Bダッシュなしで、やっぱり『スーパーマリオブラザーズ2』はクリア出来ないのか

 この記事は、2019年の6月にTwitterに投稿していたものをまとめた記事です。

 当時ブログには書いていなかったのですが、6年の間にTwitterもXというクソダサネームになって、ツイセーブなどで検索できなくなって……当時のツイートを探しづらくなっただけじゃなく、Twitter自体がいつ消滅してもおかしくないなと思っているので。

 みなさんが読み返しやすくなるように、改めてブログにまとめることにしました。





 元をたどれば、2014年にこの記事を書いたことがきっかけです。

 「アクションゲームが下手だから、マリオを遊ぶときにもBダッシュを使いません」という声に、「Bダッシュしないと物理的にクリアは無理じゃない?」と私が返したら……「マリオはBダッシュなしでもクリアできるように設計されている」「それはNewマリオ以降の話だ」と人によって言ってくる反応がまったくちがったので、インターネットのことなんか信用せずに自分でプレイして調査してみたんですね。


 んで、これ以降……2Dマリオシリーズで「ダッシュなしでもクリアできるか」を調べるのがライフワークになったという。

・『スーパーマリオブラザーズ』
 …上述の記事にまとめました
・『スーパーマリオブラザーズ2』
 …この記事にまとめています
・『スーパーマリオブラザーズ3』
 …生配信で検証しました
・『スーパーマリオワールド』
 …動画で検証しました
・『Newスーパーマリオブラザーズ』
 …生配信で検証しました


・「アクションゲームが下手な人」がダッシュなしでも物理的にクリアできるのかを検証しているので、「私ができたか」が基準です。「超絶テクニックを使えば出来ます」みたいなことを言われても知りません
・今作では、ジャンプ力の高いルイージを使用しています
・Twitterに載せた文章と画像を貼り直し、最後にツイートへのリンクを載せる形にしていますが、動画ツイートだけはそのまま載せています(Twitterがサ終した場合に備えて、動画ダウンロードだけはしていますが、これだけYouTubeとかにアップするのもと思ったので……それは最終手段ですね)


※ ここから先は、当然「全ステージのネタバレ」を含みます。

 

<1-4>

<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 今日から「マリオ2」をBダッシュなしでちょっとずつ進めよう。もちろん丸ごとバックアップ駆使して。今日は1-4まで。まだ何とかいける。(元ツイート



<2-4>

<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 本日の「マリオ2」は2-4まで。今のところBダッシュしない方が簡単。というか、ルイージって「常時Bダッシュジャンプしてる」みたいな性能では?(元ツイート


<3-4>
<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 本日の「マリオ2」Bダッシュしないプレイは3-4まで。Bダッシュがないことよりも、水中面の長さや無限ループがきついワールドだった。(元ツイート


<4-1>


<4-3>



<4-4>

<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 さすがに大変になってきた「マリオ2」、4-1で1箇所、4-3で2箇所、Bダッシュ必須のところがあった。普通に平地にハンマーブロス置いてるのひどいよ。(元ツイート


<5-4>

<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 本日のBダッシュを使わない「マリオ2」は5-4まで。Bダッシュ必須のとこはないけど、純粋に死ぬほど難しい。高速パックンフラワー何あれ。(元ツイート



<6-4>




<7-4>



<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>
 

 ということで、Bダッシュを使わない「マリオ2」も7-4まで来ました。意外なことに、ここまでワールド4以外では必須箇所なかった(さっきみたいにダメージ覚悟のとこもあるけど(元ツイート



<8-1>



<8-3>



<8-4>




<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>
 

 行ったー!
 Bダッシュなし「マリオ2」完!!(元ツイート



<クリア後>

<画像はNintendo Switch Online版『スーパーマリオブラザーズ2』より引用>

 なん...だと(元ツイート




結局、Bダッシュが必須な箇所は……
・4-1で1つ
・4-3で2つ
・8-3で1つ
・8-4で1つ
合計5箇所かな。『マリオ1』は確か4箇所なので実はあまり増えていないという。『マリオ1』が徐々にBダッシュを習得させるデザインだったのに対して、『マリオ2』は「緻密な動き」の方に重点が置かれている印象。(元ツイート

※ ダメージ覚悟で突っ込めば突破できるところは除く



 『スーパーマリオブラザーズ2』は、2Dマリオシリーズでは珍しく「マリオとルイージのキャラ性能に差がある」ゲームです。
 恐らくマリオの方が前作相当のキャラ性能で、そこから比べてルイージは「ジャンプ力が高くなっている」代わりに「着地した時の滑る距離が伸びている」という特徴があります。


 要は、「Bダッシュ」が出来ない人でも、「Bダッシュジャンプ」に近い性能のジャンプを常にしているキャラなんですね。

 「じゃあ、Bダッシュ覚えた方がよくない?」ってBダッシュができるアクションゲーマーは思うかも知れませんが……Bダッシュが出来ない人は「BボタンとAボタンを同時に押せない」「ダッシュによってゲームスピードが速くなることについていけない」らしいので、それらのハードルを乗り越えなくても「Bダッシュジャンプ」に近い性能のジャンプができるキャラとしてルイージは設定されたのかなぁと思います。


 「Bダッシュジャンプ」が出来ない人が、わざわざ超高難度の『スーパーマリオブラザーズ2』を遊ぶか?とは現代では言えるのですが、当時は『スーパーマリオ1』と『スーパーマリオ2』の2作しか存在しなかったんですからね。


 そして、ここから続く2Dマリオシリーズの歴史は、「Bダッシュジャンプが出来ない人」への救済措置の歴史と言えます。
 『スーパーマリオ3』の「しっぽマリオ」、『スーパーマリオワールド』の「マントマリオ」と「ヨッシー」、『Newスーパーマリオ』の「マメマリオ」など、ジャンプの飛距離を伸ばすパワーアップが定番になるんですね。

 なので、『3』以降のマリオシリーズは「ダッシュジャンプ」をしなければならない場面が減るのですが……アクションゲームが苦手な人に、パワーアップを維持したまま進めと言うのは、それはそれで酷じゃない???


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