※ この記事は2019年に旧ブログに書かれたものを幾つか手直しして2026年に移行した記事です

<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
他の配信の前座枠に使おうと1年10ヶ月ぶりに起動した『BanG Dream!』のゲーム版を、なんかそのまま再開してしまいました。
「俺がやっていない間に4コマ漫画とか出来たんだ」→「読んでいたらイベントストーリーが気になってきた、過去のヤツも読めるみたいだからそれだけ読み返そうかな」→「今のイベントストーリー読むためにはイベント走らなきゃ」→「イベント走るためにはメンバー揃えなきゃ」→「ガチャ回すか!(イマココ)」
そんなカンジで『BanG Dream!』について考えることが多くなったので、この機会に以前から『BanG Dream!』について思っていたことを語ろうかなと思います。
『BanG Dream!』(以下、分かりやすく『バンドリ』で統一します)とは2015年から始まったブシロードによるメディアミックスプロジェクトで、ガールズバンドを組んだ女子高生達を漫画、小説、アニメ、ゲーム、そして声優さん達によるライブによって描いています。
声優さんが実際にライブをするのは『アイマス』や『ラブライブ!』に通じるものがありますが、実際にこの2作品に影響を受けて始まった企画らしいですね(『ラブライブ!』のゲーム版『スクールアイドルフェスティバル』をブシロードが出していたことから始まったのだとか)。
2017年1月からテレビアニメ1期が放送開始されますが、色んな理由があってかこちらはあまり話題になりませんでした。当時「バンドリのライブは盛り上がるのだけど、アニメ関連の発表がある時だけ観客が静かになる」みたいなことを言われていて、ライブに行くようなファンですらアニメは微妙だと思っているのか、と驚いたものです。個人的には、終盤のストーリーはかなり好きだったんですけどね。
2017年3月からはスマートフォン向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が配信開始、アニメがPoppin'Partyという1つのバンドしかほぼ出なかったのに対してゲームは5つのバンドが主人公だったことや、Live2Dやカバー楽曲などゲームとしての完成度・話題性も高くて、一転して大人気コンテンツとなりました。当時このゲームをやっている人達からは「ゲームは超面白いけどアニメは存在すら知らなかった」と言われてまたまた驚いたものです。
はとこ(14)からもたらされた情報、「ガルパは基本女子がやるもの」「学校で人気なのはロゼリア、カップリングだとみさここ、モカ蘭が大人気」「女子同士の誕プレにバンドリのグッズやムック本が贈られる」などがあって、衝撃を受けてる。あとGod knowsとかについては「初めて聴いたたとのこと。
— ルディ寿司の親方 (@040707_0707) 2018年6月18日
実際、プロジェクトの仕掛け人とも言えるブシロードの木谷さんのインタビューを読むと年齢層の幅(10代、20代、30代、40代それぞれに受けるカバー楽曲を用意している)とか、男女両方から支持されるものといったことを意識されているように感じるんですね。
ブシロード 木谷高明が語る、『バンドリ!』プロジェクトの軌跡と未来 「何十年も続く作品にしたい」
<以下、引用>
木谷「今って、ほとんどのアプリゲームはガチャで絵を買ってるんですよね。だから(※ Argonavisという男性バンドも発表したけど)「男性が男のキャラの絵を買うの?」っていう問題にぶち当たるんですよ。
女性ユーザーの中には、男性以上にかわいい女の子が好きな方も多いため、同性キャラの絵も買う傾向があるんです。なのでかわいい女の子が登場するコンテンツを作るときは、変に男に媚びてる感じを出さなければ女子ファンは必ずできるし、弊社の作品も女性ファンがついているんですよ。それに、僕が男に媚びてる作品がちょっと。「空から女の子が降ってくるなんて、あるはずないだろ! 自分で努力して勝ち取れよ!」みたいな気持ちになっちゃうんです(笑)。」
</ここまで>
※ 改行や強調など、一部引用者が手を加えました
そして、ゲーム版の5つのバンドに加えて、6つ目のバンドも登場したテレビアニメ2期が2019年の1~3月に放送されていたワケですが。木谷さんの仰るこの辺りの意識はしっかり作品にも表れていて、アニメ1期→ ゲーム版→ アニメ2期と通じて「男性ファンに媚びない姿勢」というか「女性ファンを意識した姿勢」はずっと感じていました。
例えば、『バンドリ』にはおっぱいの話が出てこないんですよ。
同じように「女性キャラクターがステージに立ってライブをする作品」の代表例とも言える『アイドルマスター』や『ラブライブ!』シリーズでは、「自分の胸が小さいことを気にする女性キャラ」とか「他の女の子の胸を揉みたがる女性キャラ」とかが出てきます。しかし、『バンドリ』にはそういうキャラは出てきません。
もちろんキャラクターの設定上、おっぱいが大きいと思われるキャラ、小さいと思われるキャラはいるのですが……スリーサイズ的なものは公表されていませんし、おっぱいについてキャラクターが会話しているシーン自体が(私が記憶している限りでは)なかったと思われます。
『アイドルマスター』や『ラブライブ!』を批判しているように思われたら嫌なので一応言っておきますが、年頃の女性だけが集まればそういうコンプレックスを持ったりそういう会話をしたりの方が自然なんじゃないのかなと思います。『バンドリ』はそうした作品達に比べて、「性のにおい」をなるべく感じさせないように配慮していると思うんですね。


<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
設定上おっぱいの大きなキャラであっても、ガチャ等で入手できるイラストは必要以上にそれを強調したセクシャルなものではなく、あくまで自然に「かわいい」だったり「かっこいい」だったりなものにしてあるんですね(水着イベントとかだと流石におっぱいが目立つイラストになっちゃいますが)。

<画像はiOS版『八月のシンデレラナイン』より引用>
同時期(2017年6月~)にゲームが配信開始になった『八月のシンデレラナイン』のイラストと見比べると、差が一目瞭然だと思います。生配信中にガチャで引いた時の私の第一声が「おっぱいが……大きい!」でしたからね(笑)。
もちろんこちらはこちらで『バンドリ』とはちがうターゲット層を狙っているだけなので、別にそれが悪いワケではありませんが。『ハチナイ』は野球ゲームなんで、最初から男性ファンの比率が高いと思ってこういうキャラを配置しているのでしょうし。

<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
『バンドリ』のゲーム版をプレイしていて「あれ?」と思ったのはこのシーンです。
テレビアニメ1期で、おたえちゃんが“彼氏”を連れてくると言って「彼氏いるの!?」とみんなが驚くも、当日連れてきたのはうさぎだった―――というシーンだったと思うのですが。そのテレビアニメ1期のストーリーを追体験できる第0章(2018年4月から実装されたらしい)では、“友達”に表現が変わっていたんですね。
高校生にとっての“彼氏”にはセクシャルなニュアンスも含まれますし、「胸が小さいことをコンプレックスに持つ」以上に「彼氏がいないことをコンプレックスに持つ」女性は中高生くらいなら特に多いでしょうから、そうしたものを排除したかったのかなぁと思いました。
ということで、「性のにおい」をなるべく排除した世界――――
確かにおっぱいはそこにあるのに、おっぱいについて誰も言及しない世界……それはつまり「おっぱいのない世界」と呼んでいいのではなかろうか!『バンドリ』成功の要因は、「おっぱいのない世界」を作ったことなんだよっ!!!!
とまぁ、面白おかしく読んでもらおうと、工夫を凝らして分かりやすく書いてみましたが……ぶっちゃけた話、男性の私にとっても「性のにおい」が強い作品って正直キッツイなーと思うことはあるんですね。それこそ木谷さん自身が「男に媚びてる作品がちょっと」と仰っていたみたいに、男がみんな「エロ」が好きなワケではないんですね。
私、ブログや実況を観てもらっている人からすれば「エロが大好き!」みたいなイメージかも知れませんが、365日24時間エロイことばかり考えているワケではなくて、「エロイ気分になる時間」と「エロイ気分にならない時間」はきっちり分けたくて、アニメやゲームの時間は「エロイ気分にならない時間」でいて欲しいんですね。
だから、「性のにおい」がしないことが「女子中学生に『バンドリ』が受けた要因」みたいに書きましたけど、私自身が『バンドリ』を好きな要因でもあるんです。
例えば『ゆるキャン△』とかだって、お風呂に入るシーンはありますし、おっぱいの大きいキャラ・小さいキャラがいますが、キャラクター達はおっぱいの大きさがどーのこーのみたいな話はしませんよね。あの作品もまた「おっぱいのない世界」と言っても過言ではないし、「おっぱいのない世界」が昨今のトレンドと言ってイイのかも知れない!(※1)
(※1:だから、『ゆるキャン△』を「こんなのはポルノだ!規制すべきだ」とか言い出した人が出てきたとき、ビックリしたんですよねぇ。「しずかちゃんがお風呂に入るシーンすら規制するのか」みたいな話が10年前には冗談で言われていたのだけど、今は本気で言っている人がいるという……)
--4月17日追記--

<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
なんて記事を書いた翌日、水着イベントのイベントストーリーを読んでいたら思いっきりおっぱいの話が出てきていました(笑)。
設定上おっぱいの大きなキャラであっても、ガチャ等で入手できるイラストは必要以上にそれを強調したセクシャルなものではなく、あくまで自然に「かわいい」だったり「かっこいい」だったりなものにしてあるんですね(水着イベントとかだと流石におっぱいが目立つイラストになっちゃいますが)。

<画像はiOS版『八月のシンデレラナイン』より引用>
同時期(2017年6月~)にゲームが配信開始になった『八月のシンデレラナイン』のイラストと見比べると、差が一目瞭然だと思います。生配信中にガチャで引いた時の私の第一声が「おっぱいが……大きい!」でしたからね(笑)。
もちろんこちらはこちらで『バンドリ』とはちがうターゲット層を狙っているだけなので、別にそれが悪いワケではありませんが。『ハチナイ』は野球ゲームなんで、最初から男性ファンの比率が高いと思ってこういうキャラを配置しているのでしょうし。

<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
『バンドリ』のゲーム版をプレイしていて「あれ?」と思ったのはこのシーンです。
テレビアニメ1期で、おたえちゃんが“彼氏”を連れてくると言って「彼氏いるの!?」とみんなが驚くも、当日連れてきたのはうさぎだった―――というシーンだったと思うのですが。そのテレビアニメ1期のストーリーを追体験できる第0章(2018年4月から実装されたらしい)では、“友達”に表現が変わっていたんですね。
高校生にとっての“彼氏”にはセクシャルなニュアンスも含まれますし、「胸が小さいことをコンプレックスに持つ」以上に「彼氏がいないことをコンプレックスに持つ」女性は中高生くらいなら特に多いでしょうから、そうしたものを排除したかったのかなぁと思いました。
ということで、「性のにおい」をなるべく排除した世界――――
確かにおっぱいはそこにあるのに、おっぱいについて誰も言及しない世界……それはつまり「おっぱいのない世界」と呼んでいいのではなかろうか!『バンドリ』成功の要因は、「おっぱいのない世界」を作ったことなんだよっ!!!!
とまぁ、面白おかしく読んでもらおうと、工夫を凝らして分かりやすく書いてみましたが……ぶっちゃけた話、男性の私にとっても「性のにおい」が強い作品って正直キッツイなーと思うことはあるんですね。それこそ木谷さん自身が「男に媚びてる作品がちょっと」と仰っていたみたいに、男がみんな「エロ」が好きなワケではないんですね。
私、ブログや実況を観てもらっている人からすれば「エロが大好き!」みたいなイメージかも知れませんが、365日24時間エロイことばかり考えているワケではなくて、「エロイ気分になる時間」と「エロイ気分にならない時間」はきっちり分けたくて、アニメやゲームの時間は「エロイ気分にならない時間」でいて欲しいんですね。
だから、「性のにおい」がしないことが「女子中学生に『バンドリ』が受けた要因」みたいに書きましたけど、私自身が『バンドリ』を好きな要因でもあるんです。
例えば『ゆるキャン△』とかだって、お風呂に入るシーンはありますし、おっぱいの大きいキャラ・小さいキャラがいますが、キャラクター達はおっぱいの大きさがどーのこーのみたいな話はしませんよね。あの作品もまた「おっぱいのない世界」と言っても過言ではないし、「おっぱいのない世界」が昨今のトレンドと言ってイイのかも知れない!(※1)
(※1:だから、『ゆるキャン△』を「こんなのはポルノだ!規制すべきだ」とか言い出した人が出てきたとき、ビックリしたんですよねぇ。「しずかちゃんがお風呂に入るシーンすら規制するのか」みたいな話が10年前には冗談で言われていたのだけど、今は本気で言っている人がいるという……)
--4月17日追記--

<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>
なんて記事を書いた翌日、水着イベントのイベントストーリーを読んでいたら思いっきりおっぱいの話が出てきていました(笑)。
でもまぁ、「おっぱいが大きい!」ではなく「スタイルが良い」という表現だったところがこの作品のギリギリのラインなのかなと思いました。「スタイルが良い」かどうかだったら、この作品の女性キャラは全員スタイルが良いと思いますけどね!
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