※ この記事は2023年に旧ブログに書かれたものを幾つか手直しして2025年に移行した記事です
審査員の方々もそうですが、僕にも「笑いの好み」があって、その偏った「笑いの好み」に基づいて感想を書いていくのをご了承ください。
<Amazonプライムビデオで観る(アフィリエイトリンク)>
【ファーストラウンド】
1組目:モグライダー
「さそり座の女」の歌い出しについてのネタ。
みんなが知っている[要出展] 古典とも言える曲に対してのツッコミ、そのワンアイディアだけで押し切るのだけど、ツッコむところが毎回変わるので飽きさせずに最後まで笑わせられました。
ただ、個人的な好みを言うと、同じようなリズムで最後まで行ってしまうため、もうちょっとネタに変化をつける“味変”が欲しかったかなー。
2組目:ランジャタイ
最初こそ「あるあるネタ」なのかなと思いきや、全く共感のできないネタになって、全くワケの分からない「体の中にネコが入って操られる」という展開になっていくネタ。
むちゃくちゃハイテンションで押し切られるのだけど、個人的にはあまり好きなタイプの笑いではありませんでした。賛否両論あるのはしょうがないやつ。
3組目:ゆにばーす
たたみかけるボケの数と、心地良いしゃべりがムチャクチャ好きだし、最初のテンションの落差から笑わせてもらってワクワクしたのだけど……ネタが「男女の際どい話」なのが、ちょっと生々しくてイヤで、「そういう話は聞きたくなかった」って思ってしまいました。
この人達の漫才は聞きたいのだけど、「別のネタが良かったなー」という感想です。でも、割合的にはレアな「男女コンビ」を活かそうとするとこうなっちゃうのかな。
4組目:ハライチ(敗者復活)
ちょっとズレたことを言うボケと、それを修正しようとしてできないツッコミ―――というのは昔から一貫しているのだけど、それがハイテンションによる喧嘩漫才になっていて、それでいて御二人のキャラクターに沿っているのが悪くないと思いました。
ただ、「巨大ロボ」以降のボケが同じような種類のものだったので、そこにバリエーションがあったらもっと私好みだったかなぁ。
5組目:真空ジェシカ
むちゃくちゃ面白かったです。ファーストラウンドで一番笑いました。
しっかりとしたスタンダードな漫才で、イメージしやすい「一日市長」のネタなんだけど、前半と後半で展開が変わることで色んな笑いが詰まっているのがすごく好きでした。外したネタもなく、二進法のくだりも、タスキが伏線になっていたのも良かったです。その割には点数伸びなかったなー。
6組目:オズワルド
これもすごく面白かったです。
淡々としたテンションだけど、考えるとキモくて怖いことを言い続けるボケに、ヒゲとメガネのおかげで無表情に見えるツッコミが的確にツッコミを入れていく安心感が良かったです。最初は常識から少しズレたカンジだったのが、どんどんボケが過激になっていくサイコパス感と、それを引き立たたせるツッコミの上手さが見事でした。あっという間に時間が経ってしまって、もっと見たかったのにと思わせたまま終わってしまった。
7組目:ロングコートダディ
「生まれ変わったらワニになりたい」というファンタジーな設定のコントなのだけど、一つ一つのワードのチョイスが分かりやすくて奇をてらっていないカンジがとても面白かったです。
序盤はちょっとボケの数が少ないと感じたけど、2回目の生まれ変わりの天丼(肉うどんだけど)からは爆笑でした。後半にいくほど変化する笑いが良かったです。
8組目:錦鯉
前半は正直、静かなネタという印象だったんだけど……
合コン相手が20代ばっかりで、1人だけ50代が混じっているというジェネレーションギャップをたたみかけたところで急激に面白が加速していきました。前半と後半でテンポが変わるところが好きでした。
審査員の誰だったかが仰っていた「ツッコミとセットでなくても、ボケだけで面白い」というのはなるほど。個人的にはどうしても「ツッコミで気付かされる」タイプの笑いが好きなので、「真空ジェシカ」や「オズワルド」の方が面白いと思ったのだけど、この分かりやすいボケとキャラクターが愛されるのも分かると思いました。
9組目:インディアンス
とてつもないハイテンションキャラでたたみかけるボケの連発で、アンタッチャブル系のネタの最終進化というカンジで大好きです。このキャラクターと「怖い動画を撮るために館に向かう」というシチュエーションの組み合わせはズルイ。
ものすごいボケの数で、一つ一つの笑いが高速で流れていくのだけど、「アイツ東京に行っちまった」のように「そう言えばさっきそんなボケしてたな」を忘れた頃に使ってくるのも良かったです。
10組目:もも
対称的な2人の見た目を活かしたキャラクター性の強い漫才で、他の人達には出来ないネタなのが好きです。
次々と意外性のあるワードが出てきて、何が偏見なのか分からなくなってくる脳トレ感がありました。「妹を欲しがったらダメな見た目」とかとても失礼で差別的なのに、あのスピードでたたみかけられると「そうそう」とこっちも思っちゃってて気づいたら共犯者にさせられていました。
そこが彼らの特徴でもあるのだけど、ものすごいスピード感で頭がついていかないほどで、欲を言えば「落ち着いて笑うタイミングが欲しい」と思っちゃったかな……
個人的な「ファーストラウンド」の上位勢は、「真空ジェシカ」「オズワルド」「インディアンス」でした。7人審査員がいるのだから、自分の好み通りの結果にならないのはしょうがないですね。
【最終決戦】
1組目:インディアンス
ハイテンションなキャラクターは1本目と変わらないんだけど、さっきのホラーとの組み合わせが神がかり的な面白さだったので、それと比べると見劣りしてしまうところがありました。「芸人として売れてロケものに出る」というシチュエーションも自由度が高すぎてイメージしづらかったし、その割に笑いの構成が1本目と似ていたし。
2組目:錦鯉
最初の「こんばんは」が覚えられないが効いていて、「何をやっても学習しないキャラ」による天丼ネタで今回は攻めてきました。個人的には天丼を繰り返されると、「もうちょっと変化をつけてくれないかな」と思っちゃうんだけど、そういうキャラだからで押し切られちゃうのズルイ。
1本目よりも、「ボケ単体で面白い」ネタだけでなく「ツッコミで気付かされる」ネタも多くて、1本目よりも笑いました。特に、最後に「おじいさんを投げ捨てるな」が伏線として活かされていたのも良かったです。
3組目:オズワルド
いやー、これはこれで面白いと思ったんですけど、1本目のネタの方が「分かりやすく狂気に満ちたヤバイやつ」だったので、完成度としては見劣りしちゃったのかなぁ。前半と後半でボケがどんどんエスカレートしていくのも、その前半のワードがことごとく後半の伏線になっているところも笑いました。
個人的に笑ったのは、「オズワルド」>「錦鯉」>「インディアンス」の順だったんですけど……「オズワルドと「インディアンス」は1本目の完成度が高かった分2本目でパワーダウンを感じてしまったのに対して、「錦鯉」は2本目のネタの方が面白かったので優勝「錦鯉」は納得です。
正月から楽しい時間を過ごせました!
次回のM-1も今から楽しみです!!
コメント
コメントを投稿