※ ホームページ閉鎖に伴い、ホームページに書いていた「キャラ紹介のページ」を旧ブログへと移転させた記事を、2025年に新ブログに移転した記事です。
WEB漫画『朝が来る』キャラクター紹介ページを公開しました。
ということで、久々にキャラクター紹介ページです。
自分で自分の作品について語ることに、「俺そんなに偉そうなこと言えねーよ」感は相変わらず持っているんですけど。でも、自分を底辺だと思って腐っちゃうのも違うなと最近は思えるようになりました。『超電磁砲<レールガン>』を観ているおかげで。
唐突に、Twitter始めました。
フォロー大歓迎。自分としても「フォローしている」人をありったけまで増やしたいです。
今年になってPixivやらTwitterやらを始めて「生き急いでいる」感もあるんですけど、今年の自分の目標は「自分で自分の限界なんて決めない」なので。主戦場は「読みきりの漫画描き」だし「ブログ更新」なんだけど、他にも色んな出口&入り口を作っておくことも大事だと思っているのです。
Twitter、ホント大したこと呟いていないですけどね(笑)。
ブログのサイドバーにも載せられるようなんだけど、迷い中……まだ手を出し始めたばっかですから。
Pixivの方も、せっかくなんだから何かをやりたいなとは思っています。
「読みきり漫画」って構想から完成までに膨大な量の手間と時間がかかるので、もうちょっと短い期間で表現出来るものを描くことで息抜きにもなるんじゃないかとか。2ヶ月前の自分が聞いたらブチ切れそうなことを思ってみた。「そんなことやっている暇があったらトーン貼れ!!」と殴られそう。ゴメン。
キャラクター紹介。ネタバレ全開なので、漫画を読んでからの方が楽しめるんじゃないかと思います。
井上 弘務(いのうえ ひろむ)




15歳
西鷹高校1年・160cm
家族構成:父・母・妹
趣味:(レトロ)ゲーム
特技:ツッコミ
【ライナーノーツ】
ちょいとキャラデザの話から。
前作『サッカー日和』は悔いの残る作品ではあったんですけど、自分にとって沢山の財産を生んでくれたところもあって。その一つがキャラデザの“幅”でした。裕美子は海イズの派生系だし、エリスは紗希と椿を足したカンジだし、岸は悠真と『ちのしあ』6話に出てくる“邪念”をブレンドしたデザインだし、村川くんは設定で用意してあったムト君の少年時代のデザインまんまだし―――メインキャラはいつもの通りのキャラデザに収まりそうだったんですけど……
如何せんキャラが多すぎて普段自分が描かないようなデザインもしなきゃマズイなと、サブキャラでは結構な遊びをしまして―――「コレはイケる」「コレはダメなんだ」「コレとコレは似通ってしまうんだ」というラインを教えられたと思っています。弘務のデザインの元は、ぶっちゃけた話、『サッカー日和』水泳部の清美ちゃんです。
縦長の黒目を描いたら思いのほか可愛くて、「じゃーコレを利用して次回作は猫目キャラにしようかな!」というところが発端です。描いてみたら地味だったんで、ネコミミ足して、アホ毛つけて……と、どんどんパーツを加えると冴えなくなっていって(笑)。
いっそのこと思いっきり冴えないキャラにしてしまおう!と、楽しくない日々を過ごしている主人公が出来上がりました。
なので、自分の作品では珍しくキャラデザ先行で後から性格を固めていったパターンだったワケです。こういう性格のキャラだとセリフが自然と出てくるというのは、どういうことなのだ。
【初期設定画】



初期設定。
鉛筆画の状態だとまだ美少年っぽいところがありましたね。前作主人公が村川くんだったからなー。
『サッカー日和』で既に描いた服の夏バージョンなので、制服のデザインほぼ考えていないのも一緒。でも、ベルトは「作画はそんなに大変じゃないけど」「ワンポイントになる」柄でお気に入りだった記憶があります。
【裏設定】
僕にとっては自然なことだと思ったんですけど……
弘務って「友達が死んだこと」については哀しんでいないんですよ。「友達を失ってしまった自分」が哀しいだけなんです。あくまで自分目線。だから、彼がウダウダ言っているのは全て“自分”のためなんです。僕は「4年も会っていない友達なんてそんなもんじゃね?」と思うんだけど、読んでもらった人からは結構「友達が死んだらもっと哀しむもんじゃない?」と言われて―――あぁ、そういうものなのかと驚いたのです。
この辺の感覚は、描き手として突飛なものにし過ぎるのは良くないと反省しています。
これはホントのホントの裏設定。というか、本編からはカットされた話。
弘務は理世と同じように西鷹高校に通っているのだけど、中学以降はそれほど仲が良いワケでもなかったんです。異性の旧友ってそんなカンジじゃないですか。なので、終盤に理世が「生徒会選挙も落ちるし!」と愚痴るシーンがあるのですが、実は弘務はエリスに投票しているんですよ。ほら、やっぱ男のコだから美少女に弱いワケで(笑)。
戸田 今日子(とだ きょうこ)





「でも!生きてんだ!生きてんだよ!!」
16歳
雛沢女子学園 高等部1年・164cm
家族構成:父・母
趣味:スポーツ全般
特技:大食い
【ライナーノーツ】
男のコにとって、女のコってのは永遠に謎な生き物だよね―――を具現化したかったキャラ。
『朝が来る』は弘務目線な話なので、今日子は「美化」されているというか「ミステリアス」というか「つかみどころのない」ように描いたつもりです。もちろん現実は単なる16歳の女のコだし、大人っぽくなったように見えても中身は大して変わっていないし、むしろ4人の中で一番精神年齢低いと思うんだけど。男のコにはそれが分からないんですよ。特に、初恋の相手なんかはね。
「キャラクターを魅力的に描く」ためには、そのキャラの人となりとか、何を思っているかとか、何を好きかとかを描写していくのが普通だと思うのですが。そういう理由で、この作品ではそうした描写をなるべく廃したため、「魅力的なヒロインと思われなくても構わない」と開き直って描きました。デザイン的にもかなりポチャポチャしていますしね。
【初期設定画】



鉛筆画を見ると、ムギ(@『けいおん!』)みたいだ……自分はこの頃は『けいおん!』知らなかったので偶然ですけどね。
『サッカー日和』で死ぬほどブレザーを描いたので、次はセーラー服を描きたい!と自然とこの形に。個人的にはスニーカーが好きでした。デザインもさることながら、お嬢様学校なのにスニーカーというセンスが今日子らしくて。
【裏設定】
中学・高校を私立のお嬢様学校に進んだ受験組。
でも、勉強は弘務や理世の方が出来たし、ムリして入った学校でレベルの差に苦しむことになって。成績も良くなかったから、アイデンティティだった部活(陸上部)も辞めなくちゃならなくて―――そういう葛藤をずっと抱えていたからこそ、久々に小学生時代を思い出せたこの日は誰よりもハシャいでいたんだと思います。
それはそうと、4年で髪伸びすぎじゃね?という疑惑が。
ほら!女のコの体には不思議がいっぱいだからさ!
真崎 豊(しんざき ゆたか)




「いい女になったんでないです?」
15歳
藤桜学園 高等部1年・170cm
家族構成:父・妹
趣味:お笑いライブ鑑賞
特技:空気を読む
【ライナーノーツ】
久々に昔の友達に会ったら「あれ?コイツ、こんなヤツだったっけ?」と思うことってあるじゃないですか。
ノリが合わないというか……自分の過ごした4年間と、コイツの過ごした4年間は全然違うものだったんだと思ってしまうような感覚。そりゃ弘務、今でも『グラディウス』やっているくらいだからね(笑)。そんな風にどうにも距離を感じてしまう友人として彼を描きました。だから、やっぱりコイツも「魅力的なキャラクター」とはちょっと違うんですよね。
でも、それはお互い様で。
豊は豊で「弘務、暗くなったなぁ」と思ったからこそ必要以上にお茶らけていたワケで、彼にとってもきっと小学生時代は大切な思い出だったのだと思いますよ。協調性がないのもみんなのため。実は誰よりも空気を読んで行動しているんだと、意識して描くようにしました。だから自分としてはお気に入りのキャラクターだったのだけど、この髪のトーンだけはしんどかった……殺意を抱くほどにしんどかった……
【初期設定画】



初期の方がチャラチャラしていたかもなぁ…… 小学生時代の「黒髪」設定は、「誰が誰だか分からなくなる」恐れがあったので没にしました。
トーン髪に、ストライプのネクタイに、トーンのズボン……他3人が黒髪なんで結果オーライだったのですけど、ベタが少ないキャラで正直不安でしたねー。白いカバンはお気に入り。この作品は“制服”があるので衣裳に制限があった分、小物のデザインに気合が入っていたのかも。何かモデルがあったような気もするけど、よく覚えていないや。
【裏設定】
顔が良くて、かなりモテて、勉強もそこそこで、処世術に長けている……というイヤになるほどの高スペックキャラではあるんですが、夢は「漫才師」というなかなかなロックな生き様という設定があります。でも、相方がいないという(笑)。そういう意味で、小学生の頃に一緒に悪ふざけをやってくれた弘務に期待をするのだけど―――というスピンオフ作品を考えて、考えたところで凍結中です。漫画でお笑いを描くなんて、オイラにはムリっす。
渡辺 理世(わたなべ りよ)




「笑ってんじゃね―――!」
15歳
西鷹高校1年・154cm
家族構成:父・母・姉(文世)
趣味:ペンシルパズル
特技:肉弾戦
【ライナーノーツ】
『サッカー日和』の世界観を使って『朝が来る』を描こうとした際、真っ先に「使いたいな」と思ったのがこのキャラでした。
ホントのことを言うと……現行の4人の物語は初期プロットでは6人で、『サッカー日和』キャラはもう1人参加する予定だったんですが。ページ数の都合で「こりゃ入りきらないわ」と、理世一人での参加になりました。『サッカー日和』では無機質なキャラのように描いたので、実はこんなことを考えているキャラだったんだって、自分自身で見てみたかったのです。
あとまぁ、「地に脚のついたキャラ」が一人いると、他のキャラで好き放題出来るというのもありますね。
キャラデザもそうだし、ポジションもそうだし、悪いことをしている他のキャラ達に「これって悪いんじゃ…」と言わせることが出来るし。
【初期設定画】



デザインはほぼ『サッカー日和』と一緒。
メガネの上フレームだけは「表情が見えにくい」という反省点だったので、今回は下フレームだけで描くことにしました。
あと、何気に小学生時代の私服が可愛いというのがポイント(笑)。
あの服は出番1コマじゃないと描く気にならないなぁ……
【裏設定】
『サッカー日和』での生徒会vs反・生徒会の構図というのは、実は出身中学による派閥争いが歴代続いていたという背景がありまして。誰と誰と誰は同じ中学―――みたいな設定が細かく決めてありまして。
そこから「コイツの中学時代を描いても面白いかもなぁ」なんて考えていたことが『朝が来る』に繋がりました。「別々の中学から一つの高校に進んだ」のと逆に、「一つの小学校から別々の高校に進んだ」ことを描くと面白いかもなぁと思ったのです。作者としては凄く楽しかった。『サッカー日和』『朝が来る』のキャラは、また他の機会に使いたいくらいです。
“アイツ”

享年:15歳か16歳
学校不明・身長不明
家族構成:不明
趣味:不明
特技:不明
【ライナーノーツ】
作品を読んでもらうとコチラの予想外の反応が来るのが毎回なんですが……
コイツに関しても、ことごとく「あーそう読まれるのか」と驚きの連続でして。色々と勉強になりました。
「この自殺しちゃった友達が―――」って言われるんですよ。
え?自殺したの?と僕は思うんですよ。作中では「自殺したかどうか」も「男か女かも」「本名も」明言したつもりはなくて、「自殺したんじゃないか」は豊と弘務がただ推測しているだけのつもりだったんですよ。そもそも、友達が死んで「自殺じゃねえか」と真っ先に思うのってそんなに“普通”ではないと僕は思っています。いや、僕は思うけどね。僕は自分が“普通”だとは思っていないので。
やっぱり“死”をある程度横に置いている人間の発想だと思うし。
豊と弘務のあの会話は「友達が自殺してしまった」ことを書きたかったというよりは、「あんなことを話してしまう彼らの危うさ」について書きたくて……それが思ったように伝わらなかったのは、死生観のズレというか、描写力とかページ数とか、色々と難しかったなと。「シナリオ的に悔いが残る」と言っていたのはその辺の理由だったりします。
ちなみに本名や性別を明言しなかったのは、「あとがき」にもチラッと書きましたけど、一人のキャラクターというよりは「これはひょっとしたら自分かも知れない」し「これはひょっとしたら自分の友達かも知れない」と思って欲しかったからです。なので、極力コイツに関しては描写しないようにしたのです。ページ数がなかったというのもあるけど。
最後に
この作品は「短いページ数で」「自分の色を出しながら」「それでいてレベルアップを目指す」作品ではあったので、ある程度のカタチになったという自信はありつつ。だからこそ“悔い”を言い出せばキリがない作品になりました。もちろんここで右往左往していたからこそ今の自分があるんで、ホップステップジャンプの「ホップ」の部分だったのだと思いたいのですけど。
彼らは生きている。
明日も明後日もその次も、朝が来たら起きて学校に行って授業を受けて帰る―――だから、またどこか別の機会で彼らを描くことになるかも知れませんし。その時は久々に会った友人のように、懐かしく、でもヨソヨソしく、描ければイイなぁと思っています。ではでは。
【ブログ用トップ絵】

自分で自分の作品について語ることに、「俺そんなに偉そうなこと言えねーよ」感は相変わらず持っているんですけど。でも、自分を底辺だと思って腐っちゃうのも違うなと最近は思えるようになりました。『超電磁砲<レールガン>』を観ているおかげで。
唐突に、Twitter始めました。
フォロー大歓迎。自分としても「フォローしている」人をありったけまで増やしたいです。
今年になってPixivやらTwitterやらを始めて「生き急いでいる」感もあるんですけど、今年の自分の目標は「自分で自分の限界なんて決めない」なので。主戦場は「読みきりの漫画描き」だし「ブログ更新」なんだけど、他にも色んな出口&入り口を作っておくことも大事だと思っているのです。
Twitter、ホント大したこと呟いていないですけどね(笑)。
ブログのサイドバーにも載せられるようなんだけど、迷い中……まだ手を出し始めたばっかですから。
Pixivの方も、せっかくなんだから何かをやりたいなとは思っています。
「読みきり漫画」って構想から完成までに膨大な量の手間と時間がかかるので、もうちょっと短い期間で表現出来るものを描くことで息抜きにもなるんじゃないかとか。2ヶ月前の自分が聞いたらブチ切れそうなことを思ってみた。「そんなことやっている暇があったらトーン貼れ!!」と殴られそう。ゴメン。
キャラクター紹介。ネタバレ全開なので、漫画を読んでからの方が楽しめるんじゃないかと思います。
井上 弘務(いのうえ ひろむ)




「前言撤回!オマエ いいヤツだ」
15歳
西鷹高校1年・160cm
家族構成:父・母・妹
趣味:(レトロ)ゲーム
特技:ツッコミ
【ライナーノーツ】
ちょいとキャラデザの話から。
前作『サッカー日和』は悔いの残る作品ではあったんですけど、自分にとって沢山の財産を生んでくれたところもあって。その一つがキャラデザの“幅”でした。裕美子は海イズの派生系だし、エリスは紗希と椿を足したカンジだし、岸は悠真と『ちのしあ』6話に出てくる“邪念”をブレンドしたデザインだし、村川くんは設定で用意してあったムト君の少年時代のデザインまんまだし―――メインキャラはいつもの通りのキャラデザに収まりそうだったんですけど……
如何せんキャラが多すぎて普段自分が描かないようなデザインもしなきゃマズイなと、サブキャラでは結構な遊びをしまして―――「コレはイケる」「コレはダメなんだ」「コレとコレは似通ってしまうんだ」というラインを教えられたと思っています。弘務のデザインの元は、ぶっちゃけた話、『サッカー日和』水泳部の清美ちゃんです。
縦長の黒目を描いたら思いのほか可愛くて、「じゃーコレを利用して次回作は猫目キャラにしようかな!」というところが発端です。描いてみたら地味だったんで、ネコミミ足して、アホ毛つけて……と、どんどんパーツを加えると冴えなくなっていって(笑)。
いっそのこと思いっきり冴えないキャラにしてしまおう!と、楽しくない日々を過ごしている主人公が出来上がりました。
なので、自分の作品では珍しくキャラデザ先行で後から性格を固めていったパターンだったワケです。こういう性格のキャラだとセリフが自然と出てくるというのは、どういうことなのだ。
【初期設定画】



初期設定。
鉛筆画の状態だとまだ美少年っぽいところがありましたね。前作主人公が村川くんだったからなー。
『サッカー日和』で既に描いた服の夏バージョンなので、制服のデザインほぼ考えていないのも一緒。でも、ベルトは「作画はそんなに大変じゃないけど」「ワンポイントになる」柄でお気に入りだった記憶があります。
【裏設定】
僕にとっては自然なことだと思ったんですけど……
弘務って「友達が死んだこと」については哀しんでいないんですよ。「友達を失ってしまった自分」が哀しいだけなんです。あくまで自分目線。だから、彼がウダウダ言っているのは全て“自分”のためなんです。僕は「4年も会っていない友達なんてそんなもんじゃね?」と思うんだけど、読んでもらった人からは結構「友達が死んだらもっと哀しむもんじゃない?」と言われて―――あぁ、そういうものなのかと驚いたのです。
この辺の感覚は、描き手として突飛なものにし過ぎるのは良くないと反省しています。
これはホントのホントの裏設定。というか、本編からはカットされた話。
弘務は理世と同じように西鷹高校に通っているのだけど、中学以降はそれほど仲が良いワケでもなかったんです。異性の旧友ってそんなカンジじゃないですか。なので、終盤に理世が「生徒会選挙も落ちるし!」と愚痴るシーンがあるのですが、実は弘務はエリスに投票しているんですよ。ほら、やっぱ男のコだから美少女に弱いワケで(笑)。
戸田 今日子(とだ きょうこ)





「でも!生きてんだ!生きてんだよ!!」
16歳
雛沢女子学園 高等部1年・164cm
家族構成:父・母
趣味:スポーツ全般
特技:大食い
【ライナーノーツ】
男のコにとって、女のコってのは永遠に謎な生き物だよね―――を具現化したかったキャラ。
『朝が来る』は弘務目線な話なので、今日子は「美化」されているというか「ミステリアス」というか「つかみどころのない」ように描いたつもりです。もちろん現実は単なる16歳の女のコだし、大人っぽくなったように見えても中身は大して変わっていないし、むしろ4人の中で一番精神年齢低いと思うんだけど。男のコにはそれが分からないんですよ。特に、初恋の相手なんかはね。
「キャラクターを魅力的に描く」ためには、そのキャラの人となりとか、何を思っているかとか、何を好きかとかを描写していくのが普通だと思うのですが。そういう理由で、この作品ではそうした描写をなるべく廃したため、「魅力的なヒロインと思われなくても構わない」と開き直って描きました。デザイン的にもかなりポチャポチャしていますしね。
【初期設定画】



鉛筆画を見ると、ムギ(@『けいおん!』)みたいだ……自分はこの頃は『けいおん!』知らなかったので偶然ですけどね。
『サッカー日和』で死ぬほどブレザーを描いたので、次はセーラー服を描きたい!と自然とこの形に。個人的にはスニーカーが好きでした。デザインもさることながら、お嬢様学校なのにスニーカーというセンスが今日子らしくて。
【裏設定】
中学・高校を私立のお嬢様学校に進んだ受験組。
でも、勉強は弘務や理世の方が出来たし、ムリして入った学校でレベルの差に苦しむことになって。成績も良くなかったから、アイデンティティだった部活(陸上部)も辞めなくちゃならなくて―――そういう葛藤をずっと抱えていたからこそ、久々に小学生時代を思い出せたこの日は誰よりもハシャいでいたんだと思います。
それはそうと、4年で髪伸びすぎじゃね?という疑惑が。
ほら!女のコの体には不思議がいっぱいだからさ!
真崎 豊(しんざき ゆたか)




「いい女になったんでないです?」
15歳
藤桜学園 高等部1年・170cm
家族構成:父・妹
趣味:お笑いライブ鑑賞
特技:空気を読む
【ライナーノーツ】
久々に昔の友達に会ったら「あれ?コイツ、こんなヤツだったっけ?」と思うことってあるじゃないですか。
ノリが合わないというか……自分の過ごした4年間と、コイツの過ごした4年間は全然違うものだったんだと思ってしまうような感覚。そりゃ弘務、今でも『グラディウス』やっているくらいだからね(笑)。そんな風にどうにも距離を感じてしまう友人として彼を描きました。だから、やっぱりコイツも「魅力的なキャラクター」とはちょっと違うんですよね。
でも、それはお互い様で。
豊は豊で「弘務、暗くなったなぁ」と思ったからこそ必要以上にお茶らけていたワケで、彼にとってもきっと小学生時代は大切な思い出だったのだと思いますよ。協調性がないのもみんなのため。実は誰よりも空気を読んで行動しているんだと、意識して描くようにしました。だから自分としてはお気に入りのキャラクターだったのだけど、この髪のトーンだけはしんどかった……殺意を抱くほどにしんどかった……
【初期設定画】



初期の方がチャラチャラしていたかもなぁ…… 小学生時代の「黒髪」設定は、「誰が誰だか分からなくなる」恐れがあったので没にしました。
トーン髪に、ストライプのネクタイに、トーンのズボン……他3人が黒髪なんで結果オーライだったのですけど、ベタが少ないキャラで正直不安でしたねー。白いカバンはお気に入り。この作品は“制服”があるので衣裳に制限があった分、小物のデザインに気合が入っていたのかも。何かモデルがあったような気もするけど、よく覚えていないや。
【裏設定】
顔が良くて、かなりモテて、勉強もそこそこで、処世術に長けている……というイヤになるほどの高スペックキャラではあるんですが、夢は「漫才師」というなかなかなロックな生き様という設定があります。でも、相方がいないという(笑)。そういう意味で、小学生の頃に一緒に悪ふざけをやってくれた弘務に期待をするのだけど―――というスピンオフ作品を考えて、考えたところで凍結中です。漫画でお笑いを描くなんて、オイラにはムリっす。
渡辺 理世(わたなべ りよ)




「笑ってんじゃね―――!」
15歳
西鷹高校1年・154cm
家族構成:父・母・姉(文世)
趣味:ペンシルパズル
特技:肉弾戦
【ライナーノーツ】
『サッカー日和』の世界観を使って『朝が来る』を描こうとした際、真っ先に「使いたいな」と思ったのがこのキャラでした。
ホントのことを言うと……現行の4人の物語は初期プロットでは6人で、『サッカー日和』キャラはもう1人参加する予定だったんですが。ページ数の都合で「こりゃ入りきらないわ」と、理世一人での参加になりました。『サッカー日和』では無機質なキャラのように描いたので、実はこんなことを考えているキャラだったんだって、自分自身で見てみたかったのです。
あとまぁ、「地に脚のついたキャラ」が一人いると、他のキャラで好き放題出来るというのもありますね。
キャラデザもそうだし、ポジションもそうだし、悪いことをしている他のキャラ達に「これって悪いんじゃ…」と言わせることが出来るし。
【初期設定画】



デザインはほぼ『サッカー日和』と一緒。
メガネの上フレームだけは「表情が見えにくい」という反省点だったので、今回は下フレームだけで描くことにしました。
あと、何気に小学生時代の私服が可愛いというのがポイント(笑)。
あの服は出番1コマじゃないと描く気にならないなぁ……
【裏設定】
『サッカー日和』での生徒会vs反・生徒会の構図というのは、実は出身中学による派閥争いが歴代続いていたという背景がありまして。誰と誰と誰は同じ中学―――みたいな設定が細かく決めてありまして。
そこから「コイツの中学時代を描いても面白いかもなぁ」なんて考えていたことが『朝が来る』に繋がりました。「別々の中学から一つの高校に進んだ」のと逆に、「一つの小学校から別々の高校に進んだ」ことを描くと面白いかもなぁと思ったのです。作者としては凄く楽しかった。『サッカー日和』『朝が来る』のキャラは、また他の機会に使いたいくらいです。
“アイツ”

享年:15歳か16歳
学校不明・身長不明
家族構成:不明
趣味:不明
特技:不明
【ライナーノーツ】
作品を読んでもらうとコチラの予想外の反応が来るのが毎回なんですが……
コイツに関しても、ことごとく「あーそう読まれるのか」と驚きの連続でして。色々と勉強になりました。
「この自殺しちゃった友達が―――」って言われるんですよ。
え?自殺したの?と僕は思うんですよ。作中では「自殺したかどうか」も「男か女かも」「本名も」明言したつもりはなくて、「自殺したんじゃないか」は豊と弘務がただ推測しているだけのつもりだったんですよ。そもそも、友達が死んで「自殺じゃねえか」と真っ先に思うのってそんなに“普通”ではないと僕は思っています。いや、僕は思うけどね。僕は自分が“普通”だとは思っていないので。
やっぱり“死”をある程度横に置いている人間の発想だと思うし。
豊と弘務のあの会話は「友達が自殺してしまった」ことを書きたかったというよりは、「あんなことを話してしまう彼らの危うさ」について書きたくて……それが思ったように伝わらなかったのは、死生観のズレというか、描写力とかページ数とか、色々と難しかったなと。「シナリオ的に悔いが残る」と言っていたのはその辺の理由だったりします。
ちなみに本名や性別を明言しなかったのは、「あとがき」にもチラッと書きましたけど、一人のキャラクターというよりは「これはひょっとしたら自分かも知れない」し「これはひょっとしたら自分の友達かも知れない」と思って欲しかったからです。なので、極力コイツに関しては描写しないようにしたのです。ページ数がなかったというのもあるけど。
最後に
この作品は「短いページ数で」「自分の色を出しながら」「それでいてレベルアップを目指す」作品ではあったので、ある程度のカタチになったという自信はありつつ。だからこそ“悔い”を言い出せばキリがない作品になりました。もちろんここで右往左往していたからこそ今の自分があるんで、ホップステップジャンプの「ホップ」の部分だったのだと思いたいのですけど。
彼らは生きている。
明日も明後日もその次も、朝が来たら起きて学校に行って授業を受けて帰る―――だから、またどこか別の機会で彼らを描くことになるかも知れませんし。その時は久々に会った友人のように、懐かしく、でもヨソヨソしく、描ければイイなぁと思っています。ではでは。
【ブログ用トップ絵】


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