※ この記事は2016年に旧ブログに書かれた2つの記事を、幾つか手直しした上で1つの記事に統合して2025年に移行した記事です
春~夏のイチ推し作品がこの『クロムクロ』ですよ!全26話らしいので13話で区切りにしてまとめました―――が、話としてはすっげえ中途半端なところで1クールが終わってしまいましたね。
何事もなければ、2クール目も引き続きまとめる予定ではあります。
<ルール>
・1話から13話までの感想ツイートを貼り付け
・“13話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に13話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
【第一話「鬼の降る空」】
『クロムクロ』第1話視聴。日常ドラマが得意だったP.A.がロボットアニメを作るとこうなるというカンジに、徹底して「日常と地続きのところにロボットがある」という説得力のある第1話だった。兵器の大きさの違いを見せてからの、生身で兵器と戦う侍という構図が…ってか、こっちも侍なのかよ!w
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月8日
『クロムクロ』第1話その2。三者面談から母にスマホを届けるために研究所に向かうシーンの日常芝居が良かったし、あれで由希奈のキャラも世界観も説明できていた。ちょっと台詞が説明的すぎる感もあるけど出だしはまずまず。終盤の「股間を見せない」動きも良かった。ロボットアニメでやること?w
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月8日
「こっちも」というのは、『甲鉄城のカバネリ』が「侍がゾンビと戦うアニメ」だったという感想に引き続いての感想だったからです。
この時点ではまだクロムクロは動いていないのですが、第1話の時点で「おぉ!面白いぞ!」というオーラが全開でした。ロボットアニメって、私達視聴者にとっては「ロボットがないのが日常」で、でもアニメは「ロボットがあってそこで戦う」ジャンルなので―――如何にして私達の意識を「ロボットがないのが日常」→「ロボットがあってそこで戦う」に持ってくるかがカギだと思うんですね。
この『クロムクロ』の第1話は、学校から研究所に向かって、その研究所ではロボットが歩いてて……という自然な流れで、私たちを「ロボットのある日常」に誘導していたと思います。また、それがP.A.WORKSらしい「日常描写」の細やかさで描かれていたのが良かったなぁと。
【第二話「黒き骸は目覚めた」】
『クロムクロ』第2話視聴。現代日本の日常風景をロボットが走り回る!ってだけでもテンション超上がるのに、山を駆け登って越えて、民家の間に走り抜けて、ビル街の中でロボットがチャンバラして―――こんなの面白くないワケがないじゃないの!よくぞこんなことやろうとしたわ!P.A.の新境地だ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月14日
『クロムクロ』第2話その2。妹がハシゴ使って屋根登ってロボット見ようとするんだけど、クロムクロが後ろから走ってきて頭上を越えていくシーンとか最高だったなぁ。どんなロボットアニメよりも「俺達の日常のすぐそばにロボットがある」感覚がしたわ。しかし、聖地巡礼するのは大変そうだねw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月14日
この回の「小春の上をクロムクロが走っていくカット」はTVCMでも使われた印象的なカットでした。私はあそこがホント大好きで……由希奈たちは「ロボットのある日常」に向かっていったんだけど、小春たちの視点では「ロボットのある日常」がやってきた!ってカンジだと思うんですね。それがあの数十秒でものの見事に描かれていました。
P.A.WORKSのアニメと言えば美しい背景が特徴だと思いますが、そこを舞台に大暴れするのも痛快でした。「田んぼの上は走っちゃダメだろ!」とは思いましたけど(笑)。
【第三話「城跡に時は還らず」】
『クロムクロ』第3話視聴。OPの絵はやっぱりあんま動いていないなーとは思うものの、そりゃOPはそうなるわという具合に本編はものすごい密度で話も絵も詰まっている。30分?ホントに30分だったのか?という濃密な時間で、クッタクタになる面白さ。海外を意識しているというのも今なら分かるな
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月21日
『クロムクロ』第3話その2。2話を観た時に「妹と和尚はいいキャラしてるなー」と思ったら、どっちも今回大活躍してくれた。キャラと世界観と関係性を描く最高の第3話目だった。あと、何だかんだソフィやトムも剣之介の話に絡むようになって今後が楽しみ。まさかクソクソ言ってるトムが格好良いとは
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月21日
小春と剣之介のイチャイチャ回。
あと和尚!最近はあまり出番がなくなってしまったけど、現代社会で目覚めて戸惑っているサムライも、和尚の話は聞く―――という謎の説得力がすごい好きです。Netflix資本で世界中に同時期配信されている作品ですけど、海外の人はサムライとか和尚とかをどう見ているのかすごく気になります。
【第四話「異国の味に己が境遇を知る」】
『クロムクロ』第4話視聴。「侍が現代にタイムスリップしたら……」で思いつくようなカルチャーギャップネタをベタベタとやっているだけなんだけど、ネトフリ出資の世界同時配信作品って考えると「日本文化を世界に見せるアニメ」とも言えるんだよなぁ。純日本風の家に時代劇にカレーにルンバw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月28日
『クロムクロ』第4話その2。ベタベタコメディ回の裏でロシアが戦術核を投入しているとか世界は割と危機だし、「自分以外は全滅してしまった剣之介」と「両親に対して色々ある由希奈」という二人の物語が交差した先に真実がありそうなのがワクワクさせてくれる。これ、1クールで終わっちゃうのかなー
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月28日
『クロムクロ』第4話その3。由希奈は母親が苦手っぽいけど、母親は由希奈も小春も超溺愛しているのがなごむ。典型的な「家庭軽視な母親」じゃないのがイイなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年4月28日
あと、黒服が剣之介じゃなくて記者を抑えたというのは、「剣之介が暴れるかも」じゃなくて「剣之介を守るため」に行動したのか、とか。
お風呂とかパンツとかフンドシとかの回。
記事冒頭で書いた通りこの作品は2クールのアニメでしたが、2クールというたっぷりとした尺があるからこそこういう回を描けるのでしょうし、原作なしのオリジナルアニメなのにも関わらず2クールを確保できるってことが本当に一番すごいことなのかも。
【第五話「学び舎に来た男」】
『クロムクロ』第5話視聴。オーマイガッに笑った。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月5日
流石に5話目でテンポも作画も落ちついてきちゃったかなと思ったところに、敵の来襲で一気にテンションアップ。やはりP.A.らしい美麗な街並みにロボットが立つ絵はグッとくるねぇ。敵が3体、味方も3体なので、来週はチーム戦ということか。
『クロムクロ』第5話その2。あのクラスメイト達はどう使ってくるのかなぁ。単なる日常要員ってワケでもないと思うのだけど……なんだかんだ主役クラス3人という超豪華クラスメイト達だ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月5日
一般的な男子の評価としては「美夏>由希奈」なのか。大器晩成とか言っているくせに人気だったんだな、美夏。
『クロムクロ』第5話その3。ソフィーもなぁ……金髪ロリ天才お嬢様なんて、普通だったら一番人気になりそうなキャラだというのに、しかもCV.がうえしゃまなのに、イマイチこういうキャラをあざとく使えないのがP.A.らしいと言えばP.A.らしい。まぁ、小春があざといからいいか!(え)
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月5日
「主役クラス3人という超豪華クラスメイト達」というのは声優さん達のことで……
・赤城くん:石川界人さん(『翠星のガルガンティア』レド役、『コンクリート・レボルティオ』爾朗役など)
・茅原くん:小林裕介さん(『アルスラーン戦記』アルスラーン役、『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバル役など)
・カルロス:武内駿輔さん(『シンデレラガールズ』プロデューサー役など)
と……「たまにしか出ないキャラ」にはもったいない豪華なメンツだったんですね。この頃はまだこの3人にどのくらいの出番があるのか分からなかったのでこう書いたのですが、1クール終わったところだと「単なる日常要員だったけど、作品が日常描写も多い作品だったのでコイツらの出番も多かった」という予想外の結果でした(笑)。
【第六話「神通の川原に舞う」】
『クロムクロ』第6話視聴。敵さんにもパイロットがいたことで、ガリガリ削られている由希奈のメンタルが心配だなぁ。クソクソ言いながらも超楽しそうに敵と戦っているトムさんの精神力を分けてあげたい。コンビネーションある戦いが出来るソフィー達と、1対1じゃないとダメな剣之介の違いも興味深い
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月12日
『クロムクロ』第6話その2。クラスメイト二人が戦いのすぐそばでカメラ構えているの、まんま『エヴァ』のトウジとケンスケなんだけど、あの時代とちがって「撮影=全世界に配信」というのがどう出るのか。赤城くんのお父さんがメカニックということは、あれで死んだワケじゃないと思うんだけどw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月12日
『クロムクロ』第6話その3。敵のロボがイエロークラブ(黄)、こっちのロボはクロムクロ(黒)。で、それぞれのキャラの苗字が、剣之介(青馬)、由希奈(白羽)、赤城……となっていることからすると、赤城くんは結構重要キャラに思えるんだけどな。ここまで言ってただの偶然だったらどうしようか…
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月12日
クラスメイトの二人はなんかよく分からんが生きていました。
『クロムクロ』の登場キャラ・メカには「色」を題材にしたものが多く……
・青:青馬剣之介時貞
・白:白羽由希奈
・赤:赤城涼斗
・黒:クロムクロ
・黄:イエロークラブ
とこんな感じなんだけど……「季節」を題材にしたものも多くて、
【冬】
・ソフィー・ノエル→ ノエル→ 「クリスマス」?
【夏】
・荻布美夏→ 「夏」?
・赤城涼斗→ 「涼しい」?
・白羽洋海→ 「海」? ※「岳人」との対比?
【秋】
・白羽小春→ 「小春」? ※単純に「春」かもしれないけど
剣之介のフルネームも「青馬剣之介時貞」と「時」が入っているなど、時間経過というか季節感みたいなものを感じる名前が多いかなあと思います。白羽家だけなら「そういう名付けなのかな」と思うのですが、美夏もそうですし、作品としてそういう法則を入れているのかなぁと。
【第七話「東雲に消ゆ」】
『クロムクロ』第7話視聴。重い展開が続くから口直しに水着シーンを入れてくれたのだろうかw 話の流れはかなり『エヴァ』っぽいと思うのだけど、あの時代と“家族像”が随分違うし、男親と女親が逆転しているのも面白い。ということはアレか?由希奈のお父さんがクロムクロになった……?
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月19日
『クロムクロ』第7話その2。FOOD理論的に言えば、「大量の餃子を作るけど食べることなく母も娘もいなくなる」というのは他者の世話ばかりして他者に心を開けないってところか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月19日
ここから復活していくには、やっぱり赤城くん達を使うのか……よく考えると、由希奈の周り碌な人がいないなw
赤城くんは役立ったような……大して役立たなかったような……
『エヴァ』が「父親と息子」の会話のない突き放した関係だったの対して、『クロムクロ』は「母親と娘」なので喋るし文句も言うしひっぱたくしとコミュニケーションとっているからこそのすれちがいなのが面白いというか。『エヴァ』のミサトさんも、『クロムクロ』の剣之介も、性別が違うからこそ介入できない部分があって……
『クロムクロ』が『エヴァ』をどのくらい意識しているのかは分からないのですが、「ロボットアニメ」と「主人公が普通に学校に通う日常描写」を足すと、仮に意識していなかったとしても描かれる話やキャラ配置も似てくるのかなぁと思いました。
【第八話「黒鷲の城」】
『クロムクロ』第8話視聴。やっぱりP.A.!日常の描写が抜群に面白いなぁ。クラスメイトの男子3人組も、単なるクラスメイトじゃなくて由希奈たちと対になる存在なのか。まだ何者にもなれず承認欲求を満たすだけの段階、彼らにも彼らの物語があるらしいのが楽しみだ。説教を生配信しているの笑った
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月26日
『クロムクロ』第8話その2。美夏の部屋のポスター、『TARI TARI』は中の人つながりで、『凪あす』はキャラデザの人つながりかなぁ。コスプレ服もそれつながり……ではないか。この美夏の「趣味コスプレ」も由希奈や赤城くんたちの「何者にもなれない」という話に絡めたら面白そうだけど……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月26日
『クロムクロ』第8話その3。なんでもかんでも『エヴァ』と対比して語るのは良くないと思うんだけど、由希奈の母親って「自分の子どもが人類の命運を賭けて戦うことになった」という意味で「もしもゲンドウがシンジとめっちゃフレンドリーだったら」みたいな存在なんだよな。これはこれでキツイという
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年5月26日
高校2年生って「進路」を考える時期だし、「何者にもなれないクラスメイト」と「望んでいなかったのに人類の命運を賭けて戦うことになってしまった由希奈」との対比はなかなか面白く。考えてみれば、この物語が「三者面談から始まっている」のもこれは彼ら・彼女らがどう生きるのかという話だと最初に見せていたのかも。
茅原くんが「生配信をして視聴者数を稼ぐ」のも、美夏が「大人気コスプレイヤー」なのも、「何者にもなれていない」ようで「彼ら・彼女ら自身のアイデンティティを確立している」ようにも見えて。実は由希奈やソフィーよりも前進しているようにも思えなくもないです。
2クール目は彼ら・彼女らをどう使ってくるのか、それとも全く使わずに「最後までただの日常要員」なのか……気になります。
【第九話「岩屋に鬼が嗤う」】
『クロムクロ』第9話視聴。おぉ!「後部座席の人が何やってるか分からないから由希奈を活躍させられないだろう」と思っていたら、地形マニアなことをここで活かしてくるか!これで先週ソフィーが言っていた「由希奈って必要ですか?」の伏線回収か。細かいセリフであってもきっちり構成してるなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月2日
『クロムクロ』第9話その2。赤城くんと剣之介じゃ、同じセリフ言っても由希奈の反応が全然ちがうのね。かわいそうに赤城くん、すっかりただ悲鳴をあげるキャラになってる――というワケではなくて、ここまできっちり構成している作品なんだからこれも「わざと」だよなぁ。ここから彼の物語になる、と
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月2日
『クロムクロ』第9話その3。しかし、戦力的に見ると「指揮官ロボはクロムクロ以外では倒せない」ってかなりキッツイ状態だな。トムさんもソフィーもすごくいいキャラなのに、これ以上の活躍はないということだし…どこかで戦力増強イベントがあるのかなぁ。それを言うと赤城くん達もどう使うかだけど
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月2日
「だからこそ由希奈が戦わなくてはならなかった」のだけど、現状だとクロムクロ以外は相手の指揮官クラスには敵わず、赤城くん達だけじゃなくてソフィーやトムさんだって活躍のチャンスがそんなにないんですよね。
「由希奈って必要ですか?」というキツイ言葉が、今後はソフィーにも跳ね返ってくるんだろうし……この辺は2クール目に繋がってきそうな話ですね。「剣之介と由希奈以外のキャラって必要ですか?」というか。
【第十話「不遜な虜」】
『クロムクロ』第10話視聴。7~9話が由希奈が戦う理由を見つける話だったの対して、10話からは剣之介が戦う理由を見つけるって展開か。由希奈の時も「由希奈って必要?」という問いがあったように、剣之介も「本当に仲間なのか?」という問いがあって、由希奈編と対になっているのが面白い。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月9日
『クロムクロ』第10話その2。そう考えると、ソフィーは「しっかりと問題提起をしてくれるキャラ」なんだね。所長も隊長も大人達はみんな「良き理解者」だから、憎まれ役がクラスメイトになるのは時代という気もする。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月9日
それはそうと、この守備隊の人達はあれだけ剣之介に脱走されても学ばねーなぁw
『クロムクロ』第10話その3。敵がやってくるのが400うん十年周期だとして、写真だったり由希奈のお父さんが会いに行ったりした「鬼」だけは地球に残ったということなのかな。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月9日
あと、雪姫→由希奈は血縁のつながりがあるとして(苗字も似てるし)、雪姫はいつ子どもを作ったのかというのが謎か。
1クール目のラストで、エフィドルグのムエッタが雪姫そっくりだったという“引き”で終わったのだけど……ど、どゆこと!?と戸惑うままに1クール目が終わってしまいました。
単純に考えられるのは、雪姫がエフィドルグ出身で、だからクロムクロを動かせて剣之介にその力を与えた――――とかですかねぇ。ひょっとしたら剣之介が再会する前と後で別人だった可能性も考えられますが。
あとは、「姫は死んだ」と剣之介は思っていたけど、エフィドルグに回収されて、そこで子作りした子孫がムエッタ―――とか。そもそもエフィドルグのスーパー科学だと寿命が2000年くらいに伸びるから雪姫=ムエッタだったという可能性もありますね。
しかし、いずれにせよそうなると「雪姫と由希奈はどう血が繋がっているのか?」という疑問が。つまり、第1話でどうして由希奈だけがキューブを目覚めさせられたのか?という謎がまだ明らかになっていないんですね。
「雪姫の子孫が由希奈」という可能性を剣之介が考えていないことを考えると雪姫に子どもはまだいなかったのだろうし、子孫として血が繋がっているのなら剣之介の知らないところで子作りしていなければなりませんし。うーん……謎が深まるばかり。早く続きが観たいです。
【第十一話「闇に臥したる真」】
『クロムクロ』第11話視聴。このカンジだと剣之介は生身の人は斬ったことがなかったのかなぁ。侍にだって斬ったことない人もいるだろうし、その記憶すら怪しいし。とにかく震えている剣之介を後ろから由希奈が抱きしめるシーンはグッと来た。一方の赤城くんはずっとゲームしてた。どうするんだコイツ
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月16日
『クロムクロ』第11話その2。しかし、一度倒した敵の自動操縦ですらガウス2機で破壊できないパワーバランスはキッツイな。今回は何とかなったけどクロムクロ奪われたらゲームオーバーだ。敵の口ぶりからすると「クルル石」はクロムクロ以上に貴重っぽいけど、パワーアップアイテムになるのかな。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月16日
『クロムクロ』第11話その3。敵は剣之介を「裏切った」と言ったけど由希奈には言わなかったんだよな……二人乗りの片方は異星人の必要があるけど、もう片方はそうではないってことか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月16日
となると、剣之介が記憶操作されているか、雪姫→由希奈の子孫をたどると異星人の血を引いているとか?
あれ……そういえば、フスナーニは由希奈の顔を見ても何の反応もありませんでしたね。ムエッタの顔を知らないということもないと思うんですけど、エフィドルグ界隈にはよくある顔なんでしょうか。
剣之介の記憶は「埋め込まれた嘘の記憶」で、本当はサムライでも何でもなかったんじゃないか―――という話。セオリーでいうと、今まで出てきた情報が「嘘の記憶」だとすると叙述トリックになってしまうため、「嘘の記憶」じゃないかという疑い自体が間違っているというのが普通だと思うんですね。
ただ、そうすると「剣之介がフスナーニらしき人物を見かけたことがある」という伏線は一体。
ひょっとしたら、この地域にはエフィドルグの血を引く者が昔からたくさん移住していて、「この地域の人」と「エフィドルグの人」はよく似ているとかかな……だから、雪姫や由希奈がムエッタは遠い遠い親戚で似ているとか、フスナーニと似ている町人もいたとか。
そう考えると、「昔からこの地域に住んでいる家系のキャラ」はエフィドルグの血を薄く引いているからクロムクロなどの「グロングル」を動かせるけど、ソフィとかトムとかポーラとかジローとか、外国からやってきているキャラには動かせない―――ということになって、「世界中から優秀な人材が集まる研究施設」という設定にも意味が出てくるかなと思います。
話を飛躍させると、これで赤城くんにも「グロングル」を動かせる伏線になる……?
この辺の話は14話が放送されたら明らかになっちゃいそうだったので、今のうちに妄想を垂れ流しておきました。
【第十二話「黒部の夏に地獄を見る」】
『クロムクロ』第12話視聴。P.A.の伝統、屈伸からのウサギ跳び!初めてちゃんと「トレーニング」として使われたんじゃなかろうか。1周まわって新鮮で「ウサギ跳びを特訓に使うのか!」と驚いてしまった。ウサギ跳びは元々特訓に使うものだ!絵麻みたいに肩こり防止にやる方がおかしいんだ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月23日
『クロムクロ』第12話その2。ガウス乗組員の4人は戦力としてはさほど活躍していないんだけど、こういう回にしっかり活きてくるなぁ。由希奈がちゃんと成長していること、仲間との絆が深まっていること、剣之介との関係が変わりつつあること―――1話の中に盛り込まれていて、無茶苦茶面白かった!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月23日
『クロムクロ』第12話その3。その一方で赤城くんが……このままギャグ要員として終わるのか、ここから彼も成り上がるのか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月23日
美夏や茅原、カルロスの夏休みの姿も描かれていたけど……むしろカルロスの方が今後何かありそうなキャラなんだよなぁ。お父さんが採掘していた人というのも気になる。
P.A.WORKSの伝統についてはこちらをどうぞ。
しかし、ここのコメントで書かれていて初めて気づきましたが、『クロムクロ』では7話のプール回でクラスメイトの女のコが画面の端っこでやっていたんですね(録画を確認しました)。ただ、これまでの作品では必ず「メインキャラ」がやっていたので、『クロムクロ』の7話のように「モブキャラ」がこっそりやっているというのは違和感あるんですね。誰かが遊び心で差し込んだ結果、2回出てきちゃったってところですかねー。
それはそうと、こういう日常回もやっぱり面白いですねー。普通のロボットアニメなら日常回はハズレの回になりがちなのに、このアニメはむしろ日常回の合間にたまに戦っているくらいですし。
でも、由希奈がこんなに本格的に訓練を受けていたら、小春のご飯は「美味しくない和尚のご飯」にならないかと心配になってきます。
【第十三話「祭囃子に呼ばれて」】
『クロムクロ』第13話視聴。美夏が『凪あす』のコスプレしてくるし、剣之介と由希奈がイチャイチャしてフラグ立てまくりだし、富山全域が消滅でもするんじゃないかとヤキモキしていたが……剣之介が刺されたくらいで済んで良かった。良かった、じゃない。敵さんが顔隠しているのが伏線だったとは……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月30日
『クロムクロ』第13話その2。「引き金を引けなかったソフィ」は、初めて彼女の弱さが見えた描写なので(おっぱい揉まれたのは除く)彼女の物語として重要っぽいし。初めてスポットライト当たったけど赤城くん以上に酷い扱いだったカルロスの描写も今後に活きてくるのか。面白いキャラなんだけどなー
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月30日
『クロムクロ』第13話その3。そういや、剣之介が刺されたシーンは茅原くんのせいで世界中に配信されてんだな。文化祭ののんきな一面としてほんわか見ていたけど、これで「剣之介はヤツらの仲間ではない」と思ってもらえるか、「敵の顔を見てハッとした剣之介やっぱ怪しい」となるのか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年6月30日
ということで、急展開で1クール目が終わってしまったんですが。
この急展開で重要なのは、今までは「日常シーンとしての学園生活」と「バトルシーンに直結する研究所の描写」は分離していて、出てくるキャラも分かれていたのですが……「日常もバトルになってしまった」んですね。せっかくの文化祭も裏目に出ちゃいましたし、何より「日常の象徴」だったクラスメイト達もあの場に居合わせたワケで、彼ら・彼女らの物語にも影響を与えそうです。
剣之介や由希奈の物語も気になりますが、その他のソフィーや赤城くん達もとてもいいキャラなので、2クール目にこういったキャラ達をどう使ってくるのかに注目しています。
↓ここからが後半の記事です
『クロムクロ』は「謎を振りまく」アニメでかつ「たくさんいるキャラがどう動くのか分からない」作品だったため、途中途中で書いた「予想」が当たっているか外れるか、外れた時はどう外されたのかを答え合わせをするのも面白いと思います。
<ルール>
・14話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
【第十四話「祭に踊る羅刹」】
『クロムクロ』第14話視聴。新OPも絵が動かない!これってスケジュールの問題なのかなぁ。P.A.のOPでこんなに動かない絵なのはビックリだ……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月7日
本編の方は相変わらずの圧倒的濃度で、まぁ1話にこんな労力かけてるんだからOPくらいな…とは思うのだけど、OPはあと10回以上観るからなぁ
『クロムクロ』第14話その2。颯爽と現れた鬼は第三勢力なのか。ムエッタは鬼を知らないけど、鬼はエフィドルグのことを熟知しているっぽいのがポイントかなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月7日
どうも「肉体」と「記憶」が別というのがヒントっぽいのだけど……そう考えると、鬼の肉体にお父さんの記憶が入っているとかかなぁ。
『クロムクロ』第14話その3。茅原くん、流石に悪ノリしすぎだった……先生の伏線もそうだけどクラスメイト達の話も大きく動いてきたなぁ。こうなると、何の役にも立たないし何の物語も動いていないカルロスが気になってくる。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月7日
ソフィは内面がどんどん見えてきてどんどん可愛くなってきたな……
「「肉体」と「記憶」が別」というのは鬼(ゼル)がムエッタに言った台詞からです。この後の展開で種明かしされた話によると、ムエッタ達は「嘘の記憶」を埋め込まれているため剣術も使えるのだけど、知識はあくまで知識であって実戦で鍛えたものには敵わない―――ということだったのかなと思います。
茅原くんはここから反省するのかなーと思いきや、あまり変わりませんでした(笑)。
「あの人も人間だったんだ……」と自分をかばって怪我をした軍人を見て言っていたので、この後の茅原くんは「事件」よりも「人」に注目して配信をするようになった―――と見ることも出来ますが。最終回の由希奈の後姿を映しているとことか。
【第十五話「追分の果て」】
『クロムクロ』第15話視聴。グロス回かー。作画というか絵柄が全然ちがっていたなぁ……美夏やソフィの見せ場みたいな回だったろうに、惜しい。茅原くんは美少年だった。カルロスにようやくストーリーが来たと思ったら、このままだと「スペインに引っ越す前に思い出作りでコスプレ動画撮ろう」だぞw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月14日
『クロムクロ』第15話その2。回想シーンの雪姫の台詞を思うに、剣之介の体にもクロムクロみたいな自動修復機能があるのか。「鬼と雪姫は仲間だった」とするなら、やはり雪姫とムエッタは別人なのだけど…そうすると「何故似てる?」というところに戻るんだよなぁ。敵の大将だけ顔見せないのは伏線?
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月14日
なかなかいいところを突いている当時の感想。
「敵の大将だけ顔見せない」のは、敵の大将が実は鬼(ゼル)と同じ種族で―――エフィドルグの戦士は「侵略した地の人間のクローン」を使うという真実を隠すためだったと思われます。これで「何故ムエッタが雪姫とそっくりなのか」が明らかになりましたし、すっかり忘れていましたが剣之介がフスナーニ(に似た人)を見たことがあるという理由にもなります。
そう言えば、エフィドルグが日本人に似ているのは何故かみたいな話もありましたね。25話のゼルの回想シーンにイムサに似た死体がありましたし、指揮官だけは前世代のクローンを使うという話ですが、他のエフィドルグはみんな剣之介と同じ時代に生きていた日本人で、あの時代にエフィドルグに捕まった人のクローンだったのかなと思います。
あの髪の色で……??
【第十六話「再会は水に流れて」】
『クロムクロ』第16話視聴。この状況で「雪姫ー!雪姫ー!」と言っているだけの剣之介にイラッとするんだけど、ソフィーがそれをちゃんと咎めてくれたんで安心した。由希奈にはそれが言えないもんなぁ。予想とはちがう形だけど、ソフィーがソフィーとして「必要なキャラになった」のは良かった。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月21日
『クロムクロ』第16話その2。このアニメが「由希奈の進路相談」から始まっているところから考えても、この作品にとって「その道を進んでいるのは本当に自分の意志なのか」は重大な要素みたいで―――剣之介やソフィーやムエッタに「本当にそれは自分の意志か?」と突き付けている展開とも言えるか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月21日
『クロムクロ』第16話その3。コスプレ撮影会も「何なんだ、このパートは……」とよく意味が分からんかったのだけど、教師をやめようとしている養護教諭にもまた「それは自分の意志か?」と突き付けているとも言えるのか……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月21日
それはそうと、赤城くんの扱いはこのままでイイのだろうかw
最終回のエピローグを見ると茉莉那ちゃんは学校もカウンセラーもやめなかったみたいで、最終回を観て当時の感想を振り返ってみても、この時に思っていた以上に「進路」は重要だったなーと思います。
極端なことを言うと、この作品って「ロボットアニメ」じゃなくて「青春アニメ」だったと思うんですね。
『TARI TARI』のテーマが合唱で『クロムクロ』のテーマはロボットだった……みたいなカンジで、この作品に一番近いのは『TARI TARI』だったのかなと思いました。描いていたのは「大人」になる前の「自分がどういう大人になるのか」を悩んでいる時期の少年少女達でしたからね。だから、最後のクライマックスが「強大な敵とのバトル」ではなくて「自分の進路を決める」ところにあったのだろうと。
【第十七話「雲中に鬼が舞う」】
『クロムクロ』第17話視聴。正直、最近ちょっとテンション落ちていたのだけど……今週の「衝突しそうな輸送機をクロムクロで受け止める」「今までにない空飛ぶ敵に大苦戦」「後部座席でキャーキャー言っている由希奈がかわいい」の3本でテンション復活したぜ!やっぱクロムクロ面白いな!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月28日
『クロムクロ』第17話その2。そういやすっかり忘れてたけど、今戦っている相手って「回収部隊」なだけで「本国(?)」には恐らくものすごい戦力が残っているんだよね。残り話数から考えるとソイツらと戦ったりする展開にはならないとは思うけど、ひょっとして2期とか構想されてるんだろうか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月28日
『クロムクロ』第17話その3。「鬼が鷲羽を滅ぼした、というのが間違い」という話がここで出てきたということは、剣之介が鷲羽だと思っていたものが間違い=それが揺らいだ剣之介は何のために戦うのか、みたいな話なのか。言っちゃえばこの作品、ずっと進路相談やってるみたいな作品だしな……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年7月28日
どこでどう誤解が生まれたのか今となっては覚えていないのですが……「宇宙からやってくる侵略者(エフィドルグ)」と「鬼(ゼル)」がごっちゃになってしまったことで真実が叙述トリックのように分からなくなったのですが、両者が別勢力だと分かればなんてことはないシンプルな話だったと思いますね。記憶を操作されていたのは、むしろムエッタ達エフィドルグだったという。
すっごく楽しませてもらった作品なので「2期やります!」と言ってくれたなら観たいですけど、最終回の後の「由希奈と剣之介の再会」なんかを例えば描かれたらそれはちょっと蛇足だと思っちゃいますね……「全26話のオリジナルアニメ」できっちり終わったからこそ、この寂しさも含めての名作というかね……
【第十八話「湯煙に消える」】
『クロムクロ』第18話視聴。何故この期に及んで「好きなアニメの話」とか「みんなで映画作ろう」みたいな話で盛り上がっているのかと思ったら、これが「最後の平和な時間」で一気に急展開だったか。状況からすると、由希奈がムエッタに間違われて連れ帰られたので、ヒロイン入れ替わりで面白い展開に
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月4日
『クロムクロ』第18話その2。由希奈がいなくなってどうなるかというと、まず真っ先にクロムクロが動かせなくなるので早くも詰んでいるんだけど…「ムエッタでも動かせる」となると、二人の関係性の解明が進むというか、そもそも「何故由希奈だけが剣之介を目覚めさせられたのか」の謎が分かるんだな
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月4日
『クロムクロ』第18話その3。カルロスのだめだめっぷりが凄まじくて、赤城くんがマトモな人に見えるのズルイ。クラスメイト達は結局最後まで「日常のにぎやかし要員」なのだろうか。それとも、由希奈がいなくなって流石に目覚めるのだろうか
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月4日
小春が叔父さんのマズイ飯を食わなきゃならんのも心配w
まさかこの時は本当に映画を撮るとは……
由希奈とムエッタの関係は、実は最終回を迎えてもよく分からないとこがあって……ムエッタは雪姫のクローンで、雪姫の子孫が由希奈で「たまたまDNAなどがものすごく近かった」みたいなところまではイイのですが。雪姫に子どもはいなかったはずなのに(いたら剣之介が言及しているはず)、子孫というのは……?
直系のつながりじゃなくて、例えば雪姫のいとこが別の国に嫁いでいて、鷲羽家の滅亡の影響は受けなくて、そのいとこの子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子が由希奈みたいなことなら説明がつくような気もしますが。そうすると鷲羽家に関する情報が途絶えている理由がよく分からないんですよね……
まぁ、由希奈達にもよく分かっていないことでしょうし、全ての謎が明らかにならないといけないワケでもないんで別にイイんですけど……
【第十九話「鬼が誘いざなう宴」】
『クロムクロ』第19話視聴。ソフィをこう使ってくるかー!Wヒロインの一人で金髪ロリ碧眼天才日本大好き少女という属性詰め込みすぎなキャラなのに、イマイチ使いどころがもったいないなーと思っていたが。戦力外通告を喰らったことで逆に自由に動けるという。流石に終盤戦、面白くなってきたわー!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月11日
『クロムクロ』第19話その2。剣之介に「オマエが侍だったという記憶は捏造かも知れんぞ」という疑惑があったことから考えるに、ムエッタの幼少期の記憶こそが捏造っぽいな。雪姫=ムエッタで記憶を書き換えられて兵士にされたってとこか。そんなに人材いないのか、エフィドルグ?リスク高いだろ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月11日
『クロムクロ』第19話その3。“鬼”の方は本当に人材不足だから、かつては雪姫、今回はソフィと、協力できそうな人材を見極めて戦力を渡しているってとこかなー。これも、かつてエフィドルグの誰かが剣之介を「裏切者」扱いしてたことから、エフィドルグを裏切ってエフィドルグと戦うことを選んだか
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月11日
クロムクロ』第19話その4。ガウスを失ったソフィに“鬼”が新型ロボを渡してくれるって展開を予想すると…誰か「後部座席に乗る人」が必要で、ということでクラスメイト達の誰かが抜擢されるって展開かな。ソフィが一番信頼してそうなのは……武隈先生かな?w
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月11日
そういや、武隈先生にも伏線あったな
ソフィーとゼルの邂逅の回。
まさかソフィーがフラグ立てる相手が鬼だとは……
この回の予想は近いところを突きつつ外しているカンジで、今読むと面白いですねぇ。
「裏切者」というのは言ってしまえばエフィドルグ全員で、彼らはみな「仲間の星を制圧するために作られたクローン」ですからね。剣之介やゼルの方には仕掛けがなかったけど、エフィドルグの方に叙述トリック的な仕掛けがあったという。
ソフィーのパイロット化の予想は外れましたが、最終的に基地奪還作戦では彼女がガウスに乗ったので、むしろこっちの方が燃える展開だったかも。ゼルの持っていた機体ではないけれど、新たなグロングルのまとい手になったのはトムさんで―――これもまぁ予想外でした。
【第二十話「飛んで火に入る虎の口」】
『クロムクロ』第20話視聴。「護られているだけじゃダメだ!」と由希奈が一人奔走するのが、グッとくるじゃないか……何の力も持たず、何も出来なかった彼女がここでちゃんと戦うんだから。トムさんの特訓がここにつながっているというのも熱い。一方、当のトムさんは何の活躍もしてなかった。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月18日
『クロムクロ』第20話その2。敵の本隊がとてつもない巨大戦力ということで「ひょっとしてこの作品、分割4クールか?」と思ったのだけど、剣之介と由希奈の物語は2クールで構成されていると思うし。先遣隊を倒して、「俺達の戦いはこれからだ!」みたいな終わり方になるのかなぁ。それだと尺余るか
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月18日
『クロムクロ』第20話その3。しかし、20話まで来てもクラスメイト男子3人が何の役にも立っていないとは思わんかった……w 施設内にいる状況で敵が攻めてきたということは、ここから何かあるかも知れないけど。活躍させられるシチュエーションが全く想像できないw
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月18日
「俺達の戦いはこれからだ!」エンドというのは当たらずも遠からずなのだけど、考えてみれば「高校生」にとっての本当の戦いは「卒業した後の人生」なのだから、学生主人公の物語は全て「俺達の戦いはこれからだ!」エンドと言えるのかも知れない……
『クロムクロ』は言ってしまえば登場人物達が「進路」を決めるまでの話ですからね。剣之介はエフィドルグと戦う進路を選び、由希奈やソフィーはそれを追いかける進路を選び、美夏はレポーター、赤城くんは整備士、茅原くんは南極か北極でカメラを構え、カルロスは何してんだオマエ……と、それぞれ別の道で戦っているんですね。そういう意味では究極の「俺達の戦いはこれからだ!」エンドだったと言えるのかも。
【第二十一話「牙城の落ちる日」】
『クロムクロ』第21話視聴。出来たばかりなのに早くも潰されるP.A.の新社屋!とうとう男を見せた赤城くん!でも、そんなことをあっさり忘れさせるセバスチャンの討ち死に!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月25日
なんか、相対的にようやく来た赤城くんの見せ場が「あぁ……そんなのもあったねぇ」となっちゃった気がするんだが!
『クロムクロ』第21話その2。敵に基地を落とされて虐殺が始まるのかと思ったら、敵に洗脳されて敵側に就くということは、逆に言えば「(死んでないキャラは)全員助かる」とも言えるのか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月25日
「兵力を現地調達する」という事前情報もあったけど、なんかすごい紳士的な侵略だなと思ってしまった。
『クロムクロ』第21話その3。しかし、残るこちら側の戦力はクロムクロとトムさんのガウス、湖に沈んでいるムエッタの機体だけか。鬼が何か隠し玉を持っていないとソフィの見せ場がないのだけど……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年8月25日
そう言えば、由希奈の父親は?ただ死んでいるだけなら引っ張った意味もないと思うが……
「紳士的な侵略」とこの時は思っていたのだけど、操られた人間は精神が壊されてしまったみたいで全然紳士的じゃなかったです。ベスとリタのオペレーターコンビが、ここでリタをかばってべスが敵に洗脳されてしまうのだけど、その後ずーーーーっとリタがべスを介護していたと思われるシーンが最終回にあってグッと来てしまいました。
赤城くんの見せ場はここじゃなくて最終回に煙まみれになっているところなので、この回での心配は不要でしたね。最終回のあれも赤城くんがどれくらい重要なポジションだったのかはよく分かりませんが。
【第二十二話「鬼が哭いた雪中花」】
『クロムクロ』第22話視聴。どうしてこの期に及んでオッサンと鬼がイチャイチャしながらカレー食べている姿を見ているんだろうw カレーの偉大さを伝えるアニメ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月1日
しかし、「行方不明の父親」って絶対に主人公達のピンチに颯爽と駆けつけてくれるポジションだって思うじゃん。普通に死んでるって…
『クロムクロ』第22話その2。この「予想も裏切るが期待も裏切る!」カンジがこの作品らしさっちゃらしさではあるんだけどね……絶対にいつか活躍するはずだと思ってた赤城くん達が、大して活躍しないまま22話まで来ちゃうところとかw しかし、敵の星とのワープゲートって、これまたベタな……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月1日
まさか父親が普通に死んでいるとは……
ただ、自分が納得がいかないことの第1位がこの回の「手錠をハメたまま全裸になるムエッタ」です。どうやって脱いだんですかね。フスナーニのように手錠を外して、その後に自分でつけ直した……?何のために……?
【第二十三話「雪に唄う蛙」】
『クロムクロ』第23話視聴。参りました!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月8日
この状況で「映画を撮る」とは……全くもって意味不明な展開かと思いきや、それがちゃんと第1話の「進路相談」から繋がっている話で、この絶望的な状況でも彼らがどう生きていくのか・どう戦うのかというこの作品の一番重要なものを描いているとは。
『クロムクロ』第23話その2。赤城くんもカルロスも、「戦力」としては活躍しなかったけど……彼らにも彼らの生きざまがあって、それが回りまわって地球の命運を賭けた戦いに遠くつながっているというのが熱いじゃないか。カルロスが最後にムエッタを受け入れるシーンはグッと来たよ……
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月8日
『クロムクロ』第23話その3。武隈先生にしても「過去に何かがあった」みたいな伏線もあったけど、それは別に剣之介達の話の中で明かされなくてもイイことで。そういう過去を持った先生だからこそ剣之介に進路を語れるんだと思わせてくれた。ここに来てサブキャラの使い方が上手かったなぁ…大満足。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月8日
ここからの4話が、自分が『クロムクロ』という作品を「大好き」に思わせてくれる4話でした。クラスメイト達や武隈先生の使い方が良かったなぁ。
あと、すごく印象深かったのがグラハム少佐とトムさんのシーン。「大人」の視点から「高校生」を眺める会話が印象的で、グラハム少佐はずっと「大人」として剣之介達「子ども」に接しなければならないと思っていたみたいなんですよね(でも、出来なかった)。
これが「進路」を描くこの作品にとって深みを増していたなぁと思うのです。
P.A.作品は割とどれもそうですが、「未来に無限の可能性を持った子ども」と「その手本にならなくてはならない大人」の両方が描かれていて……それがまたオジサン視聴者の心を打つのかなぁと思います。
【第二十四話「血戦の黒部ダム」】
『クロムクロ』第24話視聴。まさかのセバスチャン復活!しかも、ソフィ救ってミラーサの動きを止めてムエッタのアシストするなど、MVP級の活躍してんぞ!すげえな執事。ダイナマイトも使うぜ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月15日
絶対生きているだろうと思ってた父親が死んでて、ノーマークだったセバスチャンがここで出てくるとは
『クロムクロ』第24話その2。セバスチャン復活に、ムエッタとミラーサの女の戦いに決着、仲間のために走るトムさんと、奇策で敵を封じるソフィ、そしてとうとう敵を仕留めた由希奈……と、これ以上ない集大成となる回で「あれ……残り2話は何やるんだ?」と思ったら、更なる艦隊が来るのか。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月15日
セバスチャン復活!
あの……正直なことを言うと、私……「死んだように描かれていたキャラが実は生きていましたー!」って展開は好きじゃないんですね。死んだ時に一涙、生きていたと判明して一涙―――それを繰り返していった結果「どうせ死んでいないんだろうなー」と冷めた目で見てしまうところがありましたんで。
ただ、ソフィーのピンチに颯爽と現れて大活躍するセバスチャンに初めてここで「執事かっけえ!」と感動させられたし、由希奈がさらわれた時に剣之介が由希奈の大切さを思い知ったように、セバスチャンと離れている期間にソフィーも成長したし。「好きじゃない」という気持ち以上に「ま、面白かったから良いか」と納得させられてしまいました。
作品の好き嫌いは理屈じゃないというか……
逆に考えると、「料理店で「多い」と文句を言っているお客さんの本当の不満は「まずい」だったりする」という話のように、私が“長年「死んだように描かれていたキャラが実は生きていましたー!」って展開が好きじゃない”と思っていたことも、本当はシンプルに「面白くない作品はそういうところが目につく」ってだけの話だったのかもと思いました。
【第二十五話「鬼の見た夢」】
『クロムクロ』第25話視聴。あー、そうか。普通のアニメだったら「最終決戦で大ボスを倒しました。色々問題もありましたが、これでハッピーエンドですね」と最終回になるのだけど、このアニメはその後の「色々な問題」をしっかり描くのか。国連の連中、ホント腹立つわ……食べ物を粗末にする者=悪!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月22日
『クロムクロ』第25話その2。ここに来て「大学行くか」「就職するか」みたいな話が出てくるように、この作品のストーリーは三者面談から始まってずっと一貫して「進路を決める話」なんだよね。だから最終決戦で終わりではない。その後に由希奈が進路を決めるところが最終回になるという。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月22日
『クロムクロ』第25話その3。「姫の仇を討つ!鬼を斬る!」しか言っていなかった剣之介は、姫の死を受け入れ、鬼とも分かり合って、自ら進路を決断した。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月22日
でも、由希奈はまだ決断をしていないんだ。「剣之介にムリヤリ連れてかれて始まった」彼女の物語だから、彼についていくだけじゃダメなんだ。
ということで、24話が終わった時には「残り2話は何やるんだ?」と言っていたのですが、ラスボスを倒した後の世界でそれぞれが進路を決める話が最後に来ました。
でも、この作品……最後の2話を使って「その後のキャラ達がどう生きたのか」をじっくり描いたんですね。「最終決戦が終わった後も人生は続く――――」と。そのためにこの作品、やたら進路相談のシーンがあったのだろうと。
【第二十六話「侍は振り返らず」】
『クロムクロ』最終話視聴!ありがとう!最後の最後まで、予測不能なんだけど後から思えば「これしかない」と言えるストーリー展開にしびれたよ。まさか最後の敵がトムさんだなんて誰が予想できるか……でも、登場人物全員を愛を持って描く見事な最終回だった。忘れられない心に残る作品だった。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月29日
『クロムクロ』最終話その2!やっぱり自分はこの作品の肝は「クラスメイト達」だったと思うし、最後にみんなで力を合わせてクロムクロを強奪する展開は熱かった。そこを通過点にして、みんなそれぞれの道を歩んでいくというラストもすごく好きだった。この作品はやっぱり「青春アニメ」だったなぁ。
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月29日
『クロムクロ』最終話その3!第1話の冒頭から「進路」が決まらなかった由希奈が、追いかけて追いつくために、最後の最後に自分の「進路」を決めた後姿がとても格好良くて。あの絵を見るためにこの半年間の価値があったと言えるくらいに感動した。素晴らしい作品をありがとう!P.A.最高だぜ!
— やまなしレイ(電子書籍発売中) (@yamanashirei) 2016年9月29日
そう言えば……23話だったと思うのですが、進路の話をされた剣之介が「侍ではダメなのですか?」と訊き、武隈先生が「侍とは(職業ではなくて)思想だよ」と言っていたことがありました。
最終話のタイトル「侍は振り返らず」はもちろん剣之介のことでもあるのだけど、天に消えた剣之介達を見上げて振り返らなかった由希奈の後姿のことや、それを支えたクラスメイト達のことでもあると思うのです。
私がこの作品を最後の最後に「大好きだーーーー!」と感動したのはここの部分で、何の変哲もなかったクラスメイト達が、仲間のために無茶をやって剣之介達を救おうとしたからです。あの瞬間、彼らも侍になったのだと私は思います。というか、まさか茅原くんの生配信があんな形で役に立つとは……
敵サイドに魅力あるキャラがいなかった分、途中ちょっとダレてしまったところもあるのですが……「ラスト4話」で一気にまくられ、「最終話」でグゥの音も出ないほど感動させてもらいました。エピローグでそれぞれのキャラの「進路」をしっかり見せてくれたのも良かったです。
私は前々からP.A.WORKSの作品が大好きでしたが、新たな分野に挑戦して、より一層P.A.WORKSのことを好きになった作品になりました。 ありがとうございました!
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