤツもチームに必要と描くから、私はこの作品が大好きだったんだろうなと思います。
【#23 続・ちゃぶだい返し】
『SHIROBAKO』第23話視聴。宮森は知らない。ずかちゃんが待ち続けていたことを。去年の秋から1年間、この日のためにうめぶーになったり、一人で安いチューハイ飲んでたことを。でも、それでも泣くんだ。友達だもん。彼女がどんな想いで立って、どうしてこんな演技が出来るのか。分かるんだ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 19
『SHIROBAKO』第23話その2。ルーシーの台詞が、ずかちゃんにシンクロしているのは―――りーちゃんが脚本に参加したからもあるし、宮森達の会議がここに繋がったからとも言えるか。
それはつまり「夢を肯定する」サンジョの物語が、『SHIROBAKO』のキャラに繋がったというか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 19
『SHIROBAKO』第23話その3。しかしさ、ずかちゃんがオーディションを受けたのは2月だよ。アフレコは12月だよ。当然その間は「落ちた」と思ってるだろうに、同じ演技が出来るとは。
それはやっぱりジェットコースターのシーンでありあの台詞を言ってたみたいに、彼女の努力の賜物なんだ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 19
『SHIROBAKO』第23話その4。監督と本田さんのコンビは熱かったし、作者との邂逅も「別々の意見」が昇華されて「新たな意見」になっていくのがすごく良かった。作者はずっと一人で作品を作っていたんだな……担当が茶沢だし。
まぁ、茶沢に全部の負を押し付けているところはあるんだけど。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 19
『SHIROBAKO』第23話その5。さて、残りは平岡かな……「宮森が平岡を残した意味」がなければ平岡を使って描いてきたものに意味がなくなるし、ありあが最後に「飛ぶ理由」を見つけられたように平岡も「理由」を見つけなきゃならない。
来週最終回。信じている!楽しみにしているぞ!!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 19
この作品でずっと描いてきたものの一つに「アニメ制作はチームワークだ」というものがあったと思います。それこそこの前話の新川さんと堂本さんの飲みとか、平岡とタローの飲みなんかもそうだったんですが。仲間がいるんだと描いてきたと思うのです。漫画家はアニメと違って一人で作り続けなくちゃならない職業。
もちろんマトモな編集者だったら「共に作る」手伝いをしてくれたろうし、人によってはシナリオライターを雇ったりもするのだけど……野亀先生はそういう人がいなくてずっと一人で作品を作り続けていたみたいで、そんな野亀先生に、野亀先生と同じくらい作品に情熱をかけてくれる木下監督が出会って、初めて「共に作る」ことが出来たという。
声優さんも、ある意味で一人で戦い続ける職業。
もちろん演技は他の役者さんとのやり取りなのだけど、仕事のないずかちゃんはその領域までも行けていませんでした。周りは全員ライバル。年下のアイドル声優が仕事がたくさんあって忙しいと言っているのを、一人でチューハイ飲みながら眺めていることしか出来ません。ある意味では、ずかちゃんと平岡は似た境遇のキャラなんです。いや、平岡には同僚であるタローがいたし、上司である宮森がいたし、社長も平岡を見捨てませんでした。
ずかちゃんにはそういう人達すらいないのです。
同僚も上司も社長もいない個人事業主で、飲んで愚痴る相手もいません。親友であるはずの宮森や絵麻や美沙やりーちゃんにも、本当の気持ちを吐露することは出来ませんでした。
こうやって全話を通して作品のストーリーを眺めてみると、スタジオタイタニックや平岡で「アニメ業界の闇」を描いた後に、更に誰一人頼れるものも味方もいないずかちゃんの話が来たというのは考えて構成されているように思いますね。チームワークで作るアニメ業界において、究極の孤独なポジションが“仕事のない声優”なんだろうと。
だから、宮森が泣いてあげるんです。
でも、友達はいるんです。
ずかちゃんは一人じゃなかった。ずかちゃんの活躍をずっとずっとずっと待ち続けていた宮森がいて、絵麻がいて、二人はずかちゃんのために泣いてあげるんです。
自分もそうですけど、「作り直された最終話にずかちゃんが声優として参加する」展開自体は割と予想できたものだと思います。P.A.の代表である堀川さんも展開は読めるだろうから、それを上回る作画が必要だったと仰っていましたものね。
だから、単にずかちゃんが参加して終わりではなくて、宮森が泣くことに意味があるのです。ずかちゃんは決して一人じゃなかったと、このシーンでずかちゃん自身が気付くんです。
そして同時に。この回のルーシーの台詞と、最終話の『やきプリ』のずかちゃんの台詞、ずかちゃんから宮森に向けたメッセージにもなっているんですよね。
ルーシー「お姉ちゃんは遠いとこへ行ってしまったけど、私はずっとここにいようかな……」
ありあ「何故?」
ルーシー「ありあさん達が戦って守る世界で、私はたくさんの仔牛を育てるの!」
ありあ「私達が戦って、守る世界?」
ルーシー「それが私に出来ること……それが私の夢だから……」
ありあ「っ……」
ルーシー「ありあさん?」
ありあ「戻る……この全てを守るために……!」
ルーシー「ありがとう。ありあさん……今、私……少しだけ!夢に近づきました!」
マネージャー「そう?傍から見たら、そんなに重労働に見える?全然自覚ないけどなー」
女子C「マネージャーって、裏方っていうかお世話係でしょ?大変じゃない?」
マネージャー「まぁそうだけどね。みんなが練習頑張っているのを見るのと、私も元気もらえるんだ」
女子C「そっかー。そういう喜びもあるんだー」
宮森は、ありあのようにマネージャーのように、みんなの夢を守っているワケで。ずかちゃんの物語でありながら、宮森の物語にもなっている見事なシーンでした。
最後の最後にずかちゃんをこう使ってくるんだから。ズルイよ!泣くしかないよ!
【#24 遠すぎた納品】
『SHIROBAKO』最終話視聴。ずっと疑問だった「深夜アニメの放送はどうして全国一律で同時には出来ないのか」はこういう理由だったのか!物理的距離!!おかげで最後の最後でカーチェイスが見られた。カーチェイスに始まり、カーチェイスに終わるアニメ……って書くとどんどんどーなつの立場が
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 26
『SHIROBAKO』最終話その2。Aパートの「全員で一丸となって最終回完成」は1クール目でやっているので、クライマックスはBパートなんだけど……AパートはAパートで、絵麻のシーンがもう泣けちゃって泣けちゃって。あそこでルーシー描くと立候補できるようになったのが絵麻の成長物語だ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 26
『SHIROBAKO』最終話その3。平岡の活躍はすっごい地味だったのだけど、Bパートで矢野さんと磯川が平岡をチラッと見るシーンで大満足だった。かつて衝突した円さんとりーちゃんと話す平岡は、ここに自分の居場所を作れたんだ。
それは宮森のおかげも少しはあるけど、タローの力だよなぁ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 26
『SHIROBAKO』最終話その4。全員集合の打ち上げ(納品の日に…?)は、それぞれのキャラの現在を描けるだけじゃなくて、こんなにたくさんの人がアニメを作っていることを視聴者にも宮森にも伝えられる展開だし。こんなにたくさんの人と出会ってきたから宮森も成長できたと実感できた。上手い
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 26
『SHIROBAKO』最終話その5。最終話は「思いもしなかった意外なこと」は起こらなかったし、手堅い最終話だったのだけど、最後くらいはコレでイイんだと思える最終話だった。どのキャラも大好きだったから、どのキャラにもちゃんと帰結する場所を与えてくれたのが良かった。半年間楽しかった!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2015, 3月 26
ツイートにも書いていますが、最終話は「予想外なことが起こる」最終話というワケではありませんでした。ドラマチックなことは23話までに済んでいるので、23話かけて成長してきたキャラクター達の総力を結集して最終話完成&納品完了なので、ドラマチックなことが起こっているワケではなかったのですが……宮森が一人で走って、帰ってきて、これまでの話の中で宮森が思ってきたことを語る見事な最終話だったと思います。
遠藤さんと下柳さんが喋っていたり、乾杯の時にタローと平岡がグラスを向けていたり、多分タローが「酔っ払う女は」みたいなこと言って佐藤さんの怒りを買っていたり、浜崎さんが相変わらずマネージャーと間違えられていたり、ずかちゃんが声優の先輩方からイジられていたり、鈴木京子さんが乾杯の時と挨拶の時に泣いていたり……
今までの描写があるから、全部のキャラクターが愛おしいし、全部のキャラクターをここに登場させて姿を見せてくれたのが嬉しかったです。
そう言えば、リアルタイムには気が付かなかったんですけど……

<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>
この写真を撮っているのって。

<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>
茶沢だったんですね。
配置転換があったのか、でも打ち上げの記念写真なんだからプロのカメラマンを雇っているワケでもないだろうし……制作サイドからの茶沢への最後の手向けってところでここに茶沢が出てきたのかなぁと。
茶沢がどうしてあんなにアニメに非協力的だったのかというと、23話で監督のことを「三下」呼ばわりしていたことからアニメ自体を見下していたからなのかなぁとは思います。確かにアニメについて詳しくもなければ見下しているような人ならば、連絡を怠ったり嫌がらせをしてきたりというのもありえなくはなさそう。
スポンサー3人衆もそうでしたけど、アニメに対して愛のないキャラクターに対してはこの作品は割と冷徹というか、茶化して描いているところもありましたからね。
ただ、茶沢に関してはその辺の掘り下げが最終話まで観てもあまり上手くいっていたとは思えず、ストーリーを盛り上げるために制作サイドの都合で嫌がらせをしてくるキャラに思えてしまったかなぁと。そこはちょっと、この作品で唯一残念なところでした。
とは言え、総じて半年間とてつもなく楽しませてもらいました。
『SHIROBAKO』の放送開始前、PVを観て「これはヒットしそうな予感!」とは思っていました。大好きなP.A.WORKSが「一部の人が楽しい作品」じゃなくて「万人が楽しめる作品」を作ることになると期待していましたし、第1話を観る前は本当ドキドキしていました。
結果、私が超楽しんだだけではなくて、Twitterのタイムラインを眺めても多くの人が楽しんでいるアニメになっていて……大好きなP.A.WORKS作品がアニメファンの話題の中心にいたのが嬉しかったです。最高に幸せな半年間でした。
私が言うことでは全然ないんですけど……
『SHIROBAKO』を観ていたみなさん!P.A.WORKSってすごいでしょ!!
これからもP.A.WORKSの作品をよろしくお願いします!
(関連記事:『SHIROBAKO』第7~14話に登場する元ネタ解説)
(関連記事:『SHIROBAKO』第15話~最終話に登場する元ネタ解説)
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