2013年1月~12月の近況報告



 




<このスクショはArchiverseにてサルベージした当時の私の投稿です>

※  この記事は2013年に旧ブログに書かれた20コの記事から、漫画・アニメ・ゲームに関する話題をピックアップして2025年に移行した記事です 


 私は近年、「近況報告」という名前の記事で「その期間に遊んでいたゲーム」の軽い感想なんかを書いています。

 あまりハマれなかったり、例えば格闘ゲームやレースゲームみたいにそのゲームの本質が深すぎて自分に把握できなかったりして、レビュー記事を書けそうにないゲームがたくさんあるのですが……「近況報告」の記事にはそういうゲームでも率直な感想を書き残していて、それが「ゲームを遊んだ記録」になっているんですね。


 なので、近況報告の記事もなるべく新ブログに移行したいなと思いつつ……「近況報告」という名前になったのは2023年と比較的最近で、それ以前は「活動報告」、更にそれ以前は「○月のまとめ」だったみたい。

 その「○月のまとめ」は、漫画制作の進捗報告や1ヶ月のブログ記事でアクセス数が高かったものなんかを報告していたのですが……その部分は正直移行しても仕方ないと思ったので。


 「漫画(を読む方)」「アニメ」「ゲーム」の話題だけピックアップして、1年分まとめて1つの記事にすることにしました。それだけで、この年コイツは何のアニメを観ていたのかみたいな記録になるだろうと思うんですね。


【アニメ】
1月:『琴浦さん』『たまこまーけっと』『ちはやふる2』『まおゆう』
2月:『琴浦さん』『たまこまーけっと』『ちはやふる2』『まおゆう』
4月:『ガルガンティア』『超電磁砲S』『ちはやふる2』『進撃の巨人』
5月:『超電磁砲S』『進撃の巨人』『ちはやふる2』『ガルガンティア』
6月:『超電磁砲S』『進撃の巨人』『ちはやふる2』『ガルガンティア』
7月:『超電磁砲S』『進撃の巨人』『物語』『銀の匙』『プリズマ☆イリヤ』
8月:『銀の匙』『進撃の巨人』『超電磁砲S』『物語』『プリズマ☆イリヤ』
9月:『銀の匙』『進撃の巨人』『超電磁砲S』『物語』『プリズマ☆イリヤ』
 〇 秋アニメ視聴予定ラインナップ
10月:『境界の彼方』『ガンダムBF』『弱虫ペダル』『のんのんびより』、視聴継続率の話
11月:『境界の彼方』『のんのんびより』『ガンダムBF』『物語』『弱虫ペダル』
12月:『境界の彼方』『のんのんびより』『ガンダムBF』『物語』『弱虫ペダル』
 〇 冬アニメ視聴予定ラインナップ


【ゲーム】
1月:『とびだせ どうぶつの森』『ニンテンドーランド』
2月:『ミュウミュウトレイン』『A列車DS』、キンドルファイアの無料ゲーム
3月:『FE 紋章の謎』『ドラクエ10』『怪獣が出る金曜日』『MOTHER2』
4月:『任天童子』『トモコレ』『カービィ(夢の泉)』
5月:『スーパーメトロイド』
6月:『シンデレライフ』『すれちがいMii広場』
8月:『レゴシティ』が進行不能になり、Wii Uが京都行きに
9月:『レゴシティ』続報、『TRUE REMEMBRANCE』『ファンタジーライフLINK』
10月:『オマッセ』『ラビラビ外伝』『ゴエモン(ゆき姫)』『レイ逆』
11月:『スーパーメトロイド』『ファミコンウォーズDS 失われた光』『Wii Fit U』
12月:『ファミコンウォーズDS 失われた光』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』
まとめ:2013年に遊んだゲーム「好きな順」「面白かった順」「素晴らしかった順」TOP3


【自分】
1月:まだキンドルファイアHD起動せず
3月:野球のWBC
4月:ゴルフボールは危険
6月:TBSラジオ『BINGO!』、サッカーコンフェデ杯
7月:『あまちゃん』
8月:高校野球のカット打法について
10月:オナ禁
11月:オナ禁について
12月:オナ禁やめました

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【アニメ】
<2013年1月>
・冬アニメは稀に見る大豊作季でした
・『琴浦さん』『たまこまーけっと』『ちはやふる2』『まおゆう』視聴しています
・「4本ともちょーおもしろい!」って滅多にないことよ


 『琴浦さん』にはもう乾杯。
 「アニメの公式サイトのトップページだけでも見てもらえば、どんな作品か分かると思うんで!」という記事を私が書いた直後に、まさかこんな公式サイト詐欺のアニメが出てくるとは(笑)。

 公式サイトを見たら「よくあるほのぼの日常系アニメ」だと思っちゃうじゃないか!

 自分は『ゆるゆり』をそんなに見ていなかったんで、「監督とシリーズ構成がゆるゆりと同じ人ということはそういう緩いカンジになるんだろうな」と甘く見ていたんですが。考えてみれば、『ゆるゆり』も凄い回は凄かったですよね。タイムマシンの回とか普通にボロ泣きしてましたもん、私。

 第1話から大号泣。
 あの1話を見せてもらえたからには、2話以降ゆるい展開でも構わないよと思って観ていて、2話は確かにそんなカンジだったんですが。第3話は再び大号泣。イジメ問題だったり体罰問題だったりでみんなが悩んでいる時期に、人が生きるためには何が必要なのかをここまで真摯に描く作品が現れるというのは――――

 深夜アニメは本当バカに出来ないなと思いましたし―――
 この作品を第1話の時点で絶賛して、「とにかく素晴らしいからみんな見るんだ!」と広めようとするアニメクラスタの人達も素晴らしいですよ。志の高いものがちゃんと評価される土壌があるって凄いこと。色んな意味で「アニメってすげえじゃん」と思わせてくれている作品です。


 『たまこまーけっと』も流石の出来。
 京アニは自分達の最大の武器である「圧倒的な表現力」を使って何をすれば世間に受けるのかを考えて企画を立てていると思うんですけど――――今回はそれで「悩んだり苦しんだりする人間の心」という、一見すると地味なものをしっかりと表現しようとしていて。

 みどりちゃんの心理を描くために1カット挿入するとか、あの辺とかすげー好き!

 あと、何と言っても、たまこ&あんこ姉妹が一つのベッドに仕切りを付けて寝ているのとか、何すかあの破壊力は!!
 いつもラブラブでお互いを絶対に否定しない唯憂姉妹もそりゃ素晴らしかったけど、軽口は叩くけど妹の寝顔をこっそり眺めてニコッとするたまあん姉妹も最高に素晴らしいじゃないか!!ありがとうございます!


 とか書いていると、「姉妹描写にしか取り得のない作品」みたいに思われそうだから自重せねば(笑)。第3話のたまこと朝霧さんが二人でコーヒー飲むシーンとかも、すごく好きでウルウル来るんですよ。そうだよ、俺も朝霧さんみたいに「キラキラしている人達」を遠くから眺めているだけの時があったはずだよ、と思ったのだよ。

 ああいうものを、『けいおん!』スタッフが描くとはとは正直思ったけど。
 言われてみれば、『けいおん!!』アニメ2期にも「軽音部を遠くから見て憧れているだけのメガネ女子クラスメイト」っていましたもんね。原作なしのオリジナル作品を作るにあたって、まず「キラキラしている人達を遠くから眺めている人」を描くって相当な想いがあったのかもなーと。


 『ちはやふる2』は、まずまずの出足。
 1期のあのこれでもかってほど心をえぐってくる展開に比べれば、まだまだ本領は発揮していないと思うんですが。1期で積み重ねたものがあるので、2話の千早とか3話の机くんのセリフにはグッと来ました。


 『まおゆう』もなかなか。
 この作品もまだまだ真価が見えていない作品だと思うんですが、この手の作品を作ろうとすると「大局のストーリー」を描くことにキャパを使い切ってしまって「一人一人のキャラクターの心理」を描くことを疎かにしがちなんですが。
 この作品は「勇者」や「メイド姉」が単なる駒じゃなくて、「そこに生きて、そこで悩んでいるキャラクター」として描かれているのがイイですね。この辺をどう使ってくるのかにワクワクします。あと、こちらもメイド姉妹がラブラブしているのがイイと思います。

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<2013年2月>
・大豊作だと思った冬アニメだけど、流石にちょっとテンション落ちてきたかな……

 『琴浦さん』は、「第1話がピークだった」というのはしょうがないです。
 物語の冒頭で一番どん底まで主人公を落としてしまったので、そこから一気に上げてくれた第1話のラストが一番カタルシスが大きかったのはもうどうしようもない事実だと思います。

 んで、5話・6話の日常回はアレなカンジだったんですけど……
 でも、この作品は「アナタなんか産むんじゃなかった」と母親にまで見捨てられた子どもが、「それでも生きてイイんだ」と思えるようになる話なのだから―――ああいう他愛もない日常回って実は大切なんですよね。視聴者として面白くなかったとしても、琴浦さんが笑顔ならばそれでイイじゃない!

 ということで、7話のラストは相変わらずボロボロ泣かされました。



 『たまこまーけっと』は正直……
 「『たまこまーけっと』は何故面白くないのか」の言語化って難しいと思うんですよね。「じゃあ何故『けいおん!』は面白かったのか」まで分析しないといけないし、それは人によって違うと思いますし。

 自分はやっぱり「カタルシスが弱い」ということに尽きるのかな、と。現状では。
 あの商店街は居心地が良すぎるんです。あの牧歌的で暖かい世界の中でキャラクターが悩んで苦しんでも、それがあまり苦しそうに見えない、だから最後に「めでたしめでたし」って描かれてもカタルシスが感じられないってことなのかなと。タメがないから結末に「良かったー」と思えない。

 その中でも面白かった回―――2話は「親友のことを好きになってしまったみどり」の葛藤があって、それがあの居心地が良い商店街とコントラストになっていて、「あの世界に入り込めないみどり」という演出になっていて。だからこそレコード屋に逃げ込んで、ラストの「誰を好きでも良いんだよ」で昇華されるのだし。
 3話の「あの輪の中に入れない史織」も、だからこそあの結末にグッと来たんですけど……


 序盤で既に「あの輪」が出来上がってしまった分、そこからは「単なる平和な日常」になってしまったかなーと思うのです。
 「じゃあ何故『けいおん!』は面白かったのか」に話が戻ると、やっぱりアレは「何にも夢中になれるものがなかった主人公」が軽音部に出会って「3年経ったら夢のようなこの日常は終わってしまうんだ」と視聴者が思えていたからこそ成り立っていた面白さだったのかな、と。



 『ちはやふる2』は「貫禄」の一言。
 5話・6話の北央戦は、味方の一人一人はもちろん、敵チームにもしっかりドラマがあって、観戦しているだけの後輩にもドラマがあって。単純な「勝った」「負けた」ではなく、そこに立っている一人一人がしっかりと人生を背負ってドラマがあるんだと描かれているのが見事でした。

 2期も相変わらずの面白さでした。
 新入生も「ただ入部しただけのメンバー」ではなく、彼ら彼女らが入ったことで、1期とは違う面白さの幅が出来ているのが良いですね。



 『まおゆう』は惜しいところも多いんですけど。
 多分このアニメの主人公ってメイド姉妹ですよね。
 それは私がメイドスキーだとか姉妹スキーとかそういうことではなくて、やることなすこと全てが上手くいってしまう魔王や最初から世界最強クラスの強さを持つ勇者のような万能感と比べて、世界の仕組みも知らない農奴の立場から逃げ延びて必死に勉強して世界の仕組みを理解しようとして自分に出来ることを精一杯やろうとして―――というこの姉妹にこそ、人間的な魅力を感じるのだし。この姉妹をどう活かすのか次第だと思うのです。

 なので、8話―――大人達が話しているところに、メイド妹が蝋燭持って「また引っ越さなくちゃならないの……」と立っていたシーンが。あぁ!心を打つのだ!その後に姉妹が抱き合っているし!!(台無し)
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〇「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」

 テレビ番組は12月→1月よりも3月→4月のタイミングの方が「一区切り」のことが多いので毎年3月末に書いていた「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」を、今年も書こうと思います。「好きな作品」順なので、「面白かった」順でも「素晴らしかった」順でもないのを御注意ください。「俺が好きなんだ!」というものを選ぶので、「みんなにもオススメだよ!」ではないということです。



 ちなみに、昨年度・昨々年度・昨々々年度のTOP5はこんなカンジ。

【2009年度】
1.『とある科学の超電磁砲<レールガン>』 175点(ジェネオン/J.C.STAFF)
2.『けいおん!』 160点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『かなめも』 75点(スターチャイルド/feel.)
4.『青い花』 65点(メディアファクトリー/J.C.STAFF)
5.『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 60点(アニプレックス/A-1 Pictures)


【2010年度】
1.『魔法少女まどか☆マギカ』 145点(アニプレックス/シャフト)
2.『けいおん!!』 90点(ポニーキャニオン/京都アニメーション) 3.『四畳半神話大系』 85点(東宝/マッドハウス)
4.『放浪息子』 70点(アニプレックス/AIC Classic)
5.『屍鬼』 55点(アニプレックス/童夢)


【2011年度】
1.『ちはやふる』 150点(バップ/マッドハウス)
2.『花咲くいろは』 75点(ポニーキャニオン/P.A.WORKS)
3.『あの夏で待ってる』 70点(ジェネオン/J.C.STAFF)
4.『シュタインズ・ゲート』 60点(メディアファクトリー/WHITE FOX)
5.『テルマエ・ロマエ』 55点(東宝/DLE)



 さて、今年度のTOP5を書きたいのですが……
 この1年間で自分が「最終回まで観たアニメ」は6本しかないので、6分の5がランクインするという非常にアレなランキングです。むしろ外れる1コが気になる人もいるかも知れませんが、それは書きませんからね!ファンの人に怒られそうだし!

 では、今年度のTOP5~。
 各作品評には多少のネタバレが含まれることを御了承下さい。




1.『TARI TARI』 95点(ポニーキャニオン/P.A.WORKS)
2.『たまこまーけっと』 92点(ポニーキャニオン/京都アニメーション)
3.『琴浦さん』 80点(フライングドッグ/AIC Classic)
4.『氷菓』 75点(角川書店/京都アニメーション)
5.『まおゆう魔王勇者』 50点(ポニーキャニオン/アームス)


 何というポニーキャニオン無双……
 今年は観たアニメの数が少ないので「飛びぬけたもの」には出会えなかったのですが、逆に言うと「最終回まで観たアニメ」はそれだけ厳選しているのでどれもお気に入りの作品だったりします。


 5位『まおゆう』
 作品名こそ「魔王と勇者」ですけど、実際には多くの登場人物が入り乱れる群像劇だったので、群像劇フェチの自分としては非常に楽しませてもらいました。物語の山場を作るのがメイド姉だったり、最終回で危機を救ったのがござるだったり、各キャラクターがあの世界の中で必死に生きて成長しているのが溜まりませんでした。

 なんだけど……「よーし!1クール目面白かったー!2クール目も期待してんぞー!!」と思ったら1クールアニメだったという(笑)。
 「これからもっともっと面白くなりそうだ」というところで終わってしまったので、「物足りない」というのが正直。「あの丘の向こう」を見ることなくアニメとしては終わっちゃって……2期ありきとか、分割2クールだったりとかしないんですかね。



 4位『氷菓』
 「どっちがオススメですか?」と言われたら、『たまこまーけっと』より『氷菓』の方を推すと思います。序盤こそ「何が面白いんだこれ……」と思いながら観ていたんですが、キャラクターに愛着が湧くようになってきた7話目くらいから「“推理モノ”ってすげーエンターテイメントなんだな」と思うようになりました。

 分からなかったことが判明する―――って、それだけでエンターテイメントですからね。
 加えて、学校を舞台にしているからこそ出てくる沢山のキャラクターのデザインや動かし方、文化祭編の4主人公が見事なまでにバラバラにかつ有機的に動く様など、やっぱり京アニ作品って凄いんだなと思わせてくれる作品でした。



 でも、「好きな順」だと4番目というのが、「人間の好み」って複雑よね……



 3位『琴浦さん』
 アニメに限らず「好きな作品って何を基準に決まるんだろう」というのは、答えの出ない永遠の問いだと思うのですが。「自分が観たいと潜在的に思っていたことを描いてくれる作品」こそが「好きな作品」になるかなーと今の自分は思っています。

 『琴浦さん』はまさにそういう作品で。
 このアニメが言い続けたのは「アナタは生きてイイんだよ」という、ただその一点だけだったんですね。だから、それを寒く思えてしまう人には楽しめないし、心に響く人には「大好きな作品」になったんだと思うのです。

 また、『琴浦さん』は主人公だけが救われるという話でもなく、部長も森谷さんも通り魔も、真鍋や母親ですら、順風満帆な人生を送っているワケではなくて。どこかにみんな負い目を感じながら生きていて、「それでもイイんだよ」と全キャラクターを全肯定していくその徹底っぷりは凄かったと思います。

 最終話も、「あー!あのセリフがここに繋がってくるのかー!」と膝を打ちましたよ。
 お見事!


 でも、ここまで大絶賛しておきながら、どうして1位や2位じゃないかと言うと……
 絵柄があんまり好みじゃないからです!ぶっちゃけた俺!「自分の好きな順」だからしょうがないじゃないですか!こればっかしは!!
 


 2位『たまこまーけっと』

 11話のあんことたまこの同衾シーンで、「よし!神アニメだ!」と決めました。

 吉田さんの姉妹イチャイチャ描写への情熱は一体どこから湧いてくるんですかありがとうございますごちそうさまですまたよろしくお願いします。



 ということで……あんこがいなかったらこんな順位にもしなかったかも知れませんが。

 「1クールのアニメ」として「これがやりたいんだ!」というビジョンがしっかり見えて、そこから逆算してきっちり構成してあって、最終回にそれらがちゃんと一本の線として繋がる辺りはやっぱり自分は大好きで―――『けいおん!』1期よりは劣るけど、『けいおん!!』2期よりも自分としては好きだったなという振り返りになります。だからあんな刻んだ点数にしたのですが。

 詳しいことは後日に個別記事で書くつもりなんで、そちらで!(笑)

(関連記事:脱『けいおん!』―――『たまこまーけっと』の“鳥”が担う役割とは
(関連記事:「誰かを好きになるって楽しいね!」――『たまこまーけっと』が描いているもの



 1位は『TARI TARI』!!
 これは外せん。
 『けいおん!』系というか、女性版『ウォーターボーイズ』系というか、“美少女達の自己実現系アニメ”として一つの到達点を見せてもらった作品でした。P.A.WORKSが描く美麗な江ノ島の風景、「何にでもなれるけどもう何にもなれない」高校3年生というギリギリの時期、“かつての合唱部”と“現在の合唱部”という二つの物語がシンクロし合うストーリー――――と、細部にわたって各要素が見事なまでに仕上がっていたと思いますし。

 『けいおん!!』2期を観終わった時の「え……それでいいの……?」感への答えを、同じポニーキャニオン製作のアニメとして見事なまでに出してくれたと思います。Twitterでとある人が「TARI TARIは俺が観たかったけいおん2期だった」と呟いていたのを見ましたが、まさに自分もそんな感情で「ありがとーーー」と叫びながら観ていました。

(関連記事:『TARI TARI』は10年後まで語り継ぎたいアニメ



 以上、「今年度観たアニメの中でお気に入りTOP5」でしたー。
 来年もやるかどうかは分かりません!
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〇 春アニメ視聴予定ラインナップ
 恒例記事にしたい「アニメ視聴予定ラインナップ」の季節が来ましたよ!

 4月から始まるアニメ(深夜アニメ)の中から「自分はコレを観ようと思っています!」とピックアップしておくことで、アニメ初心者の人にも「じゃあ自分も観てみようかな」と思ってもらいたいという記事です。
 ですが、自分のピックアップした時点で失敗してしまっているところもあって、『ガールズ&パンツァー』とか『ラブライブ』とか、自分がピックアップしなかったアニメが話題になっているのを見ると……「しまった!観ておけば良かったーーー!」と思うだけでなく、みなさんに申し訳ない気持ちにもなるという。


 だから、初心者の皆さんはやまなしの書くことなんて信用せずに「自分で自分が気に入りそうなアニメを選択する」ようになれるのを最初の目標にしましょう!自分全否定!


 というのも自分、今季は冬アニメから引き続く2クールアニメが(多分)2本あるので、ソレと放送時間が被るかも知れない作品は省いたのです。具体的に言うと『ちはやふる2』の裏の時間帯に来そうな“金曜深夜1時半~4時”くらいのアニメは、もう最初から諦めました。

 ハッキリ言って今季は数が多すぎるんですもの……
 これくらい割り切らないと、「週に10本アニメを観なくてはならない」みたいな事態が起こりかねないんで。ピックアップの時点で「自分用」と割り切っています。すいません。





○ 『とある科学の超電磁砲S』
 <公式サイト


 また2期モノからでスミマセン!!
 毎年3月末に書いている「自分が今年度好きだったアニメTOP5」で、『けいおん!』1期を抑えて2009年度TOP1に選んだくらい1期が大大大大好きだったアニメの待望の2期なんですもの!そりゃプッシュもしますよ!!


 ザックリとどんな話かと説明しますと……
 “超能力”が科学で解明されている世界で、日本中から“超能力の素質を持つ子ども”を集めて研究・育成をしている学園都市が舞台の話です。彼ら・彼女らは全員“超能力者”として一軸の評価をされてレベル0からレベル5まで分類されていて、例えば「レベル3以上の能力者じゃないと入れない学校」とかがあったりするのです。

 そんな学園都市の中で「最強のレベル5御坂美琴」と「最弱のレベル0佐天涙子」の二人を中心にして、レベル5にはレベル5の物語があって、レベル0にはレベル0の物語があって―――と描いたのが第1期でした。


 一応原作についても説明しておきます。
 未視聴の人は今の段階では知らなくてもイイことです。

 元々は『とある魔術の禁書目録』という大人気ライトノベルがありまして、アニメも第1期が2008年10月~2009年3月、第2期が2010年10月~2011年3月に放送されていて、つい最近の2013年2月にも劇場アニメ版が公開されました。
 この作品のスピンオフ作品として描かれた漫画が『とある科学の超電磁砲』で、アニメ第1期は2009年10月~2010年3月まで放送されて、第2期がこの4月から始まるコレということです。スピンオフ作品も第2期のアニメが作られちゃうくらいの人気作品と説明すると凄さが分かると思います。


 『禁書目録』と『超電磁砲』の関係は、というと……
 『禁書目録』は男子高校生:上条当麻を主人公にした話で、男主人公にしたハーレム構造&ラッキースケベ的なところもありつつの根っこはシリアスな能力バトルモノ。

 その『禁書目録』に登場する女子中学生:御坂美琴(ポジション的には二番手ヒロイン)を主人公にして、全く別の話を描いているのが『超電磁砲』です。こちらは女主人公でメインキャラ4人とも女子中学生ということで、日常群像劇的なモノなところもありつつ青春成長物語が根っこにあって、ここぞというところで能力バトルになるってカンジです。

 「世界観」は共通だし「時間軸」も共通しているのだけど―――同じ街に住む「男子高校生」と「女子中学生」では全く別の生活をしていて、違う物語を背負って生きているというのが、このシリーズが人気の理由かも知れませんね。私は『超電磁砲』の方が好きです。女子中学生が大好きだからです。



 ということで、『禁書目録』を観ていなくても『超電磁砲』は楽しめます。
 もちろん両方観ている方があの世界を深く楽しめますし、両作品が描いている角度の差を楽しむなんてことも出来るのですが。『禁書目録』を観ていないからといって『超電磁砲』が楽しめないということはありません、と強く書いておきます。

 『超電磁砲』1期を見ていなくても2期からでも楽しめるかは知りません(笑)。
 1期の放送から3年も経っているので、その辺を配慮してくれると期待はしているんですけど……深夜アニメの2期って「そんなん知ったことかーーーー!」って作品も多いですからねぇ。



○ 『翠星のガルガンティア』
 <公式サイト


 『まどか☆マギカ』に『PSYCHO-PASS』で今やすっかりカリスマアニメ脚本家となった虚淵玄さんのシリーズ構成に、キャラクター原案にカリスマエロ漫画家の鳴子ハナハルさんという、予測不能な組み合わせの新作オリジナルアニメーションです。制作はプロダクションI.G.。
 公式サイトがクソ重いし、作品紹介には一枚絵しか表示されないしでよく分からないのですが……ロボットアニメなのかな?


 全く持って未知数の作品ですが『PSYCHO-PASS』を1話で切って、その後に結構な話題になったのを後悔したので……今回は3話目くらいまでは腰をすえて観ようかなと思います。




○ 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』
 <公式サイト


 この辺りが悩ましいところ。
 人気ライトノベルのアニメ化で2010年10月から放送された作品の第2期、今回は「原作のラストまで」を描くそうなんですが「え!原作って完結してたの!?」と正直思いました(笑)。

 自分は第1期を全話観ましたし、テレビ版とは違う結末の「TRUE ROUTE」版もインターネット配信で全部観ましたけど……正直「最初の3話までは面白かった」という印象が拭えない作品でした。端的に言うと「そんなに楽しめなかった1期」という記憶なんです。なので、2期への期待もそんなに高くないし。


 何より「今回はラジオやらねえのかよ!」というのが正直。
 第1期は「アニメはラジオのオマケですよね」というくらいにラジオが超面白かったのに、第2期はラジオをやらないっぽいということで……今季は別にいいかな、、、、というテンションだったりします。他のメンツ次第ですかねー。

―2025年追記―
 2013年4月11日~、2期のラジオも始まりました



○ 『進撃の巨人』
 <公式サイト


 別冊少年マガジンで大人気連載中の漫画のアニメ化です。
 普段あまり漫画の話をしていない有名人の人なんかも話題にしているくらいに「大人気の漫画」で、自分は未読なんですが「いつか時間が出来たら読まなきゃなー」と思っていたらアニメ化されていて。ただ、「大人気の漫画」がアニメ化されれば必ず面白いかと言うとそうでもないので……期待半分不安半分というところです。漫画とアニメって別の表現媒体ですからね。

 まぁ、でも1話だけでもチェックしてみようと思います



○ 『RDG レッドデータガール』


 P.A.WORKSの新作が来たぞーーーー!!
 ということで、自分が今一番好きなアニメ制作会社「P.A.WORKS」と、キャラクター原案に『花咲くいろは』と同じ岸田メルさんを採用して、荻原規子さんの小説をアニメ化するそうです。『西の善き魔女』のアニメはあんまり面白くなかったけど、今回はP.A.が作るから楽しみにしていますよ!


 と、言いたいところなんですが……
 ニコニコ動画ではもう放送が始まっているそうですね。
 生放送のみでしか観られないので、もう今からじゃ第1話が観られないのか……

 どうやら角川の戦略として「ニコニコ動画の生放送が半月早い」方針で行くらしく。
 正直あんまりテンション上がらなくなっちゃいましたね。第1話はもう半月遅れで観るしかないし、このままずっと半月遅れで観ていくとどっかでネタバレ直撃しそうですし。せっかくのP.A.作品ですが、優先順位は低め。



○ 『惡の華』
 <公式サイト

 こちらも別冊少年マガジン連載の漫画のアニメ化です。
 題材や原作の話題もさることながら、今作で注目されているのが「ロトスコープ」という技法で作られているところ。実写で撮影した人物や背景を元に「絵」として描き起こす技法ということで、公式サイトを見てもらえば分かるんですが「キャスト表」に「実写キャスト」と「声優キャスト」の二人が描かれているんです。


 じゃあ実写ドラマでやればイイんじゃないの?

 というのが放送開始前の印象で。
 「わざわざそれをアニメでやる意味とは」を観てみたいので、注目しています。



 ということで、自分がピックアップしたのは6本です。
 冬アニメからの継続が2本として……週8本観るのはしんどいので、これを週5本くらいに収めたいところです。『ちはやふる』と『超電磁砲』を切ることはないので残り3枠か……なかなかに厳しい枠です。
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<2013年4月>
・春アニメは『ガルガンティア』『超電磁砲S』『ちはやふる2』『進撃の巨人』

 自分は実は前季の『まおゆう』が2クールアニメだと思っていたんですが、1クールアニメだったので……思ったほど視聴スケジュールに苦しむこともなく、今季は4本視聴で行こうと思います。難点は金曜と日曜に偏っていることだけど……まぁ、仕方ない。


 『翠星のガルガンティア』個別記事に書いたくらい、楽しんでいます。
 記事で言及するようなことって、どうしてもストーリー面であったり、キャラ面であったり、それらは文章で伝えやすいからそういうことを中心に書きがちなんですが。このアニメ、風景も好きなんです。

 青い空に、ゴチャゴチャした無機物のガルガンティア、そこで暮らしているたくさんの人達。
 それらを見ているだけでほっとするところがあるんです。
 「こんな世界に住みたい!」と思わせるファンタジー世界を上手く作っているというか。

 あと、私はオルダムの助手が可愛いと思います。



 『とある科学の超電磁砲S』は、まだ様子見。
 「1期が大好きだったアニメは2期はそれほど楽しめない」という自分の習性もあるんですが、今回はやはり『禁書目録』の方で「展開も結末も知っている」というのが大きくて。それほどノれていないというのが正直なところです。

 もちろん駆け足で描かれた『禁書目録』では描けなかったものがこっちでは描かれているし、アニメ版独自の構成でちゃんと登場人物の配置に意味を持たせてくれると期待しているのですが―――そういうところを楽しむしかないのが、ちょっと自分で勿体ないと思ってしまいます。今回が初見だったらどんだけワクワクさせてもらえたろうか、と。



 『ちはやふる2』も「1期が大好きだったアニメは2期はそれほど楽しめない」かも。
 もちろん一定水準以上には楽しませてもらっているんですが、やっぱり1期1クール目の東京都予選の大号泣連発の頃に比べると「慣れてしまった」感はあるのかなぁと。「主人公達が強くなると、読者が一勝の重みを感じなくなる」という全てのスポーツ漫画が抱えている問題に直面しているのかなぁ、と。

 特に『ちはやふる』の場合、「どっちがどう強いか」とかは視聴者にはサッパリ分からない領域の話ですしねぇ。魔球とか必殺シュートとかないし。



 『進撃の巨人』はまっさらな気持ちで楽しんでいます。
 第1~2話の段階では「うわぁ、こんな欝な話が続くんだったら視聴し続けるのがつらいわ……」と思っていたんですが、3~4話で“巨人に立ち向かう者達”の話になっていったんでかなり前向きになれました。ここから先も一筋縄ではいかないと思いますが、それも含めて楽しみにしたいと思います。

 不安なのは、原作のネタバレなんですよね……
 絶対どこかで直撃喰らいそうで…… ↓anime-5↓




<2013年5月>
・春アニメは相変わらず『超電磁砲S』『進撃の巨人』『ちはやふる2』『ガルガンティア』

 『とある科学の超電磁砲S』は、まぁ凄いね!
 シスターズ編は一度『禁書目録』のアニメで観ているので、この後どうなってどうなってどうなるのかは分かっているのだけど。『禁書目録』の方は当麻視点で駆け足にササッと描かれちゃった分、こっちではサブキャラの細かい描写まで含めて『禁書目録』では描けなかったものを丁寧に描いているのがすごくイイです。

 これは1期の補習回とかにも思ったことですけど、こういう「表ストーリーには関われない人達」の気持ちもしっかり描こうとしてくれるから自分はこの作品とスタッフの方々が大好きなのです。



 『進撃の巨人』も、面白い!
 これは原作が大人気なのも納得ですわ。
 魅力としては「冨樫漫画」に近いんですよね。主人公だけを描くんじゃなくて、良いヤツも悪いヤツもちゃんといて、ソイツら全員が有機的に動きつつ成長して、名前のあるキャラでもポンと死んでしまうような緊張感もあって、絶望的な状況を打破していくカタルシスもしっかりある―――

 第1話を観た時は、「刺激的な残酷描写」ばかりに注目してそこが人気なのかと思っていたんですが。中身はやっぱりしっかりとした“人間ドラマ”で“エンターテイメント”なんだと分かりました。ジャン格好良いよ、ジャン。



 『ちはやふる2』は王道スポーツ漫画として十二分に面白いのですが。
 アレだけ盛り上がった団体戦の後、すぐに個人戦が始まって、どう気持ちを整理してイイか分からないところです。だってもう、これ以上ないほど感動しちゃったもん。「まだ続きがある」のはイイんですけど、ちょっとインターバルを下さい……



 『翠星のガルガンティア』は、正直ちょっと厳しくなってきたかな……
 歯車がズレているのは「ちょっと」の部分だと思うんですけどね。

 以下8話のネタバレ話。レドがガルガンティアを離れる理由が、「レドが戦士だから」なんて単純なものではなくて……ガルガンティアに来て、銀河同盟では「生きる資格」を与えられないべベルのような人間も尊いものだと分かって。じゃあどうして銀河同盟がああなってしまったかというと、ヒディアーズと戦わなくちゃならなかったからで。
 ガルガンティアが銀河同盟のようになって、べべルを守れないような世界になってしまわないように―――と、ヒディアーズを今の内に殲滅しなくちゃならないと旅立つレドの目的付けというのは凄く自分は好きです。
 単に「銀河同盟は非人道的な社会でした」としていませんもの。彼らには彼らの事情があって、ああいう社会にするしかなくて。そうなってしまった原因を断つために、レドが自分で考えて旅立つというのは感動的な描写になりえたと思います。

 なんですけど。
 ちょっと……説明不足すぎじゃないですかねぇ。

 銀河同盟の描写が少ないし、銀河同盟とガルガンティアを上手く対比させられなかったため、「銀河同盟だったらべべルは処分される」という危機感が視聴者には伝わっていないため……「レドが分からずやだから旅立ってしまった」くらいにしか思われていないんじゃないかって気がするんですよ。


 まぁ、ここからまだまだ一波乱ありそうな予感はありますが。
 「やろうとしたことは凄かったけど、それが上手く伝わらなかった作品」に今のところはなっちゃっているかなーと思います。
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<2013年6月>
・春アニメは『超電磁砲S』『進撃の巨人』『ちはやふる2』『ガルガンティア』。
・『ちはやふる2』は最終回でした!


 『ちはやふる2』面白かったです!
 「自分は1期が面白かったアニメは2期は楽しめない」の法則通り、正直1期に比べるとハマリ度はそんなでもなかったのですが……それでも一定水準以上のものは楽しませてくれたかなと思います。出てきたはイイけど禄に見せ場もないキャラも多かったし、3期はやってくれるのかなぁ……

 最終回があんなカンジだったのも、自分としては「この作品らしい」って思いました。
 団体戦優勝して「わーい!優勝したぞー!」で終了、とかだったら、この作品じゃなくなっちゃいますもんね。


 『とある科学の超電磁砲S』は、ようやく『禁書目録』と話が合流。
 ここから先は知っている話だからそんなにテンション上がらないなーと思っていたんですが、『禁書』1期を観たのはもう随分前ですし、『禁書』は『超電磁砲』ほどのめりこんでハマっていなかったので……細かい部分はあんまり覚えていませんでした(笑)。

 『超電磁砲』サイドでしか描かれていない要素もありますし、「興味の持続」のさせ方が上手いですね。やっぱり安定の面白さです。


 『進撃の巨人』も安定しています。
 エレン、ミカサ、アルミンの初期メンバー3人が、現在でも「戦局に影響を与える重要人物」なキャラクターとして立ち回っているとか。同期メンバーの描写も描くことで、危機感を視聴者に与え続けるとか。見ていてホント飽きないし、ついつい夢中になって観続けてしまう魅力があります。お見事。


 『翠星のガルガンティア』は、この記事を書いている段階ではまだ最終回は観ていないんですが……今にして思うと、「虚淵作品だから」という勝手な期待を持たずに観た方が絶対に面白かったと思いました。頭空っぽにして、勧善懲悪王道ロボットアニメとして観たら普通に楽しめたと思うんです。

 どうも「虚淵作品だから崇高なテーマがあるはずだ」とか「虚淵作品だから視聴者の予想を裏切る何かが起こるんじゃ」とか「虚淵作品だから単純な勧善懲悪には収まらないんじゃないか」とか、そういう勝手な期待が、素直にこの作品を楽しめなくさせちゃったのかなーと。

 ラスト前の“決意”のシーンとかは、テンション上がるカッコ良さでしたし。
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〇 夏アニメ視聴予定ラインナップ
 もうこの季節が来ましたよ!
 7月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!ネタ不足に悩むウチのブログにとっては救世主!!


 アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その目安の一つになれればイイかなと思います。
 しかし、私は「私の好み」に偏って生きていますし、わざわざ「自分が好きにはなれそうにないもの」を観てボロクソに貶す趣味もないので、あくまで一つの参考情報くらいに留めてくだされば幸いです。


○ 『銀の匙 Silver Spoon』
 <公式サイト


 今季のノイタミナ枠。
 原作は週刊少年サンデーで連載中の漫画で、『鋼の錬金術師』の荒川弘さんの最新作です。

 原作も大人気で、農業高校の青春グラフィティで、「アニメファン以外も注目している」ノイタミナ枠での放送で――――ってことを考えると、自分としても楽しみだし、アニメ初心者の人にもオススメしやすいかなと真っ先にピックアップさせていただきました。


○ 『有頂天家族』
 <公式サイト


 原作は森見登美彦さんの小説。『四畳半神話大系』の人ですね。
 アニメーション制作は私が大好きなP.A.WORKSで、キャラクターデザイン原案が久米田康治さん。P.A.は毎回キャラデザの原案をアニメ以外で活躍している人から引っ張ってくるけど(※1)、今回はまぁ予想外のところから引っ張ってきました(笑)。

(※1:『花咲くいろは』は岸田メルさん、『Another』はいとうのいぢさん、みたいに)



○ 『たまゆら~もあぐれっしぶ~』
 <公式サイト


 「2期モノ」というべきか、「3期モノ」というべきか……
 シリーズとしては「第3弾」だから、「第3弾」というべきかな。

 2010年にOVA全4話として発売された『たまゆら』、2011年にテレビアニメとして放送された『たまゆら~hitotose~』に続く第3弾。「えー、今までの観ていなかったよー」という人は、6月22日の昼からニコ生で一挙放送があるのでそちらでチェックするのもイイかも。

 1話完結で、それほど登場人物も多くないし、第3弾から観てもそれほど問題はないんじゃないかとは思うんですが……というか、自分も細かい設定とかはもうあんまり覚えていないんですが……


 『けいおん!』や『たまこまーけっと』の比じゃないくらい、派手なことが起こらない日常アニメなんだけど。これから「何か」になろうとする女子高生な主人公達の心の機微と、竹原市の美しい風景と、変わる四季の空気感と……と、ものすごく丁寧に作りこんでいるので、オリジナルアニメなのに「第3弾」まで続いている作品という深い人気のある作品なんです。


○ <物語>シリーズ セカンドシーズン
 <公式サイト


 原作は西尾維新さんの人気小説。

 セカンドシーズンと書かれていますけど、テレビ放送的には「第4弾」。
 2009年に放送された『化物語』、2012年に放送された『偽物語』、2012年末に4話連続で放送された『猫物語(黒)』に続く作品で―――今回は『猫物語(白)』『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』の6作品を2クール(6ヶ月)で放送するらしいです。こんなに出ていたのか『物語』シリーズって。



 大人気シリーズですし、自分も第3弾までしっかり全部観ているので今回も追いかけるつもりではありますが……初心者の人には「いきなり第4弾から」というのはハードルが高いでしょうし、『偽物語』を見る限りは「1期観ていない人にも分かりやすく」なんて気はなさそうですし……自分もそれほど熱心なファンというワケでもないので「すげえオススメ!みんなも観ようぜ!」というテンションでもないです。



○ 『Free!』
 <公式サイト


 アニメ版『涼宮ハルヒ』や『けいおん!』で有名な京都アニメーション制作の新作アニメです。
 原案は第2回京都アニメーション大賞奨励賞作品『ハイ☆スピード!』ということで、『中二病でも恋がしたい!』と同じようなルートですね。

 ここんとこ美少女アニメばかり作っていた京都アニメーションが、男子水泳部を舞台にした作品を作る―――ということで話題になっていましたが。話題先行で終わるのか、新たな流れを作り出すのか、一応は注目して第1話は観てみようと思います。
 「京アニ作品」と一言で言っても、自分の好きな『けいおん!』や『たまこまーけっと』とは違うメインスタッフなので、私としてはそんなにすごく期待値高いワケではないです。




○ 『ダンガンロンパ』
 <公式サイト


 この辺をどうするかが悩ましいところ。
 原作は2010年にスパイクから発売されたPSPゲーム。

 当時から大絶賛されたゲームなんですが、「先にネタバレ情報を見るんじゃない」と遊んだ人が口を揃えて言っているので、未プレイの自分としてはどういうゲームかもよく分かっていません(笑)。ゲーム原作のアニメはピンとこないことの方が多い自分にとっては、「気にはなるけど……ハマれないかもなぁ…」くらいのテンションで第1話を観ようと思います。



○ 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』


 原作はひろやまひろしさんの漫画で……
 元を辿ると、2004年に大ヒットしたPCゲーム『Fate/stay night』(後に色んな機種にも移植されてテレビアニメ化もされています)というゲームがあって……そのキャラクターを使ったスピンオフタイトルだそうです。原作『Fate/stay night』に比べると、何だか華やかな公式サイトにビックリするんですが、設定も随分と違う“パラレルワールドのお話”みたいですね。

 自分は『Fate』シリーズはテレビアニメだけチェックしていて、そんなにハマっているワケではないんですが……あの暗くて重い『Fate』シリーズでどうしてこんなスピンオフ作品をやるんだというのは気になるので、『ファンタジスタドール』と最後の一枠をどっちにするか悩んだのだけどこちらを選びました。



 ということで、今季の新規アニメ視聴は7本というラインナップにしました。
 春アニメからの継続で『超電磁砲S』と『進撃の巨人』が加わるので週9本……1週間は7日しかないので、最終的には「多くても5本」に収めたいところです。4本諦めなきゃならんのか。うーむ。
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<2013年7月>
・夏アニメは『物語』『銀の匙』『プリズマ☆イリヤ』の3本に決めました
・春からの継続は『超電磁砲S』と『進撃の巨人』


 『とある科学の超電磁砲S』は、『とある魔術の禁書目録』アニメ1期でもやった「当麻vsアクセラレータ」なので“経緯”も“結果”も分かってしまっている話だったんですが……
 尺がたっぷりあることで、美琴の心理描写を丁寧にして「あの時、美琴はこう思っていたんだ」ということを中心に見せて、最後に妹に対して「妹だからよ!」と言えるところをクライマックスに持ってきた構成に拍手。一度観た話なのに楽しませてもらいました。


 『進撃の巨人』は、夏開始アニメを優先していたので録画が溜まっています……
 ごめんなさい……


 夏アニメのダークホースは『プリズマ☆イリヤ』
 自分は元々『Fate』シリーズにあんまりハマっていないというのもありますし、企画自体が安易でベタなものだよなーと期待せずに観たのですが。『まどか☆マギカ』とは別のアングルで「魔法少女モノ」を解体・再構築しているアニメで、かなり気に入っています。
 「変身の際に裸になるのがイヤなので、トイレで変身してくる」とか、凄い好き。


 『物語』シリーズセカンドシーズンは、やっぱり安定して面白いっちゃ面白い。良くも悪くも「いつもの物語」。
 今回敢えて阿良々木くんを出さずにヒロイン達の視点から始まっているのはとても面白く、『物語』シリーズの世界を広げることに成功していると思うのですが……この「意外な始まり」も「安定した面白さ」に含まれてしまう辺りが、シリーズが続く功罪なのかもなーと思ったり。


 『銀の匙』は、期待通り。
 「何の夢も持たない主人公」が、全然違う環境の学校に入って価値観が変わっていく―――なんてごまんとある作品の題材なんでしょうが、『鋼の錬金術師』で一番好きなエピソードが無人島でウサギを捕まえる話だった自分にとっては、「やっぱりこの作者が“大事にしているもの”、俺は好きだなぁ」とつくづく思ったのです。
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<2013年8月>
・アニメは『銀の匙』『進撃の巨人』『超電磁砲S』『物語』『プリズマ☆イリヤ』の5本

 『銀の匙』は超面白いです。
 『鋼の錬金術師』もそういうところがあって大好きだったのですが、この作者さんの作品は「色んな人と色んなもので世界は出来ている」と描いているのが自分にとってツボで。第4話のピザを焼く回なんて、「たかがピザ」なのに、ピザを焼くためにアレだけ色んな人が協力して出来上がるというのがグッと来すぎて号泣してしまいました。
 画面に映っているキャラ達はピザを食っているだけなのに、私は号泣しているという(笑)。


 『進撃の巨人』もようやく追いつきました。
 『進撃の巨人』の面白さは『ハンター×ハンター』に通じるものがあると自分は思っていて、それは「多数の登場人物がそれぞれ意思を持って動く群像劇風味なところ」と「(容赦なく人が死ぬことも含めて)何が起こるか分からないハラハラ感」とが組み合わさっているところで。

 2クール目に入って「内部に巨人側の奴がいる」というミステリー要素が加わり、それが今までずっと謎だった「超大型巨人はどこから現れてどこに消えたのか」という真相にも繋がりそうで目が離せない状況です。
 でもまぁ、ブログで「先が気になる!」とか書くと、「原作だとこうなるんですよ」と親切心でネタバレしてくる人が出てきそうなのであんまり書かないようにしていますけど。


 『超電磁砲S』はシスターズ編が終わってアニメオリジナル展開。
 シスターズ編ではほとんど出番のなかった佐天さんや初春にも出番を与えてくれる展開になりそうで、“アニメの『超電磁砲』”としてはやっぱこうじゃなきゃってワクテカはもちろんあるんですが。

 こないだまで学園都市最強のアクセラレータとの戦いをやっていた分、どんな敵も小物に見えてしまうところがあるのがどうしても……


 『物語』シリーズセカンドシーズンは、実は今までの『化物語』『偽物語』以上に楽しんでいるかも知れません。
 特に『偽物語』は『化物語』の延長線上にあるというだけの印象しかなくて、正直あんまり楽しめなかったところがあって。それに比べると今回の『猫物語(白)』『傾物語』は、物語の描き方を根本から変えてきて、「物語シリーズの世界観」を別の角度から描く面白さというものがちゃんと出ていると思うのです。


 『プリズマ☆イリヤ』は、「ネクストレベル」という割には「普通の魔法少女モノ」っぽく普通に楽しんでいるというカンジです。『Fate』シリーズのキャラを使っていること以外は、割かし普通のバトルものの王道展開というか。
 もちろんそれが悪いワケではなく、安定&安心して楽しめています。
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<2013年9月>
・アニメは『銀の匙』『進撃の巨人』『超電磁砲S』『物語』『プリズマ☆イリヤ』の5本

 『銀の匙』素晴らしかったです!
 連載中の人気漫画のアニメ化で、しかも分割2クール。「1クール目の終わりは絶対中途半端になるぞアニプレックスだし」と不安だらけだったのですが、「豚丼との出会いから別れまで」を1クール目の中心に描いて、登場人物がしっかり成長して未来へと続く見事なエンディングでした。

 10話の、豚丼いなくなった後の小屋を掃除しているシーンがもうやばくてねぇ……
 伊藤監督の力量を見せ付けられましたし、2クール目も期待しています!



 『進撃の巨人』も見事に走り抜けました。
 「巨人を駆逐するその日までDVDを買って待とう!!」という最終回の打ち切りエンドカードに腹抱えて笑いましたが、アニメはアニメで「上手くまとまっていた」と思います。1クール目から通して、ジャンもアルミンも成長したし、女型の正体や決戦も最終回に相応しい迫力がありました。人気漫画のアニメ化という重圧のかかる仕事だったと思いますが、ものの見事に傑作に仕上げてあったと思います。

 もちろん続きも気になりますし、これだけのヒット作なんで2期もあるとは思いますけどね(笑)。



 さて、『とある科学の超電磁砲S』だ。
 詳しくは(アニメ2期分の)原作漫画を読んでから記事にして書くつもりですが……率直な2期終盤のアニメオリジナル展開への感想は


 「舞-HiME3だ、これ!!」

 というとこでした(笑)。

 1期のアニメオリジナル展開はシリーズ構成の水上さんが主に脚本を書いていたと思うのですが、2期のアニメオリジナル展開は『舞-HiME』や『マクロスF』の吉野弘幸さんが書かれていて。確かに終わってみると、すごく吉野さんっぽい話だったなーと思うのです。

 最終回、色んな味方キャラが次々と登場して、みんなに見せ場があって、「佐天さんが初春のパンツを見る」みたいなお約束はちゃんと抑えてあって、とりあえず最後は宇宙に行って(笑)、しっかり主人公が世界を救ってハッピーエンドというエンタメになっている―――その一方で、敵キャラには強そうな掘り下げや感情移入できる展開がないので、「誰だか知らない小悪党を豪華メンバーでフルボッコにした」みたいに見えてしまうという。

 良くも悪くも「1期と2期は別」で。
 2期のオリジナル展開は「人気キャラクター達が全員活躍するお祭りムービー」的な作品になっていて、まぁこれはこれでアリなのかなと思います。個人的には1期終盤みたいな水上さんの脚本を期待していたのですが、1期と同じことをやるとそれはそれで「同じことの繰り返し」になっちゃいますからね。



 『物語』シリーズセカンドシーズンは、まだ来季も続くので感想は割愛。


 『プリズマ☆イリヤ』はなんか随分前に終わっていたので、もはや「あれって今季のアニメだったんだっけ?」というカンジなのですが。
 大人気の『Fate』シリーズのスピンオフ作品でありながら、他の『Fate』を知らなくても楽しめるようにしてあって、『Fate』シリーズの要素はファンが気付ける程度の小ネタに抑えてあるところはすごく好感が持てました。

 ストーリー自体は王道すぎて物足りないところも正直あったのですが、2期もあるみたいなので今後の展開に期待したいです。
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〇 秋アニメ視聴予定ラインナップ
 またこの季節が来ましたよ!
 10月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!ネタ不足に悩むウチのブログにとっては救世主!!


 アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その目安の一つになれればイイかなと思います。
 しかも、今季は原作なしのオリジナルアニメが多くて、アニメファンの間でもどれを観るべきか悩んでしまう季だと思います。自分も何とか8つにしぼって、第1話は8本とも観ますが、最終的に2~3本に絞る予定です。

○ 『のんのんびより』
 <公式サイト

 初っ端にコレを選ぶ辺り、ガチだと思ってもらいたい(笑)
 原作は月刊コミックアライブに連載中のコメディ漫画です。全校生徒たった5人の分校を舞台に、田舎で過ごす少女達の日常を描く作品だそうです。原作漫画は読んだことがないんですけど、表紙が美麗ですね。アニメにハマったら原作も手を出してみよう。


 「女のコだらけの日常アニメ」なんて毎季に何本かは出てくるものなので、正直「良し悪し」なんて分からずにスルーすることが多いのですが……このアニメは、シリーズ構成が『けいおん』『たまこまーけっと』の吉田玲子さんで、登場人物の中に「姉妹」がいる!これは見ねば!!と選びました。


 えぇ、そうですよ。
 この記事のラインナップは「私が期待しているラインナップ」ですから、「姉妹萌えなんか知るかボケェ!」とか言われても知りませんよ。だって、私にとって「登場人物の中に姉妹がいるか」が一番重要なんですもの。


○ 『境界の彼方』
 <公式サイト

 京都アニメーションの発行するKAエスマ文庫の小説が原作―――ということで、『たまこまーけっと』のノベライズの時に書いたように、KAエスマ文庫の本は取扱店以外では買えないので、↑でリンク貼ったAmazonのページは定価以上の値段がする転売屋からしか買えません。


 カリスマアニメ制作会社の京都アニメーションの新作です。
 京アニのアニメを観ていると、TVCMとして京都アニメーションのCMが流れることがあると思うんですが、その際の一バージョンで『境界の彼方』が出ていたこともありましたね。

 「異界士と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、人間に害を及ぼす妖夢と戦うダークファンタジー作品」ということで……今回はバトルモノみたいですね。何気に京アニのバトルモノって久々というか珍しいというか、一周回って楽しみな作品です。


○ 『サムライフラメンコ』
 <公式サイト

 今季の「ノイタミナ」はどちらもオリジナル作品。
 こちらはその「後に放送する方」のアニメです。

 「大人になりたくない“大人たち”へ贈る、愛と正義 (せいぎ)の物語―――」というIntroductionから想像出来るように、真っ直ぐに正義 (せいぎ)の味方を描くヒーローモノのアニメみたいです。

 シリーズ構成は倉田さんか……倉田さんのアニメは原作・監督関係なく毎回「最初の3話は半端なく面白い」けど……という今までの印象があるので、不安6割・期待4割で第1話は迎えようと思います。ちなみに2クール(半年)放送らしいですね。


○ 『ガリレイドンナ』
 <公式サイト

 ノイタミナのオリジナルアニメのもう一つ。
 こちらはその「先に放送する方」の作品です。

 メインキャラは三姉妹で、ガリレオ・ガリレイの末裔で、なのに名前は星月・神月・葉月と漢字で、苗字はフェラーリで、謎の組織から襲われるバトルアクションアドベンチャー――――ってなんじゃそりゃあああ!とツッコミたくなる設定のアニメですが。「メインキャラが姉妹」だから観ます!(笑)


 アニプレックスの今季のプッシュ作品でしょうしね。
 ちなみに、こちらは1クール(3ヶ月)作品だそうです。



○ 『凪のあすから』
 <公式サイト

 今季のP.A.WORKS作品。
 電撃大王とのタイアップ作品だそうで、漫画が連載中で9月27日にはコミックス第1巻が発売されます。漫画1巻が発売→アニメ開始という順番なんですね。


 海に住む人々と陸に住む少年少女を描くファンタジー作品みたいです。
 P.A.WORKSの作品は背景も含めて絵作りがとてもキレイなので、幻想的な絵が見られそうなこの設定にはワクワク出来ますね。ただ、季節が冬へと向かう中で海を主題にした作品はどうなんだろうとは思わなくもないですが(笑)


○ 『弱虫ペダル』
 <公式サイト

 原作は週刊少年チャンピオンに連載中のロードレース漫画です。
 原作は気になっていたんですけど、長期連載の漫画はコミックス置く場所と読む時間が……と躊躇している間にアニメになってしまったので渡りに船。深夜アニメには珍しい3クール(9ヶ月)での放送が決まっているみたいですね。3クールか……

 シリーズ構成は吉田玲子さん……ってこっちもかよ。
 こちらは特に姉妹萌えは期待出来なさそうですが、王道の青春部活モノとして期待しておきます。



○ 『キルラキル』
 <公式サイト

 『天元突破グレンラガン』や『パンティー&ストッキング』の今石洋之監督のオリジナルアニメです。ガイナックスに所属していた人達が設立したトリガーがアニメ制作で、トリガーにとっても初のテレビアニメだそうです。世間的な注目も熱く、『脳とアニメーション』さんではトップにこの作品を持ってきていますね。

 キルカ、キラレルカ―――ということでバトルものみたいです。


 自分は『グレンラガン』は観ていなくて、『パンティー&ストッキング』は肌に合わなくて第2話で脱落してしまったので、「世間では評判だけど自分はあまりよく分かっていない」という枠だったりします。なので、「よく分からないけど話題になりそうだから観てみよう」という位置付けで選びました。


○ 『ガンダムビルドファイターズ』
 <公式サイト

 深夜アニメではないけど、一応こちらもチェックします。
 第2次ガンプラブームが起きている近未来が舞台の、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)で戦う新作ガンダムです。登場するプラモデルは今までの全てのガンダム作品からということで、子ども達がGP-02サイサリスで核攻撃を仕掛けたり、ターンエーガンダムの月光蝶で人類の文明を崩壊させたりするんですね。胸熱。


 というのは冗談ですけど。
 一応、話の種として序盤だけでも観てみようかなと思っています。



 ということで、とりあえず8本選びました。
 最初にも書きましたが、今季の特徴は「オリジナル作品が多い」ことです。
 ノイタミナの『ガリレイドンナ』『サムライフラメンコ』、『キルラキル』、漫画とタイアップしていますが『凪のあすから』……『境界の彼方』も半分くらいオリジナルと言えなくもないですし(笑)。『ガンダムビルドファイターズ』もオリジナルか。
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<2013年10月>
・秋アニメは『境界の彼方』『ガンダムBF』『弱虫ペダル』『のんのんびより』視聴中
・『ガリレイドンナ』を残すかどうか悩んでいます
・残す場合は未視聴が溜まっている『物語』を切ることになるんだけど……



 『境界の彼方』はあまりイイ評判聞かないんですけど、私は好きです。
 ヒロインの栗山さんが、俺の嫁(平沢唯のこと)に似ているし!

 まぁ……マジメに考えると、このアニメは「初心者向け中二アニメ」ってカンジの作品だと思うんです。難しい用語はあまり出て来ない、設定もシンプルで分かりやすい、それでいて「呪われた血を操って武器を作って戦う」とか「人間とバケモノ(妖夢)のハーフ」とか「結界を張って戦う」とかワクワクするような設定のオンパレード。

 ありきたりっちゃありきたりなのかも知れないけれど。
 こういう作品は絶対に定期的に出てこなければならないし、照れずに真っ直ぐそういう作品を作ろうとするのにはとても好感が持てます。あと、栗山さんがヒンヌーキャラなのも素晴らしいと思います。


 『ガンダムビルドファイターズ』は全く期待していなかったんですけど、超面白いです!
 歴代ガンダムのオマージュというかパロネタにばかり注目されるのも仕方ないし、オッサン世代としてはそういうのにも反応していくべきなんでしょうが……真っ当な少年二人のバディものとして面白いし、セイをずっと見ている委員長とか、バトル時のみ髪型がオールバックになるライバルキャラとか、脇役も魅力的なキャラが揃っていて飽きません。

 あぁ、そうだ……『ガンダム』はこれでイイんだと思いましたよ。
 元々が少年少女の成長物語なんだから、小難しい理屈を並べて戦争の意義がどうのなんて語る必要はなかったんだなと思いました。


 『弱虫ペダル』も期待以上に面白かった枠。
 まだ3話までしか観ていないんですけど、現状「今泉くん、すげーイイヤツじゃねえか!」というのが予想外にハマったポイントでした。この手のイケメンライバルキャラはいけすかないだけの「劣化・流川楓」みたいになりかねないのですが、自転車に熱中するあまりに主人公を忘れられないとか、勝負の後に主人公に気遣って同級生に声をかけているとか、とても人間臭くて魅力的なキャラになっていました。ぶっちゃけ主人公よりも好感持てますよねぇ。

 3クールものらしいので、どこまで付いていけるか分かりませんが……
 主人公達がどう成長していくのかが気になるので、とりあえず付いていけるところまでは付いていこうと思います。2クール目・3クール目で脱落するかも知れないけど、それはそれで。


 『のんのんびより』は誰メインの話になるのかで全く別のアニメになるので、何とも説明しづらい……(笑)
 第2話の蛍の変態っぷりに驚愕したか「ウヒョー」となったかは人それぞれだと思うのですが、その翌週は姉妹のとても心温まるお話で、その次はれんげの田舎のコ特有の寂しさを見事に描ききっていて、第2話は一体なんだったのか感!

 あの回も、アンジャッシュ的なすれちがいが面白くて、単に女のコと女のコがイチャイチャしているから萌えるみたいなところに収まっていないのは確かなんですけどね。そういう意味では、今季で最も予想不能で目が離せないのはこのアニメかも知れない(笑)。


 『ガリレイドンナ』は迷い中。
 星月のロリロリっぷりは素晴らしいんだけど、1話・2話は正直イマイチで「こりゃあかんわ……」と切ろうと思っていたところ3話は結構面白くて4話で判断しようかなというところ。コレを残す場合は必然的に『物語』を溜まっている未視聴の録画ともども切ることになるんだけど、正直『物語』も飽きてきたところはあるので……ねぇ。


 話が変わりますが……
 このブログでは3ヶ月に1回、新しく始まる(主に)深夜アニメの中から私が視聴予定のラインナップを晒しているのですが――――その際に載せるリストは、「自分が期待している順」に紹介しているつもりです。

 しかし、視聴前に「自分が期待している」ものと、実際に視聴してみて「自分が楽しんだもの」は違いますので……ちょっとこの1年間で紹介した視聴予定のラインナップの中と比較して、「どれくらいズレているのか」見てみようかなと思いました。


2013年・冬アニメ
・『ちはやふる2』←最終話まで視聴
・『たまこまーけっと』←猛烈にハマル
・『ヤマノススメ』←2話で脱落
・『琴浦さん』←最終話まで視聴
・『ビビッドレッド・オペレーション』←1話で脱落
・『まおゆう魔王勇者』←最終話まで視聴
・『ささみさん@がんばらない』←4話くらいで脱落
・『閃乱カグラ』←1話で脱落


2013年・春アニメ
・『とある科学の超電磁砲S』←最終話まで視聴
・『翠星のガルガンティア』←最終話まで視聴
・『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』←2話で脱落
・『進撃の巨人』←熱心にハマル
・『RDG レッドデータガール』←1話で脱落
・『惡の華』←1話で脱落


2013年・夏アニメ
・『銀の匙 Silver Spoon』←猛烈にハマル
・『有頂天家族』←1話で脱落
・『たまゆら~もあぐれっしぶ~』←2話で脱落
・<物語>シリーズ セカンドシーズン←一応視聴継続
・『Free!』←1話で脱落
・『ダンガンロンパ』←3話で脱落
・『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』←最終話まで視聴


2013年・秋アニメ
・『のんのんびより』←視聴継続中
・『境界の彼方』←視聴継続中
・『サムライフラメンコ』←1話で脱落
・『ガリレイドンナ』←現在悩み中
・『凪のあすから』←2話で脱落
・『弱虫ペダル』←視聴継続中
・『キルラキル』←3話で脱落
・『ガンダムビルドファイターズ』←視聴継続中


 パッと見た感じ、やはり視聴予定ラインナップの1番・2番に挙げる作品は最終話まで観る確率が高いですね。視聴前の期待で「これは自分にはハマリそうだ」というのがちゃんと分かっているというか。『ちはやふる』と『超電磁砲』は2期モノなので当然ではあるのですが(笑)。

 なんだけど……実は、その季に話題になる作品とか、自分が熱中する作品は必ずしも1番に挙げる作品ではなかったりします。冬アニメの『琴浦さん』とか、春アニメの『進撃の巨人』とか、今季で言えば『ガンダムビルドファイターズ』とか。
 視聴前はそんなに期待していなかったんだけど、観てみたら超面白いじゃん枠というか。こういうのは実際に1話を観てみないと分からないし、やっぱり1話目だけでも多くの作品を見なければ見つからないというか。



 自分に合うものを探すだけでも大変なのだから、他人に合うものやみんなに合うものを考えるのはそりゃ大変だわ……

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<2013年11月>
・『境界の彼方』『のんのんびより』『ガンダムBF』『物語』『弱虫ペダル』を視聴中
・『境界の彼方』に激ハマっています


 『境界の彼方』について。
 9話を観て、語りたいことが山ほどあるのですが……ニコ動で放送する来週まで待った方がイイのかも知れないけれど、その次の日には10話が放送されちゃうし、そしたらまた新しく語りたいことが出てきちゃうだろうし。うわーーーー!という現状です。

 ネタバレにならない程度に語りますと……
 これ、1回観ただけじゃワケ分からないっすよね!きっと!
 自分は考察記事書くために何度も見返してほとんどのシーンの台詞を覚えているくらいなので、「うわっ!あそこってミスじゃなくて伏線だったのか!?」と驚くとともに、自分の予想を上回りつつしっかり過去に伏線張ってあったことに感動しているんですけど。

 1話観逃すと意味不明どころか、ちゃんと通して観ている人でも「なんでこの人、こんな行動取っちゃうの?ワケ分かんね」と思っちゃうんじゃないかなー。
 心境を台詞で説明しないのがこの作品の良さだとは思いますけど、真実が明らかになる場面くらいはもっと分かりやすく台詞で説明しちゃっても良かったんじゃ……と9話を観ていて思っちゃいました。


 『のんのんびより』もなかなかハマっていたのですが……
 録画失敗しちゃったんでテンションは若干下降気味です。

 蛍が小鞠を抱えて走る5話とか、蛍が小鞠の人形を作りまくる6話とか、蛍が監禁される7話とか、観た回は全部面白かったのですが。というか、蛍のことしか思い出せないくらいに蛍の存在感がすごい。


 『ガンダム ビルドファイターズ』は選手権予選に一区切りついて世界大会に向けた準備の展開が進んでいるので、現在のところは落ち着いたカンジです。
 個人的には序盤の学園生活での展開が好きだったので、世界規模の話になったり、なんとか粒子の謎の話になったりという展開はまだ面白くなっていないと思うんですけど。今後の展開に期待しておきます。委員長のガンプラはいつ出来るの……?


 『物語』シリーズは秋アニメが始まってからしばらく録画しっぱなしで未視聴が溜まっている状況だったのですが、今月に入ってから『囮物語』の残りと『鬼物語』と一挙に観ました。
 『囮物語』はありとあらゆる意味でショッキングな話でした……最初に「撫子の成れの果て」を見せられた分、そこに至るまでの過程で誰かが救えたんじゃないかと思ってしまうほどに、哀しくて哀しくて仕方のない話でした。


 『弱虫ペダル』も面白いんだけど、1レースが長いのでちょっとダレてきちゃったかな……自転車競技だから基本ずっと走っているだけなのは仕方ないんですけど、5話:走る準備、6話:走ってる、7話:走ってる、8話:走ってる、9話:多分走ってる、というのでは流石に飽きが……
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<2013年12月>
・秋アニメは『境界の彼方』『のんのんびより』『ガンダムBF』『物語』『弱虫ペダル』
・『境界の彼方』の10話にぶったまげたり、最終話にキョトンとしたり
・『境界の彼方』にハマって原作やらガイドブックやらを読んだり


 まずは『境界の彼方』
 9話を観た時は「このアニメは分かりやすい種明かしなんかしてくれないんだろうな」と思ったのですが、10話では分かりやすい種明かしをしてくれただけじゃなくて、“夏”と“冬”の同時並行で“幸せな夢”と“消滅してしまった栗山さんの現実”を見せた上に、9話を観た際には予想しなかった展開に驚かされましたし、それでいて今までの伏線が何も矛盾せずにまとまっていて―――まぁ、とにかく「すげえ1話を見せてもらった!!」と堪能しまくりました。

 なので、最終話もそういう「分かりやすい種明かし」をしてくれるのかなと、主に美月の描写について期待していたのですが……以前の記事に書いたように、敢えて一切描写しないという恐ろしく残酷で切ないラストに素っ頓狂な声をあげてしまいました。

 ただ、その理由も分からなくもないですし。
 『境界の彼方』アニメ最終話についてはまだ語りたいことというか、「こう考えれば謎だと思っていたシーンが全て繋がる」と現在は考えていますので。年明けにでも語ろうと思います。あのラストシーンは、実は最初から明示されていたんだと気付いた時は私も驚きましたんで。



 『のんのんびより』は、同じように“日常系アニメ”と言われる『けいおん!』とか『たまこまーけっと』と違って、キャラクターの成長とか最終話に向けてのドラマチックな展開はなかったんですけど。
 それでも、第1話と最終話でれんげに同じ台詞を言わせることで、この1年間で蛍が得たたくさんの「大好き」を感じることが出来て――――こういう押し付けがましくないところが『のんのんびより』の最大の魅力だったのかなーと思いました。

 自炊して本棚に空きが出来たら原作漫画も買おうと思っているのですが……どうだろう、2期やらないんですかね。『境界の彼方』とは正反対の作品ですけど、この作品のおかげで1週間が楽しくなったので是非2期やって欲しいです。



 『ガンダム ビルドファイターズ』は、世界大会が始まる前は若干テンションが落ちたところがあったのですが……世界大会が始まってからは、チーム戦があったり、アイラとレイジの関係にニヤニヤさせられたり、汚い大人のレイジ包囲網があったりで、超面白いです!
 普通のガンダム作品と違って戦争なんか起きないけど、やっていることはちゃんとガンダムで、「ガンダムの面白さとは」をしっかり考えて『ビルドファイターズ』の世界に落とし込んでいると思います。冗談抜きで、歴代ガンダム作品の中でも上位に入るくらいお気に入りの作品になりそう。単なるパロ作品じゃないんですよ。



 『物語』シリーズは、終わってみたら「あれ!?一番の問題が解決してなくない!?」と『境界の彼方』同様にキョトンとしてしまったのですが……これはこの後に続編をやるのか、それとも解決していないまま完結しているのか、「えーっと……」というカンジでした。

 ただ、セカンドシーズンはセカンドシーズンでものすごく楽しみました。
 『化物語』や『偽物語』以上に楽しかったです。それはつまり、このセカンドシーズンは「ハーレムアニメで主人公に選ばれなかったヒロインはその後どうなるのか」をしっかり描いていたからです。最終話の貝木が撫子に言った台詞は、それがどういう意図かは置いといて、やっぱり胸を打つものがありました。こういうのをしっかり描こうとする姿勢はやっぱりエライと思うし、自分は今までの中で一番好きでした。



 『弱虫ペダル』は居間のレコーダーが使えない件で、この機会に脱落しそうです。
 やっぱり自分にとって3クールのアニメは長かった……
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〇 冬アニメ視聴予定ラインナップ


 1月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!

 アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その目安の一つになれればイイかなと思います。
 冬アニメは、2013年『たまこまーけっと』、2012年『あの夏で待ってる』、2011年『魔法少女まどか☆マギカ』と毎年自分好みの作品が出ている季なのですが……今季ほど「軸」になる作品が見当たらない季はないと思っています。「とりあえずこれはみんな観るだろうな」という作品がないんですよね……そういう意味では今回のチョイスはすごく難しかったです。


 今回のラインナップには『銀の匙』(分割2クールの2クール目)は入れませんでした。自分を含め1クール目を観ていた人は観るでしょうし、1クール目を観ていなかった人は観ないでしょうし。
 ということで、今回はラインナップを7つに絞りまして、自分は最終的にこの中から2~3作品を選ぶ予定です。


○ 『いなり、こんこん、恋いろは。』

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 原作は月刊漫画誌ヤングエースに連載中。
 京都の伏見を舞台に、クラスメイトの男子に片想いをする女子中学生が神様と出会ってうんぬんかんぬんという話らしいです。自分が日参しているブログで原作が絶賛されていたことからずっと気になっていたのですが、あっという間にアニメ化されてしまいましたです。今、私は可愛い女子中学生に飢えているので非常に楽しみです。

 アニメーション制作は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(1期)』等を作っていたAICから独立したプロダクションアイムズで、この作品が初の制作元請になるそうな。


○ 『となりの関くん』
 <公式サイト
 <男女女女男

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 10分間のショートアニメだそうです。
 原作は月刊コミックフラッパーに連載中の漫画で、隣の席に座る関くんが授業中に先生の目を盗んで遊んでいるのを、隣の席の女子生徒の目線から描く「日本唯一の授業サボりマンガ」だそうです。やっべ、超面白そうと思いつつも、これをラインナップの1番手には持ってこれなかった私のチキンぶりを笑うが良い。


 最近は5分アニメや10分アニメも普通に人気になるものも少なくないのですが、自分のアニメ視聴のサイクルには合わなくてあまり観てこなくて……それでもコレは観ておきたいなと思ったので、30分アニメとは違う楽しみ方が出来るんじゃないかと自分の中への期待も大きいです。





○ 『桜Trick』
 <公式サイト
 <女女女女女

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 この枠って『けいおん!(1期)』の枠ですっけ?
 芳文社×ポニーキャニオン×TBSという組み合わせも共通。そして、百合!

 原作はまんがタイムきららミラクに連載中のガチ百合4コマ漫画だそうです。どのくらいガチかというと、まぁ結構なガチだそうです。
 キャラクターデザインが坂井久太さん。アニメ版『苺ましまろ』とか『ひぐらし』とか、最近では『人類は衰退しました』とか、丸みを帯びた可愛らしい絵柄が特徴の人で、この絵で百合ってくれるとは!と楽しみMAXにしております。『ストロベリーパニック』……?はて………?




○ 『世界征服~謀略のズヴィズダー~』
 <公式サイト
 <女男女女女

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 『Fate/Zero』『SAO』『物語シリーズ』など、大ヒットアニメを次々と出している土曜24時の東京MXテレビのアニプレックス枠(東京以外の地域ではどうだか知りません)。ひょっとしたら「日5」よりも「ノイタミナ」よりも、アニメファンにとってのゴールデン枠とも言える枠での今季はコレ。

 完全新作のオリジナルアニメ(コミックREXでコミカライズはされる)。
 監督は『DARKER THAN BLACK』や『青の祓魔師』の岡村天斎さんで、シリーズ構成はTYPE-MOONの星空めておさん、キャラクター原案は『キノの旅』や『サモンナイト』の黒星紅白さん。『まどか☆マギカ』が思い出される「なんだ……この組み合わせは……」感。


 順当に考えれば今季一番の注目作かなーと思うのですが、最近アニプレックス作品とは相性の良くない自分としては期待4割・不安6割ってところです。


○ 『スペース☆ダンディ』
 <公式サイト
 <男女男男男

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 今季の「なんじゃこりゃ……」枠。
 バンダイビジュアル×ボンズのSFアクションコメディらしいのだけど、公式サイトにも「現時点で参加が発表できるクリエイター一覧」というページが出来ているように、同業者・異業者ごちゃ混ぜの「約70人のクリエイター」と「約20人のアーティスト」が参加して作るオリジナルアニメだそうです。


 こ、このパターンは……「出来上がってみたら、クリエイターの名前は豪華だけど参加の度合いが大したことなくて内容が伴っていない作品になっていた」という未来がすごく想像出来るのだけど!この手の作品は「超駄作」か「奇跡の大傑作」かのどちらかになると思うので、とりあえず第1話は注目してみます。

 声が女性なので女キャラにしたけど、ヒロインはロボットで――――CVはアイドルグループ9nineの佐武宇綺さん。「なんで…?」と思ったら、『HUNTER×HUNTER』とかにも出ていたんですってね。


○ 『鬼灯の冷徹』
 <公式サイト
 <男男男男男※ 犬はどっちだか分からん

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 原作はモーニングで連載中の漫画。
 “地獄”を舞台に閻魔大王やら桃太郎やらも出てくるブラックコメディだそうです。アニメーション制作はProduction I.G.から独立して『進撃の巨人』のアニメを制作したウィットスタジオですし、他の作品とは違う色の作品ですし、視聴ラインナップの中の一つには加えておきたい作品でした。


 ただ、関東だと↓の作品と微妙に時間が重なりそうなんですよね……


○ 『Wake Up,Girls!』
 <公式サイト
 <女女女女女

<Archiverseの自分の投稿からサルベージしました>

 7作品目をどれにするのかは悩みましたけど、これを外すと後悔しそうなので入れます。
 アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』や『かんなぎ』で知られる山本寛監督の最新作です。東北を舞台にした「アイドルを目指す女のコ達」のストーリーで、“2011年3月11日”の後の世界を正面切って描いていくみたいです。
 思いっきり『あまちゃん』の二番煎じっぽいのですが、このアニメが制作開始された頃にはまさか『あまちゃん』がアイドルものだなんて予想できなかったでしょうし……クドカンvsヤマカンとか、そういうことではないと思います。

 山本寛さんは、まぁネット上では賛否の分かれる人ですし、私はどちらかと言うと「否」側なんですけど。面白いアニメを作ってくれるなら文句は言えないし、今回は得意分野とも言える“アイドル”が題材ですし、相当気合の入った作品になるという期待もあります。

 これからアイドルを目指す女のコ達の成長物語とするために、メインキャスト7人はオーディションで選考された「声優経験のない人達」。キャストの名前とキャラの名前もシンクロさせているとか。
 また、既にアイドルとして活躍しているライバルポジション(?)のキャストに、『らき☆すた』や『かんなぎ』のキャストが起用されているなど、メタ構造としても面白いことをしていると思いますね。“アイドルとは何ぞや”という話でもあります。


 劇場版は「前日譚」みたいですね。こういう戦略がどっちに出るのか……


 この欄の最初に今季は「軸」がないと書きましたけど、逆に言うと幅広い作品が並んでいるとも言えて。自分が選んだ7作品も、「男女比半々の恋愛モノ」「女のコだらけの百合モノ」「男だらけのモノ」と毛色の違うものが揃いました。どれもすごく楽しみですが、毛色の違う作品を揃えたことで「脱落する」ものを選ぶのは大変そうですね……
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【ゲーム】
<2013年1月>
・ゲームは引き続き『とびだせ どうぶつの森』と『ニンテンドーランド』やってました
・『とび森』は流石にやることなくなってきた……
・『ニンテンドーランド』はまだまだ「噛めば噛むほど味が出てくる」ので凄い


 『とびだせ どうぶつの森』は流石にやることなくなってきたかな……
 「攻略情報は入れない!」という自分ルールでプレイしていると、「どうすれば起こるのか分からないイベント」もあって。なんかずっと1ヶ月くらい村で新しいことが起こっていない気がする。お店で売っているものとかも、新しいものがなかなか出ないし……

 春が待ち遠しい。
 けど、雪だるま家具が揃っていないので、雪だるま作ってカブ価チェックするだけの日々。


 『ニンテンドーランド』は全アトラクションをクリアーして、チマチマと裏面プレイ中。
 やっぱりね、Miiverseで励ましてくれる人がいるのってデカイですね。
 発売から2ヶ月近く経っても「同じゲームをしている人がいる」って、心強いですよ。

 『ゼルダ』の「タイムアタック」をクリアしたので。
 現在は『ピクミン』の裏面と、『ドンキー』の裏面と、『バルーントリップ』の裏面をプレイしています。『バルーントリップ』は、VCで『バルーンファイト』が30円で販売されたことで「オリジナルも面白いけどリメイク版ももう1回やりたくなってきた」と熱が戻ってきました。風船の色が変わる仕組みとか、オリジナルに準拠した仕様だったんですね。「有野課長の挑戦」で知りました。
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<2013年2月>
・『とび森』やりながら、『ミュウミュウトレイン』と『A列車DS』をクリア
・『ミュウミュウトレイン』はおすすめしません!
・キンドルファイアHDを触るのは楽しいけど、ゲーム目的では正直……



 『とびだせ どうぶつの森』の話は、散々書いたからもうイイよね……(笑)。

 『ミュウミュウトレイン』はpeakvoxの新作3DSDLソフトで、「WiiウェアやDSiウェアで高評価だったpeakvoxがとうとう3DSDLソフトに参入か!」という第2弾のソフトでしたが……peakvoxの公式Twitterアカウントをリムーブしたくらいに面白くなかったです。

 公式アカウントさんの呟きで「内容は決まっていなくても発売日は決まっているものだ」というのがありましたけど、まさにそんなゲームで……猫がどんどん加速していくアクション部分を仕上げるのに手一杯で、それを活かしたステージを用意するのが間に合わなかったのか、全30ステージのほとんどが同じようなステージという。

 上下反転ステージくらいかな……変わっていたのは。
 後は、「ただ長くしただけ」とか「ゴール前に即死穴がいっぱい」とかが違うだけ。
 タイムアタックを競わせるゲームなのにゴール前に即死穴があって落ちたらパーというのもアレだし、1ステージの2分間も単調な構成なので覚えゲーとしても面白くないし、カメラが上下の動きに追いついてくれないから上から降りたら足場がなくて即死とかもザラだし。


 猫が加速していく爽快感は良かったのに、それを遊ばせるステージがダメダメすぎる……
 peakvoxはもう1本の3DSDLソフトも評判悪いので、「3DSには本気じゃないんだろうな……」という印象だけが付いてしまいました。DSiウェアで頑張ってくれていたメーカーだけに非常に残念です。


 『A列車DS』は超面白かったです。
 しかし、100時間くらいかけて去年の6月からプレイして、ようやく1面をクリアした―――というところで流石に私の情熱も燃え尽きました(笑)。シミュレーションゲームは時間泥棒ですよね。どんなに面白くて、どんなに初心者へのハードルを下げても、ここの問題で万人受けしないのは仕方ないのかな……




 それと――――
 キンドルファイアHDの記事にもチラッと書きましたが、「キンドルファイアHDで遊べるオススメの基本無料ゲーム」という記事を書くためにAmazonのアプリストアで基本無料のゲームを片っ端から遊んでいます。

 Amazonのアプリストア自体が「品揃えが悪い」というのもあるでしょうし、『パズル&ドラゴン』みたいな有名なゲームは後回しにしているというのもあるのでしょうが――――基本全部クソつまんねえです。

 「今時スマホやタブレット端末では無料で面白いゲームがいっぱいあるんだから、これから先は家庭用ゲーム機で金払ってゲームソフト買うヤツなんていなくなるよ」とか言っているヤツを、「もう一生コイツの言うことは信用しないリスト」を作ってぶち込んでいきたいくらいつまんねえゲームばかりでした。
 今日までに14本プレイしましたが、全部クソつまんなかったです。無料でも「時間を返せ」と怒るレベルでクソつまんなかったです。


 でも、一応……頑張ります。
 面白いゲームもあるかも知れませんから頑張って探します。50本くらいは触ってからじゃないと「全部つまんねえ!」とは言っちゃいけないと思いますし。Amazonアプリストアになかったら、1 Mobile Marketも探してみるかな……
 少なくとも「200円のDSiウェア」とか「個人が作っているPC向けフリーゲーム」みたいな、ああいう「アイディア勝負のゲーム」を期待しちゃダメな場所だと思います。どっちかというと「あー、こういう企画は通りやすいんだろうね」ってゲームが多いです。
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<2013年3月>
・『ファイアーエムブレム 紋章の謎』のMiiverseに熱狂し、
・『ドラクエ10』のベータテストを早速積み、
・『怪獣が出る金曜日』に失望して、
・『MOTHER2』に大感動した1ヶ月でした


 自分は『ドラクエ10』にハマりませんでした。

 自分の中では明確に「これが理由だ」というのがあったんですが、理解はされても納得はされないだろうなと思ったので……個別記事に書かずにココに書きます。この欄まで読んでくださる人なんて極少数派でしょうし、逆に言うと「ちゃんと読んでくれる人」が多いだろうなと期待しているところもありますので。

 「Miiverseが使えないから」です、自分にとって『ドラクエ10』がイマイチだったのは。








 正確には「プレイ中でなければ使える」んですけど……『ファイアーエムブレム 紋章の謎』や『MOTHER2』などのように「プレイ中にMiiverseが使えてスクリーンショットも貼り付けられる」ゲームと比較すると、プレイする前かプレイした後にしかMiiverseが使えない『ドラクエ10』はイマイチだったのです。

 私はオンラインゲーム上のコミュ障なので……『ドラクエ10』で、その辺にいる人に話しかけたり、フレンドと誘い合わせて集まって何かをしたりってことが出来ないことは分かっていました。サポート仲間のシステムがあるので、むしろそういう人でも楽しめるのが『ドラクエ10』だってことは分かるんです。


 でも、自分はその前に『ファイアーエムブレム 紋章の謎』のMiiverseを体験してしまったんですもの。一人用のゲームであっても、みんなで話題を共有して、励ましあったり、アドバイスしあったり、「そういうことあるよねwww」と大笑いしたり出来るって体験してしまったんですもの。それがすげー楽しかったんですもの。
 プレイ中いつでもMiiverseを起動してみんなと話題を共有できるWii Uの他のゲームと比べて、『ドラクエ10』はプレイ中ずっと孤独を感じてしまったんです。MMOなのに他のゲームより更に孤独を感じてしまう―――だから、長続きせずに辞めてしまいました。




 『MOTHER2』はすげー面白かったです。
 何本か個別記事を書くつもりなので、その時にでも。
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<2013年4月>
・ゲームは『任天童子』→『トモコレ』で、時々Wii UでVCの『カービィ』

 どんなにオススメしても、入手できない人はもう入手できないソフトだったので、紹介記事は書きませんでしたが……クラブニンテンドーの景品だった『任天童子』はすごく面白かったです。

 コンピューターと戦う「海戦ゲーム」みたいなカンジ、と言ったらイイのかな。
 姿の見えない敵に見つからないようにダンジョンを探索していくゲームなんだけど、階層が進むごとに色んな敵やら色んな札が手に入って、どんどん“別のゲーム”になっていくのが面白かったです。

 ただ、これを500円で売ってもあまり売れないだろうなーとは思います(笑)。
 「任天堂ネタが満載」と言っても秘宝だけだし、オマケみたいなもの。むしろ、そういうオマケ部分で見せることで釣らなきゃいけないくらい、パッと見の印象は良くないゲームではあるんですよね。「すげー面倒くさそう」って思う人も多いでしょうし。


 『トモダチコレクション 新生活』は、「面白いかどうか」を上手く説明できないゲームです。それをここに書こうと考えていたんですが、個別記事に書いた方が良さそうなのでそちらにします(笑)。では、また。


 『星のカービィ 夢の泉の物語』はWiiのバーチャルコンソールでクリアしているので、そんなに必死こいてプレイする気はなかったんですが……Wiiの時には達成できなかった「100%」にチャレンジしようと考え始めて、チョコチョコとプレイしています。

 今「ステージ6」だったかな……困った時はMiiverse頼みにするつもりです!
 みなさんも助けてくださいね!
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<2013年5月>
・『スーパーメトロイド』を始めて、封印して、

 Wii Uのバーチャルコンソールで『スーパーメトロイド』というゲームをプレイしていたんです。自分は今回が初プレイで、右も左も分からないままプレイしていました。

 そしたら変なところに落っこちてしまい、どうもMiiverseで教えてもらったところ「キッククライム」という技をやらないと脱出できない場所だそうな。「キッククライム」という技は(VCの)説明書にも書いていない技なんですが、インターネットでやり方を調べ、実践してみることにしました。
 今思うと、ですね……落っこちたところでセーブしちゃったとは言え、「まるごとバックアップ」を使えば30分くらい前には戻れたんだから戻れば良かったんですけど。「キッククライムで登ればなにかイイことあるかな!」と見てみたかったので、必死こいて「キッククライム」したんですよ。

 そしたら、これが超ムズイ。
 言ってしまえば、『マリオ』で言う「壁キック」なんですが……『マリオ』の「壁キック」が壁の方向にキーを入れてジャンプするのに対して、『スーパーメトロイド』の「キッククライム」はサムスが壁に接した瞬間に壁と逆方向にキーを入れてジャンプしなければならないんです。なので、タイミングがズレると壁から離れてしまって落下するだけ。


 「タイミングを合わせてボタンを押す」ゲームが超苦手な私です。
 『みんなのゴルフ』を友達の家で遊ぶと、みんなが4打で回れるホールを12打かかるという私です。ちっとも『みんなのゴルフ』ではない、『ずっと俺のターンだ!!』な私です。

 この狭い壁と壁の間で15分くらい格闘していました。
 ようやく登れたーと思って、登ったところで大したものがないことを知って絶望して、あーあとその日はゲームをやめたのですが。その晩から左肩が痛い。“左肩”というか、左肩から繋がる筋が全部痛い。首も痛い、顎も痛い、耳の後ろ側の頭も痛い。歯茎も痛い。目の付近の筋肉も痛い。鼻も痛い。左手で皿を持つのも痛い。モノを噛むのも痛い。タイピングだって当然痛い。

 肩から上の左側は全部痛いので原因が分からず、「目の疲れ」とか「昔の虫歯の治療跡が化膿している」とか「蓄膿症」とか色々考えたのですが。“十字キー”を押した瞬間に、左側の頭痛が最も強くなったので「コレだーーーーー!」と分かりました。そう言えば、「キッククライム」まではピンピンしていたのに「キッククライム」後から頭痛がし始めていたわ!!と。



 ということで……『スーパーメトロイド』どころか「アクションゲーム」禁止令を自分に出して、十字ボタンに触らないようにして、そこから2日経った今はもうほとんど痛みがなくなりました。良かった良かった。


 この話をTwitterや『いつの間に交換日記』に書いたら、「貧弱」「おじいちゃん」「ゾンビ」と散々な言われよう。誰一人心配してくれる人などいない現状に、僕らが夢見た21世紀の未来はインターネットで人と人とが繋がれるようになったけれど、本当の意味での孤独は加速される一方でこれが僕らにとっての理想社会だったのかうんぬんかんぬん。

 マジメに言い訳をしますとね……
 自分は漫画描きなので、年中慢性的な肩痛に苦しめられているワケですよ。休憩取りつつ、体をメンテしつつ、如何に疲れを肩に蓄積させないかを考えながら漫画を描いているワケですよ。常にギリギリの状態の体で、だから「ちょっと一生懸命ゲームをやると」体が悲鳴をあげることがあるんです。

 『パワプロ』でAボタンを一生懸命押したら腱鞘炎になってペン持てなくなったり。
 『レギンレイヴ』でモープラ付きリモコン振り回してたら腕が棒になってマトモな線が引けなくなったり。


 なのでもう、アクションゲームきっついんす!
 体が持たないっす。ご飯噛めなくなるの、もうイヤっす。

 とりあえず7月の『レゴシティ』は超楽しみにしているんで、少なくともそれまでは「アクションゲーム」は封印しようかなと思っています。体のためにも休まなきゃならないし、流石に今回は自分で自分に呆れたんで反省の意味も込めて……
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<2013年6月>
・ゲームは『シンデレライフ』をプレイ中
・『すれちがいMii広場』の追加ゲームは、久々に嬉しくなる新作でした!


 母が買った『シンデレライフ』が「セーブデータ2コ作れるよ」とのことで、1日30分くらいのペースでプレイしていました。
 ストーリーはクリアしましたが、このゲームはストーリーは「とりあえずある」くらいのもので、正直あんまり面白くなくて。クリア後もずっと遊べる接客とかクエストとかがメインディッシュなカンジですね。こちらは色んな人間模様が見られて面白いです。

 しかし、全ての客の全てのエピソードを見ようとすると、1日30分のペースだと半年くらいかかりそうなので……誰か一人を一点集中して攻略してから紹介記事を書こうかな。このゲーム、ひょっとしたら『パズドラ』になれたかも知れないソフトだったと思うんで。このまま紹介しないのは勿体ない。


 『すれちがいMii広場』の追加ゲームもイイですね!
 新作ゲームの売れない時代だから「パッケージソフトはシリーズソフトばかり」という状況だけど……4つの開発会社に「すれちがい」を軸にした新作ゲームを競作させて、人気ソフトの追加ゲームとして販売するという試みは“新しい道”を切り開いてくれると思います。

 ゲーム自体は、4つとも好みが分かれるとは思いますけどね。
 自分はやっぱりプロペの『すれちがい迷宮』がお気に入りです。ピースの色を合わせて部屋を大きくする気持ちよさが溜まりません。
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<2013年8月>
・ゲームは『レゴシティ』が進行不能になってしまったため凍結中
・Wii Uも現在京都に送っているので、何も出来ず


 MiiverseやTwitterには散々書いたのですが、どうやら『レゴシティ』はストーリーの終盤で「進行不能バグ」にハマっちゃったくさいです。どういう状況でどうしてそうなったのかを書くとストーリーのネタバレになっちゃうので、書きませんが……


 御丁寧なことに、「進行不能」の状態でオートセーブされてしまったので何にも出来なくなっちゃいました。ストーリーは進まないし、警察署にも戻れない、今までのミッションのフリープレイなんかも出来ないし、絶対にクリアできないイベントを何度も失敗することしか出来ないセーブデータが出来上がり。20時間かけて私がやってきたことは何だったのか……


 何か回復方法があるのかも知れないと、任天堂に問い合わせメールを送りました。
 回復方法があるのなら教えて欲しいし、ないのなら「セーブデータ修復プログラム」を用意してくれないのかという内容で。どうも自分以外にも起こっちゃった人がいるってMiiverseでも教えてもらいましたし……あの条件なら、頻繁に起こる事態だとも思いますし……

 『レゴシティ』は海外の会社が開発したものを任天堂が国内用にローカライズして販売しているだけのソフトで、しかも売上げは数万本規模、看板タイトルの『ポケモン』や『ゼルダ』のようにはいかないだろうし、見捨てられる可能性も高い……と、落ち込み中です。

 今年遊んだゲームの中でも1位・2位を争うくらいにお気に入りのゲームで、「Wii U最高だぜーー!」って気分にもなっていたので。天国から地獄に落とされました。

 「たかが20時間くらい、最初からやり直せばイイじゃないか」と思われるかも知れませんが、自分はこの手のゲームは「1周目」が一番楽しいと思っていて、解法や展開を知っている「2周目」はそんなに楽しめないだろうと思っていますし。
 何より、「20時間かけたチェイス・マケイン」を消去して、また「1からチェイス・マケインをやり直す」ことに凄く抵抗があるのですよ!子どもは死んでもまた産めばイイじゃないかと奥さんに言って、奥さんが狂ってしまうって話が『火の鳥』にあったようななかったようなそんなカンジ。

 もし2周目をプレイするにしても、記憶が薄くなった1年後とか2年後とかかなぁ……
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<2013年9月>
・Wii Uの件が一件落着したので、3DSDLソフト『TRUE REMEMBRANCE』プレイ
・続いて3DSソフト『ファンタジーライフLINK』をプレイ中



 『レゴ® シティ アンダーカバー』のセーブデータが進行不能になってしまった件。
 とりあえず進展、というか「どうしようもないことが確実になった」ので詳細を書いておきます。結構心配してくださっている人もいらっしゃったみたいなので。
 自分も正直「もうWii U戻ってこないかも知れない」と不安だったので、精神的にも参っていました。

 事前に言われていた対応の時間より更に時間がかかったことと、それなのに途中連絡もなかったことで不安になりましたし正直「不誠実だなあ」と思いましたけど。電話をかけてきた任天堂の人に「時間がかかったこと」を繰り返し謝られたんで、まぁ……しゃあない。




 『レゴ® シティ アンダーカバー』は7月25日に発売されたWii Uのソフトです。
 海外のTT Fusionという会社が開発して、任天堂が日本向けにローカライズしました。オープンワールドのゲームですが、オープンワールドという定義もよく分からない自分でも「ゼルダみたいで楽しい!」と絶賛するくらい面白いゲームで、7月28日は一人でも多くの人に知ってもらいたいとファーストインプレッションの記事を書きました。


 その記事を書いた後も「たっのしーーー!」と1日1時間の高橋名人ペースでプレイしていたのですが。8月11日、進行不能バグにハマります。実を言うと、この時点では深刻さが分かっていませんでした。「リセットすれば直るだろう」くらいに思っていたんですね。

 翌日8月12日、ようやく事態の深刻さに気付きます。
 「リセットしても直らない」ことに……
 なので、Miiverseにそのことを投稿して、どうにかして進行不能状態から抜け出せないかお知恵を拝借することに。しかし、頂いたアドバイスは全て試して全て上手くいきませんでした。


 その日の晩、日付変わって8月13日の0時11分、任天堂のサポートセンターにメールを送ります。「解決策はないのか」と「解決策がないのならセーブデータ修復プログラムを用意してくれないか」と。

 だがしかし、当時はちょうど「お盆休み」の週。任天堂のサポートセンターも8月18日まで夏季休業中ということで、『レゴシティ』は凍結となりました。ブログにそのことを書いたのもこの時期(8月14日)ですね。



 夏季休業明けの8月19日―――の一週間後の8月26日に、ようやくサポートセンターから返信のメールが返ってきます。この時点でも「お困りのところ回答が遅くなり、誠に申し訳ございません。」と言われています(笑)。
 ここのメールの内容を簡単に要約すると、「同じような手順を実行してみたけど進行不能バグは再現できませんでした。なので、よろしければWii U本体を保証書同封して任天堂まで送ってください」とのこと。


 翌日8月27日に日本郵便から発送しました(着払い)。
 しばらくして「8月28日の8時~12時の間に、確かに届けましたからね!」という日本郵便からのお届け通知が届きました。


 「ご対応には1週間~10日ほど頂戴しております。」とのことだったので、8月28日の一週間後の9月4日か、10日後の9月7日には何らかの連絡があるかなと待っていたのだけど何もなし。7日は土曜日だから……と待っても、9日の月曜日にも何もなし。



 ひょっとしてこれは罠か!?と思いました。

 本体と保証書と領収書を同封して送っているので、これを任天堂に握りつぶされたら「レゴシティの進行不能バグなんかなかったしアナタWii Uを持っていないじゃないですか」と言われても何も言い返せない状況です。
 手元には「デカイTVリモコン」の役目にしかならないゲームパッドと、スタンドと、ケーブルしか残っていません。ダウンロード購入したソフトも当然全てWii U本体の中に入っています。


 あー、そうか。E3の時に「Wii Uは「任天堂のいつものシリーズ」専用機になってしまうんじゃないか」とか書いて、「そんなに文句言うなら買うなよ!」とか「もうゲーム辞めれば」とか「はちまや刃と同類ですね」とか散々言われたし。
 任天堂自ら我が家のWii Uを破壊するためのプログラムを『レゴシティ』の中に組み込んで、我が家のWii Uにだけそれが発動して、サポートセンターにメールを送ると「Wii U本体を保証書と一緒に送れ」と返ってきて、何も考えずに送ったら二度と戻ってこないで「狙い通り!」ってそういうことか!そう考えれば全ての辻褄が合うぞ!!とか落ち込んでいました。



 今日、9月11日に任天堂から電話がかかってきました。
 「何ーーーーー!握りつぶされたワケじゃなかったのかーーー!」と驚いて、「進行不能になったセーブデータはどうしようもありませんでした」「今からWii U本体を送り返します」と言われても「やったー!二度と戻ってこないと諦めていたWii Uが戻ってくるぞー!」と嬉しくなってしまいました。


 問題は何も解決していないのになっ!!



 「進行不能状態になっているのは確認した」
 「手を尽くしたけどセーブデータはどうにもならなかった」
 「一旦送り返すけど、もし解決策が用意出来たら再度連絡をするのでまたWii U本体を送ってください」
 「時間がかかって申し訳ありませんでした」


 こんなかんじ。
 一応質問したのだけど、自分以外にはこういう症状になっている人は確認できていないとか。これはガチで我が家のWii Uだけを意図的に破壊するプログラムというのもあながち妄想じゃないかもなっ!

 マジメな話をすると、自分以外にもこういう症状になっている人がいたら、ファーストインプレッション記事まで書いて大絶賛&布教に努めていた自分としても申し訳ない気持ちでいっぱいだったので。しばらくWii Uが手元からなくなったとしても、このセーブデータを元に修復プログラムが作られるかも知れないな―――と思ったんですよ。


 そしたら、俺以外にこんな目にあっている人なんていないでやんの。
 ウェーーーーーーイ!!



 ということで、『レゴシティ』は無事に「今までのセーブデータはもう使えない」ことが判明したので、一旦凍結させまして。3DSDLソフト『TRUE REMEMBRANCE』をプレイしていました。
 『TRUE REMEMBRANCE』は面白いことは面白かったんですが、自分はルート分岐などがない(少ない)ビジュアルノベルはゲームとしてあまり好みではないなと改めて思いました。ストーリーは面白かったんですけどね。「息抜きにゲームやるぞお!」という自分の用途にはあまり合わなかったというか。


 続いて、母が『ファンタジーライフ』の有料DLC「LINK!キット」を買うというので、ソフトをVer.1.3に更新してあげたところ。「セーブデータスロットが1コから3コに増えた」ので、自分も1から『ファンタジーライフLINK!』を始めることにしたのです。

 すごく面白いゲームなのですが、無尽蔵に時間が奪われるので原稿がなかなか進まないという深刻な事態が発生しています。詳しくは紹介記事に書くつもりですが、「ルーンファクトリーから面倒くささを抜いたようなゲーム」でこの手のジャンルを上手く研究しているなぁという印象です。

 とりあえず全職業マスター&ストーリークリアをしたら紹介記事を書いてそこで辞めるつもりです。その後も永遠に遊べる要素はあるのですが、流石にコレ以上原稿を遅らせるワケにはいかないので(笑)。

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<2013年10月>
・ゲームは『ファンタジーライフ』終わったので積みゲー消化しまくり
・『オマッセ』『ラビラビ外伝』『ゴエモン(ゆき姫)』『レイ逆』をクリア
・風邪で寝込んでいたので『レイ逆』が進む進む


「積んでいるダウンロードゲームを何とか消化したい」月間として、『ファンタジーライフ』が終わったので次々とダウンロードゲーム中心に積みゲーをクリアしていきました。

 しかし、「クリアする→面白かった→紹介記事書かなきゃ」の連鎖が苦しくて、ぶっちゃけゲームの紹介記事はアクセス数が蚊ほどにもならないので紹介記事を書けば書くほどジリ貧になっていくんですよね…… 
 ただ、アクセス数だけが全てじゃなくて、『ラビラビ外伝』なんかは「今まで知らなかったけどラビラビ1買ってみました」という声を幾つかもらえたんで。やっぱり自分の好きなゲームが、紹介記事を書くことで広まるのは嬉しいので。まぁ……道楽としてでも続けていこうかなとは思います。 ↓game-11↓




<2013年11月>
・ゲームは詰んでいた『スーパーメトロイド』を攻略サイト活用してクリアー
・その後はクラニンでもらった『ファミコンウォーズDS 失われた光』をプレイ中
・『Wii Fit U』も継続中

 ゲームは特に語るようなこともないのでこの辺で。
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<2013年12月>
・『ファミコンウォーズDS 失われた光』→『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』という流れでプレイしていました



 どちらも個別記事に書いているので、特になしです。

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○ 「今年遊んだゲーム」一覧

「今年遊んだゲーム」の一覧です。
 自分は「発売直後のゲームにしか興味がない人」ではないので、2012年以前に発売したものも当然含まれています……というのは例年の通り。

『バルーンファイト』(VC/FC)(任天堂)
『peakvox ミュウミュウトレイン』(3DSDLソフト)(ファンユニット/オーツー)
『怪獣の出る金曜日』(3DSDLソフト)(レベルファイブ/ミレニアムキッチン)
『MOTHER2 ギーグの逆襲』(VC/SFC)(任天堂/エイプ&HAL研究所)
◆ 『任天童子』(DSiウェア)(任天堂/グランディング)
『トモダチコレクション 新生活』(3DS)(任天堂)
『スーパーメトロイド』(VC/SFC)(任天堂)
『ガールズRPG シンデレライフ』(3DS)(レベルファイブ/ゲームドゥ)
『レゴ®シティ アンダーカバー』(Wii U)(任天堂/TT Fusion)
『ファンタジーライフ LINK!』(3DS)(レベルファイブ/ブラウニーズ&ハ・ン・ド)
『TRUE REMEMBRANCE ~記憶のかけら~』(3DSDLソフト)(アークシステムワークス)
『レンタル武器屋 de オマッセ』(3DSDLソフト)(レベルファイブ/ネクスエンタテイメント)
『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』(VC/SFC)(コナミ)
『ラビラビ外伝 Witch's Cat』(3DSDLソフト)(シルバースタージャパン)
『レイトン教授VS逆転裁判』(3DS)(レベルファイブ/カプコン)
『Wii Fit U』(Wii U)(任天堂)
◆ 『ファミコンウォーズDS 失われた光』(DSiウェア)(任天堂/インテリジェントシステムズ)
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(3DS)(任天堂)

 計18本。
 紹介記事を書けたのは7本ですが…ファーストインプレッションだけ書いたソフトが3本あったので(『レゴシティ』『Wii Fit U』『神トラ2』)許容範囲じゃないですかね!
 この他に、「過去にクリアするほど遊んでいた」のでリストには入れませんでしたが、『ファイアーエムブレム 紋章の謎』『星のカービィ 夢の泉の物語』『スーパーマリオワールド』も遊んでいました。『すれちがいMii広場』の4本はどうするかは悩んだのですが、あれはゲームを拡張する有料DLCだと考えて、あとランキングに入れるほど遊んでいないし……ということで外しました。


 2010年のランキング
 2011年のランキング
 2012年のランキング


 ということで、ここからは例年通り「好きな順」「面白かった順」「素晴らしかった順」でTOP3を挙げていきます。これをきっかけに興味を持ってもらえるソフトがあれば嬉しいです。



【好きな2013年遊んだゲーム TOP3】
1位:『MOTHER2 ギーグの逆襲』(VC/SFC)(任天堂/エイプ&HAL研究所)
2位:『ラビラビ外伝 Witch's Cat』(3DSDLソフト)(シルバースタージャパン)
3位:『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(3DS)(任天堂)


 「好きな順」というのは、「世間の評価」とか「他人に薦められるか」とか関係なく、言っちゃえば「自分が楽しかったか」すらも関係なく。「何か、このゲームは俺のためにあったゲームみたいだなぁ……」と思わせられたものなので、こういう順番になりました。


 1位は『MOTHER2』。
 遊ぶ前は「こんなに色んな人から薦められてハードル上がりすぎちゃったなぁ」と思っていたのですが、そのハードルを軽々と越えるゲームでした。
 正直、このゲームより面白いゲームはたくさんあると思いますし、このゲームより完成度の高いゲームはたくさんあると思います。でも、このゲームはこのゲームにしかないとてつもない魅力があるし、恐らく「もう一度作れ」と言われてもこういうゲームにはならないであろう奇跡のような一作でした。

 後半は号泣しっぱなしだったなぁ……
 今見てしまえば、シンプルなドット絵、漢字のない台詞、不自由なシステムなんですけど、そのどれもが最新のものには替えられない「これでしか表現の出来ないゲーム」になっていたのも見事でした。存在してくれてありがとう。


 2位は『ラビラビ外伝』。
 これは正直、『ラビ×ラビ1』→『ラビ×ラビ2』の変遷に失望してしまったところからの反動が大きかったです。「もう俺の大好きなラビ×ラビは作られないんだろうな」と思っていたところに、「実はもう作られていた」でした。1作目以上の「こんなんムリだろ」というステージを、アリス&リリコンビ以上の能力で次々と突破していくのが楽しかったです。
 シルバースタージャパンにはまた新作のパズルアクションを作ってもらいたいです!


 3位は『神トラ2』。
 とにかく完成度の高さと、「初心者にも経験者にもオススメ出来る」幅広さと、携帯機のソフトらしくコンパクトに遊べる気軽さと――――正直「素晴らしい」という評価はされるけど、「好き」かどうかで言うと「別に俺のためのゲームではないよなぁ」と思ってこの手のゲームは「好きな順」には入れないものなのですが。

 やっぱり「2Dゼルダの復活」というだけで、「俺の大好きなゼルダが戻ってきたぞ!!」と嬉しかったのも確かです。これでまた「ゼルダファンです」を名乗れるというものだ!


【面白かった2013年遊んだゲーム TOP3】
1位:『ラビラビ外伝 Witch's Cat』(3DSDLソフト)(シルバースタージャパン)
2位:『ファミコンウォーズDS 失われた光』(DSiウェア)(任天堂/IS)
3位:『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(3DS)(任天堂)


 「面白かった順」は熱中度とか中毒度とかの順。
 「ついつい起動してしまう」とか「起動している間はその他のことを忘れてしまう」ゲームが上位に来ます―――ということなんですが、今年はあまり「好きな順」と変わりませんね(笑)。


 1位は『ラビラビ外伝』。
 熱中度で言ったらこのゲームに勝るものはありません。
 「ついつい起動してしまう」とか「起動している間はその他のことを忘れてしまう」とかだけでなく、「起動していない間もこのゲームのことを考えてしまう」のがこの手のゲームなのです。必死に必死に必死に考えて突破できた時の「俺って天才!」感は素晴らしかったです!

 2位は『ファミコンウォーズ』。
 『ファイアーエムブレム』の場合は自軍をどう鍛えるのかによって戦い方が変わるのですが、『ファミコンウォーズ』の場合は「与えられた戦力でどう戦うのか」なので最適解を探すパズルゲーム的な要素もあるんですね。だから、圧倒的な難易度の面にぶつかると、こちらもゲームを起動しない間も考えてこんでしまうほどでした。

 また、ストーリーもイイんですよ。
 ベタなんだけど、それがゲームシステムに見事にマッチしていて「ゲームでしか味わえないストーリー」にしっかりなっていたと思います。

 3位はまたも『神トラ2』。
 シリーズをずっと続けると感覚が麻痺してくるもので、初めてゼルダを遊んだ『神トラ1』の時に比べれば謎解きに慣れていると思うので「今回のゼルダの謎解きはスイスイ進めた」という感想になってしまい、「ゲームを起動しない間もこのゲームのことを考えていた」ほどではなかったのですが。

 でも、やっぱりダンジョンを進んでいく「たのしいいいいい!」感覚は流石の2Dゼルダですよ。「次のダンジョン行くぞー!」とあっという間にクリアしてしまいましたもの。そういう意味では、間違いなく「面白かったゲーム」です。



【素晴らしかった2013年遊んだゲーム TOP3】
1位:『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(3DS)(任天堂)
2位:『Wii Fit U』(Wii U)(任天堂)
3位:『ファンタジーライフ LINK!』(3DS)(レベルファイブ/ブラウニーズ&ハ・ン・ド)

 「素晴らしかった順」は「万人にオススメ出来る順」とも言えます。


 1位はとうとう『神トラ2』。
 完成度の高さは言うまでもなく、ヒントお化けなどの初心者救済措置や「探索」をすることで「戦闘」も楽になるアイテム強化システム、ダンジョンもアイテムも自分で選べるなど――――胸を張って、「万人にオススメできるゼルダ」がとうとう出たぞと言えるゲームになっていました。

 クリアまでのプレイ時間はそれほど長くないのですが、「ストーリーを見ているだけの時間」「移動をしているだけの時間」が最小限になっているので、ものすごく濃密な時間を堪能できるのもイイですね。オススメ!


 2位は悩んだけど『Wii Fit U』。
 不満がないワケではないんですよ。「ここをもっとこうしてくれたら」とはそこら中に感じてしまいます。でも、『Wii Fit』→『Wii Fit Plus』→『Wii Fit U』とどんどん起動しやすくなっているのは確かですし、新トレーニングの楽しさや、既存トレーニングに追加されたエクストラステージの難易度も絶妙だったと思います。

 だから、やっぱり「オススメ」なのは「オススメ」!


 3位も悩んだけど『ファンタジーライフ』を選びました。
 レベルファイブのゲームはやっぱり「ゲームが得意ではない人」の視点で作られていて、『オマッセ』も『レイ逆』もそういう意味では遜色がなかったのですが。やっぱり「遊びやすさ」と「自由さ」と「絵柄のポップさ」とで、このゲームはこのゲームにしかない魅力がある一作だったと思い、最後の1本はこれを選ぶことにしました。



 2013年のゲームのトピックを言えば、「PS4とXboxOneが発売された(日本以外で)」だったと思います。日本の据置ゲーム機の状況を考えると仕方がないのですが、「Wii Uの大苦戦」と「PS4とXboxOneが日本では発売されなかった」は2013年を振り返る上では外せない話だと思いました。

 その他では、「3DSは絶好調」「各社がスマホゲーに力を注ぎ」「家庭用ゲーム機でも追加課金の是非が話題に」辺りですかね。この3つは2014年も続きそうです。


 自分の話をすると、Wii Uのバーチャルコンソールが始まったことで「過去にクリア出来なかったゲームへのリベンジ」が本格化していて、これは2014年以降も続きそうです。恐らく来年は今まで以上に「バーチャルコンソール漬け」「積みゲー崩し」の年になるんじゃないかと予想しております。
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【自分】
<2013年1月>

 えーっと……
 発売前にアレだけプッシュしていたのに、ちっとも話題に出さなかった「キンドルファイア」ですけど。

 発売日に買ったのに、まだ起動すらしていません!


 でも、2月からはちゃんと起動しようと思います!
 そして、「俺、タブレット端末とか初めて触ったけど、こんなカンジに使うんだね!」みたいな記事を書いていこうと思います。

 マジメな話……自分が「キンドルで電子書籍出すよー」と書いたところで、このブログを読んで私の漫画を応援&期待してくれている人の中に「タブレット端末を持っている人」って多分そんなにいないと思うんです。私だって、自分で電子書籍出す予定がなかったら買わなかったと思いますし。


 そういう人のために、ここが便利でここが不便だ、みたいのをちゃんと書いていきたいし。
 そのためには、自分のように「デジタル機器が苦手」で「タブレット端末とか触ったことない」し「何から始めていいかさっぱり分かっていない」人間が、リアルタイムに感じたこと・覚えたことを書いていった方がイイのかなーと。

 だから、単に「サボっていた」ワケじゃないんですよ!
 「じっくり時間が取れる時」を待っていただけなんですよ!
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<2013年3月>
・ラジオは大好きだった『LINDA!』が終わってしまって、明日から何を楽しみに生きればイイのかレベルに落ち込んでいます


 今更ですが、WBCについて。
 こんな予言をしていた通り、始まってみたらすげー楽しかったです!!




 しかし、準決勝での敗戦後、どうしても「ダブルスチール」についての話題が主になってしまって「監督と選手の意思疎通」とか「監督・コーチ陣はアレで良かったのか」が敗戦の理由であるかのように語る人が多かったので……ほとぼりが冷めるのをしばらく待っていました。


 私は日本が負けた相手がプエルトリコで良かったと思っています。
 もちろん日本が優勝出来ないのならば――――という話ですけど。

 プエルトリコを「ダークホース」と称することに抵抗ある人も多いかも知れませんが、アメリカやドミニカに比べれば下馬評は低かったですし、でもちゃんと大リーガーがいた(確か10人とか)チームに負けたというのは象徴的だったと思うんです。



 「大リーガーを擁するプエルトリコ」と「日本プロ野球のメンバーだけの日本代表」が戦ってプエルトリコが勝った、これは日本のプロ野球が大リーグに負けたと言っても過言じゃないと思うのです。前回大会・前々回大会は大リーグの選手もいたから日本は優勝できたけど、今大会はいなかったから力負けした――――シンプルにそういう大会だったんだろうと。


 で、この結果を受けて、じゃあこれからWBCで日本が優勝するにはどうしたらイイのかという話をすると……「一人でも多くの選手を大リーグに移籍させること」ではありませんよね。
 前回大会で活躍した岩隈、ダルビッシュ、青木、ナカジ、川崎は、その後に大リーグに移籍したために今大会は出られませんでした。「大リーグの選手が日本代表としてWBCに参加した場合」、イチロー以外の全員がその後に選手生命の危機レベルで追い込まれているのを見れば、彼らにムリヤリ出ろよとは言えません。


 「一人でも多くの選手が、大リーグよりも日本のプロ野球を選ぶ」ようにならないと、WBCでは優勝出来ないってことだと思うのです。優秀な選手が次々と大リーグに移籍して、ピークアウトしてから日本に戻ってくるような現状では、そりゃ優勝出来なくて当然だと思います。



 野球でもサッカーでも、「日本代表」が強くなるためには国内リーグが強くならないといけないと思うのです。そのためにファンが出来ることは、やっぱり国内リーグを応援すること・楽しむことだと思うので。

 みんな!日本のプロ野球も、Jリーグも観ようぜ!
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<2013年4月>
・大好きだったラジオ番組『LINDA!』が終わったので何もやる気が起こりません


 去年の2月のまとめで自分は「肩こりにはゴルフボールが効く」と書いていました。
 誰にも賛同はしてもらえなかったのですが(笑)、これがホント肩にも目にも腰にも効くんで、疲れているところを15分の休憩中にグリグリやりながら仮眠を取るというのが自分の作業パターンになっていて。これを1年間続けてきたんですが。


 先日、とてつもない事態が起こってしまいまして。



 当時はベタ塗り作業中で、ベタ塗りは自分は肩よりも肘付近が痛くなるので……二の腕と肘の間にゴルフボールを置いてグリグリやりながら寝そべっていたんです。んで、10分くらい寝落ちしていて、そろそろ休憩時間終わるから作業戻らなきゃーと起き上がると右手が動かない。

 しばらくは痺れていたんですが、痺れが抜けても上手く動かない。
 筋力がほとんどなくなってしまっているんです。



 後から考えると、どうも10分寝落ちしている間ずっとゴルフボールで腕を圧迫していたために血が止まってしまい、血の通っていなかった肘から上が動かなくなったということなんでしょうが……2日ほどまともに右腕が動かない事態になってしまいました。

 「絵を描く」ことも、「長時間のタイピング」も出来なくて、そもそも「ご飯を食べる」とか「歯を磨く」こともしんどくて――――治った今なら笑い話ですが、当時はもう「人生が終わった」と思ったくらいでした。漫画ももちろんブログも書けませんし、日常生活すら普通には送れなかったですもの。
 「体がちゃんと動く」だけでどれだけ幸せなことだったのかと思いましたし。
 誰が読んでいるんだというところに書いた話ですけど、「肩こりにはゴルフボールが効くよ!」と書いてしまったので―――ゴルフボールの危険性をちゃんと書かなきゃなと。
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<2013年6月>
・来月から大好きだったラジオ『LINDA!』が『BINGO!』として復活!

 ラジオの話ー。
 3月に惜しまれつつ終わってしまった『LINDA!』が『BINGO!』として復活します!
 今度は生放送じゃないっぽいですね。生放送ゆえのドキドキ感と一体感が素晴らしかった番組ですけど、深夜の生放送はお金がかかるし、素人と電話を繋ぐ番組はスポンサーが付きにくいって話も聞きますしねぇ。とにかく楽しみ!みんなも聴こうぜ!!



 ここにしか書く場所がないので、サッカーのコンフェデ杯について。

 日本は三連敗で大会を去りました。
 三連敗は三連敗です。「強豪相手に手応えのある敗戦」とか言っている人もいますけど、自分はそうは思いません。日本代表はここ10年くらいは「アフリカ勢には強い、ヨーロッパ勢ともそこそこ戦える、中南米勢にはボコボコにやられる」という成績だったので、イタリア相手には勝たなくちゃならんと思っていました。
 W杯のベスト8以上を狙うのならば、最低限相性の良いヨーロッパ勢には勝てるようじゃないと話にならないと思いますんで。「ベスト16に残った相手」に勝たなくちゃならないワケですからね。


 さて、W杯はどうするのか……という話。
 日本代表が世界と戦うにあたって「守備的なサッカー」をすればそこそこ戦えることは、前回のW杯でも、ロンドン五輪でも見せつけられたと思います。日本の組織的かつ粘り強い守備というのは、世界クラスでも厄介だと思います。

 しかし、「それでイイのか」というのが問題に。
 前回W杯も岡田監督は「世界を驚かせるサッカーをしよう」と攻撃的なサッカーをしようとしたのですが、直前の親善試合で完敗な連敗を繰り返し、大会に入るとフォーメーションもメンバーも変えて「何とか守ってワンチャンスで得点して勝つ」という守備的なサッカーに切り替えました。

 カメルーン戦は1-0の勝利。
 オランダ戦は0-1で敗北。
 デンマーク戦は3-1で勝利。
 パラグアイ戦は0-0でPK戦の末での敗北でした。

 「勝つしかないから攻撃的に来たデンマーク」戦を除けば、ロースコアの戦いに持ち込んでの勝利だったんですね。次のW杯も、そういう戦い方をすれば日本はそこそこの成績を残せると私は思います。


 しかし、「それでイイのか」?と。
 今回のコンフェデ杯、日本は自分達でボールを支配して攻撃的なサッカーを貫こうとしました。ブラジル戦はそれが出来ませんでしたけど、イタリア戦とメキシコ戦の前半はそれが出来ていたと思います。現に、イタリア相手に3点獲ったワケですからね。4点獲られて負けてんですけど。

 でも、良い時間帯での香川のプレイにブラジルのスタジアムが湧いたように、勝てる確率を落としてでも、攻撃的なサッカーをして世界を驚かせようってのも手だとは思うんです。早起きしてW杯を見る日本の子ども達も、やっぱり「攻める日本」を見て「香川みたいになりたい」「本田みたいになりたい」って憧れると思いますし。


 そういう意味では、これからW杯までの1年間―――
 「ザッケローニのままでイイの?」ということも踏まえて、W杯をどう戦っていくべきかというのは議論になっていくんだと思います。個人的には「グループリーグで負けてもイイから攻めるサッカーを見せて欲しい」と思うのだけど、2006年の大惨敗の後の人気低迷を見るに「負けてしまえば一気に離れていくのが日本の国民」とも思うので……まだちょっと、早いのかもなぁ、と。
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<2013年7月>
・今更ですが、『あまちゃん』観始めました

 今更ですけど、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』を7月から観始めました。
 もちろんドラマ自体も面白いんですけど、“朝の連続テレビ小説”って媒体に興味がありまして。

 毎日やっているドラマって多分、全員が全員集中してテレビの前にかぶりついて観ているワケじゃないよなと思うのです。HDDレコーダーで毎日録画とかしているような人じゃない人も観ているだろうし、「今日は見逃した」とか「台所にいるから音声しか聴こえていない」という人もいるでしょうし。


 だから、途中から観始めても問題なく楽しめるようになっているし、「ながら」で観ても楽しめるようになっているんです。“朝の連続テレビ小説”なんて大昔からある枠ですけど、凄く今の時代にあっている放送スタイルとも言えて。その辺の受け止められ方も面白いな、と思いましたが。



 そんなことは、“朝の連続テレビ小説”を観続けている人にとっては常識でしょうから、わざわざ個別記事に書いたりはしませんけどね(笑)。

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<2013年8月>

 こういう話題はあまり書くべきではないかと悩んだのですが、ちゃんと文章として自分の考えを書いておかないと後悔しそうだったので。書いておきます。


 今年の夏の高校野球全国大会(甲子園)はすごく面白かったです。
 逆転に次ぐ逆転とか、1点差での勝負とか、個性的な選手とかもいっぱい出てきて、観ていてすごく楽しかったです。優勝校も、準優勝校も、それに相応しい素晴らしいチームだったと思いますし、そこにケチを付けるつもりは一切ありません。


 しかし、後味の悪さはやっぱり残りました。

 花巻東・千葉 カット打法できず号泣敗退

 今年の高校野球を全く観ていない人もこのブログを読んでいると思うので、説明します。
 花巻東の千葉選手は2番・センターのポジションで大活躍、準々決勝まで打率7割・出塁率8割という脅威の成績を残し、岩手県勢歴代最高のベスト4の原動力になっていました。

 156cmという野球選手としては超小柄な体型ながら、俊足と堅い守備で、相手が「千葉対策」として内野5人・外野2人という守備シフト(通常は内野4人・外野3人)を取ってもガラ空きのライトに思いっきり引っ張って打つパワーもあり。
 圧巻は準々決勝、5回打席に立って1回はヒットで出塁、4回はファウルで粘りまくってフォアボールを獲得して出塁、と相手ピッチャーをとことん苦しめてチームの勝利に堂々と貢献しました。

 156cmという体では、大柄な選手のようなホームランは打てないし、豪速球も投げられません。しかし、156cmには156cmなりの戦い方があると見せつけた試合でした。


 しかし、その試合後に「ファウルで粘りまくってフォアボールを獲得」が問題になります。
 「打者が意識的にファウルするカット打法はスリーバントアウトになる」という高校野球特別規則があるため、この準々決勝後に花巻東へ大会本部と審判部から通達があり。
 事実上カット打法を禁止された千葉選手は続く準決勝は打撃に精彩を欠いて4打数全て凡退(アウト)、花巻東もベスト4で散ってしまいました。


 私個人の「好み」で言うと、千葉選手みたいな“クセモノ”は見ていてすごく面白いです。何をしでかすか分からない打撃と、堅実な守備―――156cmの体ではプロ野球に入って1年ずっと活躍とかは難しいと思いますが、高校野球という短期決戦のトーナメント戦だからこそ輝ける選手だと思います。

 だから、高校野球で「カット打法」を禁止されるのはすごく哀しいです。


 ただ、大会側が「カット打法」を禁止したいという気持ちは分かります。
 今回は千葉選手一人だから良かったものの、今回の大会を見て全国の野球小僧が「俺も千葉君みたいになりたい!」とカット打法の技術を猛練習して身に付けて、どのチームも1番から9番まで全員「カット打法」―――という大会になってしまったら。試合時間はムチャクチャ長くなるし、全チームの投手が溜まったものじゃなくなります。ただでさえ、猛暑での試合に投手の将来が不安視されているというのに。


 スポーツというのは「ルール」あってのものです。
 プロ野球にはない「カット打法はスリーバントアウトになる」という規則が高校野球にあるということは、高校野球はプロ野球とは違うし、“高校野球”が高校野球であり続けるために必要だというのならそれは仕方がないことだと私は思います。



 なので、問題だと思うのは、大会本部と審判部が「準々決勝の試合後に」「花巻東にだけ」通達をしたという部分です。
 本来ならば準々決勝の試合中に、「千葉君!キミ、スリーバントアウトだよ!」と審判が判定しなきゃならないんです。負けたまんまの鳴門が可哀想じゃないですか!「試合後に通達とか遅すぎんだろ!審判は高校野球特別規則を知らねえのかよ!」って思っちゃいますよ。


 準々決勝以前は千葉君はそれほどフォアボール取っていないんで問題視していなくて、準々決勝があまりに露骨だったので試合後に緊急会議して「やっぱマズイよねー」と慌てて通達した――――みたいなカンジなのかと思いますが、それならそれで高野連なりがちゃんと公に「カット打法は禁止ですよ!前からそう書いてありますからね!鳴門の皆さんにはゴメンなさい」と発表しなきゃダメですよ。

 密室での通達で済ませようってのが問題だろうと。
 まぁ、「花巻東の連中がマスコミにバラすとは思わなかった」のでしょうけど。


 花巻東の人達がマスコミにバラさなければ、私達は今回のことは知らなかったワケです。「カット打法禁止」という高校野球特別規則があったことすら。


 準々決勝の千葉選手はカット打法をやっていて、大活躍で、それでチームが勝ち上がったワケですから――――高野連なりがちゃんと「カット打法禁止」って発表しないと、同じようなことをする選手が出てきてしまいますよ。来年も再来年も10年後も20年後も。「鳴門との準々決勝で千葉選手がやっていたじゃないですか。アウトになってなかったじゃないですか」って、事態が起こりますよ。


 「カット打法禁止」は花巻東にだけ適用されるルールじゃないですよね?
 全ての高校が禁止されているんですよね?

 じゃあ、花巻東にだけ通達するのでは、足りないと思うのです。



 という話は、さておき。
 実は自分が一番気になったことがあるのです。

 花巻東の“サイン盗み疑惑”を検証(※2025年追記:東スポのこの記事は現在はもう読めませんでした)

 これは「カット打法」とは別の話。
 件の準々決勝の鳴門戦で、千葉選手が「サイン盗み」をしてバッターに伝えていたんじゃないかという疑惑があります。んで、花巻東には千葉選手以外にもチーム全体がそういうチームだという噂があるという記事で。Twitter等では、この問題が「カット打法禁止」と繋がっているんじゃないかと言っている人もいます。


 要は、「サイン盗み」の疑惑があるから「カット打法禁止」の罰を受けたんじゃないか――――もちろんこれは外から見た推論でしかありませんし、“一般人”の意見として色んなところの書き込みでよく見かけただけなのですが。

 「サイン盗み」をするような卑怯なチームなんだから、「カット打法禁止」されても仕方ない――――みたいな書き込みは、色んなところで見かけました。


 私は恐怖を覚えました。
 「サイン盗み」が良いという話ではありません。それはそれでルールで禁止されているんだから、取り締まるべきでしょう。でも、それと「カット打法」は関係ありません。これでは「サイン盗みの疑惑があるけど証拠はないし、アイツらちっとも自白しねーから、優勝させないためにもカット打法を禁止して負けさせてやらなきゃ」って話になっちゃいますよ。


 “疑惑”があるから罰せられても仕方ない、というのは「推定無罪」に反する考え方ですし。
 「Aの疑惑では証拠が足りなくて逮捕できないから、Bでとっ捕まえてしまえ」というのは「別件逮捕」ですよ。

 もちろん大会本部と審判部がそういう意図で「カット打法禁止」の通達を花巻東にだけしたのではないと信じたいのですが、それを受け止める我々一般人の中にそういう意識の人が少なからずいるというのに自分は恐怖してしまいました。

 「推定有罪」も「別件逮捕」もアリだという意識の人は、自分がいつ“疑惑”を向けられる立場になるのかって考えもしないのでしょうか。

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<2013年10月>

 今月はものの見事に体調不良でぶっ倒れていたため……
 漫画を描く余裕はないわ、本を自炊することも出来ないので部屋は片付かないわ、なのにゲームは進むから紹介記事を書かなくちゃいけないわなんてことになっていたのですが。


 突然ですけど、オナ禁しようかなって思っています。
 この1年間で2回風邪で寝込んでいるくらい、正直もう体がボロボロで、だからと言って漫画を描くためには運動不足とか睡眠不足とかはどうしようもないですし。削れるところと言ったらそこくらいかなーと。時間もそうですし、体力や免疫力の温存にもなると思います。

 あとまぁ……実を言うと、随分昔にオナ禁を数年間していたことあったんですけど、その頃の方が寛大な心で世の中を見ていられたし、ブログでも面白い記事を書けていたんじゃないかな―――と思いまして。別に宣言するようなことじゃないかも知れないけど、宣言しておこうかなと。


 こういう話をすると、「オナニーはしないけどセックスはするんですか?」とか半笑いで聞いてくる人がいるんですけど。そういう人間を真にモテナイ人間は127回は撲殺しても構わないという法律が出来ないからこの国はクソなんだと思います。 ↓jibun-11↓




<2013年11月>

 先月から始めたオナ禁について。
 Twitterで質問されましたし、直接質問はしないまでも聞きたいことがある人もいらっしゃると思うので……自分の場合の話を書いておきます。

 
 実は自分がオナ禁をするのはこれが初めてではなくて、2008年~2011年の3年間やっていたことがあります。当時は皮膚の湿疹が酷くて、酷いまま一向に治らないので医者に行ってもらう痒み止めがとてつもなく強力なものになっていって、それを飲むと一日中眠くてどうしようもないみたいな状態だったので……オナ禁をして免疫力を高めて治せないかと試してみたことがあったのです。

 その結果、現在はほとんど湿疹が出ないくらいに治りました。オナ禁様様。
 どうしてそんな素晴らしいオナ禁を2011年に止めたかというと、ただの暴発なので……本当はもっと続けたかったし、今回始めた理由も「あの素晴らしいオナ禁をもう一度」という夢を見ているのかも知れません。一応書いておきますけど、ここは笑うところですからね。



 ということで、オナ禁は体調面ではものすごくプラスです。
 週一のセルフプレジャーをやめるだけで体調はすごく良くなるんです。というのは男の場合であって女性もそうかは知りません。

 そんなんで性欲は大丈夫?と思うかも知れませんが、過去二回のどちらも「最初の2~3週間目」はすごくつらかったです。油断するとエロイことを考えてしまうくらいで「ロリ妊婦!ロリ妊婦!」と気付いたらTwitterに呟いていたくらいです。
 でも、1ヶ月越えるあたりからは普通になるんですよ。「3日間セルフプレジャーしていない」くらいのカンジになるだけなんです。もちろんセルフプレジャー後の賢者タイムはないのでずっと愚者タイムなのかも知れませんが、多分みなさんが思うよりかはそんなに大変じゃないですよと。


 ただ、「オナ禁をしているとエロイことを考えなくなる」は嘘で、エロに限らず妄想力がガンガン高まってきます。ブログのネタも、漫画のネタも思いつきやすいです。あー、そう言えば『春夏秋冬オクテット』の「たのしみのない家族」に「1ヶ月間のオナ禁をしている人」が出てくるのは実体験に基づいているのです(笑)。


 「オナ禁をしているとモテる」は嘘です。
 そんなことでモテるようになる人間は、日本一モテナイ男なんて名乗りません。


 性癖……って書くとまたコメント欄で赤ペン先生から「その日本語は間違っていますよ!」とお叱りを受けるので、何と言えばイイのか、エロのストライクゾーンは広がります。というか、今までエロとは思っていなかったものがエロく見えてくるようになります。
 自分が妊婦さんを好きになったのは前回のオナ禁からですし、今回のオナ禁では幼女をエロく見えてくるようになったのでヤバイです。危険信号です。そろそろ逮捕か射殺しないと大変なことになりそうです。



 「毎日オナニーしている人」と「3週間オナニーしていない人」だったら後者の方がよっぽど危険人物だと思うんですが、世間では前者の方が犯罪者予備軍とか言われるんですよね。不思議。
↓jibun-12↓




<2013年12月>

 オナ禁やめました。
 「突然何を言い出すんだコイツは」と思われたかも知れませんが、ちょうど1ヶ月前のこの欄に「オナ禁をしています」という話を書いているので。けじめとして書きました。


 もちろんこれが直接の原因かは分からないんですが……
 オナ禁をする→欲求不満になる→寝る時にうつぶせで寝てしまう→右顎が圧迫される→顎関節症に→モノが噛めないと、「風が吹けば桶屋が儲かる」並に「性欲を押さえ込んだら食欲も押さえ込むことに」というトホホなことになってしまったのです。もちろんこれが本当の原因かは分からないんですけどね。整形外科で「実は私、オナ禁をしてまして……」なんて言えませんし。


 この1年間で思ったことは「ムリをして何かを成し遂げようとするとその歪が自分に跳ね返ってくる」ということでした。『境界の彼方』の最終話を思い出すに、“性欲”だって“食欲”だって“ゲームしたい欲”だって全部抱えて生きていかなければ漫画なんて描けないだろうって思うのですよ。いや、なんか今ムリヤリ自分を正当化したっぽいけど!

 ということで来年はもっと自分の体と心を労わりながら生きてゆけたらイイなーと思います。


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