
<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
・時代性:育成SLGが人気だった90年代だからこそ生まれた友情育成SLG
・物語性:仲間に選んだ3人によって、まるでちがうゲーム体験になる
・独自性:設定考証なんか要らない、ゆるいファンタジー世界での生活が楽しい
・総括
『悠久幻想曲』
・発売:メディアワークス/開発:スターライトマリー
セガサターン版:1997年7月18日発売
プレイステーション版:1997年8月28日

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
・時代性:育成SLGが人気だった90年代だからこそ生まれた友情育成SLG
・物語性:仲間に選んだ3人によって、まるでちがうゲーム体験になる
・独自性:設定考証なんか要らない、ゆるいファンタジー世界での生活が楽しい
・総括
『悠久幻想曲』
・発売:メディアワークス/開発:スターライトマリー
セガサターン版:1997年7月18日発売
プレイステーション版:1997年8月28日
発売:タイトー/開発:ブリッジ
Nintendo Switch用ソフト:2025年12月18日
・育成シミュレーション+アドベンチャーゲーム
・セーブスロット6つ(仕事を引き受ける画面でのみセーブ可能)
Nintendo Switch用ソフト:2025年12月18日
・育成シミュレーション+アドベンチャーゲーム
・セーブスロット6つ(仕事を引き受ける画面でのみセーブ可能)
※ セガサターン版の仕様なので、リバイバル版は変わっているかも……
※ PVは『悠久幻想曲リバイバル』のものです
私が1周クリアまでにかかった時間は約13時間でした
※ネタバレ防止のため、読みたい人だけ反転させて読んでください
【苦手な人もいそうなNG項目の有無】
※ 苦手な人もいそうなNG項目があるかないかを、リスト化しています。ネタバレ防止のため、それぞれ気になるところを読みたい人だけ反転させて読んでください。
※ 記号は「◎」が一番「その要素がある」で、「○」「△」と続いて、「×」が「その要素はない」です。
・シリアス展開:×(重い設定のキャラもいるのに、基本みんな能天気)
・恥をかく&嘲笑シーン:△(“嘲笑”は多分ないけど、非難轟轟なシーンはよくある)
・寝取られ:×(私がプレイした範囲ではありませんでした)
・極端な男性蔑視・女性蔑視:△(「男なのに化粧して」って台詞がある)
・白人酋長もの:×
・動物が死ぬ:×(モンスターは退治しますが)
・人体欠損などのグロ描写:×
・人が食われるグロ描写:×
・グロ表現としての虫:×
・百合要素:×(女のコ同士の絡み、もうちょっと見たかった)
・BL要素:?(男キャラを仲間に選ばなかったので、ちょっと分からない)
・男女の恋愛:◎(テーマイベント4以降はかなり恋愛SLGのノリだった)
・ラッキースケベ:×(むちゃくちゃ健全な男女関係が描かれてる)
・セックスシーン:×
↓yukyu-1↓
◇ 時代性:育成SLGが人気だった90年代だからこそ生まれた友情育成SLG
※ 苦手な人もいそうなNG項目があるかないかを、リスト化しています。ネタバレ防止のため、それぞれ気になるところを読みたい人だけ反転させて読んでください。
※ 記号は「◎」が一番「その要素がある」で、「○」「△」と続いて、「×」が「その要素はない」です。
・シリアス展開:×(重い設定のキャラもいるのに、基本みんな能天気)
・恥をかく&嘲笑シーン:△(“嘲笑”は多分ないけど、非難轟轟なシーンはよくある)
・寝取られ:×(私がプレイした範囲ではありませんでした)
・極端な男性蔑視・女性蔑視:△(「男なのに化粧して」って台詞がある)
・白人酋長もの:×
・動物が死ぬ:×(モンスターは退治しますが)
・人体欠損などのグロ描写:×
・人が食われるグロ描写:×
・グロ表現としての虫:×
・百合要素:×(女のコ同士の絡み、もうちょっと見たかった)
・BL要素:?(男キャラを仲間に選ばなかったので、ちょっと分からない)
・男女の恋愛:◎(テーマイベント4以降はかなり恋愛SLGのノリだった)
・ラッキースケベ:×(むちゃくちゃ健全な男女関係が描かれてる)
・セックスシーン:×
↓yukyu-1↓
◇ 時代性:育成SLGが人気だった90年代だからこそ生まれた友情育成SLG
『悠久幻想曲』は、元々は1997年にセガサターンとプレイステーションで発売された育成シミュレーションゲームです。
発売は『電撃○○』でおなじみの出版社メディアワークスなので、それらのゲーム雑誌で特集されただけでなく、小説や漫画が発売されるなどのメディアミックス展開も行われていたみたいです。
シリーズはその後、ナンバリングは『3』まで出て、ファンディスクも多く発売される稼ぎ頭になるのですが……開発会社のスターライトマリーが経営破綻してしまい、長い間シリーズは続編も移植もリメイクも出ていませんでした。
しかし、2025年―――
タイトーからの呼びかけで、スターライトマリーの元スタッフが多く在籍している株式会社ブリッジの開発、原作と同じイラストレーターmoo氏に声をかけて、今の時代に合わせた作品にとフルリメイクされます。
この辺の経緯は電撃オンラインのインタビュー記事で語られています。リメイク版の発売はタイトーからですが、元がメディアワークスのゲームだからか電撃オンラインではかなり熱い特集が組まれていましたね。
まずは2025年12月18日に初代のフルリメイク『悠久幻想曲リバイバル』がNintendo Switch用に発売され、当時のファンディスクだった『ensemble』に相当する部分も有料DLCで販売。
更に、2027年3月18日には2作目のフルリメイク『悠久幻想曲 2nd Album リバイバル』がNintendo Switchでの発売を予定していて、当時のファンディスクだった『ensemble2』に相当する部分も有料DLCで販売する予定だそうです。
このフルリメイク版、声優さんや大まかなストーリー展開、ゲームシステム等には変更がありませんが(リメイク版の攻略記事がサターン版にも役立ったくらい)、今の解像度に合わせてUIなどは一新されています。
同じイラストレーターながら「今の時代」に合わせて絵柄はかなり変わっているだけでなく、1画面に2キャラずつ表示されるようになった他、E-moteの技術を使ってキャラが滑らかに動くようになっているそうです。
私が遊んだのはセガサターン版のみですが、話を聞くと「理想のリメイク展開」のように思えますね。2000年にお祭りゲー『悠久組曲』が発売されてから25年も音沙汰がなかったのに、突然こんなに供給されて往年のシリーズファンはどんな感情なんでしょう!?

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
シリーズ作はたくさん出ていたものの、現役だった時代は1997年~2000年の4年間だけなので……「名前は聞いたことがあるけど、どんなゲームかは知らない」という人も多いでしょう。
このゲームのジャンルは「シミュレーション」ゲームです。
ですが、シミュレーションゲームが苦手な人も、「うわぁああああ!数字がいっぱいだーー!」と逃げ出さないでね。一般的なシミュレーションゲームよりかは、シビアな数字の管理とかはしなくて良いゲームなので。
まずは、いつものように「シミュレーションゲームの歴史」の話からします。
シミュレーションゲームは、1980年代からパソコンで人気のジャンルでした。『信長の野望』が1983年、『現代大戦略』が1985年、『シムシティ』が1989年に出ています。
それらの作品も新たなジャンルを築き上げて、多くのシリーズ作品や、後追い作品を生みましたが……どうしても「たくさんの数字と向き合わなくてはならない」し、「題材が堅いものが多かった」ため、「好きな人はムチャクチャ好き」というどちらかというとマニアックなジャンルだったと思います。

<画像はWiiバーチャルコンソール版『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』より引用>
なので、1990年前後は「ムチャクチャ面白いのに最初のハードルが高いシミュレーションゲーム」へのハードルを下げようとする作品が多数現れたんですね。
例えば『ガチャポン戦士』(1987年~)は、『大戦略』のユニットを『ガンダム』シリーズのモビルスーツに置き換え、更には戦闘をアクションゲームにしています。
1990年には『ファイアーエムブレム』が登場し、SRPGの時代が始まります。
キャラクター性とドラマ性を強め、1つ1つのユニットを「単なる駒」から「個性を持ったキャラクター」へと変貌させたことで『スーパーロボット大戦』などの人気シリーズを生むことになります。
戦略シミュレーション以外のシミュレーションゲームだと……
1991年のスーファミ版『シムシティー』なんかは、「難解なイメージだったシミュレーションゲーム」を任天堂が巧みに「こどもでも好き放題に遊べるゲーム」にイメージ変換させたよなぁと思っています。後に、Dr.ライトが実在の人物(パソコン版の作者)だと知ったときはものすごく驚きました。

<画像はSteam版『プリンセスメーカー リファイン』より引用>
そうした時代に、「育成シミュレーションゲーム」は生まれます。
1991年に発売されたパソコンゲーム『プリンセスメーカー』は、RPGのような剣と魔法のファンタジー世界を舞台にしながら、魔王を倒すために冒険するのではなく、魔王と戦った後の勇者が余生として「身寄りのない娘を育てる」ゲームでした。
馴染みやすい題材と、かわいいキャラクターが受け、ここから「美少女育成シミュレーション」が一つのジャンルになります。
『悠久幻想曲』とほぼ同期の、1996年~1998年にメディアミックス展開されていた『バトルアスリーテス大運動会』も最初のゲーム版はヒロインを育成するシミュレーションでしたもんね。
そして、その「育成シミュレーション」から派生したのが、1994年の『ときめきメモリアル』に代表される「恋愛シミュレーションゲーム」です。
【1990年代の育成シミュレーションの歴史】
・1991年5月『プリンセスメーカー』
…RPGのような世界観で、娘を育てるゲーム
・1991年12月『ベスト競馬 ダービースタリオン』
…競走馬の馬主・調教師となって、競走馬を育成するゲーム
・1992年6月『卒業』
…学校の先生になって、5人の生徒を育てるゲーム
・1994年5月『ときめきメモリアル』
…自分自身を育成しながら、高校生活3年間を過ごすゲーム
・1996年2月『実況パワフルプロ野球3』「サクセスモード」
…自分自身を育成して、プロ野球選手を目指したりするモード
・1996年11月『たまごっち』
…時計と連動するペット育成シミュレーション
・1997年7月『悠久幻想曲』
…自分と3人の仲間が、仕事をこなしながら成長する育成シミュレーション
・1999年7月『シーマン』
…マイクによる音声認識で謎の生物を育成するゲーム
「ゲームの歴史」を語ろうとすると、どうしても1990年代は「RPGもアクションも3Dが主流になった」とか「格闘ゲームブームで対戦ゲーが流行った」といったことばかり語られがちなのですが……1990年代は「育成シミュレーションゲーム」がブームだった時代でもあるんですね。
『悠久幻想曲』はまさにこの時代に生まれた「育成シミュレーションゲーム」の一つの形です。
しかし、このゲームもいきなり無から生まれたワケではありません。
まず、1995年にアークシステムワークスから発売された『ウィザーズハーモニー』というゲームがあります。イラストレーターは後にmoo氏になる、村瀬将人さん。
剣と魔法がある世界の「冒険者養成学校」を舞台に、部の存続のため、15人いる仲間の中から5人を部に勧誘して、年3回の魔法検定試験で好成績を収めなければならない―――
・剣と魔法のファンタジー世界が舞台
・男女両方いるキャラの中から、仲間にするキャラを自由に選べる
・1週間の内、6日間は育成パートで、最後の1日は街に出かけたりできる週末パート
・育成パート中に頻繁にイベントが起こり、仲間によってストーリーも変わる
・仲良くなった部員と、男女関係なく個別エンディングがある
いや!ほぼ『悠久幻想曲』じゃん!!
やっていることはほぼいっしょなんだけど、こう見ると「主人公もいっしょに育成できるようになった『卒業』」なんですね。
『卒業』は『プリンセスメーカー』の翌年1992年に発売された育成シミュレーションで、高校教師になって「5人の女生徒」を同時に指導・育成するゲームでした。
『ウィザーズハーモニー』は、これに「男主人公もいっしょに育成する」「仲間になるキャラクターは自由に選べる」「その中には男性キャラクターもいる」と独自要素を加え……(男主人公だけど)男性キャラクターも攻略できることで「乙女ゲー」的な人気もあったそうです。
『ウィザーズハーモニー』もその後『2』『R』と続編が出て、2019年には世界観を共有する3DダンジョンRPG『ウィザーズシンフォニー』が発売……と、シリーズが展開されるのですが。
1作目のスタッフが独立して作った会社:シグナルライト開発、メディアワークス発売、キャラクターデザインがmoo氏で、1996年10月と11月にセガサターンとプレイステーションで出たのが『エターナルメロディ』です。別会社に移籍しての精神的続編、『ティアリングサーガ』じゃん!
とは言え、この『エターナルメロディ』は、選べる仲間を全員女性にした「恋愛シミュレーションゲーム」になったみたいです。
・剣と魔法のファンタジー世界が舞台(主人公は現代から異世界転移する)
・9人いるヒロインから、仲間にするキャラを3人自由に選べる
・訓練パートでステータスを上げ、休憩パートでステータス異常を治したりする
・頻繁にイベントが起こり、仲間によってストーリーも変わる
・ストーリーの節目とヒロインのイベントで、スゴロクバトルが行われる
・仲良くなったヒロインの個別エンディングがある他、ライバルキャラ(男含む)とのエンディングもある
いやいやいや!ますます『悠久幻想曲』じゃん!!
仲間に男性キャラは選べなくなりましたが、スゴロクバトルが追加されたりして、ゲームの骨格部分がほぼ『悠久幻想曲』になりました。
そして、こちらも『ウィザーズハーモニー』1作目のスタッフが独立して作った会社:スターライトマリー開発(恐らくはシグナルライトの後継の会社)、メディアワークス発売、キャラクターデザインがmoo氏で、1997年7月と8月にセガサターンとプレイステーションで出たのが『悠久幻想曲』です。
・剣と魔法のファンタジー世界が舞台
・10人いるキャラクターから、仲間にするキャラを3人自由に選べる
・1週間の内、6日は仕事を引き受け、休日パートでステータス異常を治したりする
・頻繁にイベントが起こり、仲間によってストーリーも変わる
・ストーリーの節目とヒロインのイベントで、スゴロクバトルが行われる
・仲良くなった仲間の(男女問わず)個別エンディングがある他、ライバルキャラ(男)とのエンディングもある
『卒業』を参考にした複数人同時育成のシステムで。
『ウィザーズ・ハーモニー』のように男も含めた仲間を自由に選べて。
『エターナルメロディ』のように、育成結果を活かす「スゴロクバトル」があって―――
シリーズ1作目でありながら、既に「このジャンルの集大成」的なゲームなんですね。
<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
具体的なゲームの流れを見ていきましょう。
このゲームの主人公(名前は任意で決めます、性別は男性固定)は、何でも屋:ジョートショップに居候して店を手伝っていたのだけど……無実の罪を着せられてしまいます。
1年後に「再審請求」をするため、何でも屋の仕事で街の人々の手助けをして、「人々の支持」を集めるのが目的になります。
しかし、主人公1人だけでは「何でも屋」の仕事はそんなに引き受けられません。
そこで、以前から仲良くしている10人の仲間から3人を選んで、彼ら・彼女らに店を手伝ってもらうのです。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
「1週間の始まり」には、まず「どの仕事を受注するのか」を選ぶ画面になります。
シミュレーションゲームが苦手な人は「画面が、画面がゴチャゴチャしてワケ分かんないよー」と思うかも知れませんが、見なきゃいけないのはここだけ。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』の画面を加工したものです>
来ている6つの仕事の中から、主人公を含めた4人をどこに派遣するのかを選んでいく―――基本的に、プレイヤーがするのはそれだけです。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
アイコンだけではどんな仕事か分からないので、カーソルを合わせてスタートボタンを押すと「どういう仕事内容で」「どんな能力が必要なのか」が表示されます。
このゲームはありとあらゆる場所でスタートボタンを押すと「それがどういう効果があるのか」を教えてくれるヘルプ機能があるのですが、一般的には使用頻度の低いスタートボタンに割り当てているのがちょっと分からない……
まぁともかく、↑の写真だと「町医者からの依頼」で「錬金魔法・医療術のスキル」が求められていることが分かります。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
このスキルというのが重要で、このゲームは主人公を含めた4人のキャラにスキルが設定されていて、「依頼が求めているスキルのレベルが高いキャラ」を派遣することで仕事が成功するし、依頼をこなすことでそのスキルが上がっていくのです。
例えば、先の依頼では「錬金魔法4・医療術1のスキル」を要求してきたので、「錬金魔法4」のメロディが適任ですね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
この週は、「物理魔法1」が必要な魔術師組合からの依頼に主人公とマリアを、「錬金魔法4、医療術1のスキル」が必要な町医者からの依頼にメロディを、「クラフト3、戦闘術1」が必要な武器店からの依頼にエルを派遣しました。
誰がどのスキルを上げているか覚えていないよー、確認するのも面倒くさいよーって人も、各仕事欄の右下に「成功しそうかどうか」の判定が出るのでコレだけ見ればOK!
「☆」が一番よくて、「△」が次に高いです。これより下はほぼ成功しないので、選ばないから覚えなくてイイと思います。
依頼はこんな風に、一つの依頼に複数人を送ってもイイし、バラバラに派遣してもOK。
バラバラに派遣してその全部が成功すれば収入も増えるけど、複数人で補えば1人では難しい依頼をこなすことも出来るし、それで持っていないスキルのレベルを上げることも出来ます。あまり実感はなかったけど、同じ仕事に派遣することで仲間同士の仲も良くなるみたい。
また、あえて仕事をさせないで休ませるとHPやMPが回復しますし、状態異常を治すために500G払って病院に送ることも出来ます。
序盤は仲間の最大HP・MPが低いので、「あえて仕事をさせない」で回復に務めるのも重要ですね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
仕事が始まると、ちびキャラ達がせっせとゲージを溜めていくのを見守るだけです。右のゲージがいっぱいになれば成功で、ゲージ2周目の大成功もあるので得意なら得意なほどプラスになります。


<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
依頼をこなすことで収入が入るのはもちろん、派遣したキャラのスキルレベルが上がっていきます。
スキルレベルが上がればまた難しい依頼もこなせるようになるだけでなく、最大HPやMPが上がるので疲れにくくなりますし……魔法系のスキルが上がると魔法を覚えることもあるし、その他のスキルもレベルを上げていくと様々な特殊能力を得られます。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
魔法とか覚えたところで、何に使うの? と思われるかもですが……
それがこのゲームの最大の特徴「スゴロクバトル」です!
強制ストーリーイベントで4回、仲間とのイベントで+3回まで発生するバトルで……ライバル達より先にゴールを目指します。
ルーレットは目押しが出来るそうなんだけど(ゲージによってルーレットがどれだけ回転するのかが決まっている)、私にはうまく出来ませんでした。リバイバル版だとこれが視覚的に分かりやすくなっているそう。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
ライバルキャラと重なったり、モンスターのいるマスに止まったりしたら、コマンドバトルがスタートします。
戦闘系のレベルを上げていれば攻撃力が上がるし、魔法系のレベルを上げていれば様々な魔法を使うことが可能です(回復魔法と攻撃魔法はスゴロク上でも使えます)。
私は最初こんな要素があるとは知らなかったので、1周目は「音楽、舞踏スキルばかり上げているシーラ」「料理、商売スキルばかり上げているパティ」が戦力にならずに大変なことになりました。
2周目はマリアの魔法スキルを優先的に上げまくって、物理魔法でゴリ押ししたぜ!
とは言え、戦闘に関係なさそうなスキルも上げていけば意外な奥義を覚えます。
料理レベルを上げれば「こしょう爆弾」で敵を混乱させたり、舞踏レベルを上げれば「強烈な存在感」でライバルキャラのルーレットの出目を減らせたりできるらしい。
ただし、仲間によって「覚えられる魔法・奥義」は異なります。
例えば、「魔法が使えないエルフ」の設定のエルは魔法系のスキルレベルを上げても、強い魔法は覚えてくれないとかね。主人公の場合は、最初の性格診断で決まります。誰がどの奥義を覚えてくれるのか、何周も遊んでそれを探すゲームとも言えるのかも。
この手の育成ゲームは、育成しても数字がなかなか上がらなかったり、数字だけ変わっても実感がなかったりしがちなのですが……このゲームは依頼をこなしているだけでガンガンスキルレベルが上がっていくし、その成果を発揮するバトルもあるしで、育てる楽しみを実感しやすいゲームになっているのがイイですね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
また、スゴロクバトルに負けたところでゲームオーバーになったりはせず、ゲームは進みます。
恐らくイベントは「失敗」判定になって、住民からの支持率が増えないみたいですが……私の1周目は4つあるスゴロクバトルを3つ「失敗」させましたが、それでも住民からの支持率は余裕で足りていたので、クリアだけなら問題ないと思います……多分。
何周も遊ぶことを想定しているし、セーブ&ロードしながら遊ぶことを想定しているからか、このゲームは「LボタンとRボタンを同時押しにすると高速でゲームが進む」ようになっています。ストーリーパートも高速スキップするだけでなく、お仕事パートでちびキャラがせっせと動いているところとか、スゴロクバトルでの敵のターンなんかも、高速で済ませられるのです。
これ、何気にむちゃくちゃありがたい……
『悠久幻想曲』シリーズとしては1作目なんですが、恐らくスタッフとしては3作目となる育成シミュレーションなので、しっかりと遊ぶ人のことを考えて遊びやすく作ってあるんですね。レビューを読んだ限り、過去2作はかなり難易度が高かったみたいですしね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
このゲームを始めると、まず最初に主人公の名前を決めて、その次に「仲間候補」となる10人のキャラクターとのやり取りを見せられます。
初見のときは「なかなかゲームが始まらないな……」と思いましたが、ここでどういうキャラクターなのかを見せてもらって、後の仲間選びの参考にするってカンジですね。パラメータだけ見せられて選ばされるんじゃなくて、キャラクターの人となりを見せてから選ばせるのがこのゲームらしいところです。


<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>



<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
そして、前項にも書いた通り、主人公が濡れ衣を着せられたために、「何でも屋」を手伝ってくれる仲間を3人選びます。
前作『エターナルメロディ』では断ってくるキャラクターもいたみたいですが、今作は10人全員仲間になってくれます。マリアとエルみたいに設定上は犬猿の仲の二人を選んでも、特に断られたりはしませんでした
「仲間候補」の10人を含め、声優さんもむちゃくちゃ豪華なので書いておきます。
<仲間候補:男キャラ>
・アレフ・コールソン
CV.子安武人さん(代表作:『ジョジョ』のディオ、『ガンダムW』のゼクス等)
・クリストファー・クロス
CV.南央美さん(代表作:『ナデシコ』のルリ、しまじろう等)
・ピート・ロス
CV.大谷育江さん(代表作:『ポケモン』のピカチュウ、『ワンピース』のチョッパー等)
<仲間候補:女キャラ>
・エル・ルイス
CV.折笠愛さん(代表作:『ガンダムW』のカトル、『幽白』の静流等)
・シェリル・クリスティア
CV.桑島法子さん(代表作:『ナデシコ』のユリカ、『ガンダムSEED』のフレイ等)
・シーラ・シェフィールド
CV.氷上恭子さん(代表作:『デ・ジ・キャラット』のラ・ビ・アン・ローズ等)
・パティ・ソール
CV.長澤美樹さん(代表作:『エヴァ』の伊吹マヤ、『アンパンマン』のクリームパンダ等)
・マリア・ショート
CV.丹下桜さん(代表作:『CCさくら』の桜、『ラブプラス』の凛子等)
・メロディ・シンクレア
CV.西原久美子さん(代表作:『サクラ大戦』のアイリス、『ワンピース』のペローナ等)
・リサ・メッカーノ
CV.高山みなみさん(代表作:『魔女の宅急便』のキキ、『名探偵コナン』のコナン等)
<サブキャラクター>
・アリサ・アスティア
CV.井上喜久子さん(代表作:『あぁっ女神さまっ』のベルダンディー等)
・テディ
CV.かないみかさん(代表作:『ひぐらし』の沙都子、『アンパンマン』のメロンパンナ等)
・アルベルト・コーレイン
CV.置鮎龍太郎さん(代表作:『ぬ~べ~』のぬ~べ~、『スラムダンク』の三井等)
・リカルド・フォスター
CV.大塚明夫さん(代表作:『メタルギア』のスネーク、『攻殻機動隊』のバトー等)
1996年基準でも「主役クラス」「ヒロインクラス」の人ばかりで、2026年基準だと「レジェンドになっている人」ばかりでヤバすぎる!
前々作の『ウィザードハーモニー』の頃はキャリアのある声優さんを集められなかったからか「演技が……」と不評だったらしいのだけど、そこから声優さんを豪華にするにも程がある!!!
完全フルボイスではなく、例えばイベントの最初は「フルボイス」だけど、選択肢を選んで分岐した後はボイスがなくなり、イベントの「正解」ルートだった場合、最後だけ「フルボイス」に戻るカンジですね。
これは、トンデモないテキスト量なことを考えると仕方ないと思います。出来れば完全フルボイスが良かったけれど、そのせいで分岐がなくなったり、仲間ごとの個別台詞がなくなったりするのはもっとイヤだし。
真に残念なのは、ここに載っている以外のキャラにはボイスがないことです。
トリーシャちゃん、ローラ、マーシャルやカッセルのじいさん、トーヤさんなどなど……街の人々にも愛着が湧いていくゲームなので、そういうキャラ達にもボイスがあったらなぁと思いました。
話を戻します。
男3人、女7人、計10人の中から3人を選んで仲間にするのですが……選ばなかった「仲間候補」のキャラはほぼ出番がなくなります。
シーラのイベントにアレフが出るとか、マリアのイベントにエルが出るとか、チョイ役としてたまに登場することはありますが……私は2周クリアしましたが、仲間に選ばなかったクリスはマジで「最初の顔見世イベント」しか出てきてませんでしたもの。


<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
その代わり、仲間に選んだキャラは頻繁に「固有イベント」が発生します。
・テーマ別イベント1~4
信頼度が一定以上だと発生。3以降はそれ以前のテーマ別イベントを「成功」させていないと発生しません。4を「成功」させるとそのキャラの固有エンディングへ(他の条件との兼ね合いもあるので必ずというワケではありませんが)
・トラブルイベント1~3
信頼度が一定以上だと発生。
プレステ版だと「3」の内容がちがうみたいです。リバイバル版はセガサターン版準拠みたい。
・誕生日イベント
必ず発生。
・休日イベント1~3
決まった月に、「休日」「そのキャラと」遊びに行くを選べば発生。
攻略を見ない場合は、仲間とは毎月必ず1回ずつ遊びに行けばイイと思います。リバイバル版だと休日イベントの発生を教えてくれるみたい。
・任務イベント1~3
決まった月の決まった週に、「主人公とそのキャラで」「特定の仕事を受注」すると発生します。そんなの、攻略を見ないと分からなくない???
最後の任務イベントはスゴロクバトルになります。
テーマ別イベントは特に「成功」させないと先の話が読めなくなっちゃうのに、「成功」させるための条件がちょっと面倒なのは難かも。正しい選択肢を選ぶだけとは言え、それがあまり直感的ではないんですよね。
幸い、イベントが終わった後に「成功」したか「失敗」したかは表示されるので、個別エンドを狙っているキャラがいるなら、小まめにセーブ&ロードしてそのキャラのイベントだけやり直すのが現実的かなぁ。「Lボタン+Rボタン同時押し」で高速スキップできるから、時間のロスにならないでしょうからね。
任務イベントと、テーマ別イベントの後半は発生させる条件が厳しいですが……それ以外のイベントは意識していなくてもガンガン発生するので、高頻度でイベントが起こる印象になると思います。
当然、選んだ仲間によって発生する固有イベントは変わるので……
私の場合、「シーラ、パティ、リサ」を選んだ1周目と、「マリア、エル、メロディ」を選んだ2周目では、まったく別のゲームを遊んでいる感覚でした。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
地味にすごいなぁと思ったのは、共通の「強制イベント」での仲間の扱い方です。
6月・9月・12月・3月と3ヶ月ごとの末には、誰を仲間にしていても発生する「強制イベント+スゴロクバトル」があるのですが……
例えば、↑のテディが「湖の水を汲んでいこう」と提案してくるシーン―――

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
仲間にリサがいた1周目は、リサが「何に使うんだ?」とテディに尋ねたのだけど……

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
仲間にマリアがいた2周目は、マリアが「私も汲んでいこうっと」といっしょになって汲んで帰るという。
ストーリーラインは誰を仲間にしててもいっしょなんだけど、仲間が自然と会話に混じったり、相槌を打ったりしてくるんですね。『ファイナルファンタジー6』の後半みたいに「誰を仲間にしてても共通の台詞をしゃべる」のではなく、ちゃんとキャラごとの固有の台詞をしゃべるのです。
これ、他のゲームがあまりやらないだけあって、フラグ管理と台詞の調整がむちゃくちゃ大変みたいなんですよね。例えば、さっきのシーンはリサが仲間にいる場合は「(汲んだ水を)何に使うんだ?」と聞いてくるけど、リサが仲間にいないと聞いてこないため、リサの台詞があってもなくても成立するようなテディの台詞にしているんですよ。
こういうのを、4つある共通イベントの1シーンごとに作ってあるのだから……ものすごい手間だったと思います。
でも、そのおかげで、自分が選んだ仲間達との「自分だけのパーティ」を組んでいる没入感が生まれるし、周回ごとにちがうプレイ体験になるという。
この辺は、やはり「シリーズ1作目だけど、このスタッフでこのジャンルのゲームを作るのは(恐らくは)3作目」なこともあって、遊ぶ人の気持ちをよく考えてあるなぁと思います。周回プレイが飽きないようになっているのです。
だから、ゲームシステム的には『卒業』に近いのかも知れませんが、プレイ感覚は『ときめきメモリアル』の方に近いと思いました。あちらも周回ごとに「どの女のコと出会うのか」でプレイ体験が大きく変わるゲームですから。
『ときめきメモリアル』が「高校生活シミュレーター」なら、『悠久幻想曲』は「ファンタジー世界での生活シミュレーター」と言ってイイかも知れませんね。
そう言えば、今作の「仲間候補」は10人で、仲間にできるキャラは3人ですよね。当然ながら10÷3は割り切れません。3周すれば全部のキャラのイベントが見られるというワケじゃないんです。
普通だったら周回プレイで割り切れるキャラ数にすると思うし、前作『エターナルメロディ』では9人のヒロインから3人を選ぶゲームでした。今作『悠久幻想曲』は、そこに1人足して敢えて割り切れない数字にしているんですよ。
これは恐らく、同じキャラを1回選んで終わりじゃなくて、2回目を選んでも「別のキャラとの組み合わせ」にしたり、「別のスキルを上げる」などしたりして、いろんな遊び方をして欲しかったのかなぁと思います。
パーティ編成も、「主人公+男キャラ3人」の男オンリーパーティにも、「主人公+女キャラ3人」のハーレムパーティにも出来ますし、例えば「主人公+男キャラ1人+女キャラ2人」の男女混合パーティにも出来ます。
そのため、「男性が苦手なシーラ」や「女性が苦手なクリス」がいるのも面白いところ。
この幅が、「恋愛シミュレーションゲーム」にあまり乗り気ではない層にも、「友情育成シミュレーションゲーム」として楽しまれた要因なのかなと思います。実際、女性ファンもかなり多かったみたいですしね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
とは言え、女性キャラとのテーマ別イベント4やエンディングは、がっつり「恋愛シミュレーションゲーム」では?と思わなくもない。キャラにもよるのかもだけど、「恋愛感情」だと明言しているキャラもいるし……
プロモーションとして「恋愛シミュレーションゲームではなく友情育成シミュレーションゲームですよ」と言っているけれど、厳密にその2つを分けて「恋愛は描かない!」としているのではなく、男キャラと女キャラを好きなように組み合わせて自分だけのパーティを楽しめるようにしているゲーム―――その結果、恋愛エンドもあるよってゲームなのかなと思います。
欲を言えば、女性主人公も選べるようにして「乙女ゲー的に楽しめる」ようにも「百合ゲー的に楽しめる」ようにもして欲しかった気もするけど……『ルーンファクトリー』とちがってテキスト量が膨大なこのゲームでそれやったら、「2本ゲームを作るようなもの」ですからね。流石にムリかぁ。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
このゲームの世界は、「剣と魔法のファンタジー」。
ドラゴンとかゴーレムとか、RPGの定番モンスターも登場します。
「何でも屋」って竜退治までしなくちゃいけないんですか!?

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
でも、ラーメンもあれば、ピザの大食い大会も開かれています。
機械はそこまで発達していないけれど、食とか流通とかはかなり「現代日本」っぽいカンジはしますね。
「水道管が破裂した!」ってイベントがあったので街に水道管がちゃんと通っているみいだし、シーラのイベントだと「ピアノのコンクール」とか「世界的な指揮者」みたいな台詞もあったので、文化水準も高そう。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
どう考えても、ブルース・リーのパロディのマーシャルさん。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
怪しげな科学研究所があったり……
(一般には普及していないみたいだけど、電算機もあるらしい)

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
それでいて「魔法」は普及しているので、(高価らしいけど)魔法のじゅうたんがあったり、学園には魔法学科があって、街には魔術師組合があるという。
近年……というか、ここ10年くらい「小説家になろう」を中心に「異世界転生もの」「異世界転移もの」の作品が流行ったことで、「中世ヨーロッパを舞台にしているくせに中世にはなかったはずの○○が出ている! 設定考証がむちゃくちゃだ!」みたいなことが批判され、「ナーロッパ」なる揶揄の言葉まで誕生しました。
「設定考証がちゃんとしている作品」が悪いとは言いませんが、
私は「設定考証をちゃんとしている作品」も、「設定考証を敢えてテキトーにしている作品」も、両方あってイイと思うので……『悠久幻想曲』みたいに、いい意味でアバウトなファンタジー世界観の作品もすごく居心地が良かったです。
「魔法」がある世界で、「ピザの大食い大会」をやってもイイもんね!

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
「流れ星」が落ちてきて喋ったり。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
ゴミが喋ったり。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
マリアがオウムになったり。
「何でもあり」なファンタジーで、これがむちゃくちゃ楽しかったです。
やっぱり「創作」ってコレくらい自由じゃないとって思いましたよ。
また、前項で「仲間に選んだ3人によって全然ちがうプレイ体験になる」と書いたのですが、街の人々は共通なので、何周も遊んでいるとむしろノンプレイアブルの彼ら・彼女らとよく顔を合わせるようになります。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
1周目ではリサのイベントで「ピザ大食い対決」などで戦ったマーシャルは武器屋の店主なので、武器屋で働いているエルを仲間にした2周目では「エルの上司」として登場しました。ちなみにこの人、ファンディスクだとCV.がついていて千葉繁さんだそうです。嘘やろ。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
強制イベントでも登場するから印象深い、自警団団長リカルドの一人娘:トリーシャちゃんは、マリアと仲良しだったのでマリアを仲間にした2周目だと更に出番が増えていました。マリアやメロディといっしょだと面倒見の良さが出てて、ますます「いいこだなぁ」となりました。
当時からトリーシャちゃんは人気キャラだったらしく、「このコでぼくっこの魅力に目覚めました!」って声もあったほど。なのに、ボイスがなくて~~という話は、続編をプレイしたらまた語りましょう。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
1周目ではやたらエロイ雰囲気を出していた謎の女性だった由羅さんは、メロディのお姉ちゃん(多分、血縁関係ではないけど)なので、当然メロディを仲間にした2周目はものすごく出番が多くなりました。やっぱりエロイ雰囲気を出していました。
こんな風にサブキャラも魅力的なだけじゃなくて、周回すればするほど「関係が深くなる周回」も「あんまり絡まない周回」もあって、この街でちゃんと生きて生活している感があってすごくイイんですよ。
これがやっぱりこのゲーム最大の魅力で、
「こんな街で、こんな住民たちといっしょに、暮らしてみたいなー」と思わせてくれるんですね。
元々の「育成シミュレーションゲームの元祖」的な『プリンセスメーカー』がそうなんですが、1990年代からは「RPG的な剣と魔法の世界」を舞台にしながら、特に世界を救いに冒険に行ったりしない、「ファンタジー世界での生活を描いた」作品が出てきます。
・1991年~『プリンセスメーカー』
・1996年~『悠久幻想曲』
・1997年~『マリーのアトリエ』
・2004年~『モンスターハンター』
・2006年~『ルーンファクトリー』
「生活」と言っても、そこで何をして生活するかはゲームによってちがっていて。『アトリエ』は錬金術、『モンハン』は狩猟、『ルンファク』は畑仕事をして日々過ごしていますが、『プリンセスメーカー』や『悠久幻想曲』は育成シミュレーションなので「何をさせてもプレイヤーの自由」なんですね。

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
『プリンセスメーカー』には「武者修行」があったように、『悠久幻想曲』には「闘技場での腕試し」要素があります。
主人公1人でモンスターと1対1で戦っていき、勝ちあがるとどんどん敵が強くなっていく……というものです。特にこれでエンディングが変わったりはしないみたいなのですが、「最強の対戦相手を倒す」がやりこみ要素の一つになっているみたいですね。
1年経ったら強制的に最後のイベントが始まってしまうため、私はそこまで勝ち進む前に終わっちゃいました。これを読んでいる君に、その役目は託そう!!

<画像はセガサターン版『悠久幻想曲』より引用>
数年前に福袋から出ていたゲームをずっと積んでいて、たまたま今回遊んでみただけなのですが……ムチャクチャ大ハマリしました。『3』と『組曲』も福袋から出たものを持っていますが、それ以外のシリーズ作も集めてみようと思うくらいにハマりました。
その前に、精神的前作と言える『ウィザーズハーモニー』や『エターナルメロディ』も遡ってプレイするか……
セガサターンで遊んだゲームの中でも「トップ」と言えるくらいに好きなゲームかもしれません。オールタイムベスト級に、むちゃくちゃ面白いゲームでした。
セガサターンなんてそんな古いゲーム機持っていないよーって人も、Nintendo Switchで現代に合わせた形でフルリメイクされていますからね! 是非是非、アナタだけのファンタジー生活を楽しんでください!!





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